ふみゑさんのお話15

ふみゑさんが着ていた姿も思い出せぬままに仕立て直したのですが、着付けて鏡の前に立ってみると、ふつふつと記憶が蘇ります。

あぁ・・・、確かにおばあちゃんが着ていた。
同じように、母や従姉妹も「思い出してきた。」と言います。不思議なものですね。
キモノが地味目なので帯を少しかわいらしいものに。

黄色地にピンクの橘。
こいうい機会に使いたいのは、六瓢(無病)の帯留。

ふみゑさんの白寿の祝いに、ふみゑさんの着姿を蘇らせ、感慨に耽る私。

そんな私を横に、当のふみゑさんはといいますと・・・
「そ~やー?覚えとらんよー。」とニコニコ。
ま、100歳も近くなればそんなところかもしれませぬ。苦笑

おばあちゃんが着ている姿を思い出せただけでも、仕立て直した甲斐があったいうものです。
そして、私がキモノを着た時のふみゑさんの口癖は、今も昔も変わらず
「日本髪に結うたらええのに・・・」。
ふみゑさんの中では、キモノには日本髪が一番似合うという思いがあるようです。
一度くらいは試してみたいものですが、似合うかどうかが不安ですワ・・・。
日本髪にも種類がありますから、私に似合う髪型をピシャリと選んで下さる髪結いさんに出会えるかどうか?それが成功への鍵となるやもしれませぬ。
どなたか、よい髪結いさんをご存知ないでしょうか?
さて、長くなって参りましたので、我が最愛の人ふみゑさんについてのお話はこれにて一旦終了と致しましょう。(エピソード多く、永遠に続きそうな気配なので・・・苦笑)
ちゃんと今年の100歳のお誕生日には、お側に馳せ参じておりました。笑

普段は離れて暮らしておりますが、ふみゑさんの横が私の指定席ですからね。
最後に再び、

やっぱり美人でしょう♪

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コメント
日本髪
自分の着ていた着物を孫がよろこんで着てくれる、おばあ様の
うれしそうな姿が浮かぶようで、私まで幸せな気持ちになりました。
ふみゑさんがいつまでもお元気でいらっしゃいますように!
目指せ、ギネス記録!
ところで先日酉年生まれのトリさん(本名)にお会いする機会がありました。
ふみゑさんと同い年の方です。うにささんのイラストでどんな時代を生きていらっしゃったかがよく分かりました。
美容室 エメラルド
「美容室 エメラルド」
京都市東山区にある美容室なのですが
みなさんすてきに髪を結っていらっしゃいます。
検索すればすくヒットしますので、ぜひご検討ください。
ひよささんの髪を結った所見てみたいです!
管理人のみ閲覧できます
やっぴーさま
私なら、絶対になります!!
その人がいないと、お正月も節分も来ないかもしれない・・・。笑
しらたまさま
祖母も流石に100歳ともなると、大分ぼんやりして参りましたが、是非ともギネスに挑戦してもらいたいところです。
実は、歯が全て自前なのですよ♪
これは、既に何年か前に、どこかで表彰されたそうです。笑
ゆみっちさま
東京より近いので、祖母に見せるにはいいかもしれません♪
今年は京都にご一緒出来ませんが、来年ご一緒にどうでしょう?
あ・・・もちろん、お茶の講習会の後にですよ。笑
しらたまさま
100年生きるって、本当にスゴイことですよね。
私も今回のイラストを描いてみて、歴史だなあ・・・・・としみじみ思いました。
イラストは昭和7年で終わっていますが、その後にももちろん歴史が続いていて、ふみゑさんにとっても、きっとトリさんにとってもたいへんな時代がありました。
その時代の出来事を、ふみゑさんの青春時代として描くには、私の力が足りないように思いました。
いつか、そのような時代のことも、私なりに描ける力がつくと良いな、と思ってます。
昨日は広島原爆の日でした。
私は、ふみゑさんの年齢の方々には、早く忘れ去って欲しいことだと思っています。
その代わりに、私たちが心に刻んでおかねばなりませんね。
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友人は暮れと節分の時期に結ってもらってます。
昨年は「先笄(さっこう)」というのをしてました。
京都風に結ってくださる方で、カワイかったです(^-^)v