2009年6月お茶のお稽古1
6月は風邪ひきのため、残念ながらお稽古は後半の1回のみ。
7月目前のお稽古でしたので、七夕のしつらえでした。
小舟の絵が描かれた短冊に
あまのかわ あふきのかせに くもはれて そらすみわたる かささきのはし
お軸の裾には、これまた小舟の刺繍が施されており、とても美しい。
聞けば、なんと、古い絽の帯から仕立てられたお軸なのだそうです。
こんな素敵な変身もあるのだと、ウットリニッコリ。
絽目が水面のごとく、まるでお軸自体が天の川のよう。
目を下に落とせば、烏瓜の香合。
七夕と言えば牽牛と織姫のお話ですが、七夕で『瓜』と言えば『天稚彦草子(アメワカヒコゾウシ)』。
投げつけて割れた瓜から天の川が出来る件のあるお話ですが、香合の烏瓜がパッと開いて、茶室に天の川が流れ出すと思えば、なお楽しい。
濃茶のお菓子、鶴屋吉信さんの『涼天』も天の川を模したよう。
お花は『半夏生 ハンゲショウ』。
名前の由来は、七十二候の『半夏生』の頃に花を咲かせるからとも、葉の一部が白く変化する様の『半化粧』からとも言われているそうです。
暑い夏に向かっておりますが、お茶室の中は、とても涼やかなのでありました。
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