好きなものを身に着ける
マスク不足が騒がれ始めてから久しいが、わりあい早い段階から手づくりマスクを提唱する人達はいたし、ネット上には作られたマスクの画像もたくさん上がっている。
そのため、今度はゴム紐やガーゼも少し手に入りにくい状況になっているとの話も聞く。
ご多聞に漏れず、私も早々に手づくりマスクを作った口なのだけれど、実際に街を歩いても手づくりマスクをしている人をほとんど見かけない。
なんでだろう……??
もしかしたら、顔の真ん中に位置するものなので、案外それを装着した時の見かけに抵抗があるのではないだろうか??
我家の場合、花粉症対策もあってマスクをしないという選択肢はないので、今年の春は、ふたりとも積極的に手づくりマスク使用しているけれど、作り始める時にこんなやりとりがあった。
どうせ作るなら楽しいものを……とニヤニヤと布選びをする私向けて、うにさから一言。
「う~ん、人からあんまりジロジロ見られるようなのは困るかな……。」
私の性質をよく知った上での、軽い牽制である。苦笑
幸い、小倉充子さんから頂いた手ぬぐいの端布がいくつかあったので、それを有効に使わせて頂くこととした。
まずは、好みを考えて、うにさ用に3枚。



自分用には、少し個性的なものを4枚。


(実は、虎のしっぽ……)

(秤のメモリで笑顔??)

(おさるがぶらぶら……)
デイケアに通所している実家の父ひろしにも作らなければならなかった。
ひろしは大のマスク嫌いなので、むしろ着けているところを人に見せたくなるくらいの柄の方がいい。
人に笑ってもらえるのは、大好きなんだ。

(六瓢(無病)と生まれ年の干支)

(雷オヤジ!!)
母やすこには、キレイ目なものを2枚。


贈りたい相手がいて、いろんな人の顔を思い浮かべながら、柄取りをするのは楽しい作業だったし、機能性や使い心地を考えるのも実験的で興味深かった。





(小倉充子手ぬぐいのポテンシャルの高さを思い知る……。)
型紙は無料のものがネットにたくさん出回っている中からokadayaさんのものを使用した。
1枚目を作った時点で、特に改良したい点もなかったので、型はそのままに、ガーゼの枚数やゴムの通し方については検討した。
ガーゼは4枚くらいが丁度良く、ゴム紐は耳掛けにするよりも、首と頭に掛けるスタイルの方が、耳は痛くならない。
また、白の平ゴムはパンツのゴムに見えるけれど、黒であればパンツ感は払拭出来る。
洗濯も手洗いが必要かと思っていたが、小物用のネットに入れて洗えば洗濯機で問題は無く洗える。
干す前に、パンパンと足袋を叩くようにすれば、特にアイロンも必要ない。キモノを着る方にはお手の物だと思う。
機能を考えれば、使い捨てマスクの方が良いに決まっているとは思うし、マスク不足は絶対的に解消されねばならないと思っているけれど、こんな時だからこそ、好きなキモノを着るようにマスクを着ける在り方があってもいいんじゃないだろうかと思う。

ちなみに、『温泉浴衣をめぐる旅』 出版記念落語会でお世話になったらくごカフェさんにも、コロナ見舞いと称してマスクを送った。
多分、オモシロイ感じになっていると思う。(要確認!!)

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「温泉浴衣をめぐる旅」 出版記念落語会レポート 公開
世の中が、目に見えない不安に包まれる中、皆さま如何お過ごしでしょうか?
大きな集まりは自粛させられておりますが、幸いにも交通や物流はまだ動いておりますから、私たちは、静かにふたりで移動をして、小さな消費活動をして、お家でニュースをたくさん見る生活を送っております。
うーん、文字にしてみたら、想像以上に普段通りかもしれない……。
でもね、やっぱり流れて来るニュースを見れば気持ちはザワザワするのです。
お家が大好きなので、家に居ること自体に苦痛はありませんが、気持ちを持って行かれないように、今出来る楽しみを、もう少し増やすことは必要かもしれません。
さて、『温泉浴衣をめぐる旅』の出版から1年が経ちました。
1周年を記念して、たくさんの方にお出で頂いた刊行記念特別寄席について、コミックエッセイを描きました。
本日より「MATOGROSSO」にて公開致します。
そして、たくさんの人で集まって笑える日常が早く取り戻せることを祈りつつ、放置しているブログを少し再開させてみる所存です。(毎日は無理ですが……。)
無駄話をしましょう。

巷では疫病退散のアマビエが大人気。
スタジオクゥからは昨年11月のコミティアにて販売した『妄想温泉浴衣』から天日子尊(アマビコノミコト)の画像を。

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