大阪の想い出3
天王寺さんの翌日は、小彦名神社(神農さん)へ。

小さな小さな神社ですが、薬と病平癒の神様として、全国から信仰を集めている神社です。
きっかけは、その年(寅年)の初釜にありました。
立礼席に掛かっていたお軸に、小彦名神社の神農祭で配布される五葉の笹のついた張り子の虎が描かれていたのです。
訪ねてみたいなぁ・・・。
神農祭に合わせて行くとなると、何年先のことになるやも知れず、思い立ったが吉日かと。笑
五葉の笹はついておりませんが、おかげさまで、住吉神社で1つ増やした虎に加えて、更なる虎の車座。

ちょいと顔がレスラーぽかったり、

いささか器量には欠ける気もしますが・・・、

皆仲良くね♪
小彦名神社の社務所ビルにある『くすりの道修町資料館』も、丁稚奉公のシステムなどが解り易く解説してあり、面白く拝見致しましたよ。

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大阪の想い出2

あまりの暑さのため、うにさとふたり、テントの無いお店には長居が出来ず。

タイツなんて・・・見るのも嫌。汗
骨董市の店主にも「今日はフラフラしとったら倒れるで~」と言われる始末。(おじさん、それじゃあ商売にならないよ・・・。苦笑)

そんな中で見つけたシャーベット色の小千谷縮は、救世主のように見えましたとも。

使い勝手の良さそうな帯〆も3本ゲットし、退散退散。
入ったところとは別の門から出たところ、全く人影が見られません。
??あっちだっけ??
いや、こっちの道からでも行けるんじゃない??
すると、どこからともなく、路上で生活されていると思しきおじさんが、すぅっと現れて「なにしてんねん?」。
怯むふたり。
「これから、住吉さんの方へ行きたいんですケド・・・、こっちの道からでも駅に出られますよね??」
おじさん、一瞬考えた後に大きな声で「あかん、あかん、そんなややこしい道、行ったらあかん!!。右行って左!!」。
勢いに押されて「ハイ!」と返事をする私達。笑
ちょっと恐かったですけど、極めて明瞭な案内でした。
ありがとう、おじさん。


*金剛組のHPはコチラです。
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大阪の想い出1
先にご紹介した住吉大社参拝の前に、四天王寺の骨董市(毎月21日と22日)も覗いておりました。(21日は大師会(弘法大師の月命日)、22日は太子会(聖徳太子の月命日))

私が四天王寺さんを訪ねるのは二度目のこと。
中学生の時以来になります。
いえいえ、修学旅行ではないのですよ。笑
実は、この辺りには少しばかりご縁があるのです。
むかしむかし、父ひろしが子どもの頃のこと、天王寺の寺町界隈に暮らしておりましてね。(なんとひろし君は広島ではなく大阪で小学校を卒業しております。)
その当時のことを懐かしんで祖母ふみゑさんが四天王寺を訪ねた際に私も同行したことがあるのです。
小さい時からふみゑさんに天王寺のことを聞かされて育ちましたので、決して自身の思い出として結びつきがある場所ではないのですけれど、なんとなく懐かしく感じられる土地なのです。
昭和9年(1934年)の室戸台風によって五重塔が倒壊した時の話など、耳にタコが出来るほど聞かされたものですよ。(大阪時代のことを話す時のふみゑさんは、そこだけいつも大阪弁でありました。笑)
私がふみゑさんと一緒に四天王寺さんを訪ねてから、もう随分時が経ちましたし、少し写真でも見せてやりたいと思っての訪問。

北鐘堂やら

石舞台やら

亀池やら・・・祖母と一緒に歩いたのも、この辺りの記憶が一番鮮明です。

9月とはいえ、残暑の厳しい日ではありましたが、頑張って五重塔にもしっかり登ってみました。(ヘトヘト・・・。)

撮った写真は、ふみゑさんよりも、父ひろしの方が興味深く見ていたようですが、いつか機会があったなら、住んでいた場所や、曽祖父のお墓のあったお寺なども訪ねてみたいものです。

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2011年8月お稽古2
この日は、シャーベット色の小千谷縮に野葡萄の兵児帯。

野葡萄の兵児帯は、つい最近、大阪の『はきものきもの弥生』さんで求めたものです。デッドストックの張りのある紗の生地を一重のまま帯として使えるようにして下さっているので、とにかく軽くて涼しい!!

手に入れてからというもの、ついつい手が伸びるお気に入りの帯となり、ブログに登場させるのは今回が初めてですが、この3週間くらいの間に4~5回は使っております。
おかげで、未だ一度も箪笥に入ったことがございません。笑

他にも芯の入らない百合の夏帯など持っておりますが、布の張りがあるものであれば、形を作るのも難しくないですし、芯の無い帯は夏場にはありがたいですね。

キモノの柄は、目玉模様に見えますが、実は七宝に花菱。
こちらの小千谷縮は、昨年の9月、こころやさんをお訪ねした際に、四天王寺の骨董市(毎月21日・22日開催)も覗いて参りましてね、そこで手に入れたものであります。
古着とはいえ、あまり着倒してないものなので、これから育てることが必要なキモノの1つです。
同じ小千谷縮でも、祖母ふみゑさんから貰ったものは着倒してあるとみえて、体への馴染みが良く、あらためて頂き頃であったなぁ・・・と。笑

帯留には透かしが涼しげな龍の帯留。(もちろん、お稽古の最中は帯留は脇に仕舞います。)
鹿の角とのことでしたが、随分と幅広なので、何かの骨ではないか??とひとり疑る私。苦笑
そのうち、詳しい方に出会ったら、訊ねてみたいと思いますが、こういうのは、中々判明しないのですよね・・・。

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2011年8月お稽古1
この日のお稽古では、主菓子を先生にリクエストさせて頂きました。
かねてから一度頂いてみたいと思っていた亀屋則克さんの『浜土産 はまづと』。

外側の包装を解くと、花押(かおう)がデザインされた紙に、熨斗飾り。

更にその下には、桧の葉がそえられた籠が登場♪
せっかくなので、この籠も桧の枝も活かしましょうと、先生が出して下さったのは赤い塗りのお盆。

誂えたようにピッタリです♪

これがお菓子ということを知らないで頂いたら、網の上に乗せて焼いてしまうかも・・・。苦笑
貝の蝶番ははずれておりますので、腹側(二枚貝は蝶番のある方が背、足の出る方が腹。一応、背と腹があるのですよ。笑)に軽く爪を掛けて貝を開きます。

綺麗な琥珀色(いや、むしろ黄金色)に茶色のポチが1つ。
見た目の爽やかさとは異なり、かなりしっかりとした食感と甘さ。
大徳寺納豆の塩気とネッチリ感も効いています。
ある種の想像を覆される強いお菓子ですわ・・・。
開封から、頂くまで、とても楽しむことが出来ました。
ちなみに、余分にお取り寄せをして、お稽古の後、自宅でうにさと並んでもう一度頂いたのですが・・・。
2つ並べると猫の目そっくり!(写真を撮れば良かった・・・。)
妖怪がテーマのお茶会にも、ぴったりかもしれません。笑

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朋さんの雪花絞の帯
雨が降っていたり、久しぶりのことで話に花が咲いたりで、朋さんの当日のキモノ姿をカメラに収めることを失念していた私。
残念に思っていたところ、数日後に朋さんから雪花絞の帯の着用写真が送られて参りました。(気の回る友人に感謝!!)

セルフタイマーで立ったり座ったり、四苦八苦しながら撮ってくれたらしく、きれいに合わせていたお太鼓とタレの柄が撮影時にズレてしまったことにちょっぴり悔いが残っているとのこと。(ごめんね、難儀をさせました。)

お母さんから、褒め殺しにされるかと思うくらいに、新しい帯は大好評だったそうですよ。笑

こころやさんでは新しい雪花絞の帯が出来上がっておりますので、チェックをお忘れなく!!(ショップの方ではなく、ブログの方に写真が掲載されております。)

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2011年7月ロミオに会いに2

生まれてすぐに会った時には、祝福モード全開のコーディネイトでありましたが、この日は紺地のおキモノにluncoさんで頂いた百合の帯。


帯留の瑪瑙の鯉で、子どもの成長を願っている感じのコーディネイトですが、いえいえそれだけではありません。

この紺地のおキモノは、ロミちゃん宅からの頂き物。

そうです、ロミちゃんをとてもかわいがって下さっていた大叔母さまのおキモノなのです。

最初にロミオ君を抱っこする時には、是非ともロミちゃんの大叔母さまのおキモノを纏いたいと思っておりました。

大切なおキモノを譲り受けた私としては、お役目が全う出来た様で、ひと安心。
小さなことですが、こういうことは大事にしたいのです。

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2011年7月ロミオに会いに1
ロミオ君に会いに、ロミちゃん宅へお邪魔して参りました。
今年の1月に生まれたロミオ君、アララ・・・会わない間に異星人から子どもになってる!!笑

やっぱり指が長いと思うなぁ・・・。
ロミオ君の誕生以来、ロミちゃんからのメールには、必ずロミオ君の写真が添付されているのですが、赤ん坊ってこんなに笑う??と不思議に思う程に満面の笑み。
是非ともカパッと開いたお口の写真を撮りたいと、何度もシャッターを切ったのですが、これが中々うまくは行かない。
「この携帯が好きなんだよ♪」とレモンイエローと水色のロミちゃんの携帯が現れたとたん、溢れるような笑顔。
スゴイ!!
でもね、ほんの少し視線がずれたり、口のカパッと具合が閉じてしまったりで、私のカメラではベストショットが撮れないのです。
やはり、最高の笑顔はお母さんに向けられるものなのかもしれませんね。(母の特権)

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神楽門前湯治村のお話3
先にご紹介したお醤油『鬼退治』には、こんな仲間のお醤油もあります。

『鬼退治』は、めでたく我家の常備調味料入りしております。笑
『縄文あいす』は卵不使用の黒米入りのアイスクリーム。


お餅のチップが入ったような食感です。

この『田舎手作りこんにゃく』ムリムリした食感で美味しかったですよ♪

湯治村の中には、昔懐かしいような小さな街並みが再現されており、その中には、美土里町産の地大豆『安芸白芽』を使った『岩豆腐』や、安芸高田市の桑田の庄で取れたお米『桑田米』が使われた『十三舞(とおみまい)』という地酒などもあり、地域色を楽しむことも出来ます。(もちろん父ひろしは『十三舞』を頂いて、ニンマリしておりましたとも。笑)

湯治村ですから、温泉水の石鹸も欠かせません。

こちらは世界に名高い筆の都『熊野町』のフェイスブラシ。(熊野町は安芸郡ですが・・・。)

化繊のものと異なり、肌へのあたりが優しく気持ちよいので、その後、ともこさん(うにさのお母様)とちこさん(うにさの叔母さま)にもプレゼント致しました。
ちこさん曰く「どんだけ汚れてたのか・・・」と思う程に、洗い上がりに鏡に映った顔が白くなると・・・。(私も、不思議にそう思います。笑)
私達親子は日帰りでフラリと遊びに行きましたので、一日掛かりのお神楽も数演目しか拝見することは出来ませんでしたが、次はうにさと一緒に泊りがけで遊びに行きたいところです。
遠方からお出掛けの方へ!!広島観光のどこかとついでには行けない山間部にポツンとありますので、1日しっかり『神楽門前湯治村』で楽しむつもりでお出掛け下さいましね♪
***オマケ***
『神楽門前湯治村』の帰り道、国道沿いの道の駅と地元スーパーを足して二で割ったようなお店に入ったのですが(後で調べたところ、産直市場ICHIKURA八千代店と判明。)、そこで求めた米粉のラーメン。

『咽声忠左衛門(のどごえちゅうざえもん)』。
奇妙な名前以上に、目を引いたのがパッケージのイラスト。

首枷??驚
ラーメンとは程遠いイラストに、ギョッとして母やすこに訊ねたところ、江戸時代の初めに手枷、足枷、首枷をつけられたままで、用水路の水を引くために地域に貢献された人だとか・・・。(詳しくはコチラでお読みになれます。)
あまりのインパクトに買わずにはいられなくなった商品なのですが、思いがけず美味しく、でもきっとあそこでしか買えないのだろうなぁ・・・と、ちょっと残念に思っているラーメンなのでありました。笑
地方物産は、楽しい♪♪

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神楽門前湯治村のお話2

美土里町の十三神楽団総出演の神楽大会でありました。
お昼の12時に始まり、終了は夜の10時を過ぎる一日掛かりの神楽大会。
とはいえ、堅苦しいものではないので、チケットを購入すれば、神楽ドームへの出入りは自由です。
午前中に神楽門前湯治村に到着し、まずは資料館へ。

小さな資料館ですが、古い神楽面や衣装は中々に見応えがあります。


神楽面って、本当に大きい!!

そして恐い~~。

併設されている天然ラドン温泉に入浴した後は、『鬼より辛い夜叉うどん』を頂き、

お土産物の下見をして、いざ神楽ドームへ!!

この日の演目は
1:神降ろし 日吉神楽団
2:羅生門 黒瀧神楽団
3:葛城山 塩瀬神楽団
4:黒狐伝(中編) 日吉神楽団
5:山姥 青神楽団
6:滝夜叉姫 上河内神楽団
7:日本武尊 横田神楽団
8:壇の浦 中北神楽団
9:塵倫 錦城神楽団
10:戻り橋 広森神楽団
11:岩戸 桑田天使神楽団
12:紅葉狩 天神神楽団
13:悪狐伝 神幸神楽団
14:大江山 美穂神楽団
十三神楽団なのに14演目??と思われている方もいらっしゃると思いますのでちょっとだけ解説。
最初の『神降ろし』は神楽奉納の最初に舞う『神祇舞』の1つであります。
神楽は、神様に奉納するためのものですから、神様がいらっしゃらないとお話にならないでしょう。まず来て頂くわけですね。笑
そして、2~14の演目『能舞』をご覧に入れる・・・という段取りになるのだそうです。
ちなみに、神様がお住まいの場所(神社等)ではない場所で神楽を奉納される際には、『神降ろし』ではなく『神迎え』と言って区別されるそうですよ。(神楽はどんな場所で舞っても、神様のためのものなのです。)
撮影もOKでしたので、少し写真もお見せ致しましょう♪

土蜘蛛登場!!

は、激しい・・・。

ん?

イエティ??
違います!!玉藻前です!笑
いや~、とても興味深く拝見しましたよ。
舞台の上はもちろん、舞台の下も・・・。笑
桟敷席で2歳くらいの子がね、神楽を見ながら一心不乱に舞うのですよ。
しかも、何人かそういう子がいるのです。
全く騒いだりせずに、大人以上に集中しているのです。(ちゃんと演目と演目の間は座って休んでました。笑)
舞や装置に惹き付けられてもいるのでしょうが、太鼓や笛の音に根源的なものを感じるのかもしれませんね。
未来の神楽の担い手を見たような気がしました。
お神楽は、あらすじを知っていた方がより楽しめるものの様な気がします。
純粋な舞いの部分と、物語の部分、そしてその繋ぎになっているところが鮮明に見えて来ることで、面白さが増す様な気がするのです。
とはいえ、舞の最中にスピーカーから解説が流れて来るようなのは、甚だ興ざめですけれどね・・・。(数年前、東京のある神社の神楽で実際に行われていて、泣きそうになりました。)
もう少し、神楽について勉強してみよう・・・。

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神楽門前湯治村のお話1
昨年の9月のこと、父ひろしと母やすこと3人で広島は安芸高田市にある『神楽門前湯治村』に出かけて参りました。(うにさの別パラサイトにてユウさんへのご返事としてチラリとご報告しております。)

神楽門前湯治村は、広島の山間部にある、ラドン温泉と芸北神楽が一緒に楽しめる施設です。

3000人を収容することの出来る神楽ドームでは、毎週末の定期公演の他に、年に何回かの神楽大会が開催されます。
神社の神楽殿ではなくて神楽ドームで??っと不思議に思われる方もいらっしゃることと思いますが、広島に帰省すると、東京では考えられない程頻繁に神楽が披露されるイベントのポスターを目にします。

ある時は地域の文化センターで、ある時はスーパーの駐車場でも・・・。
以前、地元の夏祭りの神楽を取り上げたこともございますが、広島は全般的に神楽の盛んな土地なのでございます。
その熱狂ぶりは、概ね北へ北へと島根県の石見神楽に近づく程、上がって行くように思います。

子どもの頃、夏の夜にふみえさん(母方の祖母)に連れられて、学校の体育館で座布団をひいて、夜神楽を見た覚えがございます。
私の実家も広島のいわゆる市内から見ると北に位置しますが、母やすこの実家は更に北にあり、私の家の近所よりもずっと神楽が盛んでありました。
演目が変わっても変わっても、大蛇(オロチ)や鬼が出てきて恐いし、いつ終わるのかも判らず、太鼓と笛の音が響く中、疲れて眠ったことが思い出されます。(目が覚めた時には母の実家でした。)
それでも、今ふり返れば、私が子どもの頃は、神楽や盆踊りなどの町や村の共同体で行う行事というのが、どんどん縮小されていた時代でありましたから、今の様に神楽が再び盛んになることは思い描いてはおりませんでした。
神楽門前湯治村のある美土里町には、なんと13も神楽団があるのです。
それぞれに氏神社を持つ神楽団ですが、小さな町の中で大人も子どもも、神楽に携わっていない人はほとんどいないとのお話も聞きました。
あって当たり前のものも、本当に無くなる危機が来た時には手遅れということも多々あります。
13もの神楽団を守り続けるのには、いかばかりの努力と忍耐が必要であったことでしょう。

神楽を大切に守り続けた美土里町に神楽ドームなるものがあるのも、頷ける気がしませんか。

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暮らし家『懐かしさのかたち展』ご案内
暮らし家『懐かしさのかたち展』

2011年8月11日(木)~8月24日(水)
10:00~20:00(最終日は17時閉場)
東急百貨店吉祥寺店7階特設会場
はい、私のご紹介が遅いので、既に催事は始っております・・・ごめんなさい!!。汗
とはいえ、ちょっぴり長い2週間の催事ですのでまだ十分間に合います♪
催事で扱われるキモノ情報が暮らし家さんのブログにアップされておりますので、是非予習をしてお出掛け下さいまし。笑
期間中は、八王子のお店の方はお休みになるようですので、くれぐれもお間違いなく!
丁度、井の頭公園(井の頭自然文化園)では、スタンプラリー『日本の動物と妖怪Part3 東北編』も開催されておりますので、子どもさんとご一緒のお出掛けも楽しいかもしれませんね。(暑さ対策は万全に!!)
『日本の動物と妖怪Part3 東北編』
2011年7月16日(土)~8月31日(水)
井の頭自然文化園 本園の正門先と分園の表門先で配布
定員
平日先着100名
土日祝日および8月13日~15日は先着200名
※本園と分園あわせて
楽しい夏休みを!

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国芳に会いに4

猫や狸にまつわるものも思いつかず、妖怪帯は夏物ではありませんし、どうしたものか?
うにさに意見を訊いたところ、浮世絵を見に行くのだから『粋で派手なもの・・・』とのリクエスト。

そんなわけで、箪笥の中を引っ掻き回し、槌車のおキモノとなりました。

帯は、槌車(水車から文様化されたもの)に合わせて、宝珠の付いた橋の欄干柄。

同じ柄の半幅帯も所持しておりましたが、思い切ってコチラに送らせて頂きました。
きっとこの夏は東北のどこかで使って頂いていることでしょう。

姉妹の帯を東北に旅立たせたことで、これからはこの帯を手にする度に震災のことを思うようになるのだと思います。

震災から5ヶ月が過ぎましたが、まだまだ支援は必要とされている状況です。
皆様、少しづつでも出来ることを続けましょうね♪

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国芳に会いに3
若い時分には、原宿や青山の東京らしい風景に心踊ったものですが、今はむしろ、見ておかねばならぬものは別のところにあるような気すらしてしまいます。
年のせいかしらん??
以前から、うにさとふたりで話していることがあるのです。
お婆ちゃんの原宿と呼ばれる街『巣鴨』。
ある日突然、目からウロコが落ちたように、そこが自分達の街になる瞬間がきっとあるに違いない・・・と。笑
数年前、母やすこが東京に上京して来た際に巣鴨を訪ねたことがあるのですが、私には休憩所がやたらと多い普通の商店街にしか見えなかった街が、母の目にはとても買物のし易い楽しい街として目に映ったそうです。
今、自分に一番しっくり来る街探し、してみたいと思いませんか?笑

結局この日、私達が一番沸いたのは、表参道にある新潟のアンテナショップ『新潟ネスパス』でありました。

新潟の地酒が練りこまれた『アゴだしらうめん』はかなりあっさり系で『にゅうめん』の様。

これなら体調の悪い時にでも頂けそうです。
栃尾の油揚げは、一般的な油揚げと厚揚げのおいしいとこ取りをしたようなお味。

ちなみに、厚揚げや油揚げに使うお醤油は、広島のフジマルダイ醤油(大前醤油本店)の『鬼退治』が私のお勧めです。

唐辛子の辛味に、ほんのり甘みも入ったお醤油で、薬味にはネギや茗荷よりもルッコラが良く合います。
神楽門前湯治村で販売されているものですが、メーカーからのお取寄せも出来ますので、是非お試しあれ!

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国芳に会いに2
ここは、かねてから訪ねてみたいと話していたお店のランチビュッフェに立ち寄ることに致しました。
ところが・・・、勢いづいて出掛けたものの、どうもピンと来ない。
ふたりで目をキラキラさせるくらいに美味しい発見があることを想像していたのですが、何故か互いに目が輝いて来ないのです。

う~ん、普通だなぁ・・・、期待値が高過ぎたのか??
話し合いの結果、多分私達はトマトに対しての許容範囲が狭いのであろうという結論に。苦笑

美しくはあったのですけどねぇ・・・。
まぁ、そんなわけで、お店の名前は伏せたいと思います。
絶賛出来ない自分に、なんだか心の狭さを感じますワ。苦笑

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国芳に会いに1

実は、私が会期を勘違いしておりましたため、前期展示を見逃し、拝見出来たのは後期展示のみ。
楽しみにしていたのに「済まん・・・、うにさ!」。
言い訳するようだけど・・・、現在静岡で開催中の(今年の春に大阪で開催されていた)『没後150年歌川国芳展』が、12月には六本木の森アーツセンターギャラリーに巡回して来るから許してね・・・と、ひとまずは事なきを得たのであります。苦笑
とはいえ、念願の『荷宝蔵壁のむだ書』や、お気に入りの『其まゝ地口猫飼好五十三疋』(引越しの度に、複製画を壁から剥がしては持って歩いている。)の本物が拝見出来て、大満足でありました。
国芳は、ふたりで突っ込みを入れながら拝見するには打って付け♪
小声で「匂いそうだよねぇ~。」「うわっ、変な顔!!」「下手っぴ!下手っぴ!」と囁き、笑いを堪えながらの鑑賞は格別でありましたよ。(本当に下手と思っているワケではありません。念のため・・・。)
こういうものは、目を吊り上げて鑑賞するよりも、笑いながら拝見したいのです。

しかし、国芳さん、八畳敷きの狸のキン○マに殊のほかご執心のご様子。
大好きな猫を描いている時より、筆が走っているように見えたのは私だけでしょうか??笑
現在、太田記念美術館で開催中の『歌川芳艶 知られざる国芳の門弟』展も面白そうです。

そういえば、以前にイラストで『国芳一門浮世絵草子』を取り上げたことがありましたね。

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2011年7月お稽古2
何故かお稽古の日は雨に当たることが多く、この日も怪しい雲行き。
前回同様に浴衣で臨むつもりが、雨に降られることを考えると、爪皮を付けたり、コートを着ることの出来るキモノの方がいっそ良かろうと、キモノに袖を通すことに致しました。

長く着ていなかった唐草模様のおキモノは、恐らく麻とポリの交織。

肌に張り付かず、目が粗いのでポリ混であっても風通しは良いのですが、シャリシャリしたおキモノはキモノ自体が膨らむので、やはりちょっぴり苦手です。汗

帯には朝顔。

帯揚は、モダンアンテナさんのかわいい手染め格子。

実のところ、夏物ではない帯揚なのですが、どうしてもこの色味が使いたかったので、暑いのは我慢です。(モダンアンテナさん!!、是非夏物で多色使いの帯揚も生産して下さい!!)

手持ちの夏物は総じて袖丈が長い・・・、布にハサミを入れる抵抗感から、私、完全にタイミングを失っております。苦笑
さて、この日、先生のお宅に到着したところ、「暑かったでしょう~。」と出して頂いたのが『ひやし飴』。
これまで、あれはきっと好きではないものに違いない・・・と、勝手な想像の下に一度も口にしたことのなかった私。
一口頂いて、深く反省致しました。
おいしい~♪
口ざわりも優しく、生姜の風味が爽やかで、後味もすっきり。
体が生き返る様な気すら致します。
しまった・・・、これを知らずに生きて来たなんて!!
いえね、もっとトゲトゲした甘みで、飲んで尚喉が渇くようなものであるに違いないと思っていたのですよ。
イケマセンねぇ、食わず嫌いは・・・。
ちなみに、今回頂いたのは岩井製菓さんの『あめのもと』でありました。
私と同じ理由で未だ『ひやし飴』を口にしたことのないうにさ。
人生の損です、一刻も早く試してみるように!!
でも、東京ではあまり見かけませんよね・・・。
東京の美味しいひやし飴情報をお持ちの方は、是非お教え下さいまし。
もちろん、本場京都情報も募集中です。笑

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Lunco『晩夏と夏の大セール』にて
本日は昼過ぎから、目白まで出掛けておりました。
Luncoさんにね、ちょいとご用があって伺ったのですが、お店にはセールの文字。(既にお出掛けになった方も多いことと思います。)

『晩夏と夏の大セール』
2011/7/28(木)~8/9(火)
目白LUNCOにて 12:00~7:00
初秋模様の着物 帯 帯揚 帯〆 刺繍半衿
夏着物 夏羽織 帯 小物 70%~30%OFF
古裂全般 70%~30%OFF
(新着商品は除外されます)
あらら、なんてラッキーな日なんでしょ♪
既に初日からは幾日も過ぎ、残り2日の催事では喜べない・・・と思われるやもしれませんが、いえいえご心配要りません。
Luncoさんの催事では途中で商品の追加がされることがしばしばあるのです。
丁度、夏物の半衿と帯揚を補充したいと思っておりました私にしてみれば、かなりありがたいセール。

ちゃーんと望みのハギレを手に入れてホクホクでございます。
そんなわけで、またしてもいくつか面白いものを写真に撮らせて頂きましたのでご紹介したいと思います。

帯揚にも使えそうな長さのある涼しげな虫籠と蜻蛉のハギレは、掛け軸にしても素敵に違いない・・・ポワン。(お茶の先生が掛けられる古布を使った表装を想像中。)

こんな蟹の刺繍の入った帯で海辺をお散歩したら、ゾエアに刺されることもないかもしれません。笑

ん??クマムシ??
ではなくて、熊!!
しかし、ただの熊ではないのです。

全体を見ると、なにやらキラキラと光っておりますでしょう。
実は、射手座に

乙女座。

そうです、この帯は夜空の星を描いた帯。
熊は、恐らくおおぐま座。
うにさは、こぐま座ではないかと言うのですが、こぐま座ならもっと尻尾がビヨ~ンと長いと思うのです。笑

青楓に赤い鳥の止まったおキモノや

帯留も充実。
最後に深さのある小さなガラスの器を2つ手に入れました。

こちらは震災の義援用の商品。
感じの良いレトロなガラス食器がいくつか並べられておりますので、キモノと一緒に是非ご覧になって下さいましね♪
しかし・・・、今日の写真、意識して撮ったわけでもないのに、白と青が多いですねぇ。
暑い日は、知らず知らずの内に、涼しげな色が恋しくなるのやもしれません。笑

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2011年7月お稽古1
風炉と炉の差こそあれ、四季を通してお茶室にお湯がたぎっていることには変わりなく、覚悟のお稽古。笑
お点前中にポトリとお茶に汗をたらすようなことがあってはならじと、この日は浴衣で臨みました。(お稽古中は、浴衣でも足袋は必ず履きます!)

グレー地に、紺の菊模様の浴衣は、うにさの父方のお婆様であるとしこさんのもの。同じ柄行で、ほんのちょっと色味の違うみささん(母方のお婆様)のものもあることは、以前にもお話しましたね。

帯は、こころやさんで求めた雪花絞の帯。

活躍しております♪

お茶ではあまり使われないお花も、先生の手に掛かれば大きなチェコガラスの器に浮かび、

お茶室に涼が運ばれてくるのです。

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去年の夏休み8
賢島から津への帰り道、ひょろりと立ち寄ったのは寿司かっぽう『はま崎』さん。
前夜、あれほどの魚介を頂いたにも係わらず、お寿司は別腹。笑
せっかくなので、4人であれこれ頂いてみました。

にぎりを2人前に、

てこね寿司に

秋刀魚の押し寿司。

流石、海に近いだけのことはあって、申し分ない鮮度でありましたよ♪
ここのところ、お寿司と縁遠い私、写真を見ただけで『寿司袋』が鳴り、『おすし野』が活発に・・・。
うにさへ
寿司切れで、動けなくなるかもしれないので、補充が必要です。

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去年の夏休み7

創業明治38年の老舗の真珠屋さんは、『男はつらいよ 第39作 寅次郎物語』のロケ地になったことでも有名です。

いえいえ、真珠を求めに伺ったのではないのですよ。
実は、松井眞珠店さんでは、アンティークジュエリーのコレクションをお店で展示なさっているという情報を得まして、それを覗きにね。苦笑

落ち着いた店内には、貴重なコレクションからお手軽なものまで、真珠がぎっしり。(当たり前です、真珠屋さんですから・・・。笑)
普段宝飾店などにはご縁が無いので、うにさとふたりであれば、緊張のあまり見るべきものも見ずに出てきたところかもしれませんが、この日はともこさん(うにさのお母様)やちこさん(うにさの叔母さま)とご一緒でしたので心強く、ゆっくり拝見することが出来ました。
まあるい真珠よりも、バロック(ゆがんだ真珠)、白い真珠よりも黒が、私の好みだなぁ・・・。
目の保養とばかりに、柔らかい真珠の輝きにうっとりしておりましたところ、少し毛色の違うものが目に止まりました。
以前にご紹介したお干菓子『真珠糖』のことを覚えていらっしゃるでしょうか?そうです、この時に見つけたものです。
これは良いお土産と購入し、喜んでおりましたところ、更なる発見が♪
真珠貝の貝殻で作ったバングルです。

あら、素敵かも。

お値段も優しい。
キモノに付けても、存外、素敵なんですよ♪

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去年の夏休み6
向った先は、志摩半島を更に南下した、熊野灘と遠州灘の境界にある大王崎灯台(波切灯台)。

灯台に上がる前に少しだけ岬を散策してみました。

何が祀られているかまでは解りませんでしたが、海を臨んで建つ素朴な神祠。

海岸の高台には、防風壁と建築物が一体化した要塞の様な建物。

なにやら、魅惑的♪

どうも、1軒のお家ではなく、中に道が通っているらしくあるのですが、踏み込んでいきなり余所様のお宅である可能性もあり、ここは好奇心を押さえてぐっと我慢。笑
実はこの辺りをウロウロしたのには、少しお目当てがあったのです。
波切といえば、古来より『波切節』と呼ばれる鰹節の産地。
『マルテン』さんの鰹節工場を探して彷徨っていたのでありました。
工場は無事発見出来たものの、残念ながら待望の『たべるかつお節』は品切れ。
おかげ横丁にも置かれているそうですので、次の機会を狙いたいと思います。
灯台に向う道は、向かい合う土産物屋が軒を重ねそうな程に細い坂道。

気持ちいいね~♪

海だね~♪♪

ひと運動した後は、海岸にある干物屋さんで、子柱の炙りをしっかり買い喰い。笑

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去年の夏休み5
ともこさんの(うにさのお母様)ご推薦のお宿です。

相撲で国体出場もされたご主人にちなんで、マッチ箱にはお相撲さん♪
気さくで温かい女将さんのお人柄はヘイサクの件でもお解かり頂けると思うのですが、なんと言っても網元さんのお宿ですから、料理が凄い!!



さ、刺身で溺れる・・・。(幸せ~~



名物の岩牡蠣はもちろん、リクエストして出して頂いた『伊勢エビの具足煮』も。


まるで海の幸に襲われるかの様な、ご馳走の数々♪




さて、こちらの北川さん、あらためてネットで検索を掛けたところ、農林水産省のHPで紹介されているではないですか!!
『お宝!日本の「郷土」食 3 [三重県畔蛸(あだこ)町]』
何々??『しょっから』というお魚の発酵食ですって??
しまった・・・、これは是非とも食べねばならぬものでありました!!
うにさ~、北川さんにもう1回行かなくちゃ!!
食べ頃を確認してから出掛けましょ♪笑

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去年の夏休み4
敵を捕獲し損ねたため、その場で正体は掴めなかったのですが、お宿の方にご相談したところ、
「ヘイサクを貼っておいた方がいいねぇ・・・。」と。
へ、ヘイサク・・・ですか?(誰??)

出して下さったのは、大きなお花の焼酎漬。

虫やクラゲに刺された際に、これをペタリと傷口に貼っておくと、どんな虫刺されの薬よりも良く効くという、志摩地方に昔から伝わる民間薬だそうです。
ほっほ~、これは面白い♪
面白い上に、お蔭様で傷は跡形もなく回復♪♪
しかし、ヘイサクとはいかなるお花か??
オクラの花に似た大きなお花と伺ってもピンと来ずにおりましたが、翌朝、お宿の方がお花を採って来て下さいました。

大きな黄色いお花の正体は、トロロアオイ。
そうです、紙漉きに使われるトロロアオイです。
頂いたお花は早速焼酎漬に。(半年くらい漬け込んでから使用するそうです。)

更に、ヘイサクことトロロアオイの種までお土産に頂き、これは貴重と、種は父ひろしに預けることに。
だって、東京のマンションのベランダで育てるより、広島のお庭で育てた方が成功率が上がりそうでしょう。
ひろし君、ちゃんと今年の夏育てているかしら??娘は虫刺されの薬を所望しておりまする。(送る時は、焼酎漬にしてから送ってね♪)
ちなみに、帰宅後、かすかに見定めた色と形からネットで探索したところ、私を刺した犯人の正体の方も確定出来ました。
海老や蟹などの甲殻類の幼生ゾエアでありました。
蟹を追い掛け回した私だけが刺されたのも無理はないかと・・・。反省

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