京都旅行2008-ケイちゃんとの巻・その2
手彫りの匙屋さん『辰義堂』さんでしばし足を止め、赤いハンチングのかわいらしいおじさん(きっと、いや多分、辰義さんなのだと思う・・・)と話し込みます。

こちらのお匙、あんまり上手過ぎない素朴な作りで、とても感じがよろしい。ちょっと『天然生活』風かな?笑

写真奥のしゃもじにも使えそうな盛匙は杏の木。
手前のスープをかき混ぜるのに便利そうな、長~い柄の匙は桜の木。
この桜の木はおじさんの自慢のお品のようでした。切った桜の木を長く放置しておくと、外側が腐って、中の芯だけが残るのだそう。その芯はとても硬く丈夫で、木工をするのには適しているのだとか・・・。
基本的には無着色ですが、色の薄い木は、紅茶で染めているとのお話でした。
値切ってごめんなさい・・・。
そのままで十分使えるとのことでしたが、以前会津の木地屋さんに伺った時に、生木のままで使うよりも、使う前に食用のオリーブオイルかエゴマオイルを塗って乾かす作業を2回くらいした方が木のためによいとのことでしたので、ただいまエゴマオイルを塗って乾燥中です。
キモノ関係のものはなかなかピンと来るものと出会いがなかったのですが、最後の最後で、よい出会いが!それがコレ。

飛び魚の夏帯。
お魚柄も金魚や鮎はよく目にしますが、飛魚とはなかなか珍しい。
写真ではよく見えませんが、波のところどころに銀糸、飛魚の目には金糸が入っています。

前はこんな感じで裏表使えそう。

若干使用感があるので値段も控えめ。
「18きっぷでさっき京都に着いた」とお店の方に話したら「体壊しますよ~」と笑われながら、値引きして頂いて、交渉成立!
やはりこの年で青春18きっぷでの夜行京都入りは、あわれを誘うのだろうか?と思っていたら、最後に「夏にも来てねー」(次回青春18きっぷの発売を指す)のひとこと。苦笑

残念ながらこちらのお店は名前をうかがうのを忘れてしまいましたが、アンティークのキモノには自信をお持ちのようで、なかなか楽しいお店でした。東京や岐阜にいらっしゃるお友達のキモノのお店なども教えて頂きました。ありがとうございます。

さてさて、そろそろケイちゃんとの約束の時間です。
携帯を見ると、着信とメールが・・・。
「携帯の電池が切れる!」とのメール。
公衆電話から、京都駅に戻っているとの知らせ。
あらら・・ケイちゃん、東福寺を出る時に連絡してと言っておいたのに・・・携帯の電池切れちゃったのね・・・涙。

慌てて、弘法市を出ようとしたら、袋小路に入って、出れなくなり、ひとり迷子になりながら、ようやく京都駅へ到着。
う~ん、かなり予定がずれ込んで来ちゃったなぁ・・・まぁ、旅行なんてそんなものかも。
最終目標の『船岡温泉』は北区紫野にあるので、出来るだけにじり寄っておきたいところです。
お腹もすいたので、龍安寺内の『西源院』の湯豆腐を目指してタクシーに。
タクシーの中でケイちゃん「ひよささん、歩けるって言うから、東寺から東福寺まで歩いたら、すごく遠かった・・・。」
う~ん、確かに「その気になったら歩ける」って言ったかもなぁ・・・ははは。でも電車やタクシーも進めたんだけどなぁ・・・苦笑。
「でも、結構・・・じゃなくて、すごくよかった!」それなら、よかったよかった。

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コメント
5824さま
ご無沙汰しておりますが、お元気ですか?
奥様にもよろしくお伝え下さいませ。
・・・というか、お父さん!急に現れたらびっくりするでしょう!!
仕方がないなぁ・・・もう・・・苦笑
東福寺!
ひよささん、東福寺は行かなかったんですね?
実は、東福寺は僕のお婆ちゃんのトコの近所なので
子供の頃は境内でザリガニ釣りをしたりして遊んだ
「京都の庭」的なトコなんです(^^)
後は、伏見稲荷がお気に入りです、次は是非立ち寄ってください。
今度の休みには伏見稲荷に行く予定!
なんたってウチの田舎!年に何度かは行きますョ
若旦那さま
数年前に伺いましたが、とてもきれいなお寺ですよね。
しかし・・・東福寺がお庭とは!なんとも贅沢ですなぁ~。
今でもザリガニはいるのでしょうか?お子さん達も同じ経験が出来るといいですね。
ブログ復活も楽しみにしています。
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気に入ったのが何よりだね。ははは