2011年5月母と娘の京都旅行1
5月末のこと、久しぶりにちょいと京都に出掛けておりました。
仕事で忙しかったハズでは??とお思いのことでしょう。
はい、忙しうございました。
ですから、2泊は致しましたが、母やすこと新幹線のホームで落ち合い、ホームで別れるという荒業の京都旅行でありました。汗
今回の京都訪問は、昨年から待ち侘びていた計画。
細かい旅行内容は直前に慌しく決めてしまいましたが、核となる大きな目的があったのです。
それは、私が所属している流派のお茶会出席。
西本願寺さんで開かれた『古儀茶道藪内流竹風会設立四十周年記念茶会』でありました。
今を去ること350年余り前の寛永の頃(二代真翁さんの頃)より、藪内流と西本願寺さんとの間には深い縁(えにし)がございます。
薮内に入門している者にとっては、西本願寺さんで開かれるお茶会への出席は憧れ。
昨年から、2011年の5月には西本願寺さんの親鸞聖人750回大遠忌法要(だいおんきほうよう)に合わせて大きな茶会が開かれると話を聞き及び、是非とも参加したいと計画を練っていたのでありました。

・・・で?何故そこに私の母やすこが??
実は、私の実家が浄土真宗西本願寺派の門徒でありまして。
私自身は不信心なもので、全くの無自覚なのですが、実家の方には子どもの頃から今に至るまで、ずっと月参りにお坊さんがお経をあげにいらっしゃいます。
小さい時には、祖母ふみゑさんに連れられてお寺に何度も行った覚えもありますが、概ね私はお話の間は境内で遊んでおりましたので、法話の1つも聞いた覚えがありません。苦笑
ふみゑさんはもう年を取り過ぎて、お寺とか信仰には関心も薄れてしまいましたが、入れ替わる様に今は母やすこがお寺に行くのを楽しむようになりました。
母の実家も同じ宗派であり、両親(私の母方の祖父母)ともに、西本願寺さんにお骨が分骨してあることとも関係があるのかもしれません。
母は数年前に、思い切って西本願寺さんで帰敬式(ききょううしき-おかみそり)を受け法名も頂いているのです。
そんなこんなで、私とは別の立ち位置で母にとっても西本願寺さんは憧れ。
西本願寺さんでのお茶会ならば、さぞかし喜ぶであろうと、先生にお伺いを立てたところ、流派に所属はしていないものの、正式な手続きを取ってゲスト扱いで参加させて頂けることになりました。
良かったね、お母さん。

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お茶のお稽古の記録9
今年は例年以上に袷の着残しが多く、ほぼこれが最後になりそうでしたので、昨年袖を通さなかったもので、好きな色目のものを着ることに。(腕がニョキニョキしておりますが・・・。苦笑)

以前に風雅舎さんで頂いた豆のおキモノに、

これまた別の機会に風雅舎さんで頂いた縞に牡丹の帯。

無意識に合わせたのですが、同じお店から出たものは、やはり相性が良いのかもしれませんね。笑

風雅舎さんにも正尚堂さんにもしばらくご無沙汰しておりますわ・・・。
お元気にされているかしら??

実は5月の末に京都には伺ったのですけれども・・・、ツレがおりましてね。笑

というわけで、次回からは京都のお話。

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お茶のお稽古の記録8

1泊で三重から我らがローマイヤ先輩ワカちゃんが1年ぶりに遊びに来てくれていたのですが、今年はお肉と一緒にキモノや帯まで。驚
頂いたのは実家のお母様のおキモノ。
ええ??美人三姉妹がいるのに、いいの??
あぁ、なるほど。スリムでノッポの美人三姉妹には小さすぎるおキモノなのね。
では、遠慮なく頂きます!!と早速の着用です♪

合わせたのはピンクの牡丹の帯。

こんなだったりあんなだったり、うにさが着用したり・・・でブログへの登場頻度の高い帯です。
この日は端午の節句に合わせて、ひそかに御所人形も。

ココ、ココ!!

人様から見れば逆さですけど、私から見ると、丁度目が合う感じ。笑
しかし、このおキモノの色彩、学生の頃にワカちゃんが作っていた作品に通づるものがあるなぁ・・・。

こういうものを見ながら彼女は育ったのだなぁと、しみじみ思ったのでありました。

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お茶のお稽古の記録7
4月は1回お休みして、お稽古に出席したのは1度のみ。
台風みたいな大風の吹く雨の中、初めてお稽古に洋服で出掛けたところ、びっくりするくらいに勝手が違ってお点前がやり難い。
ほんのちょっとの差なのになぁ・・・。
そうしたものであるかと、懲り懲りしてあらためてお稽古にはキモノで伺おうと決心を固めた私でありました。
しかし、どうもお稽古の日は雨づいているようで、5月1回目のお稽古も台風1号の影響で雨。
この日は、五月の節句の室礼で、お菓子にも小さな鯛焼き。

こちら、日本橋屋さんのお菓子でその名も『天下鯛へい』。
そして、紫蘇の香り豊かな仙台は九重本舗玉澤さんの『しおがま』。

先生の『願い』が垣間見えます。
そんな中、秋に再びお茶会のお席持ちが決まったとのお話。(た、大変だぁ~!!)
ここ数ヶ月、本当に座って仕事ばかりしておりましたので、足元が以前にも増して心許ない私。
一等最初に鍛えねばならぬのは、お茶の所作よりも体力づくりかもしれませぬ。(しごきの夏になるのか??汗)

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LUNCO『もう一度きれ市と初夏のセール』のご案内

『もう一度きれ市と初夏のセール』
2011年6月29日(水)~7月5日(火)
12:00~19:00
目白LUNCOにて

そう♪セールです♪♪
夏着物・帯 30%~50%OFF
夏半衿 ¥525
夏帯揚・帯〆 ¥1050 他
はぎれ 30%~50%OFF
夏キモノが大好きな方にも、お細工が好きな方にも嬉しいお知らせですね。
伊勢丹の催事に行きそびれた方も、伊勢丹で心残りのあった方も、コリャ行かねばなりませぬな。笑
私ですか??そりゃ心残りはありますとも。笑
LUNCOさんのSALEでは過去に掘り出し物を引き当てたこともありますし♪
え??もう一押し背中を押して欲しいと・・・?
了解しました!!
今年の夏のお買物は、日本の景気を助けるに違いない!!・・・と私は思うことにしています。
大風呂敷の詭弁で、世界平和ってことでどうでしょう??笑
行ってらっしゃいまし。


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キジモモアリゴシ3
立て続けに凹むのは仕事にも障りがありそうな気が致しましたので、2本目はあらかじめ曲げてある竹を使いました。
そうです、一昨年の暮に京都で求めていた茶杓用の竹材です。
これならば、曲げ以外のところに集中出来る!!
1本目で果たせなかった節裏の『雉子股』や『蟻腰』、幅広で兜巾(ときん)型の露先、試したいことはいくつもあります。
理想通りには行きませんが、どうにかこうにか形に仕上げて、ひと安心。

・・・と思えると思っておりましたが、甘かった。

曲げを自分でやったものではないという事実が、何だか重くのしかかるのです。

多分、曲げの作業が出来た上でなら、それなりの満足感も得られたのでしょうが、克服出来ない感じが、克服出来ない。
あぁ・・・、我ながら面倒臭い性質。苦笑
そんなわけで、タリエちゃんから譲ってもらった煤竹を使って、3本目の茶杓作りに挑む私。
私ごときが練習用に煤竹を使うとはなんと勿体無い・・・と思われる方もいらっしゃるやもしれませんが、本人、大失敗の1本目から大真面目に成功させるつもりで作っているのですから迷いはありません。
しかし、よく乾燥した煤竹は、青竹よりも硬く、更に難攻。
曲げる位置はそれ程狂わなかったのですが、浅い曲りの上に背中にヒビ。涙

露先こそ1本目より太くはなりましたが、煤竹の硬さを味わっているうちに、節下を細く細くしたい気持ちになってしまい、またしても異形な茶杓。

しかし・・・曲げ、難しいです。
多分、曲がることをきれいに思い描ける様になった時に、ひょいと曲がるのだろうと思うのですが、そこに辿り着くのが難しい。
立て続けに3本作った後、ゆるやかに4本目と5本目に着手している私。
長い闘いになりそうです。
ちなみに、作った茶杓は、名ナシのまま、しっかりお稽古の時に使っております。
不出来であっても、作ったものはそれなりに愛おしい。

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キジモモアリゴシ2
ヘトヘトにはなっていたものの、講習会中にひとりだけ到達することが出来なかった曲げの作業がやってみたくて仕方がない。
明日にしよう・・・と思ってみても、どうも気になる。
気になって気になって気になって落ち着かないので、結局、夜中にモソモソと蝋燭を準備して、曲げに掛かります。
む、難しい・・・。
柔らかくなって来たか??と思えども、うまくタイミングが掴めず、ああでも無いこうでも無いと試しているうちに、
「うぎゃぁ・・・!!」
私の叫びに、うにさも部屋から飛び出して参りました。
目指していたのは中程に節のある『草』の茶杓、なのに、節から遠い遠いところが曲がってしまったのです。涙
あぁ・・・、やはり一度寝て起きてからやるべきだった。
疲れた・・・、もう寝る。(ひよさ撃沈。)
翌日、予定外のところが曲がってしまった作りかけの茶杓を眺めながら、指導して頂いた先生に対して申し訳ない気持ちになる私。
ヘンテコな茶杓になろうとも、ここで投げ出してはイケナイ!!
曲がった箇所から節の位置までを測ってみたところ、丁度『行』の茶杓が作れるくらいの長さがあります。
全体の幅を細くすれば、もしかすると仕上げられるかもしれない・・・。
そんな成り行きで、全体が細い細い茶杓が1本仕上がりました。

いささか異形ではありますが、仕上がりが見れて、ひとまず良かった・・・。

でもね、納得出来るハズもなく、ここから仕事の合間を縫っての、茶杓の夜鍋が始るのであります。苦笑
そんな自分が嫌・・・。

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キジモモアリゴシ1
4月初旬のこと。
お茶のお稽古の一環で、とても楽しい行事がありました。
この日は広い集会所を借りて、更には特別講師もいらっしゃり、全員が汚れても良い洋服で臨みました。

持参したのは小刀、会場にはブルーシートに切株に鉈。

そうです、待望の茶杓作りの会でありました。
本来は良く乾燥させた竹から作る茶杓。
しかし、竹の扱いも解らぬ私達のこと、当初は竹薮に竹を取りに行くところから開始される予定でありましたが、雨のため事前に先生が竹薮から採って来て下さった青竹を使って、演習が始りました。
竹の節の取り方によって、茶杓にも『真行草』があります。
節が無いのが真、節が一番端に来るのが行。
今回目指すのは節を中程に据えた『草』の茶杓。
普段何気なく使っている茶杓ですが、いざ作るとなると凡そ幅10mm長さ180mmばかりの竹の中に、微細な景色があることを痛感させられます。
茶杓の露先を、節を中心にして竹の上下どちらの向きで取るか?
竹の肌にある溝も、茶杓の景色となります。
露先の形や曲げ方、節裏の形から厚みまで・・・う~ん??自分がどんな茶杓が作りたいのか??正直なところ迷走気味。苦笑
『蟻腰(アリゴシ)』や『雉子股(キジモモ)』などという、名称に心を踊らせつつ、ともかく方法論を学ぶことを優先に。

青竹を選ぶところから始まり、午前の内に削り出している人が多い中で、正午過ぎ、私まだまだ油抜きの行程。(遅い?とろい・・・??汗)
焦りながらも、早い段階で時間内に仕上げることは断念。
しかし、この諦めが良くなかったのです。
茶杓の一番の難関は、やはり竹を曲げる行程。
ここを、先生がいらっしゃる時に試してみるべきでありました。
蝋燭の炎で炙り、すんなりと曲がる方もあれば、焦げてしまったり、思いとは違った形になったり、竹にヒビが入ってしまったり・・・、む、難しそうだ。

講習会の最後に記念撮影。(青竹のものがこの日作られた茶杓達。枯れた色のものは見本です。)

私のは一番左。
いえいえ、巨大な茶杓を作ろうとしていたわけではありませんよ。苦笑
まだまだ途中です。

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『LUNCOのサマーピンクブルー』にて
出掛けて参りましたぞ♪

本日の、永田欄子さんのトークショーにもたくさんの方が足を運ばれたことと思いますが、私が伺ったのは17日(金曜日)の昼間。
トークショーではありませんでしたが、欄子さんの面白おかしいお喋りに、たくさんの元気を頂いて参りました。

そして、またしてもお許しを得て、お宝をパチパチとカメラに収めさせて頂いたのであります。(催事のご案内に載ってないものを中心に撮影してみました。)
こちらの紗の帯はすごかった・・・。

元は袋帯だったものを2本の帯に仕立て直されたもので、夏の水辺の生き物の刺繍がとても楽しく施されておりました。

メダカもいれば、金魚や鮎のような魚や手長海老やオタマジャクシまでも。

カエル嫌いの私でも、このおタマは好きですわ・・・。

黒の絽の帯には、

波間にタコや

イカ♪
鷺の帯に、

怪しげな雰囲気を放つ龍の帯。(手前にいるのは僧侶か呪術師か??)

こちらの水玉に蜻蛉の着物は麻生地。

何度も水を通されたとみえて、麻が苦手な方にも優しい柔らかさでありました。(とっても着心地が良いに違いない!!)
気づけば、生き物シリーズみたいなセレクションになってしまいましたが、アンティークらしい刺繍帯や、


LUNCOさんらしいひねりの効いた面白柄も満載でありましたよ。
玩具の帯や、

あれれ・・・舞妓さんがウィンドサーフィンしている帯まで。

相変わらず、やってくれますなぁ・・・LUNCOさん!!笑
そんな楽しい催事の中で、目を引いたのがこちらのおキモノ。

水玉の上布です。
LUNCOさんのイメージとは少し異なる様に思われるやもしれませんが、いえいえ、こういうものも沢山扱われているのですよ。
反物の片端には水玉模様が入っていないので、衿のあたりはこんな感じ。

甘すぎず大人可愛い一品でありました。
どれもこれも喉から手が出る思いで拝見させて頂きましたが、まぁ、そこは懐と相談の上、きちんと、私好みのお品をお持ち帰りさせて頂きましたとも。
チラッ。

お買物の中身については、夏の間に着姿でご紹介したいと思います。
『LUNCOのサマーピンクブルー』の開催は2011年6月21日(火)まで!夏支度に、新宿伊勢丹へGo!!

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久しぶりのお買物2
暮らし家さんに出掛けた私が、キモノと帯だけを提げて帰って来るワケが無い。
あたりまえの様に、チョコチョコとしたお買物をして参りました。苦笑
暮らし家さんでは、古い家具や建具の一部からオリジナルのインテリアなどを作製して販売もなさっています。
今回頂いたのはフォトフレーム。

震災の時、埃まみれのまま倒れた古い写真をもう少し良い状態で飾ってやりたいと思いましてね。
しかし・・・、入っている古布がかわいらしくて、入れ替えるのが惜しいなぁ。笑

こちらも探し物の小さい五徳(・・・というか、多分アルコールランプ用の三脚台)。
五徳の使い道については、うふふ・・・またいづれ。
そして・・・カオナシ。

ひとしきり買物を済ませて、ぼんやりとコーヒーを頂いておりましたところ、棚の奥の方に赤い顔が見えまする。
あれは・・・、張り子の犬の様に思えるけれど、目鼻がないなぁ・・・。
暮らし家さんオリジナルの作りかけかしらん??
コーヒーを手にしたまま近づいて、ご主人にお訊ねしたところ。
「いえいえ、オリジナルではないんですよ。あと少しで完成なのにねぇ・・・、どうしてか?止めちゃったんでしょうねぇ・・・。」
あらあら、目もない子と、目が合っちゃった。苦笑
目鼻を入れるつもりで連れ帰った私ですが、このただただ赤い顔が不思議な感じで徐々に気にいって参りましてね・・・、もう目鼻を入れるのはよそうかと。
そのうち、体の模様だけ入れてみようと思います。
ちなみに、目鼻の無い張り子の犬は、あのリアル貧相な痩せ犬以上にうにさに衝撃を与えたようでした。
う~ん、うにさ・・・、我家が雑然としているのは、多くはうにさに責任があるのだと思って来たけれど、もしかしたら6対4くらいで、私の方に原因があるかもしれない・・・。汗

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久しぶりのお買物1
タイミングを外してしまいブログでご案内出来なかった6月の暮らし家さんの催事に、私、密かに出掛けておりました。
いやぁ・・・、仕事の終了を目前にしての前祝というか、追い込みからの逃避というか・・・。苦笑
しかも、慌てて出掛けたためにカメラを忘れ、暮らし家さんの美しい展示風景を記録することも出来ず、ただただ自分ひとりが楽しい思いをして参ったのであります。(うふふ・・・。)

『暮らし家3日間限定初夏の謝恩SALE』(もちろん、既に終了しております。)
そんなわけで、戦利品のみのご紹介。(あぁ・・・、震災後初めてのお買物ですワ♪)

雲丹の刺繍帯に、縦絽の沢瀉(おもだか)のおキモノ。

夏物にめっぽう弱い私。
雲丹柄の帯については、以前から探しておりましたので即決でしたが、おキモノの方は手に取ってからしばし悩みました。
対抗馬がね、いくつもあったのですよ。苦笑
最終的に、縦絽のなんとも儚い肌触りに打ちのめされて決定。
夏が待ち遠しいですねぇ・・・。

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『LUNCOのサマーピンクブルー』のご案内


(封書で頂いたご案内のため写真に折り目が付いておりますが、ご容赦を!)
『LUNCOのサマーピンクブルー』
2011年6月15日(水)~21日(火)
10時~20時
新宿伊勢丹本館7階
美しい画像は是非LUNCOさんのブログの方で!!
LUNCOさん!!しばらくご無沙汰しております。
私、長らく仕事籠りしておりましたが、出口まで、あと少しにございます。
行けるカモ・・・。

例年のことなれど、夏物に弱い私。
案内を拝見しただけで、既に心穏やかならず。
6月18日(土)14時から開催される永田欄子さんのトークショー『永遠のピンク -大人になってこそ-』にも皆様、振るってご参加下さいまし。(きっと元気を頂けるに違いない!!)

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キモノユーザーに出来る支援
4月から呼びかけは始っているそうですので、既に物資を提供された方もいらっしゃるやもしれません。
NPO法人『きものを着る習慣をつくる協議会』による『浴衣で被災者に安らぎを』。
以下、河北新報の2011年6月7日の記事です。
着物愛好家でつくるNPO法人が、浴衣を岩手県陸前高田、大船渡両市の被災者に贈る準備を進めている。日本の伝統衣装を身に着け、安らぎを感じてもらうのが目的で、18、19の両日に100枚ずつ配布する予定。浴衣で楽しんでもらう盆踊りも計画中で、浴衣や帯の寄付を募っている。
浴衣を集めているのは「きものを着る習慣をつくる協議会」(京都市、中塚一雄理事長)。同会の会員で、陸前高田市で染め物店を経営する金野ヨシ子さん方を「支援センター」として、浴衣を送ってもらっている。
陸前高田市には4軒の呉服店があったが、津波で全て流された。金野さんは「着物を流され、着られなくなった人も多い。このままでは着物を着る文化が廃れる」と言う。
インターネットなどで4月初めに提供を呼び掛け始め、浴衣100枚、帯130本、げた40足が届いた。協議会本部にも多くの浴衣が集まった。
浴衣は、陸前高田市の第一中で18日午後1時半から、大船渡市のリアスホールで19日午前9時から、それぞれ先着100人に配る。数に余裕があれば気仙沼市での配布も検討している。
盆踊りは、配った浴衣を実際に着てもらう場として8月16日、陸前高田市などで行う予定。金野さんは「がれきの中で生活し、気持ちの沈んでいる人も多い。浴衣を着ることが癒やしにつながればうれしい」と話す。
協議会は、盆踊りまでに浴衣、帯、げた・草履などを集めている。送り先は
おお・・・、これはもしや何かしらお手伝い出来ることもあるやもしれぬと、理事の中塚さんにお電話でお話を伺いました。
河北新報の記事では、配布が予定されているのは6月18日19日とありますが、8月16日の盆踊り前にも配布を予定されているとのことで、今回の配布に間に合わなくても8月初旬までは受付をされるとのこと。(間に合わない!!と思われていた方!!諦めないで!!)
募集される物資については、浴衣・帯・下駄はもちろんですが、浴衣を着用する際に必要な小物(腰紐や帯板や下着など・・・キモノを着られる方でしたら必要なものは解りますね♪笑)も募集されています。
ここで大切なのが、それらの状態。
中古でかまわないそうですが『自分が貰っても困らないもの』を目安に考えて下さいとのことです。
例えば、浴衣下などの下着で、1度だけ着用して綺麗に洗濯したものはOKだそうですが、シミがあるものはNG。
更に、『きものを着る習慣をつくる協議会』のコメント欄を拝見するとお解かりになると思うのですが、今回の震災でキモノを失われた方が浴衣に限らずキモノを求めていらっしゃる記述があります。
もし差し上げられるものがあれば、浴衣以外のキモノや帯などもご提供下さいとのことです。
送り先は、浴衣同様
〒029-2206
岩手県陸前高田市米崎町川向12の6、
電話:0192-55-2807
問合せは協議会の中塚さん090-4284-9809(送付先と問合せ先は電話番号が違いますので、お間違えなく!!)
あくまでも支援物資ですので、送料が元払いになることもご理解の上、ご送付下さいまし。
頂き物番長の私、人にキモノを差し上げる側になることはこれまでほとんどなかったのですが、いざこの様な機会を与えられると、頭を霞めるのは幸田文さんの著書『きもの』の中で主人公るつ子が友人和子に古いセル地を仕事着にあげたいとお母さんやおばあさんに訴えるくだり。
善意であっても、送る側は受け取る人への配慮が必要ですね。
細心の注意を払いつつ、速やかに対応したいと思います。

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2011年6月23日追記分↓
*やっぴーさんから最新情報頂きました!!
6月21日のNPO法人『きものを着る習慣をつくる協議会』のNEWSによりますと、当初の送り先であった陸前高田市の「きもの支援センター」が、余震と「きもの」の重さで床が傾き始めたそうです。
危険性がある為、「きもの支援センター」を内陸部の一ノ関へ変更されたとのこと。
今後の発送先は
『きもの支援センター』
021-0054 岩手県一関市山目字境57-5
和夢 石森 治 宛
電話・FAX 0191-25-5616
osamu-isimori@hkg.odn.ne.jp
今後も状況が変わることがあるかもしれませんので、発送前にNPO法人『きものを着る習慣をつくる協議会』のサイトで最新情報のご確認をお願い致します!!
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今、読むべきものとして
2011年6月9日、スペインはバルセロナの『カタルーニャ国際賞授賞式』にて、村上春樹さんが受賞スピーチをされました。
『非現実的な夢想家として』と題されて配布されたそのスピーチ原稿は、毎日新聞のweb版で、その全文を読むことが出来ます。
村上春樹さん:カタルーニャ国際賞スピーチ原稿全文(上)
村上春樹さん:カタルーニャ国際賞スピーチ原稿全文(下)
是非お読みになって下さい。
残念ながら、ネット上の新聞記事は、数ヶ月でネット上からは消えてしまいます。
全文をコピーしてブログに貼り付け保存したい気持ちに駆られましたが、著作権等の問題もあるので記事へのリンクのみでとどめたいと思います。(正式な形で、どこかでずっと読めるようになることを希望・・・。)
長い文章ですが、全文を通して読んで頂きたいので、引用も致しません。
掻い摘んだことも書きません。
何か私が言うとするならば、きちんとした場所で、きちんとした形で、発言力のある日本人の誰かが、口を開いてくれることがあるのだろうか??と思っていたことを、成してくれた人がいた・・・ということでしょうか。
スウェーデンの某文学賞ではなく、平和賞の方を差し上げたい気分です。

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お茶のお稽古の記録6

雛祭りを前にして、毎年楽しみにしている、雛人形に今年も会えました♪

こちらの雛人形を拝見する度に、私のあるかなきかの乙女心が騒がずにはいられない。笑

この日のお菓子は、水仙の練り切りに、日本三大銘菓の1つとも称される大和屋さんの『越乃雪』。

幕末の志士の一人である高杉晋作が、亡くなる十日ほど前に、今年の雪見はもうできないからと見舞いにもらった『越乃雪』を傍らに置いてあった松の盆栽にふりかけて名残の雪見をしたとの逸話も残っているのだとか・・・。
ちなみに、日本三大銘菓の残り2つは風流堂さんの『山川』と、森八さんの『長生殿』だそうです。
お茶を始める前までは、実は私お干菓子の類は見た目には好ましく思っても頂くのはあまり好きではありませんでした。
ところが、どんどん好きになるのです。
食感とか甘さとかに想像以上に差異があり、そして儚い。
おしなべて主菓子より小さい点も素敵です。笑

この日は、ロミちゃん宅から頂いた紺地の紬。

帯は、そうです、桃葉さん柄の伊勢木綿の半幅です♪(裏面はコチラ)

3月中は、震災の影響で東京も色々と不安定な状況にありましたので、お稽古はお休み。
そんな状況下で先生から頂いた「こういう時に頂くお茶は、本当に心が落ち着くから、釜を掛けるのでよかったらいらっしゃい。」というご案内には、お茶人のたくましさが垣間見られ、とても勇気づけられました。


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