キモノは別腹

コンビのイラストレーター『スタジオクゥ』の イラスト付きキモノよもやま                                        

京都旅行2008-京都への道1

1968年発行ドイツ切手

そもそもの事の始まりは、友人ケイちゃんのこの一言だった。
「ひよささん、京都に行こう!」
「京都!?」京都に反応しない人間はいない・・・。

続いてケイちゃん「日帰りで!」
即答「ヤダ・・・」

ありえない、京都に日帰りなんて・・・さすがケイちゃん、ロクなことは言わない。
ケイちゃんとは、節分の時に『ごもっとも』の話をしてくれた岐阜県関市に田舎を持つ年下の友人だ。

問題外とは思ったものの、まぁ一応
私:「新幹線で?」
ケイちゃん:「ううん、鈍行で!」

・・・ほら来た、やっぱり。

生八橋仮面

私:「絶対、ヤダ。」
ケイちゃん:「あれ~?ひよささん京都好きじゃないの?」

そういう問題じゃない!
ありえない・・・鈍行で日帰りって・・・行って帰るだけかい?鉄道オタクならいざ知らず、何が悲しくてそんな修行じみたことを・・・。
いやいや、ケイちゃんは結構この手の修行っぽいことが好きだ。これまでにも何度か妙な遊びに付き合わされたことがある。というか、ケイちゃんといると、そういうノリに陥りがちで危険なのだ。

ケイちゃん:「そんなことないよ。多分5時間くらいは遊べるよ。しかも、片道ほとんどタダだよ!」

ん?ちょっと待て。タダとは何ぞや?
少し話を聞いてみるか・・・

ここのところケイちゃん、青春18きっぷの発売を心待ちにしている。
ご存知青春18きっぷとは、春と夏と秋に発売される、JRの普通列車・快速列車が一日乗り放題となる、期間限定の特別企画乗車券(トクトクきっぷ)である。

で、それを使っては、関市の実家に帰省したりと、一日の使用で十分に元が取れる程の移動を楽しんでいるらしいのだ。今回も18きっぷを手に入れて、2度の長旅を企画しているらしい。

青春18

ところが、この切符5枚綴りなのだ。
その昔は、私もバラバラにして友人と分けあって使ったものだが、今は同行する人との間でしか分けられなくなっているらしい。

つまり、ケイちゃんのように、せっかくだから出来るだけ長い距離を乗って、お得感を味わいたい人間にとっては、最後の1枚をどう使うかが大きな課題となるのだ。
1枚の切符で1日乗り放題なのだから、かなりの遠方まで足をのばすことが出来る。往復で2枚の切符を使っての泊まりの旅行も可能だ。この旅行を2回して、切符は残り1枚。使わないでも元は取れるが、使った方がより満足度は高い。

この最後の切符で日帰り旅行をするか、泊まりの旅行の片道のどちらかに、誰かを同行するか・・・どうもその誰かに選ばれたらしい・・・。

ケイちゃんの思惑としては、
東京発23時10分の大垣行に乗って小田原で日付変更となるので、ここから切符を使用して京都まで行く。(青春18きっぷの王道です)
京都到着は一夜明けた午前8時半頃。到着後、湯豆腐でも食べてまた電車に乗って、コトコト折り返す。
ケイちゃんの目的地は関市の実家なので、名古屋で別れて、同行者(私らしい)は切符を失い、ひとり名古屋から新幹線で東京へ戻るという行程になっているらしい。

「京都なのに日帰り」「せっかく行ったのに日帰り」この骨折り損な感じが、ばかばかしい遊びをこよなく愛するケイちゃんを魅了しているようだ。

確かに、これなら交通費はぐっと安く押さえられる。
でもなー・・・滞在時間5時間の京都なんて・・・価値がない。
京都に行ったら、あれも見たいし、あれも食べたいし、あそこにも行きたいし・・・と欲望渦巻く私にとって、5時間の京都なんて、砂漠に如雨露で水をまくようなものだ。

砂漠に水

ありえない・・・。

数日後、
ケイちゃん:「ひよささん!京都ね、9時間くらいは滞在出来そうだよ!」
ケイちゃん、電車の時刻表を丹念に見たらしい。
私:「ん?9時間?」しまった・・・少し心が動いてしまう。

私:「・・・で、いつ頃の話?」
ケイちゃん:「20日の夜に出て、21日の朝から京都だよ」

ん?おいおい、今なんと言った。21日の朝、京都だって?
21日と言えば、東寺の弘法市の日じゃないか・・・東寺は京都駅からも近い。9時間か・・・弘法市と湯豆腐だけでも交通費が押さえられるのであれば行く価値があるかも・・・。

私:「ちょっと、いいような気がして来た・・・」

帰宅後
私:「うにさー。私京都に日帰りで行くことになるかも・・・」
うにさ:「は~?」

かくかくしかじかと成り行きを説明したところ、
うにさ:「いいじゃん、行ってみたら?しんどそうだけど・・・京都か・・・いいなぁ・・・」

その時、大きな閃きが!

私:「うにさ、後追いで新幹線でおいでよ!で2泊くらいしたら楽しいよ!」
うにさ:「え・・・?都合つくかな・・・。行こっかな・・・」

やっほ~!風向きが変わった。苦行の日帰り旅行から、一転してお値打ちの京都旅行へ!

お得な京都旅行


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コメント

あはははは~!!
私の友達にも独身のとき18きっぷ専門がおりました。
う~ん、若いっていいな!
最後に何で踊ってるんだか...あははだけど
一緒に腕組み、回りたくなりましたワ。

ぶにさま

それがそれが、乗ってみて解ったのですが、以外にも年の多い方や、若い女性のひとり旅も多かったのですよ。
まだまだ使えるってことですかね・・・苦笑

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第一話『牛は牛連れ 馬は馬連れ』と刊行を記念して描き下ろした本編には収録されていない出版記念番外編がwebでお読み頂けます。 http://matogrosso.jp/

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Author:ひよさ
コンビのイラストレーター『スタジオクゥ』のひよさです。
相棒のうにさの心配をよそに、日々、着物に蝕ばまれた生活を送っています。
どんなに疲れている時も、どんなに怒っている時も
キモノは別腹!
うにさのイラストも見所!「がんばって描いてね~」 byひよさ

召しませキモノ

スタジオクゥ初のコミックエッセイ

オールカラーの全編描き下ろし。 2014年8月に台湾の智富出版より繁体字中文翻訳版も発売されました!! 『和服女孩 日本微旅行

About STUDIO Kuu(中文)

HIYOSA與UNISA是插畫家搭檔。 HIYOSA是個和服狂熱者,正實踐著「和服生活」,將和服融入日常。 UNISA雖然無法憑一己之力穿和服,但她繼承了許多家人的和服,是一個對和服頗有好感的和服新手。 HIYOSA與UNISA從2007年開始經營和服部落格「買和服是另一個錢包」,大受歡迎,因此融合漫畫與散文,創作了《和服女孩 日本微旅行》。 兩人不只是工作夥伴,在生活中,也是日本少見的合租室友。 她倆從2013年的冬天開始,在網路藝文誌MATOGROSSO連載的漫畫「一人的兩人生活」,將於2014年冬天由日本出版社EAST PRESS出版成書。

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