京都旅行2008-キモノ屋行脚の巻・その8

初対面の方々に貴重なご意見を頂き、ブログのことで赤面しつつ時間が過ぎて、そろそろお客さまも帰宅されます。
ひとり、またひとりと去られる姿をお見送りして、正尚堂さんに残ったのは店主の佐野さんと私達ふたりだけ。
それまであまりにも話に夢中になっていたので、再度お店の中を拝見してから、そろそろ私達も失礼しようかと思っていたところに・・・外国人のお客さまがふたり。
ご夫婦のようです。
しばしお店の中をウロウロされた後に、床の間に掛かっていた掛軸に目を留めて何か話されています。
店主の佐野さんと片言の英語で会話が始まります。
緊張しながら、何故か佐野さんの横に並んで話を聞く私達。
掛軸を捜されているとのこと。
床の間に掛かっていたオシドリの掛軸が気になっているようです。

鳥の絵がお好きとのことで、佐野さんが別の鳥の掛軸を開かれます。
「Oh~!」
こちらの方がよりお好みみたい・・・。
勧めなくては!
「鶯?って英語で何でしたっけ?」「オシドリは?」の私の問いかけに、佐野さんが電子辞書を出して来られます。
うにさも、片言の英語でちょっとでも情報を伝えようと、必死です。
佐野さんが自由に他の掛け軸も開いて下さいと勧められたのですが、外国人のお客さまはなかなかご自身では掛軸を開かれようとはしません。
見ていて、なんだかジリジリしてきます。
「どんどん開きましょう」
佐野さんと一緒になって、掛軸を次々に開いて行きます。
相手が日本語が解らないのをいいことに、「はじめての共同作業です・・・」とか言いながら、二人三脚ならぬ、三人一脚?。な、なんだか楽しいぞ・・・。
私「楽し~~い!」
佐野さん「毎日、こんなことやってるんだよ。いい商売でしょう。」

奥様の方が2本目の鶯の掛軸にご執心の模様。
二人で母国語で相談されています。どこの国の言葉だろう?
伺ったところ、スウェーデンからのお客さま。
スウェーデン・スウェーデン・スウェーデンと言えば・・・・何か思いつくものはなかったっけ?
私「!!あ!臭いニシンの瓶詰め!」(よりにもよってどうしてそんなものしか思い出さない・・・)
おお~でも伝わった!
『あれは臭いから、スウェーデン人もみんな好きじゃないのよ・・・』と鼻をつまんで話される奥様(英語です)
・・・他に何かなかったっけ?
うにさ「ビヨルン・ボルグと・・・アバ!」(私よりはましだけど、古いよ、うにさ。)
旦那さまが「そうそう」と反応!

ワンクリックで応援お願いします!


コメント
アバ!
S・A・T・U・R・DAYナイト!
嫌ですよねえ・・・・・アバだのノーランズだのベイシティローラーズだの。
言い訳しておきますが、私は幼児だったんですよ?(ちょっとウソ笑)
でも、とっさに出るとこが嫌。
スウェーデン人のご夫婦にも、私のような日本人のスウェーデン観を垣間見せてしまうこととなり、ひじょうに残念でした。
何の役に立つのかわかりませんが、もっと勉強しておきます!
コメントの投稿
トラックバック
http://studiokuubetsubara.blog69.fc2.com/tb.php/114-b57bbba5
外国人のお客さんって僕も好きなんですよ
なんか、理解してくれるの?この感覚!
って、つい嬉しくなって
商売にならないほど値引きしてしまったり・・・
ウチも電子辞書置いとかないと!