お茶の初稽古1
初めてのお稽古の日が『炉開き』とは、なにやら賑々しい幕開けです。
9月のお稽古見学で、恐ろしい場所でないことは十分に承知しておりましたので、心躍らせて先生のお宅に一番乗りで到着した私。
(9月のお稽古見学については、『迷える子羊の茶道入門1・2・3・4・5・6・7・8・9』をご覧下さい。)
いったい初めてのお稽古は、どんなことから始まるのかしら?
何も解らない状態からのスタートです。
初心者心得のようなお話から入るのかしら?っなどと思っておりましたが、スルスルと楽しい会話を始められる先生。
ありがたいことにブログを読んで下さったとのことで、伊勢木綿のお話しをしたり、前日に先生が鑑賞されたお能の話などを興味深く伺っていたのですが、気づけば、私、先生に誘導されるままにお抹茶を漉しておりました。笑
アレレ・・・、流れるような会話をしながら、お稽古が始まっている・・・。楽しい♪
そうこうするうちに、他の生徒さんもいらして、先生は次々とそれぞれの生徒さんに適した指導をなさいます。
その様子は、まるで小さな分校で小学1年生から6年生までが一緒に授業を受けているような感じ。
秋の清清しい光が入る中、なんともほのぼのとしたお稽古です。
この日の私のお稽古のメインは、袱紗の扱い方。
流派違いのものを揃えてもいけないと思いましたので、袱紗は先生からお借りして、布目の向きから、折り方、右手左手の動かし方など、まるで手品でも習っているかのよう。
そして、件の手を着かない立ち座りの足さばき。
座りたいと思う位置で足を揃えて、右・左・右でストンっと腰を下ろす。腰を上げる。
ん?予定と違う・・・私が座りたい場所はココじゃない!!
歩幅が大き過ぎるようです。苦笑
茶室には禅語のお軸『松無古今色 まつにここんのいろなし』

更に続く言葉も教えて頂きました。
『竹有上下節 たけにじょうげのふしあり』
うむ、含蓄深い・・・。
本日のお茶菓子は
浦和は『花見』さんの『白鷺宝 玉しずく』
富山は『五郎丸屋』さんの『季節の薄氷 いちょう』
ははは・・・、頭にすんなり入って来るのは、お菓子の名前ばかりなり。苦笑

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コメント
今後のお茶レポート楽しみです
ようこさま
本当に、お茶の世界は広大ですね。
なんでしょう、芋蔓式とでも申しましょうか、あちこちと繋がって行くところが多く、私なんぞは迷子になってしまいそうです。笑
只今、実家に帰省中で、祖父が使っていた茶碗をひとつgetいたしました。
私、ホクホクですが、ちっとも銘品ではありません。
祖父が使っていたというだけの、ただの茶碗です。苦笑
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今回、お茶をはじめられたということで、今後のブログがますます楽しみになりました。というのは、私も着物が着たい一心で、半年前からお茶を始めたもので・・・。
きっかけは不純でしたが、今はすっかりお茶にはまっています。禅や日本美術の知識を深めるものかと思いきや、実は五感や身体機能(着物を着ての振る舞い)を鍛えるものだと、認識新たにしているところです。今後のレポート、期待しています!