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キモノは別腹

コンビのイラストレーター『スタジオクゥ』の イラスト付きキモノよもやまと無駄話                                    

聴き初め2

さて、第一回おひつじ亭柳家小春さんを堪能した日のおキモノのお話。

新年らしくパリっとしたものをと思い、ちこさん(うにさの叔母さま)の鮮やかな濃いブルーの小紋を拝借致しました。

2015年1月第一回おひつじ亭柳家小春の会へ5
(写真の色が飛び気味でスミマセン・・・。)

残念ながら、どんなに考えても干支の未さんは我家の箪笥の中にはおりませんでしたので、ひつじのことはもう忘れようとしていたところで、ひとつの閃きが!!

喜び勇んでうにさに見せたところ「誰にも解らないよ・・・。」の一言。

2015年1月第一回おひつじ亭柳家小春の会へ2

はい、恐らくほとんどの方にひつじとの関わりは不明なことと思います。汗

祖母ふみゑは、唄の好きな人でした。
端唄から童謡から流行歌まで、いろいろな唄を口ずさんでおりましたが、この唄もそのひとつ。

牧場(まきば)の柵に春の日に
小さな穴が開きました
一匹目のひつじが逃げて出た
くるりと回ってピョンピョコリン
(*歌詞に多少の間違いがあるやもしれません。)

古い童謡です。長く曲名を探しておりますが、残念ながら未だ不明。
父ひろし(昭和5年生れ)が子どもの頃には家にレコードがあったそうです。

この唄が、2番3番・・・何番まであったのかも解りませんが、ひつじはどんどん逃げて行きます。
そして、ひつじはいなくなって「あとには真っ紅(まっか)な芥子の花」で終わるのです。

2015年1月第一回おひつじ亭柳家小春の会へ1

そんなわけで、ひつじがいなくなった芥子の花の帯。

2015年1月第一回おひつじ亭柳家小春の会へ4

済みません、解り難くて・・・。苦笑

2015年1月第一回おひつじ亭柳家小春の会へ3

真っ紅な芥子ではなかったので、帯の裏面の真っ紅な絞りが覗くように締めてみました。

初めて小春さんの唄を聴いたのは2012年の秋のこと。祖母が亡くなって数カ月が経った頃でした。
ゆったりとした気持ちで聴いていたところに、偶然にも、祖母がよく唄っていた『茄子と南瓜』が流れて来て、不覚にも号泣してしまったことを思い出します。

いつかひつじの唄も小春さんに唄ってもらえるような日が来るといいな・・・。

追記:
早速、唄のタイトルをお知らせ頂きました!!
さくまりさん!あっくまさん!!ありがとうございます!!
しかも、音源まで!!驚
『牧場の羊の歌』
昭和05年(1930年) 童謡 
作詞:西條八十 
作曲:中山晋平
独唱:平井英子(12歳)
大正07年-  伴奏:中山晋平 (太鼓入)

http://m.videos.vietgiaitri.com/Music/phim-video-clip--id.zVhsJah7kCU.vgt

https://www.youtube.com/watch?v=KlR-9lMQ4Rs

嬉しくて、泣きそうです・・・。

ノーエクスキューズで受け入れる土地柄?


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コメント

鹿だってわかったんだから上半身が落ちてたんですかね

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「牧場の羊」ですね。西条八十作詞
https://www.youtube.com/watch?v=KlR-9lMQ4Rs

ふみゑさんのお話大好きです。
直接の羊モチーフじゃなくて、芥子の花で見立てるほうがおしゃれ!って思いました。

あの、すごくおバカな質問で申し訳ないのですが
この帯むずびは「角だし」という結び方であっているでしょうか??
ふっくらしてて可愛くてマネをしたいのですが
初心者すぎて画像からの判断に自信がもてません。

おめでとうございます

平成27年おめでとうございます。
ここ一年ちょっと、「自分も欲しくなる病」にかかってしまうので、閲覧をご遠慮させていただいておりました;;
今年はちょこちょこっと、こそこそっとお邪魔させていただきます。
久しぶりに拝見したお二人の様子は、相変わらず素敵で楽しく、ほっとさせていただきました。
前のお話の内容になりますが、私は7日に寒川神社に赴きました。同じようにお着物の方、少なかったです。なぜでしょう…。
昨年洋服で初詣したら着物からご無沙汰な一年になってしまったので、今年は袖を通してお参りしました。
皆さまにとって“和”といいご縁がありますように。

あっくまさま

それだと「頭が」とか「脚の無い」という表現になりそうな気がしませんか?
私の想像の中では、半分は左右・・・かな。恐

さくまりさま

ホントにありがとうございました!!
解明出来てとっても嬉しいです。
西条八十好きなので、納得の答えでした。
これまでは自分が唄う方法でしかうにさに聴かせられなかったので、それが解消したのも嬉しいです♪笑

ちえさま

ありがとうございます♪

帯結びについてですが「角だし」で正解です。
ただ、角を左右均等に出すのではなく、片側に寄せています。そのせいで解りづらいかもしれませんね。
太鼓部分の形も、普段はもう少し縦を長く作りますが、この日は小さ目に結んでみました。ゆえに、内側にたくさん帯がたくし込まれているので、しっかり膨らんでおります。

大丈夫です!!自信を持って下さい!!笑

ヒダリさま

ふたりで相も変わらずやっておりますよ♪
まぁ、欲しい物があるというのは、楽しいことではないですか!
苦しくない程度に、伝染させて頂けたなら幸いです。笑

よい一年となりますように。

わ〜、これはいつものパターンだぁ
年頭に思いの外早いコメント返しがあり、それっきり的な…(笑)

このお着物、今の今まで黒だと思っておりました。
うにささんの背中は回復した?

半分てのはお腹が無い状態じゃね?
(ほら、内臓から食べるらしいからw)

小春さん、一昨年だったか行く予定のが無しになってそのまんまだ。
小春さんのブログも最新情報無いよ〜 (>_<)

櫻子さま

うう・・・、預言者のようなことを・・・。汗

困ったことに、うにさの背中は未だ回復せず・・・明日あたりまた病院に行くみたいです。涙

香子さま

美味しいトコ取りだとすると、犯人はなかなかの贅沢者ですね!!汗

小春さんのブログですが、演奏スケジュールのカテゴリーの方は更新されておりますので、是非そちらのチェックをお願いしま~す!!
またご一緒いたしましょう♪

昨年の11〜12月分までしか出てないですよ (^-^;;;
もしかしてブログ移行されましたかね?

香子さま

嗚呼・・・、もう、今更のご返事が本当に、申し訳ないです。涙
来年は、是非、小春さんのライブにご一緒致しましょう♪

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Author:ひよさ
コンビのイラストレーター『スタジオクゥ』のひよさです。
近頃は更新が滞り気味ですが、お気楽キモノのブログとしてスタートしたこのブログも、開設から16年目へと突入しました。相変わらず、相棒うにさと、女ふたりの同居生活をしながら、コミックエッセイを描いたりしています。ブログでは私ひよさが文章担当。イラストをうにさが担当。時々アップされる『うにさの別パラサイト』もお楽しみに♪
鼻緒のご紹介は主にInstagramとTwitterに上げています。
Instagram@studiokuu_hiyosa_unisa

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ひよさ@kimonobetsubara

うにさ@unisastudiokuu

About STUDIO Kuu(中文)

HIYOSA與UNISA是插畫家搭檔。 HIYOSA是個和服狂熱者,正實踐著「和服生活」,將和服融入日常。 UNISA雖然無法憑一己之力穿和服,但她繼承了許多家人的和服,是一個對和服頗有好感的和服新手。 HIYOSA與UNISA從2007年開始經營和服部落格「買和服是另一個錢包」,大受歡迎,因此融合漫畫與散文,創作了《和服女孩 日本微旅行》。 兩人不只是工作夥伴,在生活中,也是日本少見的合租室友。 她倆從2013年的冬天開始,在網路藝文誌MATOGROSSO連載的漫畫「一人的兩人生活」,將於2014年冬天由日本出版社EAST PRESS出版成書。

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