三重から小浜へ11
小浜から電車を使って東京に戻るとなると、ひどく時間が掛かりますので、ここは、車で津へ戻られるちこさん(うにさの叔母さま)と、もこさん(うにさのお母様)に、大津駅まで送って頂くことに。
大津駅からは、2駅西にある京都駅に戻り、改札内で夕飯用のお弁当を手に入れ、新幹線に飛び乗ります。(これが、先日チラリと触れた改札から出なかった京都訪問です。苦笑)
奈良に行ってもないのに、平城遷都1300年祭記念のお弁当。苦笑
『黒米 柿の葉すし詰め合わせ』と、



『めはりずし』。(めはりは奈良というより和歌山では・・・?)


全体的にややしょっぱ目の味付け。
三重と小浜訪問のお話もこれにておしまい。
やれやれ、うにさ、少しは満足出来たかな?
あ、そう・・・まだまだ、もの足りない・・・と。
仕方がないなぁ。
今の仕事が終わったら、きつそ~なのを、じっくり考えましょうかね。苦笑

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三重から小浜へ10

お父様の方のお店から、本来の目的であった息子さんの方のお店へ。

名前は同じ『古民芸あさい』さん。

すぐさま取り置きをお願いしてあったお人形とご対面です♪

かしいでおります。

かしいでおります。
陶器のお相撲さん。
もちろんこのままでも十分かわいいお人形なのですが、このお相撲さんを、我家で『神さま』と呼ばれているコチラのお人形のお友達としてお迎えしたかったのです。
まずは、ご挨拶。

すぐに仲良し


うむ、気に入りました!!

息子さんの方のお店もとても楽しく、再び欲望のるつぼに陥る私達。苦笑

こちらでは、ともこさん(うにさのお母様)がお皿を2枚お買い上げ♪

私も、楽しいお湯呑を1つ追加。

碁に

お茶に

お琴かな?
手に取る度に、一通りの図柄が見たくてグルグルグルグル回しちゃいます。苦笑

2つの『古民芸あさい』さん、どちらも再訪したいと思えるお店でありました。

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三重から小浜へ9

実は、一昨年のこと、伊勢河崎の『伊勢春慶デザイン工房』をお訪ねした際に、展示品として置いてあったひとり膳に心を鷲づかみにされておりました。
正直なところ、春慶塗りは漆製品の中ではかなりオーソドックスで、華やかさや面白さより、実直さの方が際立つ工芸品です。

私の中に憧れのようなものもさしてなかったのですが、展示品のひとり膳を裏返したとたん、大好きになってしまったのです。

かわいらしい胡桃の殻で出来た脚。
この足が付いていることで、ほんの少し高さも出ますし、高すぎない脚は収納の際にもコンパクトにお膳を重ねることが出来ます。
聞けば、胡桃の脚付きのひとり膳は、伊勢春慶独特のものだそうですが、現在は作られてはいないとのこと。
天然の胡桃を使って、お膳の脚の高さを揃えるのは、思いのほか技術が必要なのだそうです。
展示品故に、分けて頂く訳にもいかず、その後、古道具屋さんで出物を捜しておりましたが思うように見つからず、懸案事項のひとつとなっていたのでありました。

さて、小浜の古民芸あさいさん・・・
積み上げられたお膳を、1枚1枚拝見すると、出所がいくつかあるようで、状態も様々。
揃いのものを3枚さがして、大満足の私です。

気持ちを集中してお膳を選り分ける私のところに、うにさが小声で擦り寄って参ります。
「早く、終わらせて・・・。それどころじゃないよ~。」
????

何のことはない、うにさはうにさで、鉢やら皿の中に埋もれ、どれか1つに絞ることが出来ず、目を回しそうになっていたのでした。笑

アレも素敵♪いや、こっちも捨てがたいと、商品で山積みのお店の中を行ったり来たり。

最終的に、一番最初に手に取った鉢と、お湯呑を2つ。

鉢は、瓢箪から『寿』の煙の出たおめでたい柄でございます。

横には馬

あ・・・瓢箪から駒の図ですわ!!

私は普段使いに便利そうな半幅帯も1本手に入れて(ちゃっかり)、『古民芸あさい』(お父様の方のお店)を後にしたのでありました。

諦めたものの数を考えると、未だに心穏やかではいられぬ私達です。苦笑

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三重から小浜へ8
実は楽しみにしていた場所がもう1箇所ございました。
小浜と訪ねる2ヶ月程前になりますでしょうか・・・実は、ネット上でうにさとふたり一目ぼれしたお人形がございましてね。
うにさが次回三重に帰省した際に、小浜まで取りに行くと申しておりましたので、支払いだけ済ませて、お店に取り置きして頂いておりました。
目指した先は『古民芸あさい』さん。
ところが、うっかり者の私達、すぐ近くで営業されている『古民芸あさい』さんのお父様のお店の方へ飛び込みます。
だって・・・どちらにも『古民芸あさい』の看板が出ていたのですもの・・・。苦笑
こっちが息子さんのお店。

こちらがお父様のお店。

見分け方としては、お父様のお店の方には、『若州郷土民芸館』の看板も上がっており、お店の一部で地元に関連のある資料を展示されております。
というわけで、お父様のお店の方から拝見。

うぉ~~~!!うにさも私も、その物量に圧倒されます。

目をグルグルさせながら、商品を拝見させて頂いておりましたところ、あ!これは!!
お店の方から一言。
「それ、伊勢のものよ。」
そうです、それは、兼ねてから私が捜していた伊勢春慶のひとり膳。

まさか、小浜で出会うことになろうとは・・・。

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暮らし家 夏の謝恩SALEのご案内
暮らし家 夏の謝恩SALE

2010年6月26日(土)~7月4日(日)
12:00~19:00営業
期間中6月30日(水)休業
暮らし家店内 浦島太郎(倉庫)

あわわわわ・・・夏のSALEです、SALEです!!
期間中は、浦島太郎(倉庫)は、『カフェわかば』としてOPENされるそうですよ♪
近いのに・・・近いのに・・・最近行けてない私・・・。涙
暮らし家さんに走ったなら、からみつく様な激しい湿度もふっ飛ばせるかも・・・???笑
うにさ!!こざっぱりしに行こうよぅ!!

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三重から小浜へ7
『シマガツオ』という立派な名前がありながら、何故に異国の国名で呼ばれているのか・・・??
順当に考えれば『産地』かしら??と思うところですが、これが全く違っていたのです。
時は1931年(昭和6年)、満州事変勃発の年。
前年に行われたエチオピア皇帝の戴冠式出席への答礼として、エチオピアから、訪日使節団がやって参りました。
アフリカ最古の独立国家であったエチオピアは、当時、イタリアからの侵略の危機にあり、世界的にもその情勢が注目を集めておりました。
2ヶ月にも及ぶ使節団の滞在は日本各地に渡り、その動向は毎日のように新聞を賑わせ、瞬く間に日本はエチオピアフィーバーに包まれます。
これを契機に、日エ外交が急速に深まる中、翌々年1933年(昭和8年)5月19日付の東京朝日新聞に
『淑やかな日本婦人を お妃に御所望 エチオピアの若き皇族』
という見出しの記事が掲載されます。
先の訪日使節団の一員であったアラヤ・アベバ氏(皇帝の従兄弟の子)が、お妃として日本人女性を希望されているという大スクープです。
さぁ大変!!
これを読んだ日本中の女性から、およそ200名が名乗りを上げ、中には血書を送って来られた方もあったそうで、日本のエチオピア熱は更に大フィーバー。
翌1934年(昭和9年)には子爵令嬢の黒田雅子さんがお妃の第一候補として選ばれ、今度は異国へのお輿入れに是非ともお供したいという血書なども現れ、日本中が異国のプリンスに思いを馳せることになります。

・・・で、私が話しているのはお魚のお話でしたね。笑
このエチオピア熱に日本中が浮されていた頃、急に大量に獲れることが多くなったシマガツオ。
黒褐色の南方魚は『エチオピア』と呼ばれるようになったのだそうです。
そ、そんな理由・・・。苦笑
その後、アラヤ・アベバ氏と黒田雅子さんのご結婚は、双方の国の社会情勢に阻まれ、自然消滅となってしまったようですが、最初のスクープが入った1933年、日本は国際連盟から脱退し、軍事色が濃くなって行く中で、アフリカの王子様からの求婚は、とても明るいニュースであったようです。
お・し・ま・い。

詳しくは以下の参考図書をお読み下さい。
『マスカルの花嫁 幻のエチオピア王子妃』 山田一廣 朝日新聞社
『アフリカ「発見」日本におけるアフリカ像の変遷』 藤田みどり 岩波書店

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三重から小浜へ6
市場に行くには、ちょっと遅いかなぁ・・・。苦笑
半ば諦めつつも『若狭小浜お魚センター』を覗きます。

お!まだ開いてるお店が何軒かありますわ♪

笹漬けにも色んな種類があるのね・・・。

定番の小鯛と、ノドグロをget!


あっちのお店とこっちのお店と、目移りしながら行ったり来たり・・・。

同梱がお願い出来るので、宅急便は1つでOKです♪

う~む、鯛飯にしたら美味しそう♪


しました。笑


潤う食卓。


クール便で送る手配をした後は、市場内にある食堂『五右衛門』さんでランチを頂きます。

刺身定食に

海鮮丼に

小鯛の笹漬け定食。


どれもこれも、すごいボリュームです。
お刺身の中に見慣れないものが入っていたのでお訊ねしてみたところ。
『エチオピア』との回答。
産地の名前ではありません。お魚の名前です。
マナガツオに形の似たお魚で『エチオピア』は通称。
和名は『シマガツオ』というお魚です。
帰宅するまでに脳内で『タンザニア』とか『ナイジェリア』とかに変換されるんじゃないかと、不安な私でしたが(苦笑)、調べてみると、その『エチオピア』という通称には面白いエピソードが含まれておりました。
続きは、また明日。

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三重から小浜へ5
ちこさん(うにさの叔母さま)の運転で、ともこさんのナビゲーション。
私達ふたりは、後ろの席で舟を漕ぐばかりで、全くの役立たず。苦笑
途中、道の駅『若狭熊川宿』で寄道。

『雲丹醤』『鯛醤』『甘エビふりかけ』『青しそご飯』など、ひょいひょいとお土産を手に入れて、ようやく目も覚めて参りました。

軽く立ち寄ったつもりでしたが、道の駅から程近いところに『熊川宿』の古い町並みが残っているとのこと。

少し覗いてみましょうと歩き出し、何故か店先で売られていた1000円の傘に捕まります。笑

結局、4人で色違いを1本づつお買い上げ。

ここ『熊川宿』は、嘗て若狭から京へと鯖が運ばれた『鯖街道』の宿場町。

決して傘の産地ではありません。苦笑

古い村役場の建物も、今は若狭鯖街道熊川宿資料館として利用されています。


平日のせいか、地元の人以外には人通りもほとんどなく、かわいい看板など写真に撮りながらブ~ラブラ。



さ~て、何と読むでしょう?
以前に変体仮名のお話をしたことがありましたね。(詳しくは『みささんのアルバム1・2・3・4・5・6・7・8・9をご覧下さい。)
ヒントは看板に描かれている絵にあります。笑

ソフトクリームで喉を癒して、再度小浜へと出発です。

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三重から小浜へ4
何故に三重から福井へ??
いや・・・、大きく目指した場所があったわけではないのですが、昨年、ともこさん(うにさのお母様)が、車で行かれて「意外にも近かった・・・」とおっしゃっていたので、魚でも買い出しに行ってみよう♪ということになったのです。
市場へ行くなら早起きしなくては・・・と話していたにもかかわらず、すっかり寝坊をした私達。汗
この日のうちに東京に戻らねばなりませんのに、荷造りすら出来ていない!!
あわわわわ・・・キモノに着換える時間は無いカモ・・・??
ふと見れば、前日うにさが臼井織布さんでひとめぼれして購入したエプロンが・・・。

うにさの持ち物ですが、私が先に借りちゃいました。笑

スパッツをはけば、ワンピースも同然のエプロンはとっても便利♪
おキモノの上に着るには、もう少し襟ぐりが広い方がいいカモ・・・?

と前日に桃葉さんや臼井さんのお母様とお話しておりましたが、洋服の上に着るにはこのままでも丁度いい感じのお品です。
柄違いで私も買おうかなぁ・・・。
和装用の割烹着を愛用しておりますが、こちらのエプロンもお勧めです。

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三重から小浜へ3
臼井織布さんで、さんざん反物を引っくり返した後は、お食事へ。
向かった先は、創作おでんで人気の『オサム』さん。
お隣にある『おさむ』さんがおでん専門で、私達が伺った新館の『オサム』さんは懐石がメインのお店です。
・・・と食事の前に桃葉さんから、突如プレゼントを頂いてしまいました。


むっちりとしたお尻の4babys

いえいえ、鼻緒キーパーです。笑
桃葉さんのお友達のお手製だとか・・・旅行の友になりそうな予感!!
ありがとうございました。
そして、食事会には、うちのブログにもコメント下さるmayさんも合流して下さいました。(2度目のご対面、嬉しかったです♪)
・・・というか、2日前のこと・・・当初予約をしていたお店が、悪天候のため仕入れが難しいとのことでキャンセルしなければならなくなり、慌てふためく私達を救援して下さったのが、地元のmayさんでした。(ホント、感謝です!!)
お店はおでん屋さんとは思えないようなモダンな雰囲気。
手書の御献立に合わせて、お料理が運ばれて参ります。

しか~し、臼井織布さんで、写真を撮りすぎたため、デジカメのバッテリーが残り少ない・・・!!
撮ったつもりが撮れてなかったりで、お写真は数枚のみ。涙

『伊勢赤鶏諸味焼とバラフ』

『炊き合わせ』

『すずきの唐揚げトマトソース』

『雲丹のまぜご飯』
せっかくですから、別オーダーで人気のトマトおでんもお願いしてみます。

かわいい~♪おいしい~♪
私達の「かわいい~」に、お店の方の目がキラ~ンと反応。
???
夏季限定のかわいいお品が他にもあるとのこと・・・、ここは頂かねばなりますまい。
登場したのは『冷やしおでん』。

思わず、息を呑む5人。
こ、これは・・・かわいくは・・・、ないかもなぁ・・・。汗
おでんの具が、だし汁ごとゼリー状に固められた、不思議な食べ物です。
好みは分かれるところだと思いますが、おでんはやっぱり温かい方が、好きかな・・・。苦笑
でも、この冷やしおでんの存在感はスゴイので、テーブルの上に乗っていれば話題には事欠かないかもしれませんね。笑
とても楽しいお食事会でありました。

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三重から小浜へ2

私達の三重訪問については、既に桃葉さんや、大阪の呉服屋さん『こころや』さんのブログでご存知の方もいらっしゃるやもしれませんね。
うふふふふ・・・少しばかり企みがありましてね♪

伊勢木綿の臼井織布さんを訪問して参りました。

久しぶりにお訪ねした臼井織布さんには、思った以上に新柄が揃っており、大いに心を揺さぶられます。
積み上げられた反物の中に、パジャマにすると良さそうな柄を発見!

お訊ねしたところ、まさにその布でパジャマを作る計画を進められている最中でございました。
以前から手を出したいと思っておりました、伊勢木綿のパジャマですから、即注文です!楽しみだなぁ~♪

そんな余分な買物をしつつ、本来の訪問の目的を果たすべく、3時間もの滞在。
詳しいお話は、秋くらいになると思いますが、時々簡単な経過もお伝えしつつ進める所存でございますので、桃葉さんのブログや、こころやさんのブログも合わせてご覧頂ければ幸いです。

ハギレも数枚手に入れました♪


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三重から小浜へ1
「強行な旅がしたい・・・」と呟きます。
また別の日には
「しばらく行けそうにもないから、ひよさだけでも強行軍に出て来てよ!」と申します。
コラコラ、うにさ。
言っておくけれど、私も忙しい。
それに、一度たりとも『強行な旅行』がしたいと思ったことはないわよ・・・。
『強行さ』は、結果であって、それを最初から目的にするのは、私は嫌だワ・・・例えそれが避けられない事柄であってもね・・・。
そもそも、こんなことをブログに書くと、生八橋星人あたりから、妙な提案を申し入れられそうであるから、気をつけなければいけない。
生八橋星人ことケイちゃんからの提案は、常に挑戦状みたいなものなので、うにさからの誘いよりも、尚やっかいである。
・・・と色々と警戒しつつも、5月末のこと、ちょっこし三重と

福井県の小浜を訪ねて参りました。(結局、行くのです・・・。苦笑)


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伊勢丹新宿店 『色の力 LUNCOの 夏紫 夏緑』開催中
私は・・・半分くらいしか、まだ衣替えが出来ておりません。涙
昨日は、朝から忙しく飛び回った1日でありました。
小倉充子さんの『夏きもの展』の最終日に滑り込み(浅草橋)、会期終了間近な『ルーシー・リー展』(六本木)に奔り、伊勢丹の『色の力 LUNCOの 夏紫 夏緑』の催事(新宿)の初日に駆け込み・・・。
いや~・・・、ここのところ1日中パソコンの前に座っていることが多く、極度の運動不足に陥っている私には、ハードな3連発でございましたよ。汗
どれか1つでも流し見出来れば、ヘトヘトにならずに済んだのでしょうが、テンションは朝から夜まで上がりっぱなし・・・凝視凝視で、クルクルと動き回り、帰路につく頃には、頭の中に、アンデルセンの『赤い靴』のお話が浮かんでおりました。苦笑
小倉充子さんの『夏きもの展』と『ルーシー・リー展』については、また改めて書かせて頂くこととして、本日は取り急ぎLUNCOさんの催事のご紹介をしておきましょう。

『色の力 LUNCOの 夏紫 夏緑』
2010年6月16日(水)~22日(火)
10:00 ~ 20:00
伊勢丹 新宿店 本館7階=呉服

今回は、伊勢丹の催事場ではなく、本館7Fにある呉服売場の一角に出店されております。

伊勢丹に詳しい方にはピンと来られるやもしれませんが、中央エスカレーターの目の前、期間限定のお店が入る場所です。
目立つ場所ではあるのですが、いつもの催事場と異なり、『LUNCO』の文字が見えませんので、ご注意下さいまし!!

19日(土)15:00からは、オーナー永田欄子さんのトークショー『自分の色探し 夏編』も開催されますよ♪

お話を伺ったところによりますと、今回の催事のために1年かけて『夏紫 夏緑』を集められたとのこと。

『LUNCOの昔着物古布便り』で、今回取扱いの商品をチェックして、伊勢丹へGO!

ちなみに、今回の私の戦利品は・・・

ウリカエデ(orイタドリ)の帯と、

頃合よく柔らかくなった博多帯と、

半衿用のツバメのハギレでした。(大満足♪)

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HAYABUSAを追って4
景気のいいニュースが続いておりますね♪
そして、はやぶさ君は「月以外の天体に着陸して帰還した初めての宇宙機」として、ギネスにも申請されたとか・・・結果が楽しみです。
さて、JAXA 宇宙航空研究開発機構 相模原キャンパス内で、通常一般公開されているのは、研究・管理棟(I)の1Fにある展示室のみですが、食堂や売店には入ることが出来ます。

食堂のメニューに『宇宙丼』みたいなものを期待して行った私ですが、残念ながら普通の学食でした。苦笑

ただのオムライスに『○○惑星』とか『○○星雲』と付いているだけでも、十分私は喜べたのになぁ・・・。
もっとも、A定食をカツカレーだと思って頼んだ生八橋星人ことケイちゃんは、一口食べて「騙された・・・。」と呟いておりましたけれどもね。

正体はカツハヤシでございました。(学食においては、こういう変化球はありがちです。苦笑)

そして、楽しみにしていた売店。
こちらはオリジナルのグッズなども販売されており、ちょっとしたお土産物屋さんとしての機能も果しておりました。
私が購入したのは、もちろん宇宙食♪
全種購入したいところでしたが、制御して、6種にまで絞りました。苦笑

一度に食べるとカロリーオーバーになりそうですので、試食の様子はまた改めてご紹介したいと思います。
この日は寝過ごしたために、洋服でお出掛け。
宇宙らしいコスチュームを思いつくハズもなく、chinatsuちゃんに作ってもらったバッグの鳥を「ハヤブサ」だと言い張る私。

ケイちゃんに「ミミズクでしょう・・・。」と何度も言われましたが、いいんです、この日は、ハヤブサの耳は立ってたんです。気は心・・・苦笑。

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HAYABUSAを追って3
本日も、はやぶさの続報に目が離せず落ち着きのない私。
ついに、うにさから「夢中になりすぎ・・・、仕事!!」とお小言を言われてしまいました。涙
もしかしたら、日本中に同じようなことを言われた小学生や中学生が何人もいるのかも・・・。苦笑
いえいえ、それは、いけません!!
せっかくの機会ですから、未来を担う子ども達には、この際、心行くまではやぶさ君を楽しませてあげて下さい。
そうです、あなたの娘さんや息子さんが、宇宙飛行士になるチャンスかもしれませんよ♪笑
私は・・・宇宙飛行士には成れそうもありませんし、未来を担える可能性も低いオバサンですが、うにさの顔色を伺いながら、JAXA 宇宙航空研究開発機構 相模原キャンパス訪問のお話を続けたいと思います。ラジャー!

あたりまえのことではありますが、ここ相模原キャンパスで拝見出来るのは、はやぶさに関するものだけではありません。
『あかつき』『かぐや』などなど、他の探査衛星の資料展示もあれば、歴代の衛星の模型なども展示されております。
日本初の人工衛星『おおすみ』の1/2スケールモデルは、ちょっとかわいい♪

1981年に打ち上げられた『ひのとり(ASTRO-A) 』の名前は、もちろん手塚治虫氏の『火の鳥』が由来。

ふと横を見れば、2年後の1983年に打ち上げられた『てんま(ASTRO-B)』の模型。

ペガサスを指す『天馬』が由来だそうですが、この並びで見せるなら、アトムの産みの親である天馬博士由来であって欲しいと、生八橋星人が思ったのも無理のないことかもしれません。笑
宇宙工学実験探査機『ひてん』に付いていたキャッチフレーズ。

「百メートル先の蚊の目玉を射抜く様な軌道制御精度!」すごい自信です。
もちろん、糸川博士のペンシルロケットの紹介は外せません。

こちらは、スペースシャトルで実際に使われた『電子銃』。

銃とは言っても、人工でオーロラを作る装置だそうです。
おっと・・・こんなところにケロロ軍曹が!!

地球侵略に余念がないようですね。笑

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HAYABUSAを追って2
未だ興奮冷めやらぬ私です。
はやぶさが最後に撮影した地球の写真は、涙を誘いますワ・・・。
色々と考えさせられることの多い1日でしたが、JAXA教授の川口淳一郎氏のこの一言が、意外と一番大切かなぁ・・・とも思ったのでありました。
「この瞬間から技術の離散と風化が始まっている。将来につながるミッションが必要だ」
う~む、頑張って欲しいです!!
それにしても、はらはらドキドキイライラさせられましたワ・・・。苦笑
JAXAのライブ中継が全く繋がらず、PCの前でひとり怒る私。
残り数分のところで、生八橋星人ことケイちゃんからメールが届きます。
和歌山大からのライブ中継は良好とのこと・・・慌てて繋いで、最後の最後だけ確認。
もっと早くに気づけばよかった・・・。涙

さて、はやぶさ帰還前に訪ねた『JAXA 宇宙航空研究開発機構』の相模原キャンパス。

もちろん、管制室を覗くことが出来たわけではないのですが、ここ相模原キャンパスには、はやぶさ君の実物大模型や、はやぶさ君が搭載されたM-V型ロケットの実機模型が展示してあるのです。

頑丈そうなロケットに比べて、探査機であるはやぶさ君の機体は、思いの外小さくて、はかなさすら感じさせます。

正直、ハンマーひとつあれば、私でも簡単に破壊出来そうな外観。苦笑

こちらは、はやぶさの太陽光パネルの裏側。
こんな小さなものが、3.2億kmとも言われる地球とイトカワの距離を、毎秒30kmの速さで飛行出来るとは・・・もう、想像すら出来ない。
ん?キノコ??

いえいえ、はやぶさが地球に持ち帰るカプセルの1/4スケールモデルです。
模型とは言っても、実際に実験段階で使用されたものなので、表面にキズ跡の様なものも見えます。
ふと見れば、はやぶさの底にはミネルバちゃんの姿が!

こちらは、ミネルバちゃんの実寸模型。

小さい!!驚
片手に乗る程の大きさしかないではありませんか!
その重さは600gにも満たないのだそうです。
はやぶさに関するエピソードの中で、私が最も好きなのが、このミネルバちゃん。
ミネルバとは、はやぶさに搭載された小型の探査ロボットです。
ホッピングでイトカワの表面を移動しながら、イトカワの詳細な写真を撮影したり、イトカワ側から見た宇宙を撮影したり、小さな足でイトカワの表面温度を測定することを目的としていました。
残念ながらミネルバちゃんは、イトカワへの着陸に失敗し、ミッションを果たすことなく宇宙をさ迷う運命となってしまいましたが、もしかすると今でも宇宙を漂いながらシャッターを切り続けているのかもしれませんよ・・・。涙

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HAYABUSAを追って1
少し変った場所に出掛けて参りました。
向かった先は、『JAXA 宇宙航空研究開発機構 Japan Aerospace Exploration Agency』の相模原キャンパス。

『うにさの別パラサイト・・・実写はツライよ!その2』に触発されたわけではございませんよ。苦笑
本日2010年6月13日夜23時頃、小惑星探査機『はやぶさ』が7年にも及ぶ宇宙の旅を終えて、地球に帰還して参ります。
正確に言えば、『はやぶさ』が採取したかもしれない『小惑星イトカワ』の表面サンプルが入っている可能性を含む『カプセル』が、オーストラリアのウーメラ砂漠のどこかに落下する予定の日です。(初めての実験なので、全てが予測と予定です。)
2003年5月9日に鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられたM-V5号機ロケットに搭載されて旅立ったはやぶさ君。
当初は2007年6月に帰還する予定でありましたが、次々と襲い掛かるエンジントラブルや通信不能で、予定を3年以上も超える大航海となりました。
まさしく、広大な宇宙で満身創痍。
それでも、活きている機能を駆使しながら、あきらめずに地球へと向かう姿には、研究者や技術者の並々ならぬ努力と熱意を感じずにはいられません。
このはやぶさのミッションが成功すれば、人類が地球と月以外の天体の表面からサンプルを採取した初めての成功例ということになるのです。(スゴイんですよ!!)

・・・とまあ、こんなことを述べましても、実は、私が『はやぶさ』に興味を持ったのは、つい最近のこと。
とあるところでペンシルロケットの試作品を拝見いたしましてね。(このお話はまたあらためて・・・。)
ペンシルロケットと言えば日本の宇宙開発の父『糸川英夫博士』でございましょう。
・・・で、一緒にペンシルロケットの試作品を拝見していたのが、うちのブログの異星人、生八橋星人ことケイちゃん。
星人と名乗っているくらいですから、宇宙のお話は大好きです。
糸川博士の話から、小惑星イトカワへと話は移り、はやぶさ帰還に注目する生八橋星人の思いを熱く語られたのでありました。
それまでぼんやりとしか『はやぶさ』について考えを巡らしたことのなかった私ですが、帰宅後、はやぶさについて調べたところ、知れば知る程に、はやぶさ君の虜に・・・。苦笑
頑張れ!はやぶさ君!!
無事カプセルは地球に届くのか?
はたして、イトカワの表面サンプルは採取出来ているのか??
まんまと生八橋星人に宇宙へと誘われて、にわかファンになってしまった私、はやぶさ君の帰還を前に、管制室のある相模原キャンパスへと足を運ぶことになったのでありました。

本日は、以下のはやぶさ君帰還イベントも開催されますので、ご興味のある方は、是非ご観覧ご参加下さいまし。
★『~「はやぶさ」の帰還をみんなでむかえよう!~』
JAXA宇宙教育センター 宇宙教育テレビ
第1部 12時45分~14時30分
第2部 19時30分~23時00分頃
★『はやぶさ管制室からライブ中継』
18時00分~23時00分頃
★『パブリックビューイング』
相模原キャンパス 研究・管理棟1F 入札・会議室にて
19時30分~23時00分頃(予定)
詳しくはJAXA 宇宙航空研究開発機構のトピックスで最新情報をご確認下さい。
はやぶさについて、急いで概要を知りたい方は、子ども向けに書かれた『はやぶさ君の冒険日誌』がお勧めです。(最後の方は、ちょっと希望的脚色が入ってますが・・・。苦笑)

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2010年5月のお稽古2

この日のおキモノは、生まれて初めて購入した古着のキモノ。(遠い遠い、10代の頃のお話です・・・。苦笑)

極シンプルな銀通しの入ったキモノですが、記念すべき1号目ということもあり、大切な1枚です。
正月明けのデパートの初売りで、催事場に山のように積んであった1枚1000円のキモノの中から、この1枚を選ぶのにどれだけ時間の掛かったことか・・・。

今思えば、それに付き合ってくれた母やすこの根気は大したものだと思います。(翌年も行きましたし・・・。苦笑)

帯は風雅舎さんで求めた牡丹の帯。

むむむむむ・・・にわかに、京都に半年近く足を向けていないことに気づく私。(実は先日、京都駅には行ったのですが、構内から出ず。涙)
仕事がひと段落したら、広島に帰省ついでに寄ることにいたしましょう。笑

ちなみに、この日が、春の袷の最後となりました。

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2010年5月のお稽古1
ぼんやりしている間に、季節は炉から風炉へと移っております。
数ヶ月ぶりの風炉のお点前を前に、電車の中で本を開いて、所作を確認しておりましたところ、降りるべき駅で乗り過ごす私。
急行電車で、ちっとも行きたくない駅まで連れて行かれてしまいます。
あ~~ん、お茶漉しに間に合わないよぅ・・・涙
お教室に着いてみると、案の定、既にお茶は漉されておりましたが、どうにか棗にお茶を盛るお仕事にはありついて、ひと安心。
以前からお茶漉し・お茶盛好きなことは、ブログにも記しておりますが、この日は密かに思うところがありました。
そうです、せっかく何度かお茶会に出席させて頂いたのですから、茶会で拝見したお茶のお山を真似てみたいと思っていたのです。
自宅では、お茶は点てても、1服か2服のこと。
棗にお抹茶をたっぷりと入れてお茶を点てるような贅沢は出来ませんので、これはお稽古の際に是非とも試さねばならぬ事柄です。
確か・・・ぐっと猛々しいお山だったわね・・・こんな感じだったかしら・・・??
誰に確認するでもなく、ひとりジミジミと進める作業は、集中力を上げるには、持って来いのお仕事です。笑
少し不満の残る点は、次回の課題に。

写真では色がきれいに出ておりませんが、お干菓子の『亀屋良永』さんの『あじさい』は、鮮やかな色。
八橋を1つ副えながら先生が一言。
「季節に合わせて『菖蒲』に致しましょう・・・。」
あら不思議、あじさいが菖蒲の畑に変身です♪

お点前に入る前の、水屋仕事も楽しいお稽古なのでありました。

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シティボーイズのFilm noirへ2

袷の季節も終わりが近く、少しでも心残りを減らすべく、選んだのはモダンなお召。

こちらは去年の暮の『やゝ』さんの催事での戦利品。一目ぼれでございました。

うにさにこのおキモノを見せたところ、
「テーマはアフリカだね!」と言われましたが・・・アフリカは気分的に遠く(苦笑)、無難な万能帯と合わせることに。

帯留代わりに、母やすこからもらった緑のブローチ。

この日は、うしろにせり出したように髪をまとめて、ちょっぴり元禄風・・・?

髪型は、多くの場合が成り行きですが、まとめるには、いささか長くなり過ぎて参りました。

それでも、美容院嫌いの私の気持ちが動くのはいつのことやら・・・。


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シティボーイズのFilm noirへ1
この日は、夕方から『~トーク祭り~ シティボーイズのFilm noir』に出掛けて参りました。

ツレは生八橋星人ことケイちゃん。
古くからシティボーズの舞台に足を運ぶケイちゃんに誘われて、去年に引き続いてのシティーボーイズ拝見でありましたが、今年は恒例の舞台公演は10月予定だとかで、5月は短編映画を見ながらのトークショーでした。
「遠き少年の日々」監督:福田雄一
「俺の切腹」監督:沖田修一
「ダーク オン ダーク」監督:大竹まこと
「ドキュメント中村有志」監督:きたろう
1本映画を見るごとに、うまい具合に気のあるような無いようなトークが差し挟まれます。
見ている方も、肩の力がすっと抜けて、気負わずクスクスと可笑しい♪
しかし・・・オジサン達、とっても元気だわ・・・。笑
一緒に仕事をされているのが、若手の監督だったりするのも、素敵だと思いました。

会場にはTVタックルでお馴染みの女性作家や、映画の出演者などのお姿もチラホラ。
しかし、私の目が止まったのは、会場に入る際に見かけた、ひとりの男性のお客様。
木綿のおキモノにハンチングで、着慣れた様子で歩かれておりましたが、お召しになっていた木綿!あれは、伊勢木綿であったに違いない・・・!!
危うくついて行きそうになるところを、ケイちゃんに静止させられたのでありました。
近くで見たかっただけなんですが、確かに、突如知らないキモノの女に近寄られるのは、気味が悪いかもしれませぬ。苦笑

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2010年5月文楽公演拝見6

この日は、「何着ようかなぁ~?」という私に、「お茶っぽくないキモノ」と、うにさからリクエストにもならない様なお題が出ました。苦笑
拝見する演目を考えるなら、何かネズミに関係するものでも・・・っと引き出しを開けたり閉めたりいたしましたが、都合の良いものが見つからず断念。

結局、三幕目の『連獅子』に合わせて、牡丹のおキモノを着用することにいたしました。(以前に着用の様子はコチラで。)

帯は、亀甲の中に花紋やら龍やら・・・。

実は両面帯で、裏側はこんな柄行になります。

頭には、セルロイドのお華がひとつ。

牡丹では、ないですね。苦笑

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2010年5月文楽公演拝見5
以前はキャピトル東急ホテルの人気店であった『オリガミ』さん、ホテル閉館の後は、赤坂東急プラザに場所を移して営業されております。
頂いたのは、名物『ジャーマンアップルパンケーキ』。

パンケーキと名は付くものの、いわゆるパンケーキとクレープの中間くらいの食べものです。
縁がめくれ上がっていて、少~し変った形でしょう。
以前から不思議に思っていたこの形状について、お店の方にお訊ねしてみたところ、パン(フライパン)で軽く焼いた後に、パンごとオーブンに入れて焼き上げるため、この形になるのだそうです。
なるほど・・・1つ、長年の謎が解けましたワ♪

もうひとつ頂いたのは『アジアンプリンサンデー』。
こちらは季節のデザート。

スパイシーなフルーツソースのかかったカラメルプリンに、マンゴーシャーベットとバナナとココナッツのアイスクリームが添えられた、あれこれ食べたい人にはお勧めのスイーツです。笑
わ~い♪

お食事もしたいところでしたが、仕事を再開するため、互いの重たい尻を叩きつつ、家路へと就いたのでありました。

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2010年5月文楽公演拝見4
牡丹が咲き乱れる谷で、親子3人(?)の獅子が戯れる舞台。
物語というよりは、踊りを拝見している感覚です。
しかし・・・こ、これは、結構ハードな演目なのでは???
気付けば、人形遣いさんを置いて、人形がひとりで走っていた・・・なんてこともありそうな勢いです。
連獅子であるからには谷を落ちる場面や、ブンブン頭を回すシーンもあるわけで、転びはしないか、首が飛びはしないかとハラハラいたしましたワ。汗
親子3人の連獅子を拝見したのは初めてでしたが、お母さんの髪の色も赤でした。
もしや、子獅子は女の子か??とも思いましたが、かしらは男の子でありました。笑
次に行けるのはいつかなぁ・・・。

ブログを初めてからの人形浄瑠璃行脚は、
『文楽へ行こう!1・2・3・4・5』
『大石神社奉納浄瑠璃1・2・3・4』
『季節外れの真夏の西国旅行のお話・・・四国編10・11』
でご覧頂くことが出来ます。

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2010年5月文楽公演拝見3
『浅草雷門の段』
『新吉原揚屋の段』
ざっくりと言えば、奥州から出てきた幼いおのぶちゃんが、仇討ちのために、江戸で花魁をやっているお姉ちゃんを捜すお話。(ざっくり過ぎますね・・・苦笑)
中でも『浅草雷門の段』はいわゆるチャリ場と言われる滑稽劇です。
・・・で、ドジョウの地蔵です。
これだけ言うと、何のことやらさっぱりですね。笑
『どじょう』という登場人物が地蔵に扮装し「よきかな、よきかな・・・」と言いながら、ならず者の観九郎から、小気味よくお金を巻きあげるやりとりが繰り広げられるのです。
これには、大いに笑わせて頂きました。
冒頭のどじょうによる手品のシーンでは、母の日に合わせて、カーネーションが飛び出すサービスもありましたよ。
しかし、どじょう、何故に変身するのが地蔵なのか・・・??
騙される、観九郎も観九郎ですが。笑
『新吉原揚屋の段』は、おのぶちゃんの奥州なまりが、とても愛しく、宮城野さん(花魁のお姉ちゃん)は、べらぼうに綺麗でありました。

宮城野さん、読書中。

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2010年5月文楽公演拝見2
●祇園祭礼信仰記(ぎおんさいれいしんこうき)
金閣寺の段
爪先鼠の段
●碁太平記白石噺(ごたいへいきしらいしばなし)
浅草雷門の段
新吉原揚屋の段
●連獅子(れんじし)
まずは、『祇園祭礼信仰記』。
舞台は、金閣寺。
主君足利義輝を殺した松永大膳は、碁にふけりながらも、雪舟の孫娘雪姫ちゃんを騙くらかして、我がものにすることを企んでおります。
大膳さん、かなり意地悪な上に、ものすごいエロオヤジです。苦笑
その上、ひどい癇癪持ち。
碁に負けた勢いで、碁笥(碁石の入った器)を井戸に投げ込み、それを手を濡らさずに取って来いと、新参の此下東吉に対して難題を突きつけます。
即座に金閣寺の雨樋をむんずと引っぺがして(金閣破損??)、その場を切り抜ける東吉。
大膳の気持ちも掴んで、間者としての首尾も上々です。
次々と出てくる定番の「実は○○だった~!」の展開も、縛られた雪姫ちゃんも、金閣の大ゼリも、竹に乗って金閣寺の2階からブーンと飛ばされる慶寿院さん(大膳に幽閉されていた足利義輝のお母さん)の姿も・・・とてもとても見所の多い演目でありました。

最初の25分間の休憩。
演目が終わったと同時に、我先にロビーへと向かう観客。
そうです、昼食のための椅子取りゲームです。笑
出遅れた私達にロビーの席が残っているはずもなく、お天気も良いことですし、おもてのベンチでお弁当を頂くことにいたしました。

この日頂いたのは『三色押し寿司膳』。

あと5分休憩が長かったなら・・・といつも思うのですが、あの慌しい感じも臨場感があって良いような気もします。笑

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2010年5月文楽公演拝見1

年に1回or2回のゆる~いペースですが、人形浄瑠璃を拝見するのは私の楽しみのひとつです。理想としては『通い詰める』なんてことがしてみたいのですが、時間も懐具合も侭ならずで、ポツポツと覗いては、ク~~ッ!!っと唸っている次第です。笑
お察しのこととは思いますが、好きなだけで、全く、詳しくはないのですよ。苦笑

ところで、私、人の名前を覚えるのがとても苦手です。
1度聞いただけで覚えるなんてのは、もう至難の業です。
最初に頭に残るのは、『ラ行』の文字が入っていたとか、『濁音』が入っていたとか、『跳ねる』感じだったとか、『グレー』っぽいとか、『ピカピカ』していたとか・・・、音やリズム、あるいは何かしらの印象のみ。
ある時、知り合ったばかりの『サトウさん』という女性のことを、1週間「スズキさん」と呼び続けたことがありました。
またある時は、何年かぶりにお会いした大学の先輩を、「イトウさん」「イトウさん」と呼び続け、別れ際に「引越ししたから・・・」と頂いた名刺を見て、彼が『スズキさん』であったことに気づくという大失態。
全くもって失礼極まりないお話なのですが、覚えられない上に、一度覚えたはずのものであっても、かなり怪しい記憶力。
ところがですね、名前は覚えられないクセに、顔は良く覚える。
これは自分でも面白い程で、短い時間でも1度会ったことがあれば9割方、少しでも言葉を交わしていれば、ほぼ100%記憶に残ります。
そして、凡そ、その記憶は、場面として記憶されるので、顔だけでなく背景までが頭に刻まれます。(ロミちゃんからは、目撃者向きだと言われておりますが・・・。苦笑)

さて、随分と話が逸れましたが・・・
様はですね、私が、文楽に出演されている演者さん達の顔は覚えられても、名前が一向に覚えられないということが言いたいだけなのですよ。苦笑
人形さんなら吉田さんか桐竹さん。
豊竹さんや竹本さんであれば、義太夫さん。
澤が付くのは三味線さん。(鶴澤さん・竹澤さん・豊澤さん・野澤さん)
しかし、その後が続かない。
お顔は記憶しておりますから、舞台を見ながら「お!好きなオジサン登場!!」と心の中で呟きますが、そう易々とお名前は出て来ない。
鶴澤燕三(つるざわえんざ)さんのお顔を見れば、ツバメが頭の中を飛びますし、竹本千歳太夫さんを見れば、漢数字がチラチラと頭をかすめますが、惜しい感じに、名前は完成しない。苦笑
義太夫さんや三味線さんは、それでも少しづつお顔と名前の配線が繋がりつつありますが、問題は人形さんです。
主遣いの方以外は、あの黒いイカ頭巾でお顔が見えない!!
イカ頭巾は大好きですが、左手遣いさんや脚遣いさんのお名前を覚えるのは、夢のまた夢でございます。
ああ・・サラサラと演者さんの名前を挙げられるように成れたなら、どんなに清清しいことでしょう。
しかし、新たに襲名とかされてしまったら、更に苦しむことになるのだわ・・・きっと。

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