秋の催事と、スタジオクゥイベント参加のお知らせ
頂いているご案内ももちろんですが、実は緊急事態が発生しております。汗
まずは、すっかり東京でも定着したイベント『中之島きものいちTOKYO』のご案内。

『中之島きものいちTOKYO』
214年10月31日(金)~11月2日(日)
11:00~18:00(最終日16:00閉場)
深川東京モダン館2F
出店:きもの風雅舎・天府の国・KIRUKIRU・CHOKO・きものなかむら

しばらくご無沙汰しているので、行きたいなぁ・・・だって楽しいこと間違いないのですもの♪
公式ブログでの商品のご紹介もお見逃しなく!!
2つ目はお馴染みLUNCOさんの秋のセール。

『秋のきまぐれHappy Sale』
10月31日(金)~11月4日(火)
目白LUNCOにて
70%~30%off

LUNCOさんには、台湾から帰ってすぐの頃に一度お邪魔しましたが、相変わらず面白いものが揃っておりましたよ♪
今回のSaleとは関わりありませんが、写真に撮らせて頂いたのでご紹介してみましょう。
かわいいリスの帯とか、

大津絵がモチーフになっているであろう、ひょうきんな帯とか、

影絵の帯とか

河童のキモノとか

河童の帯とか・・・。笑

3つ目は京都で大人気の鞠小路スタイルさんとモダンアンテナさんのコラボイベント『東京でテケトー/京都でもテケトー』

『東京でテケトー』
2014年11月1日(土)10:00~20:00
2014年11月2日(日)10:00~17:00
場所:鞠小路スタイル{東京教室}
東京都品川区上大崎2-13-29 ルミエール上大崎1101号室
『京都でもテケトー』
2014年11月28日(金)13:00~20:00
2014年11月29日(土)11:00~19:00
場所:鞠小路スタイル{京都教室}
京都府京都市中京区錦小路烏丸西入占出山町315-3 日鴻ビル2F北

シリアルナンバー入りのイベント限定デザインの染帯などもあるようですよ♪
詳しくは鞠小路スタイルさんとモダンアンテナさんのブログをご覧下さいまし。
この秋も、関西勢のパワフルな風がビュンビュン吹いて来るのだわ・・・♪
さて、4つ目が緊急事態のお知らせです。
なんと、私達スタジオクゥがキモノのイベントに参加することになりました。汗
これまで出版記念イベントなど自分達で企画したイベントはありましたが、お誘いを受けて参加するのは初めてのことです。しかも・・・「台湾着物旅行記」と題したトークショウ的なものをやるらしい・・・。(まだしばらくは他人事のように考えたい・・・。)
そのイベントとは?


(小さい画像をクリックすると詳細が見られます。)
『日本橋キモノ事件簿』
2014年11月9日(日)13:00~18:00
2014年11月10日(月)10:00~17:00(予定)
日本橋コレド室町3・3F橋楽亭(きょうらくてい)
参加:トリエ寺本幸司・小倉染色図案工房小倉充子・ルミロック芝崎るみ・わゑびす平岩勇・和じゅえりーかろん内藤圭美・雪駄職人寿ん三・和更紗染工所中野史朗


(小さい画像をクリックすると詳細が見られます。)
この豪華なメンバーの中に、何故かスタジオクゥが紛れ込むことになってしまいました。
11月10日(月)14:00~トークイベント「台湾着物旅行記」出演スタジオクゥうにさ&ひよさ
とりあえず、どんなことになるか解らないので、先に謝ってみようかな・・・。スミマセン!!
日本橋キモノ事件簿が、キモノ事故になるかもしれない・・・。
いやいや、うちは、まぁ、余興みたいなもんですから、ユルくね、ユルく行きますよ。
そして、なんと台湾行に合わせて作ったスタジオクゥ初の手ぬぐい『股旅縞』の日本初売りまですることになりました。(関西方面での初売りも計画中♪)
手ぬぐいの方は、9日10日両日購入出来ますので、私達がいない時間でも是非覗きにいらして下さいまし。

・・・というか、スタジオクゥがこのイベントで果たさねばならぬ役割は、きっといろんなことの敷居を下げることにあるんじゃないか?と勝手に思う私。
ですから、普段は人の集まるイベントにはあまり参加されない方も(私のこと??)、キモノには興味があるけど自分は着ないわ・・・という方も(うにさのこと??)、是非いらして下さいませ♪
この日は、普段キモノを着ないうにさもキモノで参加する予定です。
どうです、キモノ初心者の方にも勇気の持てる情報でしょう♪笑
折しも日本橋は「きものサローネin日本橋2014」の真っ最中。
行ったり来たりしながらお楽しみ頂けると幸いです。
詳しくは『日本橋キモノ事件簿』のFacebookをご覧下さい。
ちなみに会場は畳敷きだそうですから、穴の開いていない足袋の方が良いでしょう。
あ!!チラシを良く読んで!!合言葉も忘れずに!!
そして朗報


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台湾に行って来ました・・・オマケ編2

トークで前に座っている5人の着ているものの色が紺系浴衣で揃っている・・・とのコメントを頂きましたが、それを狙ったわけではないのですよ。笑

実際、準備段階で自分の手持ちの浴衣を見なおした時に「ほとんどが紺系だなぁ・・・。」とは思いましたし、出立前の山珍居での打ち合わせの際にも、紺系が絶対的に多くなるので、そうでない色のものも入れることが話題に上りました。
では、紺系・黒系でない浴衣はどこにあったのか?と申しますと。

竹ノ輪のトキさんの『煙管の雨』(小倉充子)。

木内愛さんの『瓜づくし』(小倉充子)。
お客様の試着用の浴衣、

(小倉充子『煙管』)

(小倉充子『江戸名所』)

(小倉充子『両国川開き』)
そして、モデルさんへの着付け用となっておりました。

(小倉充子『百花繚乱』)

(RumiRock『紐』)
台湾ではシブ目のものよりも、華やかなものの方が好まれると伺っておりましたから、どうせならより喜んで頂けるものを着て頂きたかったのです。
芝崎るみさんは、『白雪姫』の浴衣(RumiRock)に、台湾の原住民族の織物を帯として!!

小倉充子さんは、『夕立ち』浴衣に、『大川舟遊び』手ぬぐいから作った帯。

こころやさんは、『夏祭魚之図』(小倉充子)。

竹ノ輪のタケさんは、特注品の藍染バージョン『金魚売り』(小倉充子)。


そして、うにさは、甚平♪

いえいえ、キモノを自分で着られないから甚平を着ているわけではありませんよ。笑

実はこの甚平は、今年の父ひろしへのお誕生日祝いに小倉充子さんの『新板台所妖怪』の浴衣地から作ったものです。

(ひろしが着るとおヒゲ付き!)
縫製は母やすこの手入れのし易さを優先して、あえてミシン仕立てでお願い致しました。

ちょっぴりうにさには大きいのですが、浴衣以外のものもお見せしたくて、父ひろしから奪って台湾に連れて行ったのでありました。
着心地は大変良かったようですが「脚がブラブラしているのが見えて、ちょっぴり恥ずかしかった・・・。」とうにさ。

うにさ・・・、それは多分、甚平の問題じゃなくて、椅子の高さの問題だと思うよ。
小ささが演出出来て良かったんじゃないかな♪(あくまでも、脚の長さとは言ってない!!)
台湾の皆様は甚平のこともよくご存知のようで、着てみたい意欲をヒシヒシと受け取りました。
そして私。

『コウモリ』(RumiRock)の浴衣に、ひっぱり蛸の帯。
私としては、どうしてもこの機会にRumiRock×小倉充子コーディネイトをしてみたかったのです!!

コウモリにタコ・・・なんだか、欧米では怖がられそうな組み合わせですが、アジアの国なら縁起が良さそうじゃありませんか♪
私も背の高い方からお借りした浴衣なので、この日の腰紐の位置はオッパイのすぐ下くらいでしたけれど、外から見る分には解りませんね。

大きく撮った写真がありませんが(涙)、もちろん、2日とも小川郁子さんの富士山の帯留はしっかり付けておりましたとも!!

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台湾に行って来ました・・・オマケ編1
行く前にあんなに色々考えたのに・・・台無し感満点の私達。
特に、うにさは年に何度も無い、希少な着姿だったというのに・・・。
楽し過ぎるとね、ダメなんですよ。
夢中になって遊んでしまうんです。苦笑
とはいえ、コメントでリクエストも頂いていることですし、たまたま写っているものを使って辿ってみることに致しましょう。
まずは初日。

お気づきの方もいらっしゃいますね。
うにさが着ておりましたのは、小倉充子さんデザインの田中衡機工業所浴衣でございます。
帯は、暮らし家さんで求めたリバーシブルの半幅帯。

縞々の方が表に出るように使ってみました。
さて、こちらの浴衣、もちろん誂えものではありません。田中衡機工業所さんにお借りして行ったのでございます。(田中衡機工業所さん!!ありがとうございました!!)
1番の理由は、着てみたいと思う程にカッコイイデザインだったという点ですが、台湾の皆様に見て頂くものとして、この浴衣には物語があることがスバラシイと思ったからでした。

元々は手ぬぐいとしてデザインされたものが浴衣に展開しているだけでも十分に面白い。
その上、日本における、手ぬぐいによる企業広告のお話から、自社の製品をモチーフにした浴衣を誂えることが出来る企業の自信というか愛情のようなものまで伝わります。
実際にイベントで、社員さん達がこの浴衣を揃えて盆踊りに出掛けられたお話をしたところ、台湾のお客様からは感嘆の声が上がっておりました。

(うにさのWメガネ・・・後姿でも解るわ・・・。笑)
一方の私は、『召しませキモノ
で??どのキモノと合わせるか??
実は、ギリギリまでかなり悩みました。
まず、手持ちの小倉充子さんの注染浴衣『江戸名所』は、台湾の方に着てもらいたいと考えましたので、一等最初に候補からは外しました。
手荷物で運べるだけの持ち物で、出来るだけ色々なものをお見せしたいと思っておりましたから、アンティークのキモノをトルソ用と決めて、合わせる帯はむしろ今を行くRumi Rockさんのエンボス加工の入ったストレッチ素材の兵児帯を選びました。
ほぼこちらの希望通りに企画させて頂いたイベントでしたが、事前に台湾の出版社さんに何かリクエストがありませんか?とお訊ねしたところ「最近手に入れられた何か」も見せてもらえるとお客さまが喜ばれるかも・・・とのご返事。
台湾に連れて行きたいと思って手に入れた小川郁子さんの富士山の帯留はもちろんですが、キモノの方にも何かしら連れて行く理由を探したい・・・。

(富士山の帯留・・・かすかに写ってる・・・。)
本にもブログにも載せていないもので、話の筋道に合うものって何かしら??
あれこれ考えて、実は9月に入ってから、思い立って青森の野田さんにお電話しました。
「明日(火曜日)、こちらから布を発送して、仕立てて土曜日までに戻してもらうことは出来ますか?」
はい、断られても仕方ないような無茶なお願いをしてしまったのです。

それが、この大きな絞りの浴衣。

先日、うにさの別パラサイトで描かれた私の「昨年から取り組んでいるヒミツの作業」の答えでもあります。
私、ここ1年ばかり自宅にて「天然藍灰汁醗酵建て」に挑んでおりました。

正確に言うと、作業そのものをヒミツにしていたワケではなく『召しませキモノ』の続編の内容と関わりがあるため中途半端にはお話し出来なかった・・・ということです。
藍染は、台湾に出発する前々日まで染め続け、戻って来てからも今だ継続中。(もう少しで終わるハズ・・・。汗)
この浴衣は今年の8月に染めたもので、湯気が上がるほどに出来立てホヤホヤなのでございます。

連れて行くどのキモノとも系譜が異なっておりますし、続編の予告編みたいな感じで、台湾で初おろしするのも面白いかな??っと思いましてね。笑
生地は綿縮緬。
絞り方としては珍しいものではありません。概ね、紫根染などによく使われる大桝絞です。
ただ、染液の容量の都合もあり、一反通しで絞ってはおりませんから、柄合わせにはむしろ制限があって、仕立ては難しかったのではないか?と思います。(野田さん!ご苦労をお掛けしました。)
染める前はエイリアンみたいでしたが・・・、

染め上がったら、忍者軍団になりました♪

藍染のお話は、もう続編の中に入れきれない程たくさんありますが、本が出るまでのお楽しみということで♪

ちなみに、白生地を絞る前に裁断する作業は、失敗するのが恐ろしかったので、小倉充子さんに泣きついて鋏を入れて頂きました。(テープカットみたいにそこだけ妙に豪華


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台湾に行って来ました8


2日目のイベントの後半は、物販と試着とサイン会。

会場をフルに使って、同時進行で進めました。


芝崎るみさん(Rumi Rock)・小倉充子さん・こころやさんの手ぬぐいを中心とした商品と、縁あって出品して頂くことが出来た故柏木江里子さんが制作された古布のポストカードの販売は、いずれも大人気♪

スタジオクゥ初の手ぬぐい『股旅縞』も、こそっと参加しました。笑

こころやさん、台北でもいい笑顔です♪
当初、お客様への試着は、時間的な制約や紐の数などから考えて3名までとさせて頂いていたのですが、着付けを担当して下さった竹ノ輪のトキさんが、時間の許す限り繰り返し繰り返しお客様に試着を勧めて下さり、予定よりはるかに多い数のお客様にキモノ体験をして頂けました。(トキさん・・・輝いていたワ。


こんなことなら、時間的に無理だろうと紐が足りなかろうと、ホテルに置いてきた何枚かの浴衣も持って行けば良かった・・・と、ちょっと後悔。

会場であった福州街11號Cafeさんからお茶とお菓子が出された頃には、全体がかなりフリーな状態になって、お客様の方から積極的に、写真を見せて下さったり、お茶や日舞のお稽古の話をして下さったり、台湾のお勧めスポットを紹介して下さったり。笑
外のポスターを見て飛び込みで入って下さった方もいらして、キモノが着てみたくなったと一生懸命伝えて下さったのも、とても印象的でした。
実は台湾翻訳版には本への愛情がたっぷり詰まった綴じ込みのノベルティーが付いております。その制作を初日に女性モデルを務めて下さった方が、挙手してまでやって下さったのだということを、2日めのイベントが終わる頃に知って、そのことにも仰天致しました。
他にもたくさんお礼を言いたい人がいます。
翻訳者として、そして通訳として、隅々まで台湾の人達と私達を繋いで下さった簡玉芬さん。
彼女の働きがなければ、今回のイベントも翻訳版のクオリティーも保てなかったと思います。
台湾翻訳版には、日本人でなければ解らないような事柄について、大変に丁寧な注釈を入れて頂きました。

2日目のイベントで、暑い中、モデルとして浴衣を着続けて下さったおふたり。

自らも浴衣を着て会場を盛り上げて下さった台湾世茂出版のYさん。

モデルさんへのヘアメイクから物販まで、流れるように手を動かして下さった木内愛さん

記録写真の撮影から物販全般を取り仕切って下さった竹ノ輪のタケさん。

細かいところにまで目を届かせて、裏方に徹して下さったイーストプレスの営業Aさん。
中国語を駆使して台湾のお客様と日本からの参加者との会話を、会場内を走り回ってサポートして下さった私達の担当編集イーストプレスのKさん。
そして、今回の台湾イベントのために、小倉充子浴衣を無償で提供して下さった日本の方々。
盛り上がるイベントの様子を眺めながら、私の頭の中には、子どもの頃に読んだある童話が浮かんでおりました。
一人は千里眼、一人は韋駄天、一人は鼻息で風を起こすことが出来、一人はどんなものでも凍らせてしまう特別な能力を持つ。また別の一人は力持ち。
それぞれに卓越した能力を持つ友人逹に助けられて、非力な主人公がさまざまな難題を乗り越えて行くお話です。
あぁ、この人たちは、本当に自分達が果たすべき役割を良く知っている。そして、今この場で、それぞれの能力が存分に発揮されているのだなぁ・・・と。
本当に壮観でありました。
集まって下さった台湾のお客さまの笑顔と、イベントの主催及びゲストとして参加して下さったこの勇者達の姿が見られただけで、台湾に行った甲斐は十分にあったと思いました。
そして、私達がやらねばならぬことは、次の本を作ることであるとつくづく感じました。
ブログでは書ききれないことがたくさんあります。
『召しませキモノ
今回の台湾渡航でお世話になった方達の中には、続編に登場して頂くためにブログではまだご紹介出来ない方もいらっしゃいます。
先に仕上げなければならないのは『おひとり様のふたり暮らし』の方ですが(汗)、『召しませキモノ』の続編も、出来る限り早くお披露目出来るようにならねばと思います。
日本に帰ってからすぐに、芝崎るみさんから一通のメールが届きました。
そこには極短い文章で、私達には最高の賛辞とも呼べる言葉が書いてありました。
大事なことなので、これは秘密にしておきますが、皆さんにも伝わるような形で本にしなければと思っています。
最後に、私達スタジオクゥはイラストレーターであり、自分達をキャラとして使っているため、ネット上でも本でも顔出しをしていません。そのことで、お客様にも関係者の方々にも、写真の公開が出来ないものが多数あることに対して、少しばかりのお詫びを申しておきたいと思います。ご容赦下さい。
でも・・・

台湾と日本の関係者全員で撮った記念写真は、加工してでも載せておきたかった・・・。笑

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台湾に行って来ました7

会場は、福州街11號Cafeという素敵空間。

日本で言うと古民家喫茶あるいはギャラリー喫茶的なスペースを、台湾の出版社の方が用意して下さいました。
なんと一部屋だけではないのです。丸々一軒!!驚

奥の部屋では物販。ちょっと落ち着いた小さなお部屋でサイン会。一番大きな部屋でトークショウと、贅沢に使わせて頂きました。

さあ、開店前の準備だ!準備だ!!

2日目のイベントは大所帯。
私達としては、もしお客様が少なかったら、日本側の10人全員トークに加わって頂き、お客様と車座になってお話しようと思っておりましたが、客席はほぼ満席。

前日よりキモノ姿の方は更に増え、2日続きで来て下さったお客様も何人もいらっしゃいました。


台湾のキモノ女子たち。


トークはスタジオクゥと、芝崎るみさん・小倉充子さん・こころやさんの5人に絞ってスタートです。

前日の反省はありましたが、実はこの日はあまり心配はしておりませんでした。
もちろん、緊張は致しましたよ。

ですが、このメンツです。話が停滞しそうになって来たら、誰かが、リミッターを外すに違いありません。笑
そして、台湾の人達の口が開きはじめたら、どうやったってこのイベントはオモシロくなる!!そう信じておりました。
とはいえ導入は必要・・・ということで、この日は事前に小倉充子バージョン&芝崎るみバージョンのモデルさんを仕立てさせて頂きました。

か、かわいいじゃないか!!



会場内に溜息は漏れるものの、まだまだシャイな台湾のお客様。
シビレを切らしたように芝崎るみさんが叫びました。
「もっと、話そうよ!!」
これを境に、会場内は質問の嵐に包まれます。

通訳で入って下さった簡玉芬さんには、かなり大変な仕事であったと思いますが、滞ることなく会話は続き、あのまま無制限で続けていたら、夜になっても終わらなかったかもしれないと思う程。
大いに盛り上がって、イベントは、次のパートに移ります。

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台湾に行って来ました6
実は、2日間のイベントのどちらも、概要だけ決めて、話す内容などは細かく決めないままで行きました。
もちろん、2人だけの大雑把なメモは作っていましたが、当日何が起こるか解らないし、お客様の顔を見ながら話の方向性を考える方が良かろうと思ってのことでした。
初日は、こころやさんによる着付けのデモンストレーションが柱です。
ただ、前日の打ち合わせで、出版社の方に、どういうお客様がいらっしゃるか解らないので最初に本の内容を軽く説明するところから入って下さいと言われていたことと、キモノに関する説明をしなければならなくなった時に、どうしても私かこころやさんが話さねばならないことになることは想定出来ましたので、初日のトークの冒頭はうにさが務めることに決めておりました。
いつもなら私より緊張しないハズのうにさが、緊張している・・・。
かなりきちんとしたセミナー室的な会場の雰囲気と、熱心にメモまで取られる台湾のお客様を前に、ちゃんと話さねばと苦闘しているうにさを見ていたら、私にも緊張の波が・・・あぅ。
脳味噌が完全にフリーズするかと思ったその瞬間、うにさの横に柔和な笑顔が・・・、こころやさんがいてくれて、本当に良かった!!飄々と、そして堂々といてくれる人がいたことで、どんなに心強かったことか・・・。

人前で喋るのが下手でも苦手でも、とにもかくにも、喋らねば!!

会場には浴衣姿のお客様もチラホラ。


よっ!こころや!!

モデルさんも小倉充子浴衣で、笑顔♪
直前に男性モデルさんが変更になったことで、キモノの丈がちょっと長すぎるというハプニングはありましたが、女性への着付け、男性への着付け共につつがなく終わり、お客様の方の緊張感もほぐれ、私達の心拍数も徐々に下がって、トークショウは終了。

自分達が想定していたより、初日は少し硬い仕上がりになりましたが、この日の会場には、キモノのことをあまりご存知無い方から、キモノ好き、コスプレ好き、アニメ好き、台湾赴任中の日本人のご家族まで(お土産をありがとうございます!!)と色々でしたので、振り返ってみると、あれはあれで良かったのカモ・・・と思います。(でも、考えていたことの半分も喋れなかった・・・。苦笑)
しかし、ホントに緊張したのですよ。
どれくらいかと言うと、日本に帰ってから台湾の出版社の方が送って下さったイベントの写真を見て、ふたりで愕然としたのです。
うにさ・・・、眼鏡を2つ掛けてるじゃん・・・。驚
写真はトークショー後のサイン会の様子。

おひとりおひとりと少しづつですが、お話し出来たのはとても嬉しかったです。

台湾で人気のコミックエッセイ『失戀救星正港奇片』の原作者正港奇片さんも来て下さいましたよ♪
イベント撤収時の私。

1回やってみたかった、風呂敷の泥棒スタイル!!
台湾で実現出来ました。手に提げるよりずっと楽ちん♪
翌日のイベントはもっと緩く!祭のようになることを心に誓って!!初日のイベント終了。

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台湾に行って来ました5
書店が会場であるとは知っていても、並んだ本を横にして行うのか?不特定多数の人が往来する場所なのか?閉じられた部屋なのか?皆目見当がつきません。
解っているのは、鼎泰豐本店のお隣にあるということだけ。笑
不安でしたから、実は前日にふたりだけでこっそり様子を見に行きましたよ♪
入口に置かれたポスターによると、最上階にあるイベント専用のフロアで開催される模様。
エレベーターに乗ってポチっと会場階のボタンを押し、開いたドアから翌日使う予定のトルソの姿を見つけて、ヒャーヒャー言う私達。
「チラッとしか見えなかったけど、そんなに大きな場所じゃなさそうだね。」
「あれくらいの広さなら、お客さんが少なくても寂しくないよね・・・。」などと話しておりましたが、当日会場入りして驚きます。

お花いっぱい??
あ・・・、昨日エレベーターから見えたのはアプローチだけだったのね・・・結構広いよ・・・しかもかなりちゃんとしたセミナー会場みたい。汗
それまで思いのほか緊張していなかった私達でしたが、急激に心拍数が上がります。

(書店入口にて、いざ出陣の図。)
とにもかくにも、準備をせねば・・・。
トークショウの背景としてスクリーンに流す写真データを出版社の方に渡し、自分達は甘い百合の花の香りに包まれながら、まずは、トルソにキモノを着付けます。

アンティークのアザミのキモノに、帯はルミロックさんのストレッチ素材の半幅帯。
金魚の帯留も付けて、ひとまず完成。
仕上がった頃にこころやさんが現れて、男女二人分の着付けのデモンストレーションに使う浴衣や帯を出したところで、問題発覚。
紐の数が足りない・・・。
早いお客様はもう着席して待たれています。ホテルに取りに帰る時間はありません。
即座に、「僕の腰ひも外すわ~。」とこころやさんが手品のように帯の下から自分の腰ひもを引き抜いて、まずは1本。

(なんと現場写真が撮影されておりました。笑)
そうだ、トルソの帯結びに使ってる仮紐を抜こう!帯揚げあるから大丈夫なハズ!!スルリと抜いて、これで2本。
あともう1本、どこから抜こう??
自分が身に着けているものの中には残念ながら余分な紐はありません。
うにさへの着付けも私が行っているので、無いことは解ります。
となると、今着付けたトルソから捻出するより外はありません。むむむむむ・・・。

(悩んでる私の姿もしっかり写っておりました。笑)
え~い!腰紐抜いちゃえ!!
おはしょりの下に手を入れて、帯からの圧力でキモノが動かないことを確認しながら慎重に紐を引きます。
「なんとかなるもんやねぇ・・・」と3人でほっと一息しましたが、お客様にはかなり不審に見えたことでしょう。汗
トルソにバタバタ走り回る脚がついてなくて、本当に良かった・・・。
気づけば、席もかなり埋まって、始まりの時が来ておりました。

ピンチを乗り切って、少し緊張が緩んだ私に対して、むしろ緊張が高まったうにさ。
大丈夫なのか??

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台湾に行って来ました4
はい、物ではなくて人だったのです。
しかし、この自腹渡航のイベントに、付き合ってくれる酔狂な人なんているかしら??
手荷物で運ぶことが可能な限り、写真や物品を預かって行くのが順当なところかな??む~ん?
ところが、ところが、早々に日本の担当編集さんと営業さんが、自腹でついて行きます!と挙手して下さいました。

台湾への道行は2人から4人に。
人手が増えれば出来ることも変わりますし、何よりも私達の担当編集さんは中国語が出来るのですから、これはとても心強いことでした。
台湾行きのことで頭を支配された私たち(特に私)は、ある時期、何を見ても台湾のことばかり考えておりました。そうそう、小川郁子さんの帯留を手に入れた際の自分への言い訳も台湾でした。笑
そんな折、台湾行きの話をこころやさんに話したところ「台湾好きやし、日を合わせて遊びに行こうかな・・・」などと暢気そうな声が上がります。

「ちょっと待て!どうせ行くならイベントに参加して!!」
着付けのデモンストレーションを任せられれば、ゆっくり話を進めることが可能になりますし、なにより台湾の方に男性のキモノ姿も見て頂きたい!!
人数は5人に。
このあたりで、私たちは「台湾力」と呼ぶべきものがあることに気づきます。
多くの日本人が台湾に行ってみたいと思っているんじゃないかしら?
その時々の状況で行ける行けないはあるにしても、『台湾』という言葉を聞いただけで「行きたい!!」と反応される方のなんと多いことか・・・。笑
人を誘うこと自体が段々面白くなってきた私達、小倉充子さんが大の飛行機嫌いと知りつつも声を掛けます。
「充子さ~ん!!一緒に台湾行かない??」
「台湾にはずっと行きたいって思ってるけど・・・、船じゃダメ??」

スケジュール的に船では行けないことが解った小倉さんを台湾の美味しいもので責め立てて、竹ノ輪のお2人も鼎泰豐の小龍包で口説き落とし、型彫り師の木内愛さんも加えて、人数は9人に。
これで物販も出来るじゃないか!
最後の最後に『小倉さんと芝崎さん ~ゆかた&秋物受注会~』で顔を合わせた芝崎るみさんを捕まえて、100人力となりました。

総勢10名。
気軽に海外でのイベントに人を誘う私達がどうかしているのはもちろんですが、どう転ぶかも解らない誘いに乗ってみようと思う8人もまた、相当どうかしているな・・・。笑(私が言うな!!)
でも、台湾で何かオモシロイことが起きるに違いない、いや、起こしてみようと信じてくれたのがこの人たちだったのだと思います。
私達ふたりがこのイベントで出来た最大の仕事は、実はここにあったと思うのです。
イベントのための準備は、このメンバーが同行してくれることが決まった時点で、9割方整ったと感じました。
出版されたのが台湾で良かった♪
人を惹き付けてやまない『台湾力』と、同行者の冒険心ににひたすら感謝しております。

『「オーヴォ」を観にいくカロリーメイツ食の旅。 - ほぼ日刊イトイ新聞』は、きっちりプロローグからお楽しみ下さいませ!!
プロローグ→http://www.1101.com/cirque_du_soleil/ovo/2013-12-10.html
本編→http://www.1101.com/pl/131213ovo/?dt=20131213005435&ob
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台湾に行って来ました3

私達の本って、台湾でどういう人に読まれるんだろう??
コミックが好きな人なのか?日本に興味がある人なのか?キモノが好きな人なのか?

イベントに足を運んで下さる方達に、私達は何を望まれているのだろう??
少なくとも、日本でイベントを企画した時のように、ブログの読者さんが顔を見せに来て下さるわけでは無いということだけは見当が付きます。

(巨大ゼリー)
ただキモノを着てサインして帰るだけじゃつまらない・・・一方的に話すトークショーも気が進まない。更に言うなら、自分たちが主役になることもなんだかお尻がムズムズして性に合わない。

(下着屋さん前には蓮の実屋さん)
そもそも、人って集まるのかしら??
まぁ、よくそんな状況で行くことを決めたものだと我ながら思いますが、オモシロイことが起きるに違いないという妙な確信めいたものだけはありました。

(缶詰いっぱい!)
可能性を探るために、台湾の出版社の方に、いくつかの提案とたくさんの質問を浴びせかけ、自分達でも台湾のキモノ事情をリサーチしたところ、台北ではここ数年毎年浴衣祭りなるものが開催されていたり、日舞が盛んだったり、結婚式の衣装としてキモノが選ばれることがあったりと、多くの知らなかった事実を知ることになります。
異国の方にも、キモノって着られてるんだ・・・。
自分達が話すより、むしろ台湾の人たちのお話を聴いてみたいよなぁ・・・。
どうせ行くなら台湾の人に喜んでもらえて、自分達も楽しいことをせねばなりませぬ。

(干しナマコもいっぱい!!)
そうだ!台湾の人たちに私たちがオモシロイと思っているものを紹介しよう!!そして、台湾の人たちとそれについて一緒に話をしよう!!
そう考えた時に、出た答えは簡単でした。
続きは次回。

(無防備な犬をたくさん見ました。)

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台湾に行って来ました2
昨年の夏のこと、『召しませキモノ

日本のコミックやコミックエッセイが台湾で人気があるらしい話は耳にしたことがありましたが、最初に話を伺った時には、何故に台湾?そして、何故に台湾でキモノ本??と随分驚きました。
実際、あまりにも不思議に感じましたから、日本の担当編集さんに「これは新手の詐欺か何かではないですよね??」と念押しをした程です。苦笑
ニュースとしてはとても喜ばしいお話でしたが、一緒に送られて来た出版にあたっての諸条件を見ても、それが妥当なものかどうかの判断がつきません。
なにしろ初めてのことですから、これには困りました。
二三心当たりのある方にご意見を伺ったりしながら、最終的には、自分達が想定していなかった読者さんのところへ『召しませキモノ』を旅立たせてみたいという思いで決心をしました。

決めてしまえば、不安要素より楽しみな気持ちの方が大きいもので「台湾か・・・、行ってみたいよね。」「自分達の本が台湾の書店で並んでるの、見てみたいね・・・。」「美味しいものいっぱいありそうだよね・・・」と、うわごとの様に囁き合う私達。
それでも、ふたりで渡航するには時間も費用も掛かりますから、しばらくの間は、本気で行くことは考えていなかったのです。

そんな中、続編の取材で出会った方の中に、偶然にも台湾に度々仕事で出掛けられる方がいらっしゃいまして、翻訳版のお話をしたところ「きっと台湾の人達にもこの本は受け入れられるから、絶対に行くべきだ!!」と強く言って下さった上に、ご自身の台湾出張の際に、まだ出てもいない私達の本を台湾の方にお話して、この子達を呼んで講演でもさせてみないか??と私達の台湾行きを積極的に推して下さるということがありました。
お話を聞いて慌てましたし、それ自体は実現することはありませんでしたが、そんな風に思い入れて応援して下さる方がいるのを見ていたら、自分達のことなのだから、自分達がちゃんとしなくっちゃね・・・という気持ちになりましてね。笑

はい、私達、呼ばれてもいないのに「行きたい!!」と挙手してしまったのです。
これが、台湾でのイベントへの道のスタートです。
日本の担当編集さんを通して台湾の出版社に、現地での発売に合わせて渡航したい気持ちがある旨をお伝えしたところ、渡航に関する費用は出せないけれど、台北でのプロモーションの手配は台湾の出版社で一切引き受けて下さるとの大歓迎のご返事。
あれよあれよと言う間に、日程や会場が決まり、スタジオクゥ台湾行き決定!!

さぁて、台湾で何をしよう??

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台湾に行って来ました1

当のスタジオクゥからのご報告が遅くなり、申し訳ありません。
帰宅してからの数日間は、求めて来たお土産の撮影と発送、そして大量の洗濯物の山と格闘しておりました。
ようやくここ数日、台湾で仕入れて来た食材をアレコレと楽しんでおります。

なにはともあれ、今回のイベントに駆けつけて下さった台湾の方々、日本から同行してイベントを盛り上げて下さった芝崎るみさん・小倉充子さん・こころやさん・木内愛さん・竹ノ輪のタケさんとトキさん、私たちの本の翻訳とイベントでは通訳としても大活躍して下さった簡玉芬さん、そして台湾と日本両方の出版社のスタッフの皆さんにお礼を申し上げたいと思います。

本当に楽しい時間をありがとうございました。
行って良かった!!最高にオモシロかった!
どんな形になるかは解りませんが、あの時間を共有した方々と、またお会いしたいと願う気持ちでいっぱいです。

このブログを始めた頃、その先に、台湾でキモノ好きの人たちと笑い合える日が来るなどどは思ってもおりませんでした。
そして、今回の経験は、『召しませキモノ

何かに到達することよりも、展開することの方がずっと大切だという実感が今は、一番大きいです。
謝謝!そして再見!!
台湾のお話はしばらく続きます♪

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