2010年 恒例の新年会へ・・・5
実は、今年は私もうにさ同様、時間を掛けて手入れをしたものを召しました。

私のは譲り受けたものではなく、色焼けがあるためにお手頃な値段で売りに出ていた古着です。
一目見て、このザッバ~ンとした船に恋してしまったのです。

色焼けがあったのは上半身の黒の部分。

柄の無い場所ですし、黒いはずのものが黒くないのは、実際の焼けの程度以上に汚なく見えるものです。(ブログを始める前のことなので、残念ながら、購入時のお写真はありませんが・・・。)
しかし、裾、袖共に帆船の柄部分には傷みもなく、見れば見る程に、実に惜しいおキモノ。
このまま、どなたかの手でお細工ものになる運命を辿るかと思うと忍びなく、腹を決めてお持ち帰りしたのでありました。
とはいえ、再生させるまでに、かれこれ4年程掛けましたかね・・・。
1つコマを進めては、時間を置いて、またひとつ進めて・・・気の長~いお話。苦笑
焼けのあった黒地の部分は、掛け色をしてすっかり綺麗になり、野田さんの配慮で、裾模様が生きるようにと、裾には綿を葺いて頂き、お気に入りの一枚となりました。(よかった、よかった♪)
ところで、昨年のこと、これとほぼ同じ柄と思われるのキモノに、とある古着屋さんで遭遇いたしました。

今頃、どこかで誰かが袖を通していらっしゃるのかしら?笑
ちなみに、コチラの銘仙やコチラの羽織(元はキモノ)も、近年同じものと遭遇。
銘仙の方は、八掛の色や質まで同じでしたから、昔の既製品みたいなものかもしれないなぁ・・・と思っております。
思っている以上に、古着であっても同じ柄のものってあるのですよね。
長生きさんのキモノ同士が話すことが出来たなら、お互いの人生を語り合うことが出来て楽しかろうと思います。
あの帯との道行きは楽しかったとか、あの半衿は小生意気だったとか・・・。

願わくは、自分と係ったキモノ達には、ひよさと一緒の時間が一等愉快だったと言われたいものです。笑
キモノ孝行しなくては!!(孝行すべき相手は他にいるとは思いますが・・・。苦笑)

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コメント
ウンウン((^-^))
やっぴーさま
黒い留袖が着たいな~っとずっと思っていたのですが、嫁に行っておりませんのでいささか着辛く(苦笑)、留袖風な黒の訪問着は、願ってもない戦利品でした。
うーむ、でも、まかり間違って気に入った留袖が手に入ったりなぞしたら、・・・アンティークのなら着ちゃうかも・・・。笑
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分かります×2。
今はない色柄に惹かれますよね~(^-^)b