最高の状態

あっくまさんからのコメントにご返事するつもりで書きはじめましたが、ちょっと面白いお話ですので、本編としてあげてみます。
先日の帯崩壊の日の、臼井織布さんとの会話です。
そもそもは、伊勢木綿の縮みの問題についてお話をしていたのですが・・・
私
「Tシャツなどは、新しいうちは洗濯をすると縮みますが、使い込んで来ると今度は段々と伸びてきますよね。伊勢木綿も長く使い込むうちに、一旦縮んだものがまた伸びるということはないのでしょうか?」
臼井社長
「あるそうです。その時が最高によい状態で、そして腐るのだそうです。腐る寸前に最高の状態になるのだと、親父から聞いています。」
先代さんからのお話、う~む、なるほど・・・。
このお話を聞いて、私が改めて思ったことは、木綿は使いながら『育てる』性質の布なのだなぁということ。
使い込んでこその木綿。
帯が腐る現場に立ち会うのは、出来ればもう避けたいですが(古着漁りを止めない限り、避けて通れない気もしますが・・・涙)、腐る寸前の伊勢木綿、見てみたいです。うっとり・・・。
ちなみに、私は新しいものを開封する時よりも、古いものを使いきった時により大きな喜びを感じる傾向にあります。うにさは真逆。笑

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