桜の頃のお茶会2

1742年(寛保2年)に尾張国の天台宗寺院明眼院の書院として建てられたものを移築した建物です。
以前は本物の応挙の障壁画があったそうですが、現在は保護のため複製品。
複製品とはいえ、お床に描かれた絵はすばらしく(日本の印刷技術はスゴイです!!)、茶席のしつらえには掛け軸を用いない趣向を取られておりました。
お華も、お床の絵を生かすように、大きな朱塗りの酒杯に水を張り、数枚の桜の花弁を散らしただけ。

とても遊び心のあるお席で、お手前で使われる茶巾も桜色に染められており、この日のために誂えられたお茶碗やお菓子に至るまで、ご亭主のおもてなしの心が隅々に溢れる楽しいお席でございました。
ご亭主曰く「ちょっと特殊な盆点前・・・」とのことでしたが、盆点前自体を初めて拝見した私には、大変興味深く、自宅でお茶を点てる際のヒントを見つけたような気がいたしました。

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