キモノは別腹

コンビのイラストレーター『スタジオクゥ』の イラスト付きキモノよもやま                                        

大石神社奉納浄瑠璃3

大阪万博イエメン浄瑠璃切手2

大石神社の拝殿には、天保14年(1843年)に農村歌舞伎の舞台として、直径5.1mの円形の床が人力で回転する回り舞台が作られ、現在も明治29年(1896年)に再建されたものが残っています。
小さな山里の宝物のような神社です。

大石神社2008年奉納浄瑠璃4

その宝物のような神社で、町の人達が大切に大切に15年間続けて来られている奉納浄瑠璃。

便利な場所である必要もなければ、大きな告知をする必要もない訳が、拝見して、よく解りました。
これは、町の人のためにある公演なのです。

小さな子どもからお年寄りまで、一家総出で座布団を抱え楽しそうに桟敷席に向かい、地域の人達が作られたお弁当を頬張り、酒を交わし、今か今かと、同じ町の住人である吉田勘緑さんが登場されるのを待たれているのです。

大石神社2008年奉納浄瑠璃7

雨天決行のため、舞台である拝殿の前には、竹を柱にして大きなビニールシートで簡易の屋根が作ってあります。

大石神社2008年奉納浄瑠璃6></a><br /><a href=大石神社2008年奉納浄瑠璃1

屋根の下の桟敷席は人人人。
それでも、詰めてギュウギュウに肩を寄せ合いながら楽しむのです。
更に、その回りを立見の人達が囲みます。

大石神社2008年奉納浄瑠璃3

正直、文楽通いをされている方でしたら、左手遣さんや足遣さんの動きにもの足りなさを感じる方もあるでしょう。
しかし、それを押してもあまりある程の良さがこの公演にはありました。

演者と観客の間に、きちんとしたやりとりを感じられるのです。

途中、吉田勘緑さんがひとりの中学生の男の子を舞台の上に呼ばれました。
その男の子は、開演前から、坊主頭でブカブカの黒子の服を着て、甲斐甲斐しく働いていたので、どこの小僧さんかしら?と私は思っていたのですが・・・。

吉田勘緑さんが藤野に移り住まれて、この奉納浄瑠璃を始めた頃にはまだ生まれてもいなかったその子は、幼い時から浄瑠璃に親しみ、いつか黒子の服を着たいと憧れて育ち、ついに中学を卒業した暁には、文楽の研修生になることが決まったのだそうです。

今年の公演で、吉田勘緑さんのお下がりの黒子の装束を、初めて身に着けさせてもらった彼は、すこし恥ずかしげで、それでいて、とても誇らしい笑顔を見せてくれました。

頑張れ少年!!
黒子の少年

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コメント

農村や漁村、神社、奉納、地芝居。日本の庶民の芸能のはじまりの要素が揃っていますね。こうして自然の豊穣の恩恵を感謝してたんですね。
ほのぼのしているのに境内は異空間。良いですね~~。

イエメン

切手、何円切手かしらと思ってみたらイエメンの表示が出たので、思わず手元の
地図帳で調べてしまいました。
遠くイエメンで日本の文楽の切手が発売されたのですね。

いいお話でしたぁ、うるうる
一所懸命なお父さんの背中を身ながら素直に成長されたんですね。
あったかいですね、それと受け継ぐ方が出来良かった。

私は今度中間管理職になりました、と言っても家庭の中での話です
娘が一人増え、姑になりました、 バンザーイ!ぼーっとしてた男子校の息子にも嫁がきたぁ、来てくれてありがとー、うれしくてついつい間に割り込みそうになるのをじぃっと我慢の日々を過ごしております。式は11月なので一息ついています
結納、打ち合わせ、引越し、何か自分の時より忙しくて気ぜわしいものです、又
自分の時の親の気持ちがわかったようです、感謝しなくちゃね
もう一つ嬉しいのは、この日の為に用意した(何年も前から・・・来なかったらどうしたんだろう?)黒留袖が着れること  うふふーーー、不謹慎ですが息子の結婚と同じ位嬉しいです(許して息子)あああ皆さんに見て頂きたい位のお気に入りです。夫には内緒にしてあったので、今うまい言い訳を思案中です、まさか今更
実家で用意してくれたとも言えないし、何かいい案はありませんか???

うにささん
そうですたれ耳です、ディズニーのわんわん物語に出てきます。
うんモナリザもわからなくないです、只我が家のコッカーはモヒカンです、
あ、クラウンてのもありますよ、とても活発な犬種で獣医さんに言わせると
獰猛らしいです、そしてまつげが羨ましい位長い、半分ほしい・・。

くまっちさま

文章中にも書きましたが、本当に宝物のような公演でしたよ。
自然の豊穣の恩恵への感謝だけでなく、隣人とそれを分かち合うための場所のようでした。

ひよっこさま

おお、気づいて頂けましたか!

そうなのです、この切手は70年の大阪万博の開催にあたって、イエメンで発行された切手なのです。
6枚組の切手で、今回は3枚までしかご紹介いたしませんが、またそのうち掲載させて頂きたいと思います。
しかし、大阪の万博で、文楽切手とは、イエメンの方、中々造詣が深い!

ちなみに、70年の大阪万博にイエメンの出展はなかったそうですので、それも面白い点のひとつです。

まつげさま

あ・・・私の書き方が解りにくかったかようですので、少しばかり追記を。

少年は、吉田勘緑さんの息子さんではなく、藤野町の住人で、この公演の実行委員のメンバーの息子さんだそうです。
お父さんの後姿を見て育たれたことは間違いないですね♪
文楽の研修生制度は、とてもすばらしいものだと思います。
家柄などに縛られず、外のものを受け入れる姿勢が伝統的にあるところは、文楽の魅力のひとつだと思います。

それよりも・・・
お嫁さんがいらっしゃるのですね。おめでとうございます!
いいですね~留袖。
是非私も拝見したいです。

独身の私にとっては、絶対に着ることが出来ないのが留袖です。
も~留袖着たさに嫁に行こうかと思う程ですよ。
・・・とまあ、それは言い過ぎですが、美しいキモノですから憧れますね。

旦那さまへの言い訳ですか・・・
これは難関ですね。
サラリと
「お嫁に来る時に持って来たもののひとつ・・・」
というわけには参りませんでしょうか?

何だか、悪巧みに加担しているようで、ワクワクして来ました。笑

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Author:ひよさ
コンビのイラストレーター『スタジオクゥ』のひよさです。
相棒のうにさの心配をよそに、日々、着物に蝕ばまれた生活を送っています。
どんなに疲れている時も、どんなに怒っている時も
キモノは別腹!
うにさのイラストも見所!「がんばって描いてね~」 byひよさ

召しませキモノ

スタジオクゥ初のコミックエッセイ

オールカラーの全編描き下ろし。 2014年8月に台湾の智富出版より繁体字中文翻訳版も発売されました!! 『和服女孩 日本微旅行

About STUDIO Kuu(中文)

HIYOSA與UNISA是插畫家搭檔。 HIYOSA是個和服狂熱者,正實踐著「和服生活」,將和服融入日常。 UNISA雖然無法憑一己之力穿和服,但她繼承了許多家人的和服,是一個對和服頗有好感的和服新手。 HIYOSA與UNISA從2007年開始經營和服部落格「買和服是另一個錢包」,大受歡迎,因此融合漫畫與散文,創作了《和服女孩 日本微旅行》。 兩人不只是工作夥伴,在生活中,也是日本少見的合租室友。 她倆從2013年的冬天開始,在網路藝文誌MATOGROSSO連載的漫畫「一人的兩人生活」,將於2014年冬天由日本出版社EAST PRESS出版成書。

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