暮れの京都をウロウロと・・・6
しかし、ただ呆然としていても仕方がないので、訪ねた以上は、空いているお店で摘み喰いなどいたします。
建前としては、最終日の買出しのための下調べですが、本当はひもじかったからに違いありません。涙
お漬物や昆布をモグモグと摘みながら、さてさて、これからどうする??
ここで食事に入ってしまうと、この日の予定が大幅に崩れる可能性もあり、ここは思い切って空腹のまま次の目的地に移動することに。
向かった先は、一乗寺『恵文社』さん。
英国のガーディアン紙による世界の書店番付『The world's 10 best bookshops』に選ばれたこともある有名なお店ですね。

外観も、まるでヨーロッパの書店のよう♪
あまりにも楽しい本屋さんなので、時間が無い時には行けないのが、恵文社さんのよく無いところ。(チョイ見なんて、絶対出来ません!!)
京都宿泊の期に行かずして、なんとしよう!!

折りしも、関美穂子さんと梢夏子さんの『襖とスカート』展の最中。

目を光らせねばならぬもの満載の中で、うにさとふたり、目を白黒させながら空腹そっちのけで、恵文社さんを堪能したのでありました。

こちらは、うにさが求めた関美穂子さんのカフェーマッチ。

表も

裏も

とってもかわいい

そして、私はうにさにクリスマスプレゼントを貰ってしまいました♪

一見して金属に釉薬が施してあるのかと思われる程に薄い器ですが、原田譲(はらだゆずる)さんという作家さんの陶器です。

これ、夏の薄茶碗になりそう・・・。
早速試してみます。(真冬ですが・・・。)

う~ん、お薄を点てるには、ちょっと安定感が足りないかな??
しかし、薄くて口当たりは非常によろしい♪
もちろん本もそれぞれに買いましたが、未だ読めていないのでここは秘密といたしましょう。
代わりに、以前、恵文社さんで求めたお気に入りの1冊をご紹介。

トーン・テレヘン著 『だれも死なない』。
翻訳:長山さき イラスト:金子 國義
オランダの児童書ですが、金子國義さんの挿絵は味わい深く、お話は決して甘口ではありません。大人のための童話と言っても差し支えない本です。
そして、いいタイトルでしょう♪
谷川俊太郎さんがつけられたのだそうですよ。
リスとアリの問答に、何度読んでも心が締め付けられそうになる一冊なのでした。

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コメント
マッチ詰め合わせ
おおぅ、「大人買いの唄」ですね (^_-)-☆
ワタシもやってみたいわぁ♪
一日居ても飽きなさそう・・・
やはり、京都に近い人間の私より、ひよささんたちのほうが京都をよくご存じですね(笑)
あちらの棚からこちらの棚まで
「どれも素敵ねえ!決められないからあちらの棚からこちらまで頂くわ♪」
おお、うにささん、とても素敵な発言ですけど、購入資金はともかくも、この発言には
スペースが一番重要なのですわ。
しかも、首都圏では場所に支払う金額が一番高いことになりがちとか・・・。
なに、恵文社さんをうにささん・ひよささんの本棚と思えばよいのです。
ご縁が合ったものなら、お二人とも目が合った瞬間連れ帰らずにいられますまい。
あっくまさま
そうそう、岩波文庫っぽくて、レトロ可愛いのです。
大きさは、岩波の文庫とワイド版の中間って感じなんですけど。
背表紙にも「カフェ 他7題 関美穂子」と入ってて気がきいてます。
箱物好きにはたまらんですよ、まったく!
やっぴーさま
私の頭の中でもだいたいそんな感じだったので、さすが相方!と思いました(笑)
大人なのに大人気ない買い方をしそうになったら、この歌を口ずさんで思いとどまりましょう。
それでこそ真の大人!
tanukiさま
冗談はさておき、やはり観光客の方がじっくりとガイドブックを読むものですよね。
観光客としては、「京都のことを考えている時間も旅行のうち!」な訳です。
まことにセコい思考ですが、小さい幸せっていうかなんというか。
これからも京都本で勉強しときますので、うちのブログで地元観光情報をお楽しみください(笑)
ひよっこさま
大人気ない買い方をすると、大人な悩みで自爆するんですよね・・・・・現実はいつも大人にキビシイ。
実際、今回買った本は、本棚にスペースを見つけられずに枕元に積みあがっておりますよ。
そんな時は、現実に目をつぶって歌ってごまかす。
オトナ資格試験3級って感じですねえ(笑)
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