履物騒動13
いつまで続くのか?とお思いでしょうが、あと少しです。苦笑
以前、うにさの別パラサイトの方でお話致しましたが、先日、うにさとふたりで1週間程関西方面に出掛けておりました。
その1週間の行程を通して履いていたのが、こちらのお草履。

キモノスイッチさんで販売されている、RumiRock×菱屋カレンブロッソの角草履でございます。
菱屋カレンブロッソさんのお草履は、色々な方から「歩き易い」「雨の日に強い」と聞かされて、長らく気にはなっていたのですが、鼻緒が嵌切りの履物を買う決心が中々つかづにおりました。
履物の前ツボがきっちり締まっているのが好みの私。足の甲も若干薄目ですので、普段から履物屋さんで鼻緒を挿げて頂く際には、標準よりも前ツボを締めて頂くことが多いのです。
鼻緒の調整が出来ない履物は、緩んだ時に高い買物になるのでは?という思いもあり、2年くらいパソコンの画面と睨めっこ。苦笑
今回の購入の肩を押してくれたのは、1週間の関西滞在でありました。
天気に不安がある上に、キモノの日と洋服の日があること、劇場に足を運ぶこと、草履がいいのか下駄がいいのか?雨対策はどうする?靴も必要なのでは?などと色々考えておりますうちに、荷物が膨大になりそうな予感。
嫌だぁぁ・・・。
考えていたことを一旦白紙に戻し、全行程を1足で賄えそうな履物を用意する決心をしたのです。(はい、横着が行き着いた結論とも言えます。苦笑)
履き慣れないものを1週間履き続ける不安はありましたので、出立前の数日間は試し履き。
角型でモダンな草履は洋服との馴染みも良く、おかげさまで、1週間これ1足で洋服もキモノも快適に過すことが出来ました。

沢山の方が書いていらっしゃるので、私が繰り返し言うこともないとは思いますが、クッション性が高いので歩き易く、雨にも確かに強いと思いました。(初日が雨でした。)
桐の下駄などと比べると、はるかに重さがありますが、重さを振り子にして歩くタイプの靴と同程度と思えば、特に気になるものでもありませんでしたよ。
とはいえ、心配なのは今後の鼻緒の緩みについて。
どうか長持ちしますように・・・、せめて他の草履の台と等しい寿命でありますように。
これで、しばらくは、履物の世話はしなくて済むハズ。
今回、踵を確認していない草履がまだあることについては、思い出さなかったことにしておこう・・・。汗

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暮らし家『冬の感謝市』のご案内
暮らし家『冬の感謝市』

2011年12月2日(金)~12月11日(日)
*5日(月)・6日(火)期間中休業
12時~19時営業
暮らし家店内&浦島太郎(倉庫)

そうか・・・、秋が終わって、もう冬が来るのですね。
気がつけば、花屋の店先にはポインセチアの鉢が並び、赤と緑のクリスマスカラーが街中に溢れているではないですか・・・困ったなぁ。
ねえ、うにさ!クリスマスはナシにしても、お正月は来るよね??
困っていても仕方がないので、暮らし家さんで息抜きしながら、先のことは考えよう・・・、うん、そうしよう。
関美穂子さんのカレンダーの取扱いもあるようですよ


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履物騒動12

まるで柄見本のような紬のおキモノに、宮崎のこだまさんで求めた木綿の半幅帯。

実はこのおキモノ、何年か前に、明るい色の紬が1枚欲しいと思っているところで出会ったしつけ付きの古着でしたが、中々袖を通せず今回が初卸しであります。

というのも、私にはコーディネイトが少々難しいおキモノでしたので、何度か挑戦してはみたものの、先送りになっていたのです。
一目惚れで集まって来たキモノや帯は、割合テイストが似ているので組み合わせに困ることもないのですが、こういうのは持ってないからね・・・の挑戦の買物は、ピッタリ合うものも箪笥の中に少ないので、着るまでに意外に時間が掛かるのですよね。苦笑

全体が緑に少し染まった様な色目のところに、赤茶色の八掛。
八掛がもう少し違う色だったなら、合わせ易いのになぁ・・・。
でも、諦めないぞ!!

帯裏のオレンジを見せて、八掛に響かせて、まぁまぁかな?苦笑

(しかし、後姿のシワが目立つことの方が問題かも・・・背中のは微妙に柄なのですケドね。汗)
仕立て替えをするには、あまりにも傷みがないので、ひとまずは小物使いで合わせる方法を探ってみよう・・・。

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履物騒動11

はい、再びであります。
前回、やっぴーさんに連れて行って頂いた後にサツマイモが入った酢豚の紹介を受け、あっくまさんからはお得なシュウマイセットをお勧め頂いたもので、行かずにはおられなかったのです。笑

そんなわけで、酢豚の定食と

シュウマイ付きの麻辣湯麺。

ここのところ、古くから続く中華料理のお店に立て続けに伺う機会があったのですが、どちらも酢豚のお肉の脂身が少な目。
意外にも昔ながらの日本の中華料理屋さんに、自分達の好みに合うものがあるのではないか?と再確認しているところです。
今度はどこに行ってみようかな・・・?お勧めがあったら是非お教え下さいまし!!

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履物騒動10
前回お会いした際のお礼にと大福を持って待ち伏せしておりましたところ、なんとやっぴーさんの手にも大福が!!
神保町交差点での思いも寄らぬ大福交換は、大福版カードゲームみたいでかなり面白かったです。笑
頂いたのは、亀澤堂さんの『大豆の豆大福』と

期間限定品の『新栗どらやき』。

あっさりした大豆大福と、明らかに新栗の味がするどらやき、美味しうございました♪(きっと走って求めて来て下さったのですよね。ありがとうございます~!!)
ちなみに、私達からの大福は正庵さんの『あんず大福』と『黒豆しお大福』でありました。

やっぴーさま!先日、大阪でお会いしましたが、次回はまた神保町で!!笑

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履物騒動9
次に私が向った先は、神田神保町。
そうですとも、手に入れたもののそのままになっておりました小倉充子さんの
鼻緒を挿げに、小倉さんのご実家である大和屋履物店さんへと足を運んだのであります。

もちろん、黒田商店さんや福島履物店さんで挿げることも出来たのですが、挿げをやって下さる履物屋さんは、今では少なくなってしまいましたから、頑張っていらっしゃるお店があると知ると、覗いてみたくなってしまうのが人情です。笑
しかも、小倉さんのご実家となれば、尚のことであります。
だって、あるかもしれないでしょう、小倉さんの作品が♪
うふふふふ、ありましたよありました。


小倉さんの展覧会と日程が合わず歯軋りしていらっしゃる皆様、大和屋履物店さんには、常時、小倉充子さんの鼻緒や手拭いが置かれております。

他府県から東京にご旅行の方にもオススメのスポット♪

少し悩みはしたものの、割り合いあっさりとスタンダードな2枚歯の台を選びました。

一番出番の多かった2枚歯の台を普段履きに下ろしたところでもあり、定番は常に必要かと。笑
大和屋履物店さんは、今は下駄専門で草履の台は置かれておりませんが、小倉充子さんの粋には、気取がない下駄の台が似合う気が致します。

うにさも手拭いを1本手に入れて、ふたりでホクホク。

しかし危うかった・・・、あんまりかわいいので、追加で鼻緒を持ち帰ってしまうところでありましたよ。
お母様のお話、とても楽しかったので、また遊びに行こう♪

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履物騒動8
3足の履物を抱えて訪ねたところ、1時間半くらい時間が掛かるとのことでしたので、お預けして、ちょいとご近所を散歩して参りました。

八王子の駅を背にして、福島履物店さんを少し過ぎたところにある黒塀通り。
平成21年11月に東京都の『江戸東京・まちなみ情緒回生』事業で整備された小さな通りです。八王子在住の方でも歩かれたことが無い方もいらっしゃるのではないでしょうか。(はい、私も初めてでした。笑)

かつて多摩地区最大の花町があったという八王子。
以前にご紹介した『「八王子に伝わる江戸の粋」~車人形と芸妓の綾なす恋~』で八王子車人形と舞台を競演なさった芸妓さん達がいらっしゃる置屋さんやお茶屋さんがあるのが、この黒塀通りです。

チョロチョロと歩いておりましたところ、雰囲気の良い1軒のお店を発見。

なになに?朝打ち生ぱすたと甘味のお店『すず』さんとな。
うふ

丁度小腹の空いたところ、試しに入ってみることに致しました。

花町らしく芸妓さんの名前の入った団扇が飾られております。
訊けば、なるほど、芸妓さんがオーナーさんのお店とのこと。

小上がりには、お茶道具が飾られておりました。
自家製生ぱすたは麺の種類が2種類。
平麺が殊に人気とのことでしたが、この日は既に平麺は売り切れておりましたので、平麺でない方(何て呼べば良いのかしら??)で『さっぱり大葉めんたい』。

『さっぱり』と謳われているだけのことはあって、かなりさっぱりとしたパスタ。その理由は胡瓜の千切りがね、入っているのですよ。うむ、これは夏場に良さそうです♪
八王子愛に溢れた可愛らしい店長さんとしばしお話し、新しいお店の発見に沸いた私でした。
今度は、平麺とオリジナルの桑茶を使った甘味を食べに行こう・・・。

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履物騒動7

古い津軽塗りの雨下駄でございます。
以前に蔵の中さんで見つけたデッドストックのお品です。

赤でも茶でも黒でもなく、グレー掛かった緑の津軽塗りは、一目惚れでありました。
けれど、爪皮がガッツリと金具で嵌切りになっている上に、樹脂部分が劣化しているため、このままでは履くことが叶わない状態。

これは、何とか再生させなくては!!と手に入れてから、早幾年??苦笑
古い爪皮も鼻緒も外して頂き、この台にも小へびちゃんを1匹投入。

歯の細い日和下駄(利休下駄)なので、履き始めにはツイストしなくてはね。笑

古い鼻緒は持ち帰り、分解してみました。

先に訪ねた黒田商店さんで拝見した芯の入れ替えが面白かったので、古い鼻緒の中も確認してみようと思いまして。笑
ちゃ~んと、足に当たる部分からはヨリのかかっていない芯が出て参りましたよ♪
黒田商店さんで6足、福島履物店さんで3足、よしよし、ゴールは近いぞ。

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履物騒動6
6つの履物を黒田商店さんで稼動可能な状態にした私、日を改めて、今度は八王子の福島履物店さんへと向います。
この日は、八王子駅の改札を出たところで、思いがけない幸福に♪

広島は三原の八天堂さんの出店を発見!!(常にはありませんので、ご注意!!)
こちらのクリームパン、クリームたっぷりで、抵抗感のない生地の食感がなんとも愛しい。そして、お菓子じゃなくて、絶対的にクリームパンなところが好ましいのです。
うむ、なんだか幸先の良い日だわ♪
福島さんで、すり減らした踵を間違いなく修理して頂き、2足の草履も、これで大丈夫♪

草履の幅や状態に合わせて、新しい踵を選んで下さいました。

こちらは写真を撮る前に履いてしまいましたので、既に削れて来ておりますが・・・。苦笑
福島履物店さんでは、修理用の踵やゴムのパーツなどの販売もされておりますので(通販可能)、自分でこまめにメンテナンスすれば良いのですが、お店が近いのを良いことにズボラな私。
なんだかんだで、いつでも相談に乗って頂ける履物屋さんが近くにあるのはとってもありがたい♪
さてさて、福島さんには、もう1足持ち込んだ履物がございました。

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履物騒動5

この日のおキモノは、頂きものの糸巻きのおキモノ。

春には、期せずして初午コーデになってしまったおキモノですが、今回は思いがけない物語が出来ていたりはしないと思います。(多分・・・。苦笑)
帯は入れ子升の市松に鳥やお花の入ったコバルトブルーの賑やかな帯。

この帯締めは、私にはクマノミに見えるのですが、うにさにはヘビに見えるらしいです。笑

うむ、やはり紫とオレンジの組み合わせは好きだな♪
しかし・・・、未だ新しいカメラに慣れぬため、カメラからパソコンにデータを移したところ、試し撮りの着姿の写真がやたらとあったのにはゲンナリ致しました。
うにさ、たいしてどれも変わらんよ・・・、私、自分の写真はそんなに見たくない!!最小限で行って頂戴。

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履物騒動4
もしももしも気に入る鼻緒があれば・・・と念のため持参しておりましたところ、出会ってしまったのですよ、好みの鼻緒と♪
『福寿』という文字がデザインされております。

随分と特殊な色目の台ですから、この草履は個性的な感じに仕上げたいかなぁ・・・と。
そして、実は今年の夏にお亡くなりになったみささんの香典返しに商品券を頂いておりまして、これはみささんから貰ったものとして形にしておきたかったのです。
だって、直接頂いたものでなくても、それを見る度にみささんのことを思い出せますでしょう。
ちなみに、うにさのもうひとりのお婆様であるとしこさんから頂いたのが、伊勢木綿の鰹縞。
友人のヨーコさん(モエカのお母さん)のお父さんから頂いたものも、お気に入りの夏の日傘へと形を変えました。
嫌なんです、こういう形で頂いたものをなんとなく使ってしまうのが・・・。
ちなみに、私の母方の祖母ふみえさんからうにさには、うにさの希望で大きめの黒の傘が贈られました。
香典や香典返しは、今時の生活で考えると、少し煩わしい思いもありますが、記しとして大切に持っていられるならば、気持ちの良いものなのかもしれません。

新しい草履、履くのがとても楽しみです♪

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履物騒動3
さて、インド刺繍の鼻緒は移動し、残された元の台はといいますと。

伊勢木綿の小へびちゃんを1匹投入。笑

実は、履き慣れた2枚歯の下駄。
確かに前歯が斜めになっておりましたが、捨てるには惜しい気が致しましてね。
要は、前歯の形を成形すればいいのよね・・・とばかり、小刀でショリショリと削ってみたところ、グラインダーで精密に高さを合わせる程のこともなく、思いのほか歩き易い状態になりました。

とはいえ、鼻先も削れて来ておりますし、普段履きの下駄に降ろすのが良かろうと、刺繍の鼻緒は移動させたのです。

帰宅後、塗装の剥げてしまった部分も、新うるしを使うまでもなく、簡単に油性マジックで補修。苦笑

よしよし、2足目も終了だ♪
他のお客さんのご様子を見ながら、もう1つ、また1つと履物を差し出し、鼻緒がゆるくなっていた、コチラやコチラやコチラの調整も済ませます。
この時点で5足が完了。
時間も大丈夫そうだし、最後の1つもお願いしようかな・・・。

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『池袋アンティークマーケット』&『大江戸骨董市』のご案内

2011年11月17日(木)~21日(月)
10:00~20:00(最終日17時閉場)
東武百貨店池袋店8階催事場(1~3番地)
そして、なんとこちらの催事の期間中、2日間限定で『大江戸骨董市』が同じ東武百貨店で臨時開催されるのです。
『大江戸骨董市in池袋東武』
11月19日(土)・20日(日)
11:00~16:00
東武百貨店池袋店8階屋上スカイデッキ広場
※雨天中止
う~む、一挙両得なイベントですなぁ♪
ちなみに、毎月第一と第三日曜に東京国際フォーラムを会場として開催される大江戸骨董市は、残念ながら会場の改修工事のため2011年11月~2012年2月までの間はお休み。
『池袋アンティークマーケット』&『大江戸骨董市』の詳しい出店情報は、アンティークモール銀座のHPでご覧になれますので、是非チェックをしてお出掛け下さいまし。
『池袋アンティークマーケット』の方に出店されるLUNCOさんからは、こんなご案内が届いておりますよ♪


皆様に良き秋の日を!!

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履物騒動2
まずは、新宿伊勢丹に出店されていた黒田商店さんに大きな包みを抱えて向ったのでありました。

ご無沙汰しておりますと、ご挨拶した後「今日はちょっと色々と・・・」と切り出して、1つづつ。苦笑
インド刺繍の鼻緒は、小判型の低めの2枚歯の台へ。

台が変わると、随分と印象も変わりますね。

気に入って選んだ台ですが、鼻緒を移す際にちょっと困ったことが持ち上がりました。
下駄の台には、鼻緒の後ツボを歯の内側で締めるタイプと、歯の外側で締めるタイプがございます。

元の台は歯の内側、新しい台は歯の外側。
そうなのです、新しい台に移そうとすると、鼻緒の紐の長さが少し足りなかったのです。
あら、残念、台を選び直さなくては・・・と思ったところ、鼻緒自体の長さは足りているので芯(紐)を長いものに替えれば挿げ替えられるとおっしゃるではないですか。しかも、すぐその場で。
もちろん、見たいです♪

古い芯の端に新しい芯を軽く結びつけて、スルリと古い芯を引けば、まるで手品の様に、あっという間に芯が入れ替わります。
私、てっきり鼻緒の芯というものは、内側で固定されているものだと思っておりましたので、びっくり致しましたよ。
芯もしげしげと見せて頂き、鼻緒内部の紐にはヨリがないことも確認。
なるほどなぁ・・・。
まずは、1足目終了♪笑

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履物騒動1
未だ進行途中で、その後のことを書けぬ状態の履物もありますが、久しぶりに履物のお話をしたいと思います。
はい、そうです。
私、ここしばらく、またしても履物のことで駈けずり回っておりました。
きっかけは、ちぐささんで手に入れたフィットの踵が磨り減っていることに気づいたことからでした。

しまった・・・ちょっぴり皮まで被害が及んでおります。汗
もしや??と思って他の草履を確認したところ、

こちらもやはり限界。
そういえば、黒田商店さんのインド刺繍の2枚歯の下駄は、前がねが取れてしまっているだけではなく、最近は何だかグラグラと歩き辛い。

アリャリャ・・・、前歯が随分と斜めに。
いかんよ、ひよさ・・・、コリャいかん!!
履物検めをするために、ずらりと履物を並べては引っくり返し、腕組みをしながらひと悩み。
更に、未だ挿げていない鼻緒や台まで引きずり出して、ようよう決心がつきました。
履物屋に行こう・・・。
しかし、この数は、一度には提げられないなぁ・・・。

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2011年10月暮らし家さんの催事を訪ねて2

この日、私達がお持ち帰りしたものは、黒地に赤い松の模様のお椀と、

アルミのお皿。

そして、またしても小さなお犬様。

お犬様は、時にドラエモンぽかったり、カオナシだったり、リアル貧相だったりで、最近は並べて写真を撮るのも難しくなって参りました。汗
虎は車座になれるのになぁ・・・。
そして、もう1つ。

丹波焼の壷。
ぷっくりゴロンとした見かけに、私、やられてしまいましたの。
実は、糠床を作る甕を長らく探しており、一目見て、これだ!!と思ったわけであります。
口がぐにゃりと歪んだところもにも愛嬌があり、これなら大事に出来そう♪
味噌作りとかも楽しそうだなぁ・・・夢の膨らむ壷。
ええ、糠床は、手入れが出来なくて、これまで何度かダメにしたことがございます。はい、また失敗するやもしれません。
でも大丈夫。この壷も山茶碗と同様『ダメなら花瓶』です。苦笑
手にしたとたん、うにさからは「どこに置くの??」と質されましたが、聞こえない聞こえない・・・。笑

しかし・・・、糠漬けのシーズンは遠いなぁ・・・春まで寝かせるのか??

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2011年10月暮らし家さんの催事を訪ねて1

いつもながらに、楽しい催事でありましたよ♪

テーマの1つ『裁縫チクチク』の正体はコレコレ。

小さな卓上ミシンや

洋裁セット。

あぁ・・・、こんなセットを子どもの頃にお父さんにお土産で買って来てもらったら、夢中になっただろうなぁ。(伯父さんからでもいいなぁ・・・。妄想)

縁起物の蒔絵の菓子器に入るのは紅白饅頭かしら?

こんな重ね重なら、お弁当にお饅頭の段も作れそうです。笑

ふむふむなる程、装丁が美しい限定復刻版の書籍が並べられた棚。
こういうのは、並んでいるだけでも楽しいですね♪
そして、今回の目玉であった、関美穂子×暮らし家コラボ草履。

可愛らしうございましたよ♪(より綺麗な画像はコチラで!)

しかも、このコラボ企画、楽しみなことにこれからも小物を中心にジワジワと進行するらしいのです。
ちなみに、次回の暮らし家さんの店舗での催事は12月。
皆様、首を長~くしてお待ち下さいまし。笑
ところで、昨年習った銀瓶のお点前に使えそうな湯沸し急須が欲しい私。

腰にくびれのある小さいのは、お煎茶用かしら??いい形なんだけどなぁ・・・。

悩ましき秋。


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台湾土産ときつねコロッケ
ここのところ、1日に予定を2つ3つ詰め込んでいることが多いのですが、この日も朝からバタバタしておりました。
行く先々でテンションを上げては、クールダウンするためにうにさにメールで報告をしつつ、ようやくこの日のゴール地点である西荻でうにさと合流です。
とりあえず、写真、写真。苦笑

この日のおキモノは、結城縮にみささんの葡萄の帯。

みささんのこの帯を締めると、また秋が巡って来たのだなぁ・・・としみじみ感じ入ります。

たまには手先をペロン。

本物の手の方は荷物で一杯。苦笑

半衿は秋らしく和キッチュさんの石榴と小鳥の半衿。
この日のゴールは、気楽な飲み会。
もう何年来になるかという長いお付き合いのミエコさんに、西荻の駅近でお魚の美味しい『しんぽ』さんに連れて行って頂きました。
ミエコさんは私が大学を卒業して最初の勤め先の先輩です。
その当時には、話せなかったことも、古い記憶になれば笑い話に出来るもの。
やはり、人とは長く付き合うのが面白い♪
ミエコさんにはお世話になってばかりなのに、台湾土産をたくさん。


伊予柑の石鹸に、お花が開く緑茶。

歯磨き粉のネーミングにおののかされ、

ドライマンゴーならぬドライイチゴに舌鼓を打ったのでありました。

見かけは肉片のようですが、香り高く、かなりスイーティー♪
ミエコさん!今度お会いするまでに、何か美味しいものを探しておきますね!
また一緒にお仕事致しましょう!!
話に夢中で、すっかり写真は撮りそこねてしまいましたが、しんぽさんはお魚はもちろんのこと、油揚げを衣にした『きつねコロッケ』が絶妙でありましたよ。
油揚げに程良い下味がついているので、ソースをつけなくても十分なお味。(これは真似しよう♪)

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2011年10月3回目のお稽古のお話
しかも、この3回目は、お手伝いして頂く他の社中の方々もご一緒の、大所帯のお稽古。
実際の水屋での物の配置や、人のポジショニングなど、先輩方にご指導して頂きながら、流れを作って参ります。
いつもは白衿も使わず、気楽なキモノ姿でお稽古に出掛ける私ですが、この日は白衿着用。

おキモノは一昨年のお茶会出席の際にも着用した5つ紋の紅葉と鷹のおキモノ。

帯は最近手に入れた青海波の袋帯でございます。

う~む、新しいカメラは色が飛び気味だなぁ・・・。
帯の色は手に入れた際にアップした写真の方が近いです。苦笑

もちろん、本番に準じたなどという指示があったわけではないのですが、自分の中での予行演習。
だって、重たくて厚い袋帯をしていると、お辞儀の按配も立ったり座ったりのバランスも変わって来ますでしょう。
ちょいと感覚を掴んでおきたいと思いましてね。
そして、このおキモノは大好きですが、今度のお茶会には使わないことに決めてしまったので、着ておきたかったのです。
上前をちょいとめくると、

落ち葉を拾う秘密の鷹。

120名~140名のお客様がいらっしゃる大寄せのお茶会。
動きが激しくなることを予想して、何よりも丈夫なキモノであることを優先すべきかと・・・。笑
お茶会でお尻がパックリ開くなんて・・・お話的には面白いのですが、避けたい・・・絶対に避けたい!!

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2011年10月2回目のお稽古のお話2
久しぶりの伊勢木綿のやたら縞の登場です。

ほっこりとした伊勢木綿の暖かさが気持ちの良い季節になって参りましたが、お稽古の水屋仕事においても、木綿は威力を発揮致します。
お茶の流派によっては、水屋着というものが存在するようですが、実は私が属している流派では、基本的に水屋仕事でも特別なものを着けません。
いついかなる時も、お客様の前に出られる姿で・・・ということで、見えない場所でも割烹着や前掛けなども着用しないことになっているのです。
お役が決まって初めてのお稽古でしたので、慣れない動きの中で粗相をすることも考えて、この日は木綿。
汚せば木綿であっても嫌なものですが、やはり気楽さが違います♪

帯は小浜の『あさい』さんで求めた半幅帯。

今、お店のHPを拝見したところ、お父様がお亡くなりになって2店舗の内1店舗は閉店されたことを知り、ショックを受けてしまいました。
お話も面白く、とても良いお店でしたので、必ず再訪すると心に決めておりましたのに・・・ご冥福をお祈り致します。
息子さん!!頑張って下さい!!(こんなところで言ってもなんですが・・・。)

長らく隙間が空いたまま使っていたデジカメ。
いよいよ危ない感じになって参りましたので、新しいものを手に入れました。
こっちが古い方。

こっちが新しいもの。

もちろん、撮影したのはそれぞれ逆のカメラです。
この日の着姿は新しいデジカメで撮ってみましたが、微妙に古いカメラの方が得意なこともある気が致します。
古い方が完全に壊れる前に慣れなくては・・・。
しかし、デジカメは随分お求め安い価格になりましたねぇ♪

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2011年10月2回目のお稽古のお話1
お茶会でのお役も決まり、お稽古にはお茶会ムードが徐々に高まって参りました。
お茶室の図面が作成され、動線を確認したり、当日の装いについてちょっとした申し合わせのようなものがあったり。
この頃、先生はお茶会用のお菓子選びに勤しまれており、お稽古で頂くお菓子も数種類。


右上は塩野さんの『萩』。
普段から美味しいお菓子をご用意して下さる先生ですが、お茶会を想定しての試し食べは格別楽しい。笑(写真を撮り忘れましたが、前回はささまさんのお干菓子も頂きました♪)
やはり、あーでもない、こーでもないと思案を巡らせて準備している時が一番楽しいものなのだと思います。

今はお茶会のお薄席集中特訓中のため、お濃茶はお稽古では出番がありませんが、主菓子級の栗きんとんもしっかり頂きましたよ♪

お茶室のお花は大文字草。

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2011年10月1回目のお稽古のお話
早朝から新井薬師骨董市に出かけた日は、お茶のお稽古の日でもありました。(『2011年10月新井薬師骨董市を訪ねて1・2』)
手に入れたものをうにさに預けて、パタパタとお稽古へ。
この日、ようやく秋のお茶会でのお役が発表され、少し胸を撫で下ろした私。
よかったぁ・・・、お点前さんは回ってこなかった。
いやぁ、あがり症なので、表舞台は苦手なのですよ。汗
水屋仕事はそれはそれで大変ですが、やはり裏方が好き♪
蔭点てで腱鞘炎にならぬよう、お運びで脚がもつれぬよう、スナップ運動と屈伸運動に励まねば!
そして、蔭点ては色んなお茶碗を一度に試せる良い機会。
楽しいお茶会になりそうな予感です♪

10月1回目のお稽古のおキモノは、みささんの萩の単衣。

帯は正尚堂さんで頂いたススキに蜻蛉でございます。

半衿は和キッチュさんの石榴と小鳥。

今回は小鳥が見えておりますが、逆にして使うと石榴が見える便利ものです。


ひと月も前のコーディネイトを今見ると、やっぱり寒そうだなぁ・・・。苦笑

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2011年10月新井薬師骨董市を訪ねて2

お寺だけに、こんな珍妙な風景も見られます。

後に見えるのはもちろん卒塔婆。(なかなか斬新で美しいディスプレイ♪)

どれでも¥1000の山からの宝探しや、

じっくり選んで見つける楽しみまで、楽しみ方は色々。

生憎の雨は、時に幸福ももたらします。
ちょっとづつね、晴れてる時よりお値段が下がるのですよね。苦笑
うにさとふたり、ちまちまとお買物。

蛸唐草のお茶碗やら、

菊のお皿やら、

少し古いアジアの籠も、傷の無いものが投売りでございました。

こういう袋帯が¥1500で手に入るのですから、やっぱり骨董市は止められないなぁ。(ちみっとシミはありますが・・・。)

さて、そんな中で私が最後に手に取ったのがこちらのお品。

瀬戸窯の山茶碗でございます。
はい、そうです。
浅草で鎌倉期の山茶碗を見初めてから、ずっと気になっていたのです。
伺えば、こちらは私が遊びに求めても差し支えないお値段。
釉薬が全くかかっていない鎌倉以前の素焼きのものなので、闘う相手としてはちょいと手強いかな??とも思ったのですが、手に入れて参りました。
さあ、これから楽しい時間の始まりです♪
じみじみと時間を掛けて、使えるように調整したいと思います。
心持ちとしては『ダメなら花瓶』です。笑
そのうちまとめてご報告♪

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2011年10月新井薬師骨董市を訪ねて1

毎月第一日曜日に開催される新井薬師骨董市は、布好きの方にはとても有名な骨董市であります。

お店の出店数や古着屋さん率の多さから言えば、町田天満宮がらくた骨董市(町田天満宮骨董市)の方が上だとは思うのですが、 新井薬師骨董市には希少なお品を扱われることで名物となっている古着屋さんが出店されているのです。
・・・とここで、町田天満宮がらくた骨董市のお話はコチラ・・・と書こうとしたところ、1回しかブログに上げたことがないことに気づいて驚いた私。光陰矢のごとしなのか、書き漏れが多いのか・・・?いずれにしても『2009年3月 町田天満宮がらくた骨董市へ1』『ロミちゃんからひよさへ』をご覧下さい。汗(ちなみに、今月は出向いて参りました。苦笑)

さて、新井薬師骨董市にお話を戻して・・・
ここでお宝に出会ったというお話は色々な方から伺っており、お宝を手に入れないまでも、私、お宝ハンター見物がしてみたいと思いましてね。笑
お客さんの年齢層は割りと高め。
早朝から元気なおばさま方が、お目当ての古着屋さんで大奮闘(格闘?)されておりました。
いえいえ、布を引っ張り合っていたとかそういうことではないのです。苦笑
なんでしょう、ともかく真剣なのですよ。
名物の古着商の方の口からこぼれる含蓄深いお話を、ひとことも聞き漏らさないようにしようと、布と向き合って真剣勝負をされている感じなのです。
残念ながら、小雨が降ったり止んだりするようなお天気の中でしたので、布を拝見している間にも雨が降って来ると、希少なお宝達を守るべくお客の方が率先して布を箱に入れて雨から守り、雨が止むと再び箱から出して拝見する繰り返し。
その間も、目利きと言われるご亭主のお話が止むことはなく、真剣勝負の緊張感とお年を召された方から醸し出される特有の穏やかさとが一体化し、不思議な空間となっておりました。
私自身は一見さんでしたので、今回はカメラも出さず、ご様子を伺うだけで退散致しましたが、宝探し7割、残り3割りは勉強会みたいな、よその市ではあまり見られないお店でありました。
通って益々面白いお店だと思います。(毎回『来月につづく・・・』の文字が出そうな感じ。笑)


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黒田商店ライブスケジュール

2011年11月2日~8日 JR大阪三越伊勢丹6階(和のくらし)
2011年12月15日~22日 三越銀座店M2階(サロンドきもの)
2011年12月25日~30日 伊勢丹新宿店6階(催事場)
2012年1月4日~10日 松屋銀座店7階(和の座)
2012年(25日間)博多座7階(福岡県)
2012年3月7日~13日 松屋銀座7階(和の座)『お客様の想像を形にする会』
2012年3月(予定)伊勢丹新宿店6階
2012年4月20日~26日恵比寿ガーデンプレイス三越1階(クロスイーギャラリー)
はい、そうです。
11月2日より始る、JR大阪三越伊勢丹での催事を関西方面の方にお伝えしなくてはならじ!!と書いております。笑

主に関東を中心に活動されている高松の履物屋さん『黒田商店』さん。
大阪へは今年の6月に引き続き2度目の出店となります。
6月にお見逃しになった方々、是非お出掛け下さいまし♪
素晴らしい鼻緒の数々はもちろんですが、オリジナルの革張りの下駄の試し履きもお忘れなく。
私はずっと欲しいと思いながら、中々手が届かないのですが、バツグンの履き心地ですよ♪(小一時間程お借りしてウロウロしたことがあるのです。苦笑)
伊勢丹新宿でのお話はまたあらためて・・・。

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9月の浅草にて8
先にも申しましたが、9月半ばを過ぎたというのに33℃もの夏日。
正直、こんな日は悩みます。
ルール通りに、単衣のキモノなんて着てしまったら暑くって頭がどうかなってしまいそうです。
かといって、絽や紗のおキモノを着るわけにも行かず、どうしたものか?
ゴニョゴニョと考えておりますうちに、なんだかストンと諦めがつきました。
今日はお茶会に行くのでもなければ、仕事先に行くのでもない。
骨董市に出掛けて、気楽な友人と食事をするだけのこと。
しかも、なんだか煙に燻されるような予感すらあるのです。笑
ここまで暑いのに、無理をして暦に合わせるのは、むしろ何かしらのバランスが失われているようにすら感じられます。
浴衣に襦袢を付けて着ることも考えましたが、意外とアレが涼しくないことも解っておりますし・・・。
あぁ、着ていて気持ちのいいものを着よう!
今日みたいな日こそ、自由にキモノを着なくては♪

そんなわけで、この日は阿波しじらを、浴衣の様に襦袢ナシで着ることに。

帯は綿絽の花菱。

はい、とても快適でございましたよ。
ノースリーブで歩いているような人もいらっしゃるような日でしたから、気候には大変合ったコーディネイトだったと思います。

髪も高く結い上げて、chinatsuちゃんから貰った巻貝の簪を真横に挿して、なんだかこの日の私は、全体的にメンソーレな雰囲気。笑

予想通りに、大いに煙に燻されて、キモノは翌日まるっとお洗濯。
もちろん体感としての気持ちよさもありましたが、気持ちが随分軽くなった日でもありました。

日常着なんて、そんなもんなんじゃないかしら?
少なくとも、日常着としてキモノを着ていたふみゑさんなら(現在102歳の明治生まれの祖母)、それでいいと言ってくれるような気がします。笑

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