2010年初釜のお話5
1席目は私のお役があるお席です。
水屋に入り、襖越しに中の様子を窺いながら、お菓子を運んだり、蔭点てのお茶を点てるタイミングを計ります。

薄暗い水屋の中で、声を潜ませながらのやりとりは、裏方ならではの楽しみ♪
いざとなると、細かいところで不安な点がポロポロと出て来るのですが、そこはゆみっちさんに頼って一発回答。頼りになるワ~。
いささか安心し過ぎて、あっちゃ~!!タイミングが外れてしまいました。
急げ~とばかりにお茶を点てます。
ひゃ~、忙しい!!
二椀目は焦り過ぎて、ちょっと泡の肌理の出来が悪かったような・・・。涙
それでも、お運びで転倒することもなく、無事終了。

ほんの短い時間のことでしたが、冷汗が出ましたワ。
とはいえ、素敵な緊張感♪
お運びも終わり一息ついて、廊下から写真を1枚。

足袋ズ。笑
2席目にはお客で入り、お役目が終わったこともあり、ゆったりとお薄を楽しみました。

お薄席のお軸は『萬歳千秋楽』(ばんせいせんしゅうらく)。

確かかどうかは解りませんが、謡曲・高砂の
『千秋楽は民を撫で、萬歳楽には命を延ぶ、相生の松風、颯々の聲ぞ楽しむ、颯々の聲ぞ楽しむ』が出典かと。(?)

宝尽くしの水差しもかわいらしく、初釜らしいお道具のしつらえに目を奪われながら、恙無く初釜は終わりを迎えたのでした。

最後に全員で写真を撮って(後にもズラリとおります。)、今年もよい年になりますように。

お茶室に射す陽も、夕刻の模様。

お土産に頂いた初釜のお下がりのお花は、瓢箪の花入れに入れて、自宅でも楽しませて頂きました。


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コメント
mkさま
お褒めに預かり光栄です。
私の銀座結びは本を見て覚えたものなので、その本をお知らせしたいところなのですが・・・ごめんなさい!!図書館で借りた本でして、どの本か解らなくなってしまいました。
手元にある『帯結び100選 笹島式決め技の極意』世界文化社を開いてみたところ、手順は同じように思いましたので、お知らせしておきますね。
http://www.amazon.co.jp/%E5%B8%AF%E7%B5%90%E3%81%B3100%E9%81%B8%E2%80%95%E7%AC%B9%E5%B3%B6%E5%BC%8F%E6%B1%BA%E3%82%81%E6%8A%80%E3%81%AE%E6%A5%B5%E6%84%8F-%E5%AE%B6%E5%BA%AD%E7%94%BB%E5%A0%B1%E7%89%B9%E9%81%B8/dp/4418011447
ちなみに、私の場合は帯は前で結んで後に回すのが常です。
祖母に最初にお太鼓を習った時に「難しいなら前で結んで回せばいい・・・」と言われて、そのまんまになっているので、その後覚えたものも、全部前で結んでしまいます。苦笑
うしろで結ぶよりは、鏡を見ながら形が作れるので、簡単かもしれませんよ。
ひよささま
どちらがきれいに仕上がるんだろう・・・と悩んでいたのですが,
迷いなく私も前式で練習してみようと思います!
さっそくその本、参考にいたします!
ありがとうございました。
これからもがんばってくださいねーー
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ひよささんのきもの姿、うにささんのイラスト、いつもとっても楽しく拝見しています!
過去の記事も読ませていただきましたが、ひよささんの銀座結びは、どのような方法で結ばれているのでしょう・・・
結び方をいろいろ検索しましたが、結び上がりの写真をみると、ひよささんの写真が一番キレイ!です。
参考になるHPとかありましたら、ぜひ教えていただけると嬉しいです。