京都旅行2008-キモノ屋行脚の巻・その3
次に目指した先は叡山電鉄の茶山駅そばの『正尚堂』さんというお店です。
お名前を知ったのも今回の旅行計画を始めてからでしたし、全く様子は解らなかったのですが、大好きな本屋の恵文社さんと近かったこともあり、訪ねてみることにしました。キモノも骨董あってお茶も出来き、お店の中にあるものは、何でも買えるというお店だとか?
前述の通り、朝からやる気まんまんで行ったお店で出鼻をくじかれたり、予定外のところで気に入ったものに出会って大喜びしたりしていたので、気分的には、なるようになるさ・・・といったところ。
ところがこの『正尚堂』さんが大アタリだったのです。

普通のお宅のようなお店の戸を開けると、たくさんの履き物。中からは賑やかな声が聞こえます。「こんにちは」と上がらせて頂くと6、7人の人が談笑していらっしゃいます。
一人の女性がすぐに声を掛けて下さって、その人はお店の方だと解ったものの、どこからがお店の方でどこまでがお客さんなのか・・・?
それ程にみなさんリラックスして歓談されていらっしゃる。
ひとりの方はアンティークのキモノをものすごく素敵に着こなされており、一瞬、店員さんかな?とも思いましたが、キモノを羽織って選んでいらっしゃるご様子。羽織られていたキモノがこれまた素敵によく似合っていらっしゃる。あまりに素敵なので思わず「お似合いですよ~。」とひと声掛けて、のそのそと私達もキモノエリアのある奥に入らせて頂きました。

まずはひととおり物色。
すぐ目に止まった1枚のキモノ。
薄い地色の単のキモノの裾には大きなアザミが描かれています。手にとって広げていると、先ほどのキモノ姿の美人さんに
「そのキモノ、飾り紋が素敵なんですよ」
と言われて見てみると、これは素敵だ!一つ紋の入る位置にとんぼが1匹。
「贅沢なキモノですねぇ・・・」
思わずため息が出ます。ちょっと羽織ってみることに。素敵だなぁ。でもちょっと着馴れない色で顔映りに自信がないなぁ・・・でも、ものすごーく素敵。
結局、帰る間際まで悩んで諦めたのですが、今思い出しても、アレが誰かのものになるのは惜しい感じのキモノでした。
キモノも帯も素敵なものがたくさんあります。
散々悩んで選んだのがこちらの帯。(今回の京都旅行はどうも帯に縁があったようです・・・苦笑)

大胆な籠目の上に金糸・銀糸で藤の花。
こちらの帯をしげしげ見ていたところ、男性の方から
「黄色の帯はね、数が少ないんですよ」と声を掛けられ、ようやく店主判明。笑
明るいところで見せて頂くために、店の奥へ行って戻って来ると、うにさが歓談の輪の中に入っているではないですか。
私も腰を下ろして、なんとなく輪の中へ。
・・・と、うにさが突然「ここに持って来たら何とかなったかもよ?」

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コメント
でも、お値段も上から下まであるようでしたし、あそこなら捜せばあるかもしれません。
お2階は倉庫状態でしたし、じっくり時間を掛けて行くのがお勧めです。
すごく楽しいお店でしたよ。
ぶにさん、やみつきになるかも・・・。
私は毎日でも行きたい感じでした。笑
京都の事は京都以外の人の方が研究熱心で
よくご存知の方が多いように思いますね~
いろいろ情報、助かりマッス。
ぶにさまへ
4月と5月の開催について詳しく書かれていたので、載せておきますね。
4月20日10時~19時
4月21日10時~17時
5月は3日4日5日6日の開催で、
4日と5日は13時よりオークションも開かれるそうです。
オークション・・・ちょっと面白そう。
さすがに私は行けませんけれど・・・。
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実は行った事ないんですよ~ こんなお店なんですね~。
写真で楽しませてもらいました♪ ありがとうございます☆
骨董市や弘法さんなんかでは行った事あるんですけど
着物は大きいサイズもありましたか?