台湾に行って来ました5
書店が会場であるとは知っていても、並んだ本を横にして行うのか?不特定多数の人が往来する場所なのか?閉じられた部屋なのか?皆目見当がつきません。
解っているのは、鼎泰豐本店のお隣にあるということだけ。笑
不安でしたから、実は前日にふたりだけでこっそり様子を見に行きましたよ♪
入口に置かれたポスターによると、最上階にあるイベント専用のフロアで開催される模様。
エレベーターに乗ってポチっと会場階のボタンを押し、開いたドアから翌日使う予定のトルソの姿を見つけて、ヒャーヒャー言う私達。
「チラッとしか見えなかったけど、そんなに大きな場所じゃなさそうだね。」
「あれくらいの広さなら、お客さんが少なくても寂しくないよね・・・。」などと話しておりましたが、当日会場入りして驚きます。

お花いっぱい??
あ・・・、昨日エレベーターから見えたのはアプローチだけだったのね・・・結構広いよ・・・しかもかなりちゃんとしたセミナー会場みたい。汗
それまで思いのほか緊張していなかった私達でしたが、急激に心拍数が上がります。

(書店入口にて、いざ出陣の図。)
とにもかくにも、準備をせねば・・・。
トークショウの背景としてスクリーンに流す写真データを出版社の方に渡し、自分達は甘い百合の花の香りに包まれながら、まずは、トルソにキモノを着付けます。

アンティークのアザミのキモノに、帯はルミロックさんのストレッチ素材の半幅帯。
金魚の帯留も付けて、ひとまず完成。
仕上がった頃にこころやさんが現れて、男女二人分の着付けのデモンストレーションに使う浴衣や帯を出したところで、問題発覚。
紐の数が足りない・・・。
早いお客様はもう着席して待たれています。ホテルに取りに帰る時間はありません。
即座に、「僕の腰ひも外すわ~。」とこころやさんが手品のように帯の下から自分の腰ひもを引き抜いて、まずは1本。

(なんと現場写真が撮影されておりました。笑)
そうだ、トルソの帯結びに使ってる仮紐を抜こう!帯揚げあるから大丈夫なハズ!!スルリと抜いて、これで2本。
あともう1本、どこから抜こう??
自分が身に着けているものの中には残念ながら余分な紐はありません。
うにさへの着付けも私が行っているので、無いことは解ります。
となると、今着付けたトルソから捻出するより外はありません。むむむむむ・・・。

(悩んでる私の姿もしっかり写っておりました。笑)
え~い!腰紐抜いちゃえ!!
おはしょりの下に手を入れて、帯からの圧力でキモノが動かないことを確認しながら慎重に紐を引きます。
「なんとかなるもんやねぇ・・・」と3人でほっと一息しましたが、お客様にはかなり不審に見えたことでしょう。汗
トルソにバタバタ走り回る脚がついてなくて、本当に良かった・・・。
気づけば、席もかなり埋まって、始まりの時が来ておりました。

ピンチを乗り切って、少し緊張が緩んだ私に対して、むしろ緊張が高まったうにさ。
大丈夫なのか??

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コメント
香子さま
確かに、自分で着るなら1本でもイケる気がします。
来年試してみよう♪
うにさに1本で着せるのは、ちょっと不安かな・・・??
あっくまさま
あっくまさま
田中衡機の社長さんからお借りしたのです。
こんなん着て地元の盆踊りに参加する会社って、超カッコイイ会社だ!
sily_sisilyさま
台湾から嬉しいコメントをありがとうございました。
イベントでお会い出来なかったのは残念ですが、コメントからsily_sisilyさんのキモノへの愛情が伝わって来ましたよ♪
私達の本を読んで、益々キモノを好きになってもらえたのなら幸いです。
台湾には、必ずまた行きます!!
sily_sisilyさま
本を読んでくださってどうもありがとう!!
キモノの本を海外で出版することに少し疑問もありましたが、こうしてきちんと伝わっているのだと思うと、言葉にできないくらい嬉しいです。
台湾の方たちがキモノに興味をもってくださっていること、着たいと思ってくださっていることに興奮しました。
今後もぜひぜひ、キモノを着てくださいね。
私も、自分で着られるようにがんばります!笑
また台湾にうかがいますねー。どこかでお会いしましょう!
なちもさま
私のはともかく、希少なうにさの着姿はちゃんと撮っておくべきでした。
しまった、しまった・・・。
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(伊達締めもコーリンベルトも出番が無い)
浴衣も固いからけっこう一本で平気でっせ♪