2010年 恒例の新年会へ・・・2

だって・・・

フナムシに似てるでしょう。苦笑
うにさが、フンフンと喜ぶのも無理はありません。
なんとなんと、うにさの曾祖母様おたいさんのおキモノなのです。
ハイ!うにさのお母さんのともこさんのお母さんのみささんのお母さんのおたいさんのおキモノののののの・・・、四世代を跨いだ強者の大島紬でございます。
我家にこのおキモノがやって来たのは数年前のこと、軽い上に、着倒してクタクタになった肌触りが気に入って「これなら着たい!」とうにさが東京に持ち帰って参りました。
残念ながら、古いもの故、裏が随分汚れておりました上に、小穴もいくつかございました。
これは・・・このままの状態で着てダメにするより、補修をして大事に着た方がよいのでは?
とはいえ、洗張り、シミ抜き、カケツギをし、八掛や胴裏を新品にして仕立てるとなると、なかなかにエネルギーが必要です。
一度に進めるのは、正直しんどい。
何より懐具合が心配です。(大事なことです。)
その上、うにさは極たまにしかキモノを着用しませんので、いつ着るとも判らないものの世話をするのは腰も重い。
まぁ、当然のことですね。

・・・で、どうなるかと申しますと、私がタイミングを計りながら、ボチボチやるわけです。苦笑
他にも手入れをしたいおキモノやら帯やら羽織やら、まとめてお預かりしており、時間を掛けて少しづつ、洗い張りに出したり、仕立てに出したり。
費用の掛かることなので、見積りが出た段階でうにさやともこさんに相談しつつ、ゆっくりと再生させております。
ま、さしずめうにさの専属キモノ番ですな。
過去の記事に登場した絹紅梅・黄色と紫の大きな市松・ねじり梅の羽織なども、そんなふうにお手入れを進めたものたちです。
年に1枚か2枚というスローペースではありますが、どうしようか、こうしようかと考える時間は楽しく、そして、なによりも美しく蘇ったものを手にした時には、達成感で心が満たされます。
私もうにさも、いつもドタバタしておりますが、キモノと付き合う時間はゆったりと流れるのでありました。

嬉しいからといって、あまり暴れすぎは禁物ですよ。笑

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コメント
しゃこ みたいでもある
あっくまさま
「フナムシ」って言うの、ちょっと抵抗あるので、これからはシャコにしようかなー。
(言い出したのは私だけど、相方が連呼するので定着してしまった笑)
祖母も曾祖母も気に入っていたのかして、本当にクタクタしていていい感じになってます。
曾祖母って何年生まれなのかなー。
今度母・トモコに確認しておかなくては・・・・・・。
私が子どもの頃にはもうすっかりオバアサンでしたが、意外に若かったのね、と後に思った記憶があり。
聞いたけれども忘れちまってるんでした。
今度、母・トモコの証言ビデオを撮影しようっと。
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同じ感じですね。模様も着たおされ具合も。
優しく、かるーくなってます。
うにささんの曾祖母様と、うちの祖母同世代でしょうかね。
内の大島の模様は、蓑虫ぐらいか。