歌舞伎座さよなら公演四月大歌舞伎に挑む20

唐草模様のお召に、ミツウロコの帯。
キモノは重たい色ですが、半衿と帯締めに明るい黄緑を使って春らしく。

帯留は、我が母やすこからの誕生日プレゼントの黒柿の帯留。
瓢箪もぶら提げて。(前にも言いましたが、断じて七味入れではありませぬ!!)

この唐草のおキモノは、私が手に入れた2枚目の古着。まだ10代の頃のことです。
母やすこと共に、広島で正月明けにデパートの催事の古着市に行って見つけたもの。(母さん覚えてる??)

これまでブログには登場しておりませんでしたが、着用回数の最も多いキモノかもしれません。
うにさのお気に入りで、1度着たいと申しておりましたので、今回着用となりました。
そして、この日も彼女は大いに踊ります。

こちらの写真は本人曰く『キル・ビル』だそうです。(まぁ、言いたいことは解るかな??苦笑)

あ!!足元!!

ふっふ・・・そうなんです、履き卸しはうにさに譲りました。
「もう、私の足型になった!」と、うにさは宣っておりますが、私の草履です。(主張!!)


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歌舞伎座さよなら公演四月大歌舞伎に挑む19

源氏車の大島紬に桜と藤の帯。

こちらの大島紬は、ちこさんがお勤めをされていた頃にお誂えされたものだそうですが、一度も袖を通す機会に恵まれなかったものだとか。

春先に着るには少々重たいかしら?とお悩みでしたが、春らしい明るい帯と、帯揚げもたっぷり見せて華やかさをアップ。

メリハリのある、ちこさんらしいコーディネートとなりました。

しまった・・・お草履着用の写真が無い!!
新しいお草履との相性もバッチリでしたのよ♪
しかし、ともこさんもちこさんも、とってもスリムでいらっしゃるので、帯を結ぶ時に体が折れてしまうのではないかと、私は心配になりました。
私やうにさは、少し見習うべきですね・・・。苦笑

また一緒に遊んで下さいまし!!

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歌舞伎座さよなら公演四月大歌舞伎に挑む18
4人のキモノ姿をご紹介いたしましょう。

それぞれに、着たいものを好きなコーディネートで着ております。笑
まずは、ともこさん(うにさのお母様)から。

紫と卵色の大きな市松の上に、線画で御所解文様が描かれたおキモノ。

帯は亀甲紋様に龍の帯。(今年のお正月にうにさも着ておりましたね。)

帯留には三重は津の『阿漕焼』のブローチを。
このアンティーク感たっぷりのおキモノはみささん(うにさのお婆様)のものですが、もうキモノでは着ないだろうと、随分前に洗張りに出されておりました。

長く仕立てられないままあったのですが、いろいろとお話を聞くにつけ、ともこさんがずっと着てみたかったと・・・お話されておりましたので、思い切って一昨年キモノに仕立て、着る機会を窺っていたのです。
念願が叶って、ともこさんも大喜び♪

気持ちが華やぎますね。
みささんにも見せて差し上げたいなぁ。

履物もぴったりです。

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歌舞伎座さよなら公演四月大歌舞伎に挑む17

3幕目
『曽根崎心中』
天満屋お初:坂田藤十郎
平野屋徳兵衛:翫雀
天満屋惣兵衛:竹三郎
油屋九平次:橋之助
平野屋久右衛門:我當
坂田藤十郎さんのあたり役、天満屋お初の登場です。
なんと、この4月の公演で56年1300回ものお初を演じられたとのこと。
すごいことですね。
曽根崎心中は、学生時代に増村保造監督の映画を見ておりましたので、頭の中で筋書きはバッチリです。(梶芽衣子さんのお初に、宇崎竜童さんの徳兵衛、橋本功さんの九平次でした。)
ただ・・・お初19歳、徳兵衛25歳・・・ごめんなさい、どうしても見えません。涙
舞台の途中、その点についてつっこむようなセリフと笑いも起きて、思わずうにさと
「ここ、笑っていいところなんだよね?」っと少しほっといたしました。苦笑
恐らく、19歳や25歳に見えないところまで含めての『藤十郎さんの曽根崎心中』なのであろうと思います。
56年間、その年齢で出来るお初を演じていらしたのでしょうね。
歌舞伎においては随分と斬新な演出もなさっていて、そこが見所でもあるとか。
別のキャストで同じ演目の見比べもしてみたいと思いました。
いたってシリアスなお話なのですが、やはり流暢な関西弁とともに、随所に笑いが取り込まれており、悲劇でありながらも喜劇を見ているような心持ち。
しつこいようですが、吉本新喜劇の泣き笑いと同様。

歌舞伎とは、大衆のためのエンターテイメントであるなぁ、と改めて思ったのでありました。

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歌舞伎座さよなら公演四月大歌舞伎に挑む16

2幕目
『夕霧 伊左衛門 廓文章~吉田屋』
藤屋伊左衛門:仁左衛門
扇屋夕霧:玉三郎
吉田屋女房おきさ:秀太郎
吉田屋喜左衛門:我當
片岡仁左衛門さんのあたり役、伊左衛門の登場です。
笠を被っての登場にも係らず、色男ぶりが伝わって来ます。
恋する女性相手にスネたり有頂天になったり、か、かわいいぞ!すごい若゛旦那っぷりです!
公演後、うにさとふたり、是非とも夕霧さんに本当に伊左衛門でよかったのかどうか聞いてみたいと話した程の若゛旦那。
「ワシやわいな~~」のセリフに、1幕目から感じていたことがハッキリと頭の中で言葉になりました。
歌舞伎ファンの方々、ごめんなさい!
ダメです、私『吉本新喜劇』を見ているような気分になって参りました。
流暢な関西弁と、絵に描いたような放蕩息子の若゛旦那と、随所にちりばめられた笑いの要素。
そうか・・・吉本新喜劇が歌舞伎からヒントを得ているに違いないと、思った次第です。
そんなことを考えているせいか、男前の仁左衛門さんの顔が、徐々に『なだぎ武』さんに見えてくる。
一度そう見え始めると、もう止められない。(誰か助けて~~~。)
玉三郎さんの夕霧は、とても艶やかでゴージャスでございましたが、シロウトの私としては、もっとセリフを喋って欲しかった。
だって、綺麗なものが動くところは、沢山見たいでしょう。笑
くだらないことを色々書きましたが、目にも美しくとても楽しい演目でした。

ちなみに、玉三郎さんの衣装は豪華でしたが、私的には秀太郎さん演じる吉田屋女房おきさのキモノに目が釘付けに。
派手ではないものの、八掛との色合わせが素敵で、きれいな色目のお召し物でしたよ。

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歌舞伎座さよなら公演四月大歌舞伎に挑む15

1幕目を終えて、幕間に入ります。
さて、お弁当を頂きましょう♪
頂いたのは、

歌舞伎座特選 茶屋弁当

歌舞伎座特選 てまり寿司
実は、江戸前の甘辛いお弁当かと少々不安に思っておりましたが、意外にもあっさりと美味しいお弁当でした。
舌鼓を打ちながらも、ひとり時間を気にする私。
何故ならば、モナカアイスの販売はこの幕間のみ。
お弁当をかき込んで、急ぎ足で1階へと向かいます。
ありましたありました。
小倉モナカアイス♪手に入れて、イソイソと席へ戻ります。

UFO??笑
正直なところ、3階席はとても暑かった。
モナカアイスの冷たさが、身に沁みました。
歌舞伎座満喫!!

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歌舞伎座さよなら公演四月大歌舞伎に挑む14

『彦山権現誓助剱~毛谷村』
毛谷村六助:吉右衛門
一味斎娘 お園:福助
一味斎後室 お幸:吉之丞
一味斎孫 弥三松:坂本達哉
微塵弾正実は京極内匠:歌昇
杣斧右衛門:東蔵
いきなり、斬り合いの場面から始まり、筋を知らないので、しばし話の展開に迷いましたが、ふむふむなるほど・・・。
主人公の吉右衛門さん扮する六助さん、いきなりお姑さんが出来たり、お嫁さんが出来たり、こどもを拾ったり、大変な一日です。笑
福助さん扮するお園さん、なんだかいかつい女性だなぁ・・・っと思っておりましたが、後からパンフレットを読んで納得。
お園さんは、美人で腕っぷしの強い大女の設定なのですね。(でも、お色気ムンムンで迫られるのはちょっと怖いなぁ。苦笑)
お話が進むにつれて、実は〇〇だった~!!っとそれぞれに因縁があることが判明するのですが、シリアスなお話がとてもコミカルに描かれておりました。
残念だったのは、花道を含め舞台下手が見え難かったこと。
お話の設定に必要な弥三松くんのキモノが干してあるのが、ほとんど見えていなかったのは、お話を読む上では、ちょっと痛手でした。
このお話は下手が確実に見える場所で鑑賞した方がよさそうですね。

しかし、何かが心に引っかかる・・・これは???

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歌舞伎座さよなら公演四月大歌舞伎に挑む13

拝見したのは夜の部のみ。みどりで3幕。

開場前の歌舞伎座前は、大賑わいです。
流石におキモノ率が高い!
キモノも色々で、木綿を粋に着こなしていらっしゃる方から、晴着の方まで多種多様。
着姿は違えど、皆さん一様に胸を張って晴れやかな表情をなさっている。

見応えがありますワ。
中には、観劇目的ではなく、ここに来ればキモノ姿の人の写真が撮れるという理由でいらしていた方もおられました。

入場して3階への階段を上っておりますと、後から聞き覚えのある声が聞こえます。
振り返って見れば、そこにはタリエちゃん。
そうなんです、偶然にも同じ日にチケットを取っておりましたの。
ただし、タリエちゃん御一行は、昼夜の長丁場。
わ~い、タリエちゃんのお母様だわ~~~♪♪
振り返って手を振ると。
笑いながらタリエちゃんから一言。
「変わったキモノ着てる人がいるなぁ~って後から見てたよー。」

あはは・・・私です。苦笑
この日のタリエちゃんは、グレーのシックなおキモノに黒地に植物柄の染めの帯。
素敵でしたが、写真を撮るどころではなかった・・・。
何故って・・・。
お母様同士のご挨拶が始まったからに違いありません。笑
面白かったですよ。
歌舞伎座廊下での、タリエちゃんのお母様とうにさのお母様の初対面。
「いつもタリエが・・・」
「いえいえ、いつもうにさが・・・」
娘ふたりは、お母さんの袖を引っぱりながら、「お母さん、お母さん!!」っとオロオロ。
こういうのは、傍で見ているのは微笑ましくて大変楽しい♪
一旦、席を確認して、1階の売店に下ります。
ちょっとしたお土産に手ぬぐいなりとも欲しいでしょう。笑

そして、歌舞伎座定番のモナカアイスの販売時間をチェック。(ぬかりありませぬ!)
さあ、そろそろ開演です。



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歌舞伎座さよなら公演四月大歌舞伎に挑む12

まぁ、そんなこんなで、初心者同然の私に歌舞伎が語れる訳もないのですが、今回拝見した歌舞伎座さよなら公演四月大歌舞伎のお話へと移りましょう。
観劇当日。
この日の私の最大の任務は、自分を入れて4人分の着付けをすることにありました。
うにさから始まり、ともこさん、ちこさん、自分と進んで行きますが、焦るあまりに、おはしょりが長すぎてやり直したり、帯締めの色がピンと来なくて変更したり・・・。
その間にも、足袋のサイズが合わないと騒ぐうにさに、何足も足袋を出したり・・・。
目がまわりそうになりながらの準備でしたが、出来上がった時は嬉しかった♪

実は前日までは、歌舞伎見物の後は銀座に泊まって翌朝築地市場に繰り出そうと計画しておりましたが、せっかくのキモノ姿に、翌日の着替えを持って出かけるのがおっくうになり、計画は変更。
冷静な判断のおかげで、ハンドバッグひとつで、開場時間に合わせてのんびりと銀座に向かうことが出来ました。

危ない危ない、いつものごとく欲張りすぎのバッタンバッタンの計画になるところでしたワ。汗

観劇は優雅に行かなくてはね。苦笑


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歌舞伎座さよなら公演四月大歌舞伎に挑む11

スーパー歌舞伎観覧から数年後、初の歌舞伎&歌舞伎座体験は、およそ15年前。
当代の片岡仁左衛門さんが、まだ片岡孝夫さんであった頃でした。
ドイツ人とアメリカ人の友人とうにさと、私自身も外国人気分でみどりを3幕。
初めての歌舞伎は、予想以上にコミカルでカジュアルな印象。
声を出して笑い、男前や女形の美しさにやんややんやと騒ぎ見いたしましたが、残念ながら内容については、多くを覚えておりません。
記憶としては、片岡孝夫さんと坂東玉三郎さんが出ていらしたことのみ。

2度目の歌舞伎は、母やすこと一緒に歌舞伎座へ。
これが約10年前のこと。
みどりで3幕拝見いたしましたが、実はこの当時、恥ずかしながら私、病気療養中でございまして、全く記憶がございません。汗
気分転換に見に行った歌舞伎ですが、途中で倒れたりしたりしたらどうしよう・・・っとハラハラした記憶のみ。苦笑
以上3つの公演については、何でもかんでも取っておく私にしては珍しく、チラシもパンフレットも残っておらず、記憶の断片が僅かにあるのみです。
3度目は一昨年(平成19年)のお正月。
国立劇場にて通し狂言『梅初春五十三驛』。

菊五郎家代々のお家芸であるという『化け猫』見たさに、うにさと一緒に出掛けましたが、3度目にしてようやく少しは歌舞伎を見たと言える感じで見物出来たように思います。
通し狂言とは言っても、有名なお話をいろいろと取り混ぜてあるような演目で、お正月に相応しい賑やかな演目でした。
目的とした『化け猫』はアクロバティックで面白く、丁度、市川崑監督が『犬神家の一族』をセルフカバーリメイクされた直後でしたが、夜桜の御殿山の場での尾上菊之助さんは、犬神家の佐助さんとは打って変わって、瑞々しく美しかったです。笑

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歌舞伎座さよなら公演四月大歌舞伎に挑む10

さて、歌舞伎見物への準備も整いましたので、そろそろ本題へと入りましょう。
歌舞伎通の方が多い中で、歌舞伎のお話をするのはちと気が引けますのが、まずはいつものごとく言い訳から始めましょうかね。笑
私が歌舞伎見物をしたのは、今回で都合4回目となります。(せっかくなのでスーパー歌舞伎も入れて5回にしましょう・・・。)
数えられる程とは言っても、4・5回見ているならば、少しくらいは面白いお話も出来そうなものですが・・・いや~、全然ダメなのですよ。苦笑

初めて歌舞伎と名の付くものに触れたのは、大学を出て間もない頃、先日の房総旅行を共にしたヨーコさんとふたり、予定していた人が行けなくなったチケットで代理見をしたことに始まります。
(ヨーコさんについては『花盛りの春、西へ東へ17・18』をご覧下さい。)
当代の市川猿之助さんの、スーパー歌舞伎『ヤマトタケル』。場所はを新橋演舞場。
いわゆる『歌舞伎』を見たこともない状態で拝見した『スーパー歌舞伎』。
幕間に、ヨーコーさんとふたり
「ひとりだけ本物の女の人がいるよね?」
「やっぱりそうだよね??」
「スーパーだから女性もいるんだ??」
・・・と大間違いのコンコンチキな私達。
まんまと、市川笑也さんを本物の女性と信じて観劇したのでありました。

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歌舞伎座さよなら公演四月大歌舞伎に挑む8

黒地の花柄のキモノに、潔い白の帯。

羽織は洗張りをした状態の古い羽織地を購入して、野田さんに仕立てて頂いたものだそうです。

朋さんもすっかり野田さんファンになっちゃったのよね。笑
(野田さんについては『ロミちゃんの苦悩1・2・3・4』をご覧下さい。)
ううん?今日のコーデにはお母様のものが入ってないのでは???

実は朋さん、キモノを着る当初の目的は、お母様が大量にお持ちのキモノを着ることにあったのです。
ほとんど着られないままのおキモノが宝の山のように詰まった箪笥。
これを着ないのは勿体無いと着付け教室に通い始めた朋さんでしたが、なんだかんだで、新しく箪笥に入るものが増えているご様子。(いいかんじです。笑)
面白いので、私やロミちゃんがからかうと
「だって、白い帯はなかったのよ・・・」
「私も持ってないよー。」っと声を揃えて答えるロミちゃんと私。
そんな朋さんにも、この日は踊ってもらいました。

陽気でいいね♪

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歌舞伎座さよなら公演四月大歌舞伎に挑む7
まずはロミちゃんから。

相変わらず、細長いな~。
お母様のあいこさんから頂いた『ハネダ』と呼ばれるおキモノ。
名前の由来についてはコチラ。

グレーの絞りの羽織も上品できれいですね。

帯まわりの配色も素敵。

指輪は古い陶器のかけらから作られたもの。
ロミちゃんのお気に入りの一品です。
この日はロミちゃんにも少し踊ってもらいました。笑


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歌舞伎座さよなら公演四月大歌舞伎に挑む6


こちらは多くの文豪が愛したことで知られる有名な老舗喫茶店です。
そしてアンヂェラスと言えば、ダッチコーヒー。

この日、丁度ロミちゃんの口から『食の冒険者』との言葉が上がったところでしたので、ロミちゃんにはちょっと冒険に出て頂きました。笑

梅ダッチ
ダッチコーヒーに梅酒が添えられて来るのですが、途中からコーヒーに梅酒を入れて楽しむのです。
ロミちゃんの感想としては、シロップを入れないままのコーヒーに梅酒を入れると、妙な味のコーヒーになるそうですが、シロップを入れると別の飲み物に変化して美味しいそうです。
それぞれにケーキも頂きました。
ロミちゃんはレモンパイ。

朋さんはチーズケーキ。

私は定番のアンヂェラス。

どれも美味しく頂きました♪


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歌舞伎座さよなら公演四月大歌舞伎に挑む5
意欲的な買物のおかげでお腹が空いて参りました。
この日は、大好きな洋食屋さん『ヨシカミ』さんへ。
ヨシカミさんは、私の中では一押しの洋食屋さん。

キャッチフレーズの『うますぎて申し訳ないス!』の通り、何を食べても満足出来るお店です。
ハヤシライスやハンバーグやステーキはもちろんですが、カニサラダやヤキメシも、侮れません。
この日は3人ともオムライスを頂きましたが、ここのオムライスは私の理想型のオムライス♪

好みの問題ですが、私はオムライスにはデミソースではなく、王道のケチャップソースが好きなのです!!
う~ん♪裏切らないお味!!
おキモノの時にはカウンター席は落ち着きませんが、洋服でしたらカウンターに座ってコックさんの手さばきを眺めながら頂くのもお勧めです。
オムライス担当のコックさんが、次から次へとくるくるオムライスを作っておられるのはとても面白い。

お土産には是非マッチを頂いて帰りましょう♪

かわいいのデス。

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歌舞伎座さよなら公演四月大歌舞伎に挑む4
急に決まった浅草行きでしたが、どうせ行くならと、ロミちゃんと朋さんにお付き合い頂きました。えへへ・・・♪
理由なんて何でもよいのです、キモノで会う口実口実。

目指すは履物問屋のH商店さん。
この頃は有名になり過ぎてしまって、ちょっと小売店さんに対して申し訳なく思われているようですので、お名前は伏せることと致します。
小売をされるのを嫌がられていらっしゃるわけではないのですが、問屋さんとしての立場もおありなのです。
この日は豪気なお買物が出来て楽しゅうございましたのよ♪
ちこさん(うにさの叔母様)からのリクエストは、緑か黄色の明るめの台、鼻緒はお任せ。
ともこさん(うにさのお母様)からは、明るめの台で、縞の入った鼻緒を希望。
いづれも、鼻緒は太目で。
予算もしっかり伺って、楽しいおつかいです。
いろいろと悩みましたが、早速、結果をお見せいたしましょう。
こちらがちこさんのお草履。

シャーベットグリーンの台に、唐草の刺繍の鼻緒。
こちらがともこさんのお草履。

グレー味のあるベージュピンクの台に、落ち着いたピンクの縞の鼻緒。
前ツボは真っ赤なものがついておりましたが、シックな色のピンクに変えて頂きました。
我ながら、なかなかに満足の行く出来です。
お二人のお草履を選んでホッとした私ですが、候補から外れたものの中に、自分好みのものを見つけてしまい、ここから新たな悩みが始まります。
現在の私に必要なものは、手持ちにないものを考えると、明るい色の台でお茶席にも履いて行ける草履、もしくは夏用の草履のはずだったのですが・・・。
選んでしまったのは、コチラです。

パール加工のブラウンの台に、刺繍の鼻緒。
明るくないし、夏向きでもないし、お茶っぽくもないですねぇ・・・。苦笑
更に、それとは別に、こちらの台。

すご~くきれいなグリーンで、一目ぼれしてしまいました。(これは夏に履きたい!!)
しかも、こちらの色は定番ではないので、現在ある分だけとのこと。
う~む・・・。仕方がありません。気に入る鼻緒が見つかるまで、台だけ確保することにいたしましょう。
そんな私の横で・・・。
あらあら、ロミちゃんも素敵なお草履を!!
朋さん!!今日は前に買った下駄の鼻緒を替えるだけではなかったの??
鎌倉彫の下駄が一足増えているワ。笑
そうなんです、問屋さんでお値段がお財布に優しいことで、お財布の紐が緩んでしまうのです。
3人で2時間ばかりも滞在したでしょうか?
いつものごとくではありますが、H商店さん、長々とありがとうございました。
そのうち、グリーンの台を持って、また伺いますね。

本当は、私、洋服に履く靴を新調した方がよい状態なのですが・・・いやはや。

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歌舞伎座さよなら公演四月大歌舞伎に挑む3

さて、歌舞伎座さよなら公演四月大歌舞伎のチケットを手に入れた私たち。
当日までにせねばならぬことが山積みです。
まずは、お弁当の予約。
せっかくですから、今回は歌舞伎茶屋でお弁当を注文いたしました。
まあ、これは電話1本ですから、難なくクリア。
一番の難関は、なんと言っても部屋の掃除です。
普段、ふたりで気儘に暮らしておりますもので、例えうにさのお身内といえども、人様に来て頂くにはあまりにもあまにりもな状態。
最終的には、ギリギリまでねばった挙句、まぁまぁのところで諦めることになるのですが、時々人に来て頂かないことには部屋も片付きませんので、これからはもう少し来客を望むことといたしましょう。苦笑

そして、おキモノの準備。
何日も前から、三重ではともこさんとちこさんのキモノ選びが始まり、事前に候補に挙がったキモノや小物がまとめられて宅急便で我家に届きました。
荷物を受け取った私達は、それらのキモノに合いそうな帯をいくつか選び、写真に撮ってメールで送り、なんとなくコーディネートを絞って行きます。
私とうにさのコーディネートは、うにさが着たいキモノ選びから始まり、小物まで揃えてセットにします。
セットにしておかなくてはね♪
アリモノの中で4人分のコーディネートを作らなくてはならないわけですから、使いたいものが重なると大変でしょう。笑
さて、キモノのコーディネートは何とかなりそうですが、問題は履物です。
ともこさんやちこさん、おキモノと一緒に履物も送って来られたのですが、足が痛くなる履物だそうで、履き易い草履を手に入れたいとのこと。
いろいろ考えた末、私、代理で履物を求めに浅草へと向かうことになりました。

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歌舞伎座さよなら公演四月大歌舞伎に挑む2

さて、チケット発売当日、発売時間に合わせて電話をいたしましたが、当然繋がらない。
お茶友でもあるタリエちゃんから、ネットで予約をするのが確実と聞いておりましたので、チケットweb松竹にアクセスいたしましたが、私達事前に会員登録をしていなかったために、全く繋がらない状況。
1時間ばかりトライいたしましたが、諦めて夕方まで放置することに。
夕方、ようやくチケットweb松竹に繋がった時には、何等の席が残っているのやら冷や冷やいたしましたよ。苦笑
無事、当初の目的通りに3等A席をゲットすることは出来ましたが、最前列ではあるものの残念ながら西側の花道が見えない席でした。(松竹さん!!席を選べるシステムにした方が、高い席が積極的に売れるようになるのでは??)
チケットを確保したことで、日にちは確定。

さあ、これから準備が大変です。
え?何のと聞かれますか?
もちろん、4人分のおキモノの準備と部屋の掃除でございます。笑

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歌舞伎座さよなら公演四月大歌舞伎に挑む1
そろそろ重い腰を上げて歌舞伎の話をせねばなりますまい。苦笑
先にコメントにてご報告しました通り、去る4月、歌舞伎座さよなら公演四月大歌舞伎を拝見して参りました。

今回は三重から、うにさのお母様であるともこさんと、叔母様のちこさんを迎えて、姦しく女4人でキモノ姿の歌舞伎見物です。
歌舞伎座の建直し前に行っておかねばとの話から、どうせならおキモノで出かけましょうと勢い付き、されば、暑くも寒くもない季節がよかろうと、四月公演を選ぶこととなりました。
これまで、数回歌舞伎見物をしたことはありますが、いつも歌舞伎会の会員の方などにお願いしてチケットを手に入れておりましたので、自力で歌舞伎座のチケットを取るのは初めてのこと。
全く要領を得ないので、ネットで情報を求めたところ、なにやら争奪戦がある模様。
席の値段もピンキリです。
なになに・・・桟敷席ではお弁当をお届けしてもらえると・・・なんとお大尽な!
憧れますが、ちょっと勇気が必要なお値段。
う~む、どうしよう???
お値段から言えば、当然3等AorB席あたりがお手頃ですが、たまの歌舞伎見物ですし、1等or2等席を選ぶくらいなら、いっそ清水の舞台から飛び降りるつもりで桟敷に手を出してみるというのもアリな気がしてきます。

チケット発売数日前から、うにさとふたり協議を重ね、争奪戦の状況も解りませんでしたので、3等席が取れなかった時は、桟敷を選ぶことに。天国か地獄か?笑

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2009年4月のお茶のお稽古6

前回のお稽古に引き続き、大叔母ヤチヨさんからの頂き物のウールのおキモノ。
紺地に、百合風のお花。
大叔母に写真を送りたいので、せっせと着ております。笑

帯はよろけ縞風の木綿の半幅帯。

実はこの日、うにさのお母様と叔母様が遊びにいらっしゃることに気を取られておりまして、夜になるまで写真を撮るのを失念しておりました。
時に部屋の中で撮影することもあるのですが、背景に問題が多いため、思い切ってこの日は近所のスーパーの灯りを借りに。笑

雨の日にも使える撮影場所を手に入れたと、アイディアに大満足したのでありました。(日常の小さな喜び)

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2009年4月のお茶のお稽古5

この日のタリエちゃんは、大きな藤のおキモノ。
帯は絣の入った縞で、シンプルながら見所のある素敵な帯です。

ところで『独鈷藤』と『藤』の境目はどこにあるのでしょう??

密教仏具の独鈷杵(とっこしょ)の形から考えれば、博多献上帯などに見られる『独鈷文様』同様に、直線的に意匠化されて左右対称なものが、確実に独鈷藤なのだと思いますが、今回のタリエちゃんのおキモノの様に、藤が曲線になっていたり、藤の穂先が入っているものも、時には独鈷藤と呼ばれていることがあります。
どなたかご存知でしたら、お教え下さいまし!!
話は変わって・・・
先日、うにさのお母様から、タリエちゃんと私の後姿がよく似ているとのご指摘を受けました。

そうなんです、実は、私もかねがねそう思っておりました。笑

私とうにさの間で、一時流行った遊びがあります。
ロミちゃんとうにさと私の3人でそれぞれに島を作り、そこに住人を住まわせるというゲームなのですが『花いちもんめ』の様に誰が欲しいか?で決めるのではなく、似ている要素を探して島に迎え入れるという分類ゲームなのです。
・・・で、どんな人でも、絶対にこの3つの島のどこかに分類しなければならないとなると、結構難しい。
例えば、本来的には3人の誰にも似ていない人であっても、唇の厚さが、下まつげの長さが・・・と、かなり強引な決定を迫られます。
アンジェリーナ・ジョリーとか困りますよ・・・。笑
どうしても決められない時は、誰々を引き取るから、この人は引き取って欲しいと駆け引きの様なものまで始まります。
最後はほとんど押し付け合いです。
分類が難しいのであれば、分類の数を増やせばよいと思われるでしょうが、微妙な差異を探して分類するのがこのゲームの醍醐味なので、3人くらいが丁度よい♪
ロミちゃん!
そんな訳で、あなたの知らない間に、私たち、あなたの島の住人をたくさん増やしてます!(アンジェリーナ・ジョリーはロミちゃんの島に落ち着きました。笑)

・・・で、タリエちゃん。
あなたのことは、そうそうに私の島に、お迎えしております♪

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2009年4月のお茶のお稽古4

お軸は『薫風自南来 くんぷうみなみよりきたる』
このお稽古で、お茶を始めてから丸半年が経過いたしました。

ようやくのことで炉の様子にほんの少し馴染んで来たところでしたが、5月からは風炉に変わります。
マズイ・・・絶対に11月の次の炉開きまでには、忘れてしまう。(明言!!)
仕方がありませぬ、お茶は季節の移り変わりとともにあるのです。
のんびり行きましょう。

藤模様の入った美しい多面体の香合。
お教室では、私のような初心者から何年もお稽古をされている方まで、レベルに合わせた指導をして下さいます。

この日のタリエちゃんは、雲脚棚を使ったお稽古。
お茶にはお花もつきものですが、これがまた私には難解です。

黄色のお花は、キバナホウチャクソウ(宝鐸草)。
この日も、先生にお花の名前をお教え頂いたものの、帰宅後思い出せず、しばし悶絶。
ネットで調べてみるも辿り着けず、結局、音を上げてタリエちゃんにメールをして尋ねる有様。とほほ・・・。
ここのところ、ブログにお花の写真をいくつか上げておりますが、実は、あまりにも花の名前を知らないので、日々カメラを持って見つけた花を撮っては調べることをしておりました。(お茶花でないものの方がはるかに多いですが・・・。)
お花は見れば美しいですし、嫌いではありませんが、元来花の写真を撮るような性質ではないので、うにさにも「ひよさにしては珍しいことをしている・・・」と言われております。苦笑
試しに始めたことではありましたが、花が咲くと思っていなかった木に花を見つけたり、

(柊にも花は咲く)

(楓にも花は咲く)
名前を知っている花でも蕾の形を見て驚愕したり、日常的に見落としているものが多いのだなぁ・・・と改めて思った次第です。

例えば、ハナミズキ。

花は知っておりましたが、蕾がこんな形をしていようとは・・・。

ちなみに、あまりにも不思議でしたので、よろしくはないのですが1つ拝借して(ゴメンナサイ)分解し、その構造の見事さに感激いたしました。(理科的好奇心?)
先日アップした花菱草は、こどもの頃から大好きな花ですが、頭の中にあった音の『ハナビシ』と紋様の『花菱』が一致して、大いに納得。
これもお茶を始めたことで得られた事柄のひとつです。

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2009年4月のお茶のお稽古3

4月1回目のお稽古のおキモノのお話。
この日はタリエちゃんの捕獲に失敗いたしましたので(笑)、私のキモノ姿のみで。

紫星人也。

麻の葉模様のウールのキモノに、可憐な感じの八重桜の刺繍の帯。(ちょっとシワが出てますが・・・。)

帯締めも桜の花弁をイメージするものを。
鼻緒も紫。

麻の葉のおキモノは、母方の祖母ふみえさんの一番下の妹ヤチヨさん(母の叔母で、私の大叔母)から、母が最近頂いたばかりのお品です。
というのも、我が母やすこはキモノは着ませんが、祖母ふみえの形見のウールのキモノなどを、リメイクして普段着の洋服として着用しております。
こんな感じ・・・。

その姿を見たヤチヨさんが、ウールのキモノを数枚母に譲って下さったのです。
ところが、頂いたおキモノ、一度も手を通されていないものもあり、勿体無いので娘の私が横から手を出しました。(ラッキ~♪)

着姿の写真をお送りしたところ、大変に喜んで下さいましたが、実は大人になってから一度もお会いしたことのない大叔母です。
なんと言っても、祖母ふみえは9人兄弟姉妹。
残念なことですが、私の代まで来ると、会ったことのない親戚や行き来のない親族はたくさんいるのです。

これを機会に、次の帰省の折にでもお話を伺いに行きたいと思っているところ。
キモノのおかげで、縁の遠かった大叔母ヤチヨさんとも親しくなれそうな予感でちょっと嬉しい私。
おキモノ様様ですワ♪

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2009年4月のお茶のお稽古2

『拈華 ネンゲ』
大好きな言葉でしたが、ここしばらく頭から離れておりましたので、思わぬ再会に、私、目を輝かせてしまいました。
お軸には『拈華』とありますが、言葉は続いて『拈華微笑』。
以前に調べてまとめたものがありますので、少しご紹介してみましょう。
釈迦は晩年、ある山の頂上で、説法を続けておりました。
しかし、ある日に限って、一言も語らず、ただ金波羅華(コンパラゲ)という花のひと枝を差し出しました。
何を意味しているのか理解出来ずにいる弟子たちの中、ただ一人、摩訶迦葉(マカカショウ)だけが、にっこりと微笑んで深くうなずきました。
それを見た釈迦は、「口で説くことの出来ない真実の教えの全てを、摩訶迦葉に伝授しよう」と言いました。
これを『拈華微笑 ネンゲミショウ』(花を持って微笑むの意)と呼び、真実の教えは言葉では伝え得ないことをあらわすのだそうです。
ねぇ、ちょっと素敵なお話でしょう♪

調べていたにもかかわらず、肝心な時に正確には思い出せない自分にがっかりも致しましたが、大事なことを思い出せて、本当に良かった。

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