三重旅行---閑日堂の巻3

一目見て、それまで見ていた帯が霞んでしまうような帯でした。
ここからが苦悩の始まりです。ど・う・し・よ・う・・・。はい、その通り!予算オーバーなのです(あくまでも私の予算ですよ・・・苦笑)しかも、頑張れば買えなくはない値段でのオーバー、一番困るパターンです。そして、まわりには他にも、たくさんの魅力的なキモノや帯がある状態。散々物色した後だったので、頭の中では「買うならアレかアレかアレか・・・」と思っていたところに、強力な対抗馬が出てきてしまったのです。まずい、まずいです!!頭の中が徐々に真っ白になっていきます。
そんな私の様子を見かねてか、オーナーさんが極上のコレクションを見せて下さることになりました。総手描きの更紗模様の帯や、これでもか!という相良刺繍、どれもこれもすごい迫力で、溜息が出ます。なんて手のかかった仕事なのでしょう!こういうものを直に触らせて頂くことが出来て、本当に感激でした。
ひとときの目の保養の後、同行の3人は、1階の陶器の方へ移動です。私はひとり2階に残って、最後の悶絶です。気に入ったものを、1枚1枚見直して、お別れを言って、清水の舞台から飛び降りることにしました。もう考えすぎて頭はふらふらですよ。実は私、陶器も好物なのですが、1階に下りても、もう陶器を見る余裕はありません。だって、そこでまた素敵なものを見つけてしまったら、永遠にお店から出ることが出来なくなってしまいそうです。既に、ともこさんやちこさんは陶器をお買い上げ済み、しかも私に帯揚げまで買って下さっています。うにさはうにさで、ショールを2枚購入。(何故かこの人、古着屋に行くとショールばかり買うのです。)



更には、私の誕生日プレゼントに、帯留まで購入しています。「もう見ない見ない・・・」と心でつぶやきながら「これを頂きます」と帯を差し出し、やっと一息。いやぁ・・・生きた心地がしませんでした(苦笑)。いったい何時間いたことでしょう。閑日堂さん、本当に長い時間お付き合い頂き、ありがとうございました。素敵すぎて、体に悪いお店です!笑
しかし、その後、更なるご迷惑をお掛けすることになるとは、この時、まだ誰も気づいてはいないのでした。
ところで・・・そんなに素敵な閑日堂さんに行ったのに、何故写真が1枚もないのか?それはズバリ、写真を撮ることを思いつきもしない程、物を見るのに没頭していたからに他ありません。(ブログ始める前でしたしね)
大丈夫!!また、絶対に訪問しますから。お小遣い貯めなくちゃ。

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