伊勢木綿着姿拝見2
hiromiさんが仕立てて下さったのは、なんと幻の反物。

縦糸は私の緑の縞の反物と同じですが、横糸に黄色を使って更に爽やかな色味に仕上がった『萌黄縞』反物でございました。
コメントへのご返信にも書きましたが、経緯をあらためてお話しますと、まず私が仕立てた反物(横糸グレーバージョン)の方が先に織り上がりました。
その後、もう一歩、元のデザイン案に近づけるべく、そしてより春らしい色の反物を目指して、横糸を黄色に変えたバージョンを織って頂いたのです。(臼井さん、頑張って下さいました。)
ところが、催事ギリギリの織り上がりであったことと、ロット数が少なかったため、私は写真でしか確認出来ないままに完売し、この反物は私にとっては幻となってしまったのです。

こんな形で会えるとは、嬉しい♪
hiromiさんのお仕立てにも、ゲンさんのお仕立てと同様に衿に1本の縞が入っておりますが、微妙に位置が異なるのですよ。

なるほど・・・、衿の内側ギリギリにグレーの縞が入ると、半衿へのアタリが柔らかくなって、優しい印象になるのですね~・・・。
デザインしておいて「なるのですね~・・・」とは全くもってケシカラン発言ですが、想定することと現実に目にすることの間には、やはり大きな感動の差があるのですよ。
嬉しいなぁ・・・。

紫の帯との相性もバツグンです。
ああ!!しかも、不思議の国のアリスの帯。

乙女を見たり!!
しかし、こうして実際に着姿のお写真などを送って頂いたり致しますと、痛感致します。
この新柄伊勢木綿企画、始まりから現在に至るまで、いろいろな人達と出会えて、一粒で何度も美味しい、長く楽しめる企画であったなぁ・・・と。(私達が・・・。笑)
ゲンさん、hiromiさんありがとうございました。
そして、あらためて臼井織布さんとこころやさんと桃葉さんにも感謝!!

いつもご来場ありがとうございます。
ワンクリックの応援が励みになります♪



伊勢木綿着姿拝見1
現在こころやさんでは楽しいイベントを開催中ですが、昨年のこころやさんの催事で新柄としてお披露目された伊勢木綿の着姿写真であります!
私が、他の方の仕立て上がりが見たい見たいと呟きましたところ、二人の方が名乗りを上げて下さいました。(言ってみるもんですね~♪)
まずは、写真をお送り下さったゲンさんとhiromiさんに感謝の言葉を述べたいと思います。
私達のブログにお付き合い頂き、本当にありがとうございます。
そして・・・、せっかくお送り頂きましたのに、震災を挟んでご紹介が遅くなりごめんなさい!!
うにさも私も、あらためて柄出しの違いによる仕立ての面白さや、キモノのコーディネートの楽しさを発見させて頂きましたよ♪
それでは、まずはゲンさんから!!

ゲンさんが仕立てて下さったのは、私やおっちゃんと同じ京紫の反物。
無地主体の追っ掛け仕立てにされたことで、胸元もすっきりと爽やかです。

そして、やはりポイントは衿に入った1本の緑の縞でしょうね♪
衿元がキュっと引き締まって美しい。(そうか!!この手もあったか!!)

うさぎのファーのブローチや、すずめのトランクさんの『雪の結晶』帯留、白いお帽子と、かわいらしい組み合わせで着ていただいていて、とても嬉しいです♪

かわいいコーデ・・・私も挑戦してみようかな・・・。
え??うにさ!中身がかわいくないから駄目だって??
むぅ・・・、じゃあ、私の場合はかわいいフリってことで・・・。(ハードル高し。)
ゲンさん!これからも楽しくかわいいコーディネートを拝見させて下さいまし!!
ゲンさんの着姿は、ゲンさんのブログ『なないろがたり』で更新中ですので、皆様も是非覗いてみて下さいまし。(相方さんのキモノ姿も素敵ですよ♪)

いつもご来場ありがとうございます。
ワンクリックの応援が励みになります♪



『かわいいキモノとコモノたち』のご紹介
『かわいいキモノとコモノたち』

2011年4月24日(日)~5月1日(日)
営業時間:10:00~20:00(ただし、ご一報頂ければ延長営業して下さるそうです。)
『こころや』
http://www.cocoroya.com/index.html
大阪市住之江区粉浜2丁目12-26
TEL/FAX:06-6672-3905
*梅田から25分、なんばから10分、天王寺から15分。南海線かチンチン電車が便利です。
・『 粉 浜 』からは駅を出て、駅前商店街に入り和菓子屋さんの角を左に曲がって二軒目。
・『 住 吉 』からは花屋さんの信号を左折すれば商店街、右へ曲がって3分。
随分前からお知らせ頂いていたのに、直前の告知でごめんなさい!!

伊勢木綿はもちろんのこと、おなじみの『日比野琴』さんのかんざしや帯留、『三品雅子』さんのガラスの帯留、『清菊さん』のバックも出品されるそうです。
本当は、お店でのイベントの前日に『おでかけイベント』も開催されるのですが、私がうかうかしておりましたため、こちらは既に募集を締め切られております。(明日ですものね・・・。汗)

夏の八寸帯に、

『へちまくら』『へち前板』、高島クレープを使った『腰紐』と『伊達締め』。

こころやさんお得意の『小千谷ちぢみ』に

本染(注染)ゆかたの「切り売り」は、これだけ数が揃ったところは少ないのだそうですよ♪

さてさて、色々と楽しい品揃えのイベントですが、恐らく、今回一番の人気は張正さんの『雪花絞の浴衣』でありましょう。

数を揃えるために、今回こころやさん、かなり奮闘されました。笑
そして、そんなこころやさんの大奮闘の中で、最も私が注目しているのが雪花絞りの男物の各帯。

数が少ないので早い者勝ちだそうですが、素敵でしょう~。
ああ・・・もう夏の準備なのですねぇ・・・。
色々と不安の多い時だからこそ!!と企画して下さった楽しいイベントです。
私も駆けつけられないのが残念ですが、皆様、是非少し足を延ばして粉浜商店街までお出掛け下さいまし。

*オマケ
うにさが欲しいのは浴衣じゃなくて、多分、こころやさんにあるコレ↓笑

いつもご来場ありがとうございます。
ワンクリックの応援が励みになります♪



「八王子に伝わる江戸の粋」~車人形と芸妓の綾なす恋~ を拝見して5
(ここまでのお話は『「八王子に伝わる江戸の粋」~車人形と芸妓の綾なす恋~ を拝見して1・2・3・4』でご覧下さい。)
『「八王子に伝わる江戸の粋」~車人形と芸妓の綾なす恋~』を拝見した日のおキモノのお話です。

車人形ということで、この日はちこさん(うにさの叔母さま)の源氏車の大島紬を拝借致しました。

帯は古い木綿から仕立て直しされた半幅帯。

この赤、色が枯れていて大好きです。

みささん(うにさのお婆様)のアンティークの帯締めを締めて、半衿には、達磨再び。笑

このコーディネイトだと、足元にも赤が欲しくなりますね。

足が滑って苦手なストレッチ足袋を履いた日は・・・、とりあえず、足のことは忘れることにします。(敵を欺くにはまず味方から・・・イヤ、ちょっと違う。)

いつもご来場ありがとうございます。
ワンクリックの応援が励みになります♪



のそのそと再開
皆さまは、どんな風にお過ごしでしたか?
未だ避難所での不便な生活を続けられておられる方、流れる報道に不安な思いをされている方、不安な中でも生活に落ち着きを取り戻された方、様々なことと思います。
先程、ずっと気になっていたコメントへのご返事を済ませ、たった今、私は少しホッとしております。笑
これまで通りの暢気なブログの再開ですが、ひとまずはお休み頂いていた間のことを、お話するところから始めたいと思います。
スタジオクゥは、この1ヶ月、平常でないようで平常な生活を送っておりました。
地震の際に大きな被害には遭いませんでしたが、とにかく物の多い我家。
案の定、それぞれの自室で高く積み上げていたものが落ちて参りましたため、自室で眠るのが恐ろしくなり、未だにリビングで並んで眠っております。(うにさは本、私は人体模型や標本・・・。)
福島第一原発の最初の水素爆発の直後、都内でひとり暮らしをしている生八橋星人ことケイちゃんを呼び寄せて、3週間程は川の字になって過す日々。
その合間に、景気付けに更に友人に声を掛け、うにさの実家から送られて来たお牛様を囲んですき焼を食し、節電や計画停電と闘いながら仕事を進め、NHKで水野解説員のネクタイの柄を欠かさずチェックする毎日でありました。
予定していたお出掛けが軒並み中止となったため、ある意味、お家でゆっくりと仕事三昧ではあったのですが、家の中に居ても、どうも腰が落ち着かない・・・。
暖房も控えておりましたので、キモノで過せば温かいだろうなぁ・・・と思いはしても、正直、余震が恐くて袖を通す気持ちにはなれないでおりました。
着替えている最中に腰巻一枚で飛び出すことになったらどうしよう??とか、仮設のお風呂に入る時に脱ぎ着がし辛いだろうなぁ・・・などという不安と妄想の入り混じった状態に陥り身動きが取れない私。(情けナシ・・・。)
出来ることと言えば、時折自室に入ってキモノの香を嗅ぐことだけ。
『平穏な日常の香り』だと心底思いました。
微妙に不安定なこの生活が、長期戦になるとの覚悟を持った頃、頭をもたげて来たのは、うにさの実家(三重)からお借りしているキモノ達のこと。
自分のものはどんなことになっても仕方がないけれど、太平洋戦争も超えて生き延びて来たみささん(うにさのお婆様)のキモノや帯の数々を、かわいそうな目に合わせることになったらどうしよう・・・。
ともこさん(うにさのお母様)からは、送り返す必要はないと言っては頂いたものの、余震の続く中、未だに迷っていることの1つであります。
・・・とまあ、こんな風に書きますと、とても緊張感のある生活をしていたように思われるやもしれませんが、怯えておりましただけで、特に不足を感じることもなく、過していたのですよ。苦笑

そして、そんな中、自分達に何か出来ることはないのか?と、ふたりで無い知恵を絞り、当って砕けもしましたが(苦笑)、最終的に『出来ることしか出来ない』というところに着地。
やっとブログを再開することが出来ました。
無力感とも違うのです。
私達に出来ることはとてもささやかなこと。
大きくは飛べないけれど、限界を少しづつ延ばすことは出来ます。
そして、慣れないし、忘れない。
まだまだ毎日の更新は出来ないかもしれませんが、再開した私達のブログを読んで日常を感じて下さる方がいらっしゃれば、幸いに思います。
仕事の山を越えた時に、私達ふたりが必ず交わす言葉があります。
『ビバ!日常!!』

いつもご来場ありがとうございます。
ワンクリックの応援が励みになります♪



みやこさいがいエフエム ラジオ提供のお願い
『みやこさいがいエフエム』では、現在、携帯ラジオの提供を募集中です。
東日本大震災の被災地の1つである宮古市では、3月22日に臨時災害放送局として『みやこさいがいエフエム』が開局されました。
放送は開始されたものの、被災者の方達の中には聴きたくてもラジオをお持ちでない方も多くおられます。
そのため、ラジオ局からラジオを配布される運動をされていますが、そのラジオが不足しています。
お電話でお話を伺ったところ、新品でなくとも良いとのことですので、お家にお使いにならないラジオがある方は、動作確認をした上で、是非送って差し上げて下さい。
最も有効なタイプは、停電もあるので、手回し充電が出来、かつイヤホンが付いているものだそうですが、必須の条件ではないそうです。
電池式のものに関しては、対応した電池も一緒に送ってあげて下さい。
宛先
〒027-0052/岩手県宮古市宮町一丁目3-5陸中ビル3F
「みやこさいがいエフエム」宛
問合せ先:0193-77-3399
小さくても出来ることをひとつづつを丁寧にやって行きたいですね。
震災から1ヶ月以上も過ぎてしまいました。
ゆるゆるとですがブログの再開、そしてコメントへのご返事もする所存です。

いつもご来場ありがとうございます。
ワンクリックの応援が励みになります♪


