2009年11月京都寄道7
うにさから「絶対に!!」と言われておりました『丹波屋』さん。
店内には、季節の松茸や栗が唸るように積み上げられておりましたが、どれもこれも大きいこと。
キャベツなんて、直径60cmくらいのものが置いてありましたよ。
丹波屋さんでのリクエストは店先で売られている『焼きポン』。
あーあー、行列しているよ・・・仕方ないなぁ、並びますよ並びます。
「絶対に!!」っと言われてるからには、買わないわけには行きませんわよね。苦笑

この焼栗は味が濃厚で、流石に美味しかったですよ。
天津甘栗とは違って、焦げて苦味があるのも◎でした。
『三木鶏卵』さんでは『おたまちゃん』ふりかけと

『黄味餡ぱん』。

おたまちゃんは、リアル海苔玉と言った感じのふりかけで、ちょっと甘めのやさしいお味。お塩をプラスして食せば、メリハリが効いて更に食欲倍増でした。お弁当に良さそうです。

京漬物『桝伍本店』さんでは、指令のあったものがなかったため、『長いものあぶり漬け』と、

小さな『磐生白菜』。

長いもは、ワサビ風味で塩分もきつめ。1カケあれば、ご飯がモリモリ食べられます。
磐生白菜は、全く癖のないお漬物で、サラダ感覚で頂けるものでした。

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2009年11月京都寄道6
有次さんと言えば、包丁1本・焼き網1枚であっても、商品の修理やメンテナンスをして下さることでも有名ですね。
近年はフランスのテレビ番組などでも紹介され、外国から求めに来られる方も多いのだそうですよ。
そういえば、岐阜県関市の包丁もドイツでとても人気があるのだとか。
日本の刃物は世界に誇れる道具のひとつなのですね。
実は、私、母方の祖父(やすこの父)が、刃物鍛冶をしておりましたので、そんな話を聞くと、少しばかり嬉しいのです♪
話は逸れますが・・・包丁と言えば、私とうにさが同居しはじめた時、それぞれが使っていた包丁を持ち合ったところ、1軒の家に包丁が14本という事態に陥ってしまいました。

明らかに多過ぎです。苦笑
うにさの実家に送り返したりなどして、現状は8本くらい。
刺身包丁や出刃包丁など、普段は使わなくても必要な包丁もありますから、まぁ、こんなものでしょう。笑
お話を戻して、今回、有次さんで求めたものは、以前から欲しかった湯豆腐用の網杓子。

形も数種あり、銅製のものと、銅にニッケルメッキが施してあるものとで迷いましたが、銅製の丸型のものをチョイス♪

しかし、かわいい抜型やお玉やレンゲに心太つきなど、楽しそうなお道具がいっぱいでしたので、あらためてじっくりお訪ねしたいところです。

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2009年11月京都寄道5
今回のテーマは京の台所『錦市場』でございます。

あ~良かった♪まとまった場所なので、移動移動の心配はないワ♪っと思っておりましたが、なんだなんだこの人混みは・・・観光客で溢れかえっているではないですか!!
しまった・・この日は文化の日、祭日でございます。
仕方があるまい、いざ参る!!
まずは、東側から入ってすぐの京漬物のお店『錦・高倉屋』さん。
地図と指令のメモを確認しながら、抜かりなくお買物をする私。
何々?『茗荷漬』を買って来いとな・・・。

メモにはお店の名前の他に商品の指定のあるものもございます。欄外には『漬物数種』の文字。
ざっと見回して、こちらでは『極上奈良漬』をプラス。

漬物屋さんの指定だけでも、3軒あるのですから、初っ端から勢いを上げすぎてもね・・・。苦笑
茗荷は、甘酢漬けなので、私的には、そのまま頂くよりも『うざく』風にして頂くのがお勧め。

しかし、歩くのも困難な程の人混みでは、お店の写真を撮るどころではありませぬ。(錦市場の写真が無い言い訳です。)

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2009年11月京都寄道4

さて、宮脇賣扇庵さんでお会計の間に、お店の中をしげしげと拝見させて頂いておりましたところ、あるものに目が止まりました。
飾り用の扇子かと思いましたが、なんとなんと『郵送扇』という葉書なのです。

タグを付ける必要はあるそうですが、120円切手を貼れば送れるのだとか。

これはかわいい♪
今回のうにさへのお土産は早くも決定。
七福神ですから来年のお正月飾りにでもいたしましょうかね。
他にも素敵な柄裄がありましたよ。
京都土産に1本づつ集めて行くのも楽しいかもしれませんね。

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2009年11月京都寄道3
当然のごとく、今回も京都で走り回って参りましたとも!!
最初に向かった先は、3月の京都訪問の際、荷物の重さのために訪問を諦めた創業文政6年(1823年)の宮脇賣扇庵さん。

お茶用の扇子をひとつ求めたいと思っておりましてね。
実は、入門した際に流派のものを1本頂いてはおりますが、お稽古では勿体無くて使えない私。

では、これまでどうしていたかと申しますと・・・。
以前に自分がうにさにプレゼントしたものを拝借して1本。
古道具屋を漁って¥300くらいで手に入れたものを数本。(まあ、得意ですわな、こういうことは・・・。苦笑)
この古道具屋で求めたものは、季節が限定されるものがほとんどなのですが、秋らしいものをまだ持っていない。
そう、この季節に使えるものが無いのです。
うにさから借りているものは、季節とは関係ない柄行なので、困った時にはそれを頼みにする以外にないのですが、いずれにしても、1本くらいまともに手に入れたいものだと常々思っていたのでありました。
今回のターゲットは、もちろん秋らしいもの、もしくは通年使えるもの。
丁度、他にお客様がいらっしゃらなかったのを良いことに、お茶用の扇子を端から1本1本全て開いて、お気に入りのものを見つけました。
それがこちら。

渋い銀色の上に、紅葉がハラリ。
ん??何故か端っこに桜?
いささか不思議に思いましたが、秋模様であろうと思っておりました私。
お茶の先生にお見せしたところ『雲錦模様』という、紅葉と桜を同時に描いた通年使える伝統的な柄であることが判明。
もう、大満足でございます。

しかし、うにさから借りている扇子も気に入っているので、まだしばらく借りておくことにいたしましょう♪(返す気はありますのよ。笑)

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2009年11月京都寄道2
私がお願いしたのは、マンツーマンで1時間のプライベートレッスンを3回。
リクエストの内容は
1回目:自分のお誂えキモノでのキモノの着付け(詳しくは『京都へ寄道5』)
2回目:サイズの合わないキモノ(アンティークの小さいキモノなど)を着る時のコツ
(詳しくは『7月の京都寄道4』)
3回目:カラテア結び。
それぞれの回で、リクエストした以外のこともたくさん教わりましたが、まずは、自分が何を中心に教わりたいかを事前によく考えておくことが肝心です。
思っているよりも1時間は短くもあり長くもありますので、あまり欲張らず、1つのことを中心にその周辺のこと・・・ぐらいの気持ちでお願いした方が、気持ち的にも時間的にも余裕が持てるのではないでしょうか。
そして、出来ることなら、まずは自分で着付けた状態で足を運ぶことをお勧めしたいと思います。
私も2回目のレッスンの時は、悪天候のため下着以外のものはお教室のものをお借りすることになりましたが(これはこれで、ありがたいシステムなのですよ♪)、自分で着付けた状態を、先生に見て頂くことで、改良点やお悩みを、すぐに見極めて頂けますので、より早くゴールに近づくことが出来るでしょう。
そして、私の様にきちんと着付けを習ったことはないのだけれど、なんとなく着られるようになってしまった・・・でも、自信はないワ・・・それでも、今更一から習うのは億劫よね・・・と思われている『あなた』!!(あなたって誰だ???苦笑)
お勧めいたします。笑
お仕着せのレッスンは1つもありませんでした。
どんな風にいつも着ているか?を聞いて下さった上でレッスンをして下さるので、今の状態から、綺麗に着られるようになる道筋をきちんと付けて下さいます。
ありがたいですね~。
もちろん、いらないお道具や、目の飛び出るようなキモノや帯を勧められるようなこともありません。苦笑
そして、先生はとても明るく楽しい方です。
安心してドアを叩いてみて下さい。

チエコ先生へ
是非、東京での出張レッスンも開催して下さいまし!
またお会い出来るのを楽しみにしております。
1年間、本当にありがとうございました。

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2009年11月京都寄道1
気がつけば、11月ももう終盤。(うゎ!諸々どうしよう・・・)

11月と言えば、そうですとも、鞠小路スタイルさんを初めてお訪ねしたのは昨年の11月のこと。
1年間有効な3回チケットを求めた私。
最後のレッスンをお願いしに、行かねばならぬのです!!
これが一旦の区切りと思うと、なんだか寂しい気持ちになりますが、3回目のレッスンのリクエストは、待ちに待ったカラテア結び。(待ったとは言っても、自分で決めたことなのですが・・・苦笑)
なんといっても、この帯結びは余所のお教室では習えませんからね♪
きっちり習得せねばなりませぬ。

まずはチエコ先生によるトルソを使っての実演。
ほっほ~、そんな構造でしたか!
アドバイスを頂きながら、自分でも一度結んでみます。
結んだら、また解いて、次はきれいに結ぶポイントを教えて頂き、再び結び、解きます。
更によいバランスにするためのアドバイスを元に、結び解き、結び解き・・・。
徐々に徐々に、先生の誘導のままに、自然と高いハードルを乗り越えて、かわいらしいカラテア結びを作ることが出来ました。
こういう階段を上るようなレッスンが、お上手なんですよね・・・スバラシイ。
基本の半幅の後は、名古屋帯での応用編に突入。
カラテア結びを教えて頂いている合間にも、帯結びの基本的なコツなども伺えて、大変お勉強になりました。

レッスンも3回目ともなりますと、私の体型はチエコ先生には丸判り。苦笑
着崩れないための、更なるアドバイスを頂き、名残惜しくはありますが、3回のレッスンは終了となりました。
ちなみに、カラテア結びを習いたい方は鞠小路スタイルさんへ、美しい着姿をご覧になりたい方は、本家本元のCHOKOさんのブログへどうぞ。

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暮らし家企画展『クラッシックモダン』を訪ねて4
先日の三重展を訪ねた時に初卸しをした復刻柄の伊勢木綿に、水玉の木綿の帯。

羽織は、以前にもご紹介したことのある銘仙の船柄模様。

アラ、ひよさ、この結び方はもしかして??
はい、その通りでございます。
11月頭のこと、私、鞠小路スタイルさんへ3回目のレッスンに行って参りました。
初お披露目のカラテア結びでございます。

う~む、もうひと頑張りの出来かな・・・。苦笑
私の腕前はともかく、またしても行きつ戻りつになりますが、お話を京都へと移しましょう。
そういえば・・・、以前にcomichikoさんの『折り紙結び』もこの帯で試しておりましたわね。

私からいろいろな試練を与えられるせいで、かわいそうに少々シワが目立って参りましたワ・・・。苦笑

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暮らし家企画展『クラッシックモダン』を訪ねて3

ふたり仲良く伊勢木綿でございます♪
そうそう、コレコレ、私が知っていたロミちゃんの伊勢木綿は。笑

(無名庵さんの2階にて)
何をか言わんと思われた方は、『ロミちゃんからの驚き桃の葉1・2・3』をご覧下さい。
写真では解り難いですが、茶の縞の脇にルミナスオレンジの様な明るい縞が入っており、まるで発光しているかの様に見える面白い縞模様です。

帯は、随分以前にLuncoさんで一目惚れした帯。笑

お婆様の形見の珊瑚の簪を差して、秋色なロミちゃんです。
この日は、私のお誕生日前夜でして、ロミちゃんからかわいいプレゼントも頂きました。

katakataさんの注染の手ぬぐいと、中川政七商店さんの『小紋の印香』。
かわいいは、嬉しい♪

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暮らし家企画展『クラッシックモダン』を訪ねて2

もう少し細部の写真もご紹介しておきましょう。

骨董の家具や食器の中に、キモノや帯がいっぱい。

こちらの水鳥のお椀も素敵でしょう♪

お花がたくさん飾られているのも、暮らし家さんの催事の特徴の一つです。

どこを撮っても絵になるようなディスプレイに、私、いつも唸らされます。

こちらは、宝探し中のロミちゃん。

ああ・・・これも欲しいし、あれも欲しい・・・。笑
この日もロミちゃんは、悩み悶絶しながらも、最終的には素敵な帯留をゲットして、満足な微笑みを湛えながら、無名庵さんを後にしたのでありました。
ちなみに、私が頂いたのはこちら。

アンティークの帯締と、小さな狛犬。


ちょっと歪んだ顔が、愛らしいでしょう♪
ぼぉー・・・っとなるような素敵な帯などもございましたが、先日のLuncoさんでのお買物もありましたので、今回は小物に留めて、ぐっと我慢でございます。苦笑
・・・と言いながら、うにさと共使いで、千鳥のお皿と、お醤油差しも頂きました。



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暮らし家企画展『クラッシックモダン』を訪ねて1
当初、うにさとふたりで予定しておりましたが、飛び入りでロミちゃんの参加もあり、思いがけず賑やかな会合に♪
この日の日替りのイベントは、朝10時~のオープンマーケット『くらしアート市』でしたから、日が落ちてからのお出掛けでは当然のごとく間に合いませんでしたが、その分、人混みからは外れて、改築された民家をゆっくりと堪能させて頂くことが出来ました。
築30年余りの住宅は、建具をアンティークのものに入れ替えたりしながら、職人さんの手によって、和モダンな空間へと作り替えられております。


大きな窓のついた和室や、マントルピースのある洋室。

庭へ続くテラスに

素敵なシャンデリアや、そのまま中国茶の茶会でも開きたくなるような小部屋。

なんとも懐かしくなるような気持ちのよい空間です。
お話を伺うと、まだまだ、進化途中だそうで、ここから先の改装も考えておられるのだとか。

宮沢賢治の『虔十公園林』のような場所にしたいというオーナーさんの願いを込めて、ギャラリーのオープニング企画は暮らし家さんに任されたのだそうです。

東京の郊外にはなりますが、展覧会やイベントや催事など、和モダンな空間をお探しの方は、一度お訪ねになられてみてはいかがでしょうか。

ギャラリー くらしアート 無名庵
東京都八王子市子安町1-20-3
http://mumeian.exblog.jp/

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2009年10月2回目のお稽古2

半衿と帯は前回のお稽古と同じものですが、キモノを変えて。

こちらのぺたこさんの半衿、秋柄なので、集中的に使用しております。

キモノはキラキラと銀通しの入った光るお召し。

マジョリカお召しではないか??とのお話もありますが、定かではありません。
一見すると解り辛いですが、柄の一部には石榴。

まだまだ暑いと思っておりましたが、帯つきで歩くにはそろそろ肌寒くなって参りました。

羽織が楽しい季節になりますね。

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2009年10月2回目のお稽古1

この日の主菓子は、開運堂さんの『開運老松』。
ニッキの香り漂う上品なお菓子ですが、懐紙と黒文字で頂くには、中々の強敵でございました。
ほろりほろりと思わぬ方向に割れ目が入り、あわや懐紙からこぼれ落ちそうになるところを、必死で守りながら頂きました。汗
お稽古では、先生が毎回異なるお菓子をご用意下さり、その都度、お菓子のタイプによって頂き方もお教え下さいます。
難しそうなお菓子が出て来た時には、畳みにお菓子を転がすよりは、いっそのこと大きく口を開けてガブリと一口で行ってしまいたいと思ってしまいますが、喉に詰まらせて七転八倒する自分の姿が目に浮かび、どうにか踏み止まる私。(どっちも嫌ですね・・・。苦笑)
風炉の季節も終わりで、来月は炉開き。
今回のお稽古で、お茶を始めてから丁度1年が経ちました。
0歳児から、やっと1歳児になります。

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2009年10月1回目のお稽古4

やたら縞の伊勢木綿に、千鳥の帯。

衿はぺたこさんの石榴の半衿。

この千鳥の帯はうにさが選んでくれた帯です。(詳しくは『京都旅行2008-キモノ屋行脚の巻・その1・2』をご覧下さい。)
身に着けているのを見たうにさ、
「ひよさ、その帯好きだよね~♪」と自分の手柄の様に得意気です。
大方は、素直に「うん、好きだよ」と答える私ですが、いつも同じ答えをするのは面白くないので、時々「そうでもないよ・・・」と返します。
「え??そうなの??」と驚くうにさ。
「ううん、そうでもないよ・・・」と更に私。

こうして、目の前に観客がいるわけでもないのに、日々、コンビ芸を磨く私達です。(そんな生活でいいのか??)

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2009年10月1回目のお稽古2
まずは、ヨーコさんをご紹介いたしましょう。

実はヨーコさん、この夏に大変なお宝発見がありました。
ご実家に長く開けられていない箪笥があり、おキモノがあるらしきことは以前から解っていたのだそうですが、な、なんと、80枚以上ものおキモノが一度に発掘されたのだそうです。
スバラシイ♪

この日のおキモノや帯も発掘品のひとつだそうです。
春から始められた着付けの勉強も、めきめきと腕を上げられておりますから、長く眠っていたおキモノ達も、これからヨーコさんによって一枚一枚眠りを解かれるのでしょうね。

私も、とっても楽しみです。

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2009年10月1回目のお稽古1
この日も私は失敗を重ねます・・・どうしてなんだ・・・??
困ったことに7月のお稽古と全く同じなのです。
何故か、左手にお茶碗、右手に柄杓を持ってしまうのです。(棗の立場は・・・)
先生がポツリと
「ひよささんはね、きっと柄杓が好きなのよ。笑」
帰宅後、先生の言葉について思いを巡らせてみる私。
・・・確かに、好きカモしれない。
柄杓の先が水差しの水から受ける弾力、お湯を汲んで腕に伝わる重み、手から離れて畳みの上に柄をポトリと落とす瞬間・・・確かに、柄杓はとても素敵です。
考えれば考える程に、お道具の中で、柄杓のことが一等好きな気がして参ります。
細い柄ひとつを掴んだだけで、自分のリーチより遠いところにあるものを容易に扱えるマジックハンド的なところも魅力的です。
こんなことや、

あんなことにも

便利そう・・・。(あきらかに、間違った用法です。苦笑)

加えて、棗の方はお茶を盛って形を作った時点で、ある種の満足感を得てしまい、準備の段階で一旦完結した気持ちになってしまうことにも原因があるのでしょう。(水屋に置き去りに・・・。)
まだまだ、全体が見えていないことの現われではありますが、妙に納得してしまいました。
しかし、無意識の自分の嗜好を検証出来て、面白くありました。

寄り付きのお軸は『紅葉舞秋風』。
お花はホトトギス。

このお花、先生が育てられたものなのですよ♪

柚子の香り高いきんとん。

秋をモチーフにしたお干菓子。
頂いてしまいましたが、松茸もありました。
本物は食べられそうにないので、つい選んでしまいましたが、流石に松茸の香りはしませんでしたよ。笑
秋ですねぇ・・・。

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暮らし家企画展『クラッシックモダン』のご案内
秋は本当に催事が多いですね。
ご案内を頂く度に、胸をときめかせてしまいますが、今回のお知らせは少し変り種ですよ♪
暮らし家さんからのお知らせです。

「ギャラリー無名庵」オープニング企画
暮らし家企画展『クラッシックモダン』
-宮沢賢治のことばから表現する空間-
2009年11月3日(火)~9日(月) am11:00~19:00
*初日11月3日・最終日9日は17時閉場
日替わりで朗読会あり、ライブあり、和家具の修理相談室あり・・・の盛りだくさん。

詳しくは無名庵さんのブログでご覧頂けますが、参加アーティストの中に関美穂子さんのお名前も発見。
関さんといえば、今年の夏、私が購入させて頂いた浴衣!!
くんくん・・・、かわいいものの匂いがしますぞ。笑
秋のお出掛けにいかがでしょうか?

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伊藤若冲『動植綵絵』に会いに2

東京国立博物館を後にして、軽くお茶でも頂いて帰ろうと向かったのは昭和38年創業『高級喫茶古城』。

ステンドグラスのあるアプローチを抜けて地下に入ると、そこは昭和の香り漂う純喫茶。


先代のオーナーさん(現オーナーのお父様)が、西洋への憧れを凝縮させて作られたというお店には、壁にはステンドグラスが、床には大理石のモザイクが、天井からは豪華なシャンデリアが吊るされており、レトロゴージャスな空間です。


壁際に並んだ小さな2人席は、かつてはカップルがコートを膝に掛けて、そっと手を握り合った人気の席であったのだとか。

現在では専らひとり掛けされることが多い席だそうですが、なんとも奥ゆかしいエピソードですね。


昔懐かしい感じのチョコレートパフェとホットケーキを頂き、しばしタイムスリーップ。

こういう喫茶店にいると、時間もゆっくりと流れるような気がいたします。
ところで、この日は、おキモノではありませんでした。
先日の鎌倉で購入したワンピース。
ロミちゃんからブログにアップするように言われておりましたので、ポチリと洋服姿などあげておきましょう。

足が太くなりました。汗

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伊藤若冲『動植綵絵』に会いに1
向かった先は、東京国立博物館の『皇室の名宝 日本の華 1期:永徳、若冲から大観、松園まで』。

2009年10月6日~11月3日
前日に思い立っての道行きでしたが、10月は、もう自由になる日がこの日のみ。体に鞭打っての絵画鑑賞でございます。苦笑

美術館も人気のある展覧会は体力勝負ですからねぇ。
学生の時分は美術館の梯子などお茶の子さいさいでしたが、今や1つの展覧会の中で、集中して見ることの出来るのは数点という、体力だけでなく、情報処理能力の低下も著しい今日この頃・・・。



とはいえ、見たいものがあれば、重い腰も、瞬間的には上がるワケで、この瞬間を逃さないことこそが、出掛ける秘訣となるのです。
まずは、館内の上野精養軒のレストラン「ラコール」にて腹ごしらえ。

牛すじ肉のカレーと

ポークジンジャーの焼きサンドウィッチ。

美術館スタンダードですわね♪

平日でも混んでいることは解っておりましたが、以前から見たいと思っておりました伊藤若冲の『動植綵絵』。
三十幅の掛け軸がゾロリと一室に会した姿は圧巻でございましたよ。(架かっている場所が美術館でなければ、尚よろしいのでしょうがね・・・。苦笑)
図版では見慣れた絵でしたが、予想とは異なる点も多く、うにさとふたりで、一旦離れてから再度確認に行ったりと、動植綵絵のお部屋の中をグルグルグルグル・・・。
一幅頂けるものなら、どれを頂くか?などと、ありもしないことを真剣に検討しながら楽しく拝見させて頂きました。
葛飾北斎の『西瓜図』も良かったです♪

展覧会の順路後半に立派な花器が現れる頃には、電池切れでヘトヘトになっておりましたが、ミュージアムショップでお使い物用に絵葉書やハンカチなどを求めて、穏やかな一日でした。
『皇室の名宝 日本の華 2期:正倉院宝物と書・絵巻の名品』は

2009年11月12日(木)~11月29日(日)です。

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