高円寺にて密談??2

吉祥寺のユザワヤに行くのも取り止めて、そのまま高円寺で夕飯を摂ることに。
目指したのはベトナム屋台の『チョップスティック』

ふたりで小さなテーブルに横並びに座ってお食事。

しかも、正面に見えるのは店内ではなく、塩化ビニルのカーテン越しの店の外。

ちょっと変・・・。苦笑
当然、店の外からは、私たちが横並びに座って食べているところが丸見えというわけです。
キモノで行くには、落ち着かないお店だったかしら??
いえいえ、何だか面白かったですよ。笑
こちらのお店、日本初の生麺フォーが人気のお店なのです。
私たちが今回頂いたのは
青パパイヤと野菜の自家製漬け物

ゆでキャベツの絶品ベトナム玉子タレ

揚げ春巻き

鶏肉のレモングラス焼き

牛肉とトマトのフォー

の5品。(ちょっとお腹が空いたという量ではないですね・・・。)
どれもベトナム料理らしい優しいお味でした。
生麺は、フォーですから米粉の麺ですが、ビーフンというよりも、きしめんや稲庭うどんに近い感じでつるつると食べられるものでした。さすが生。

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高円寺にて密談??1
近々、坂野五百さんと、うにさと3人で、ちょっと寒いところへ行って参ります。
日帰りの小旅行ですが、この計画は今年の年明けから画策しておりまして、3人にとっては年末に向けての大イベントです♪
密談(?)っというわけではないのですが、来たるべき日のために、打ち合わせと称して高円寺でお昼をご一緒して参りました。(まぁ、何でも理由になるのです。笑)

うかうかしていると上げ損ねてしまいそうな気配なので、ここは、あっさりさっくりとお話を勧めましょう。苦笑
お店は五百さんお勧めの高円寺の『カフェ花鳥風月』さん。

こちら定期的にパスタ教室を開かれる程に、パスタが自慢のお店だとか。
・・・となると当然頂かないわけには行きませんね。
ランチで選べるパスタは3種類。



私たちも丁度3人♪
別々のものを選んで、互いのものをお味見しながら頂きました。

うむ、実直なお味!

キャラメル風味のリンゴのデザートもほろっと苦くて美味しい♪
おいしいものを頂きながら会話も弾みます。
向かう先が寒い場所ですから、防寒対策について、アレコレと花が咲き、別れ際に入った古着屋さんでも、温かいコートやお帽子についつい目が行きます。
もちろん私たち(・・・と言ってもうにさは別ですが。苦笑)、おキモノで出かける所存です!
正直なところ、どの程度の防寒を必要とするのかが、ピンと来ていない私。
調整が出来るようにしなくては・・・これが、ただ今最大の悩みです。
お天気も気になるワ・・・。

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真夏の出来事2
袖の長さをどうするか?
随分迷った末に切ってしまいました。

理由は、2つ。
1つ目は、私のようなモノ好きが着る分にはお袖が長くてもよいけれど、普通のお嬢さんが着るのには、袖が長過ぎるキモノのは長く楽しめないだろうから・・・。
2つ目は、いくらカケツギやシミ抜きをしたとはいえ、痛みのある生地ですから、仕立て換えはこれが最後になるであろうと思ったからです。
最後の仕立てになるならば、出来るだけ後の人が気易い状態に仕立てておくのがベストであろうと・・・。
もちろん袖を長く仕立てて縫い込むことも考えましたが、いかんせん夏物の透ける生地ですから、それは野暮ったい。
うにさやともこさん(うにさのお母様)ともご相談をした上での決断ではありましたが、後になってみると、切らぬ方がよかったのではないか・・・?と繰り返し思うのです。

どうか、はるちゃん(うにさの姪っ子)がこのキモノを着てくれますように。
本当はうにさの年下の従姉妹のさきちゃんにも着てもらいたいところなのですが・・・どうかな?(さきちゃん読んでる?笑)

(これでも、お仕事中)
ところで、お仕事とはいえ、三重でこちらのキモノを着ることが出来たのは、ともこさんやちこさんに蘇ったキモノをお見せすることも出来て、本当に喜ばしいことでしたが、実はこの日、非常な災難に会いました。
帰りの新幹線が、今年の夏、多発したゲリラ雷雨に襲撃され、ストップしてしまったのです。
その遅れは2時間以上。
仕立て直しの初おろしが、新幹線に軟禁された状態とは・・・キモノがちょっとかわいそうでありました。
しかし、時間的には、東京~広島間とほぼ同じくらいの軟禁でしたから、よい訓練にはなったかもしれません。苦笑
いつもながらに、みささんに感謝です。

(あくまでも、お仕事中)

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真夏の出来事1
お盆明けのこと、仕事で三重まで出向いておりました。
三重情報は機会を見つけてまとめてご紹介出来れば・・・と思いますが、運良くキモノを着る機会に恵まれましたので、おキモノのお話だけでもしておきたいと思います。
さて、何を着ましたかね?
処は三重。
ここはやはり、みささん(うにさのお婆様)のおキモノをお借りするのがふさわしい。

虫籠に秋草模様の絹紅梅のおキモノです。(この季節にするお話としては、寒そうで済みませぬ・・・苦笑)
このキモノをうにさが実家から持って帰った時のことは、よく覚えています。

いつになく興奮気味のうにさ
「いかにも、お婆ちゃん好みのキモノが出てきた!着られるかなぁ?」

柄行きも面白く、少し枯れたような色味も素敵です。生地も軽くて柔らか。
但し、柄と色目のおかげで、パッと見には判らないのですが、そこかしこにシミやピンホール穴が見受けられました。
これは・・・着られない程ではないけれど、補修してから着ないと、生地をどんどん痛めてしまいそう。
駄目にしてしまうには、あまりにも惜しい柄行きです。

私たちの代で頑張って手を入れておけば、次世代のはるちゃん(うにさの姪)に引き継げるかもしれない。
検討の末、悉皆屋さんで、洗張り・カケツギ・シミ抜き(目立つものだけ)をお願いし、見違えるようにきれいにして頂きました。

ただ少しだけ、私の中に後悔があります・・・。

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幻の鎌倉4

紗袷の羽織、着られる季節を手をこまねいて待っておりました。

お袖が飛び出しておりますが(汗)・・・背中から見るとこんな感じ。

大きな糸巻きの刺繍です。

右袖口にも、ぐるりと金糸で駒繍い(こまぬい)刺繍。

ちょっぴりですが螺鈿も。
今年の夏に『Wing-田中翼』さんで頂いたものですが、正に一目惚れでした。
もう、夏からずっと秋になるのが楽しみで楽しみで・・・♪
本来は別の方のためにお店でご用意されたもののようでしたが、その方がお探しのものとはイメージが異なったとのことでキャンセルとなり、譲って頂けることになりました。
どこのどなたかは存じ上げませんが、感謝しております。
無くては困る性質のものではありませんから、私にはちょっと贅沢品ですが、大事に大事にしたいと思います。

しかし・・・こんな素敵な羽織にも、惜しい点がひとつだけ・・・。

羽織の衿を折り返した見えない場所に『A』の文字・・・。
笑っちゃいました。
恐らくお誂えされた方のイニシャルでしょうね。
Hならばバッチリだったのですが、アオキさんかアイダさんかアキヤマさんのところにでも嫁に行くべきでしょうかね?笑
いえいえ『あたし』のAで十分ですワ。
ちなみに、私がこの羽織に一目惚れをしたのは、テレビのブラウン管越しでした。(テレビ・・・古いのです。笑)
見覚えのある方もおられるやもしれませぬので、白状してしまいますが・・・、あいや!恥ずかしいので、それ以上突っ込んで下さるな!!
未だに手元にあることが、嘘のようです。

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幻の鎌倉3
10月に入っておりましたが、暑い日でしたので単のものを。

舟越桂展へ行った日と同じみささん(うにさのお婆さま)萩のおキモノです。

帯や小物を変えて、母からもらった古いブローチのローズバイオレットが映えるような配色に。

何?何?前回のコーディネートの方がお好きだと・・・いやいや、あわててはいけませぬ、実はこの日はこれが完成型ではありませぬ。うふふ。

この日の主役は・・・羽織です。


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幻の鎌倉2
うちのブログでお馴染みのロミちゃんとも、うにさとも、何等関係はございません。念のため。笑

『お菓子みたいなジャム』をコンセプトに 色々なフルーツやスパイスを組み合わせて作られたこちらのジャムは、涙が出るほどに美味しいのです。涙
季節によりメニューは変わりますが、常時40種類のジャムがずらりと並んだ店内では、どれもこれも魅惑的で、落ち着きのない子どものようになってしまいます。

残念ながら店内は撮影禁止なので、お許しを頂いてお店の外からカシャリ。

瓶を持って行けば量り売りをしてもらえるところはポイントが高い!
予定していなかったことなので、今回は普通に瓶入りを購入。

ちなみに、以前はこんな瓶に入っておりました。

以前の瓶は、かわいいけれどちょっぴり扱いづらい瓶でしたので、瓶の形が使いやすくなった点にも満足満足。
今回私たちが選んだのは
『アトモスフェール』いちぢくとオレンジとポルト酒のジャム。

『キャラメル・ノワ』ごろりとした胡桃の入ったキャラメルクリーム。

そしてもう1点

『ジャンジャンブル』ショウガにレモンとレモングラスが入ったジンジャーエールの元ですな。うっしし。
さすがの私も、今回ばかりは一度にジャムを2つ並べて開封いたしましたよ。笑(瓶物の開封についてはコチラのコメントをご参照下さい。)
旨い!涙
炭酸で割ったジャンジャンブルもピリリと辛くて爽やか。
あぁ・・・遠いところにあるお店でよかった・・・こんなおいしいジャムのお店が近くにあったら、全種類制覇に血道をあげていることでしょう。
大好きなキモノ屋さんの側にも、同じ理由で住みたくないと思う私です。苦笑
平常心、平常心・・・と。

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幻の鎌倉1
10月の秋晴れの日、うにさとふたり、鎌倉まで行って参りました。

目的はchinatsuちゃんがお友達と出していたお店『CLOTH WORKS』でしたが、せっかくの秋の鎌倉です♪あそこに行こうか?あれを食べようかと何日も前から野望を膨らませた私たち・・・。
しかし実際に目的の鎌倉は極楽寺に降り立ったのは15時を回っておりました・・・ダメダメです。
大体において、私たちはスタートが遅すぎる。
遠出しようというのに、当日の明け方まで「どこに行こう♪」と話していることからして問題があるのです。
ましてや、ふたりとも休みの朝は駄眠をむさぼる傾向にあるのですから、そんな夜更かしをしていて起きられるハズがない。
毎回反省はするものの、改善出来ないことのひとつです。
おかげで、シチリア料理も骨董店めぐりも鎌倉ハムも、お寺も神社も海岸線のお散歩も、物件探しも(??)全てお預けとなりましたが、半袖でもよいくらいの陽気でしたから、目的を失って歩く鎌倉もなかなか楽しうございましたよ。

chinatsuちゃんたち『CLOTH WORKS』のお店も最終日で、既に商品はほぼ完売。

途中で補充生産しなければならない程の人気だったそうです。


ちなみに、私たちが訪ねる直前に、持ち手が木製のバッグの最後の1つは、僅かの差で朋さんにより連れ去られておりました。(やられた!笑)
ちまちまと欲しいものを見つけ出し、chinatsuちゃんとひとしきりお喋りをして別れた頃には、日も暮れて参りました。

あはは・・・、これからどうしよう?
私たちふたりが、どうしようと迷って出て来ることと言ったら、まぁ十中八九、食べ物のことです。
欲張ったことは言いませんよ、せめて、確実においしいものを1つゲットしたい!(十分欲張りです。)

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お茶の初稽古4

見学に行くまでは、白衿修行をするつもりでいたのですが、
「普段のお稽古は畏まらなくてもいいのよ。」の先生のお言葉に、初日から甘えてしまった次第です。
時々頑張るくらいの感じで、のんびり行こうと思います。
・・・というわけで、先日の三筋の伊勢木綿を着用。(早く洗ってみたいので、使命感に燃えて着ております!笑)
ご存知の通り、前回の帯はただ今崩壊中ですので、帯は別のものに変えて。苦笑

柄行も大好きですし、あまりキモノを選ばないので出動回数は多い帯なのですが、作り帯なので、ちゃんと帯を締めている時よりも、腰周りが安定しないのが難点。

ところで、作り帯は何本か持っていますが、どれも古物で仕様が異なっており、使用する際には、いつも本当にこれでいいのか??っと不安になります。
殊にこの帯は、見つけた時点では壊れていたので、悩んだ末にロミちゃんのお母様あい子さんにご相談した程でした。

そういえば、祖母から貰った裂織の作り帯は(写真中央)、更に難解であったような・・・。
コレもいづれは試してみねばなりますまい。
10月は『キモノのお正月』と言われますが、お茶では炉開きのある11月が『お茶のお正月』と言われるのだとか。
もう少しお正月らしい装いにすればよかったかな・・・?
次のお稽古は、少し賑やかなものにしてみよう♪
でも、次回は楽しい楽しい遠足なのでした。うふっ。

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お茶の初稽古2
とても印象的だったのは、タリエちゃんが最後に沸き立つ釜に水差しから柄杓で水を足した時のことでした。
それまでシュンシュンと茶室に響いていたお湯の音が、ピタリと止んで一連の動作が終わったことを告げるかのような静寂。
とても面白い構成になっているのだなぁと感心することしきりです。

帰宅した私は、興奮冷めやらぬままに、うにさを捕まえて「見て見て!!」と、ギクシャクと立ったり座ったり、袱紗をヒラヒラさせたり。苦笑
全然出来てませんが、新しく習ったことというのは楽しいですね。

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お茶の初稽古1
初めてのお稽古の日が『炉開き』とは、なにやら賑々しい幕開けです。
9月のお稽古見学で、恐ろしい場所でないことは十分に承知しておりましたので、心躍らせて先生のお宅に一番乗りで到着した私。
(9月のお稽古見学については、『迷える子羊の茶道入門1・2・3・4・5・6・7・8・9』をご覧下さい。)
いったい初めてのお稽古は、どんなことから始まるのかしら?
何も解らない状態からのスタートです。
初心者心得のようなお話から入るのかしら?っなどと思っておりましたが、スルスルと楽しい会話を始められる先生。
ありがたいことにブログを読んで下さったとのことで、伊勢木綿のお話しをしたり、前日に先生が鑑賞されたお能の話などを興味深く伺っていたのですが、気づけば、私、先生に誘導されるままにお抹茶を漉しておりました。笑
アレレ・・・、流れるような会話をしながら、お稽古が始まっている・・・。楽しい♪
そうこうするうちに、他の生徒さんもいらして、先生は次々とそれぞれの生徒さんに適した指導をなさいます。
その様子は、まるで小さな分校で小学1年生から6年生までが一緒に授業を受けているような感じ。
秋の清清しい光が入る中、なんともほのぼのとしたお稽古です。
この日の私のお稽古のメインは、袱紗の扱い方。
流派違いのものを揃えてもいけないと思いましたので、袱紗は先生からお借りして、布目の向きから、折り方、右手左手の動かし方など、まるで手品でも習っているかのよう。
そして、件の手を着かない立ち座りの足さばき。
座りたいと思う位置で足を揃えて、右・左・右でストンっと腰を下ろす。腰を上げる。
ん?予定と違う・・・私が座りたい場所はココじゃない!!
歩幅が大き過ぎるようです。苦笑
茶室には禅語のお軸『松無古今色 まつにここんのいろなし』

更に続く言葉も教えて頂きました。
『竹有上下節 たけにじょうげのふしあり』
うむ、含蓄深い・・・。
本日のお茶菓子は
浦和は『花見』さんの『白鷺宝 玉しずく』
富山は『五郎丸屋』さんの『季節の薄氷 いちょう』
ははは・・・、頭にすんなり入って来るのは、お菓子の名前ばかりなり。苦笑

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ケイちゃんとお出掛け・・・舟越桂展6

さて、ケイちゃんと一緒に『舟越桂 夏の邸宅』展へ出掛けた日のおキモノ。

久しぶりにみささんのおキモノの登場です。

萩の柄のおキモノですが、白の色が乳色のようで美しい。
このおキモノも、今年の夏に新たに発見されたもののひとつです。
残念なのは、私のデジカメが紫に弱いこと。
かなり青く写ってしまうので、色を正確にお伝えするのが難しい・・・。
帯は古物で菊に孔雀の引き抜き帯。

裏は水色に小さな赤い撫子柄の昼夜帯です。
引き抜き結びに慣れていないので、孔雀の頭が切れ気味ですが、まぁ、よしといたしましょう。苦笑
帯揚げは七宝柄のハギレ。

展覧会のドレスコード『木』に合わせて、帯留には鎌倉彫の柿。

実はこの鎌倉彫の帯留、とあるアジアン雑貨のお店が店じまいセールをしている時に見つけたものです。
販売元のリーフレットなどもしっかりついていて、ちゃんとした箱入りのものだったのですが、値段が付いておらず、店長から売り切ってしまう指令を受けた店番のお兄さんに
「僕はもっとマケてもいいんだけど、これ以上値段を下げたら鎌倉彫に申し訳ない・・・」というお値段で手に入れました。確かに、二束三文のお値段で、私もちょっと申し訳なかったです。笑
しかし、キモノも扱っている、ちょっと面白い雑貨店(店員さんも)だったので、なくなってしまったのが残念な私です。


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ケイちゃんとお出掛け・・・舟越桂展5

ところで、この日はケイちゃんと一緒にケーキを食べるつもりでおりました。
場所は目黒、目黒のケーキ屋と言えば『OGGI』。
庭園美術館とは駅の反対側。
少し歩きますが、一目散にOGGIへと向かった私達ですが、到着した時間が遅かった・・・閉店。
ガックリと肩を落とす私でしたが、
「仕方がないですね~。」とガシガシと駅に向かって歩き始めるケイちゃん。
「す、少し休まないかい??」と言う間もなく、軟弱な私も歩く・・・。
ケイちゃん「わ~雅叙園だ~!」通過。
ケイちゃん「わ~ホリプロだ~!」もちろん通過。(用もない)
この道を歩かれたことのある方ならお解かりでしょう・・・ものすごい急な坂なのです。
跳ね回りながら歩くケイちゃんの後から、キモノ姿でゼーゼーと坂を登る私。
ケイちゃんとのお出掛けは、やはり少しハードです。苦笑
実は、つい最近も、異なるお店のモンブランばかり4つ並べて食べ比べをした私たち。
楽しい発想にわ~い!と食べ始めたのはよかったのですが、最終的には生クリームの摂りすぎで、気持ち悪くなりました。
ケイちゃんと挑戦することには、多くの場合、小さな確かな悪夢が含まれております。
それは、ともすると、村上春樹さん言われるところの『小確幸』・・・「小さな確かなる幸せ」の真逆のような感じです。苦笑
しかし、この『小さな確かな悪夢』が少しばかりあるのもスパイスが効いていて、楽しいことかもしれません。
というわけで、ケイちゃん、今後ともよろしく。笑

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ケイちゃんとお出掛け・・・舟越桂展4
せっかくですから、今回は、ケイちゃんにブログにアップするための写真撮影をお願いしました。
面白いので撮影前に「カメラを通すと撮った人の視点がよ~く解る!」と脅しつけてプレッシャーを掛ける私。
基本的にケイちゃんは真面目で負けず嫌いな人ですから、私の言葉を真に受けて真剣になります。
しかし、肝心なことが抜け落ちるところが、さすがケイちゃん。笑
私が欲しいのは『キモノがきれいに写った写真』なのですが、ケイちゃんが目指すのは写真として面白いもの。
目的を失って、こんな写真になるわけです。苦笑

私、小さっ!

逆光で帯の柄は見えず・・・。苦笑
「顔は写さなくていいんだから、美人に撮ってね~」から
「美人風に写ってればいいよ」に変わり
「感じよく写ってれば・・・」
「トリミングするから・・・」
もう、最後はお願いです。苦笑

写真を撮るのも一筋縄ではいかないのね・・・。
焚きつけた私が悪うございました。苦笑

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ケイちゃんとお出掛け・・・舟越桂展3

東京都庭園美術館の建物は、1933年(昭和8年)に朝香宮[あさかのみや]邸として建造され、戦後の一時期には、外務大臣・首相公邸、国の迎賓館などとしても使われてきたアール・デコ様式の建物です。1983年(昭和58年)から現在の東京都庭園美術館として公開されています。
『舟越桂 夏の邸宅』展。

舟越桂さんの彫刻と建物との相性もとても美しく、よい展示でした。
私は舟越さんの作品を拝見するのは久しぶりでしたが、今回のメインであったスフィンクスシリーズでは、新しい試みもされており、来たるべき次の展開が待ち遠しくもありました。
人気のある展覧会は人が多く辟易することも多いのですが、思いの他観客の存在が気にならなかったのは、舟越さんの作品の力のような気がします。
作品の存在が人と近いのかもしれない・・・などということを考えました。ほつほつ・・・。
帰りがけに展覧会のカタログを購入しようと入口にあるショップに足を向けたところ、最終日の夕方であったためか、売り切れ。
慌てて再度入館させて頂き、美術館奥にあるもうひとつのショップの方へ。
ケイちゃんと一緒にいると、いつもウロウロしているような気が・・・。苦笑

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ケイちゃんとお出掛け・・・舟越桂展2
当日の朝
『確か駅の東口にマックがあったと思う』とケイちゃんからのメール。
先に目黒駅に到着した私は、すぐにケイちゃんの記憶にあるらしきマックを見つけたにもかかわらず
「マック?ウェンディーズの2階!」
とメールしてウェンディーズに入るヘソ曲がり。(?)
いえいえ、実はウェンディーズの方が駅に近く、2階席の窓際が空いているのが見えたので、先に着いた身としては後から来るケイちゃんを見つけやすいだろうと選んだのです。
案の定、私が席に着いてしばらくすると駅前にケイちゃん登場。
お!来た来た!
しかし随分キョロキョロしてるなぁ。
目の前にあるウェンディーズ見えてないの・・・?
電話してみるか・・・アレ通じない。
お!携帯を手に取った!
ちらっと見てすぐに仕舞うケイちゃん。惜しい!
手を振ってみる。
キョロキョロするばかりで一向に気づかないケイちゃん。
しかたない、ウェンディーズから私が出た方が早そうだわ・・・え?
ちょっとちょっとケイちゃんどこへ行くの?あー西口の方へ行っちゃったよ・・・。
探しに出た方がよさそうだわ・・・ん?あ!戻って来た!!
おっ!こっちを見てるぞ、よしよし!
気づいた様子は全くないものの、私の居るウェンディーズの2階を凝視して立ち尽くすケイちゃん。
あんまり面白いので、その姿を2階から写真に撮ってみる。
お!やっとウェンディーズに向かって歩きだしたワ!
視線を店内の階段に移す。
ひと呼吸した後に、ケイちゃん参上!
窓際に座っていればケイちゃんからも当然見えるだろうと思っていた私ですが、下からは見えなかったらしいです。
多分こんな感じだったのかと・・・。苦笑

「ケイちゃん、木は?」
実は庭園美術館では展覧会ごとにドレスコードがあるのです。
例えば今回の『舟越桂 夏の邸宅』展は木彫の作品にちなんで『木』のアクセサリーやボタンなどを身につけて行くと団体料金で観覧出来るという寸法。
ケイちゃんのことですから、笑いを取りたい一心で妙な扮装で現れるのではないかと、若干の期待と不安に心踊らせていた私ですが、都合のよいものがなかったらしく、木は不在。
残念なような、ほっとしたような・・・苦笑。

ともかく、庭園美術館へと向ったのでした。

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ケイちゃんとお出掛け・・・舟越桂展1
久しぶりにケイちゃんと出かけて参りました。
皆様、ケイちゃんのことを覚えておられるでしょうか?

春の京都旅行で往路を共にした、あの生八橋星人のケイちゃんです。
詳しくは『京都旅行2008-京都への道1・2・3』『京都旅行2008-ケイちゃんとの巻・その1・2・3・4・5・6・7』をご覧下さい。
長いので、掻い摘んで読みたい方は『京都旅行2008-ケイちゃんとの巻・その7』を。笑
仕事絡みなのでブログに登場することはほとんどありませんが、実はケイちゃんとはしょっちゅう顔を合わせています。
ケイちゃんもまめにブログを読んでくれているようですが、殊に、生八橋星人として自分が登場している回は何度も読み込んでいる模様。
まさか暗記してるのでは?と思うこともしばしば。笑
「ひどいなー。ひよささん。間抜けっぷりとか書いて・・・。」とぶつぶつ言いながらも、どこか嬉しそう・・・。笑
そして・・・何だか頓珍漢なことも申します。
「どうしよう・・・餃子業界からキャラクターとして使いたいってオファーがあるかも・・・。」
どうして直球に生八橋じゃないのか・・・?
そもそも、生八橋星人は餃子というよりはワンタンに似ている。
転身するならワンタン星人だと思う。

それに、どうしてケイちゃんがワクワクするのだろう?
私やうにさがドキドキするなら解るが、ケイちゃん、あの恰好でCMにでも出るつもりなのだろうか?
餃子星人やワンタン星人は、あまり素敵じゃないから、やめた方がいいと思うよ・・・。
そんなケイちゃんがより楽しくブログを読めるように、久しぶりに登場して頂くことにしました。笑
目指した場所は東京都庭園美術館の『舟越桂 夏の邸宅』展。(既に終わってしまった展覧会のお話で済みません。)


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重宝なお道具2
さて重宝なプラスチック製品の正体は?
水を入れて・・・思いっきり吹きまする。

ちょっと写真では解りにくいですが、ご解答頂いきました通り『霧吹き』です。

この霧吹き、とても目が細かく、いちどに広い面積にまんべんなくうっすらと霧を吹くことが出来る、なかなかの優れものです。
水の溜まりも出来難く、浴衣を脱いだ後の汗抜きに使うのにぴったり。

そして何より楽しい♪
ぷ~っと頬を膨らませて、体全身を動かしながら衣紋掛に掛けた浴衣に霧吹くのは、大きな絵でも描いているような気分です。
酸欠にならないように気をつけねばなりませんが、お陰様で、お気に入りのお手入れ道具となりました。
私は蔵の中さんでデッドストックのものを求めましたが、今でも手芸屋さんなどに売っているのかしら?
瓶などに挿して使える金属性のL字型のものは、画材屋さんで簡単に購入出来ますので、興味のある方は、是非お試し下さい。笑
水鉄砲代わりにするのも楽しいかもしれないねー、うにさ!!笑

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重宝なお道具1

こちら、お気に入りの古道具屋蔵の中さんで求めたもので、今年の夏、大変重宝したものです。
私は一目見た時は、こどものおもちゃか何かかと思いました。
正体を知った後に、金属製の同じものを使ったことがあることに思い当たりましたが、プラスチック製のものがあることは知りませんでした。
中に入っている紙を見てみましょう。

ん?微妙にヒントになるようなならないような・・・。苦笑
ご存知の方には、いともたやすい問題ですが、ここは試しに回答は明日に送ることにしてみましょう。
さあ、何でしょう?珍回答が出ますかね?(簡単すぎるようなら、ボケて下さってもかまいません・・・笑)


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最高の状態

あっくまさんからのコメントにご返事するつもりで書きはじめましたが、ちょっと面白いお話ですので、本編としてあげてみます。
先日の帯崩壊の日の、臼井織布さんとの会話です。
そもそもは、伊勢木綿の縮みの問題についてお話をしていたのですが・・・
私
「Tシャツなどは、新しいうちは洗濯をすると縮みますが、使い込んで来ると今度は段々と伸びてきますよね。伊勢木綿も長く使い込むうちに、一旦縮んだものがまた伸びるということはないのでしょうか?」
臼井社長
「あるそうです。その時が最高によい状態で、そして腐るのだそうです。腐る寸前に最高の状態になるのだと、親父から聞いています。」
先代さんからのお話、う~む、なるほど・・・。
このお話を聞いて、私が改めて思ったことは、木綿は使いながら『育てる』性質の布なのだなぁということ。
使い込んでこその木綿。
帯が腐る現場に立ち会うのは、出来ればもう避けたいですが(古着漁りを止めない限り、避けて通れない気もしますが・・・涙)、腐る寸前の伊勢木綿、見てみたいです。うっとり・・・。
ちなみに、私は新しいものを開封する時よりも、古いものを使いきった時により大きな喜びを感じる傾向にあります。うにさは真逆。笑

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世にも恐ろしい光景

伊勢木綿の出店から戻った私が見た、世にも恐ろしい光景とは・・・
うぎゃっ!

崩壊した帯です・・・。涙
帰宅後、するすると帯を解いてハンガーに架けようとしたところ、帯裏の黒い繻子地に白い柄の様なものが見えるではないですか。
おや?っと思った次の瞬間、それが破れた繻子地の間から見える帯芯であることを知りました。
どんな奇声を発したことかと思われるでしょう・・・が、実は私、声も出さず、しばし帯を睨みつけて
『これは絶対的に崩壊している・・・』
と確認をして、そのままハンガーに架け、部屋を出るなり、記憶の扉を閉めてしまいました。
再度記憶の扉を開いたのは、翌日の夜になってから。
裂けた帯を前に思ったことは・・・やれやれ、またひとつ仕事が増えてしまったワ・・・。
古着とつき合うにはいろいろな試練があります。
襲って来る敵は、汚れやサイズの問題であったり、時にはこんな自爆テロのような大崩壊劇であったりもします。
焦らず騒がず、次なる手を考えねばなりません。
朝、締めた時には、見た目には全くの無傷の帯でした。
しかもこの日は、帯結びが気に入らなくて、一度解いて結び直してもいるのですが、格別兆候らしい兆候は見受けられなかったのです。
布が裂けるような音もしなければ、糸が切れるような抵抗感もなかった。
こんな風に音もなく崩れ去るとは・・・。
丁度この日、臼井さんと
『腐る(朽ちる)寸前の布がどんなに柔らかいか・・・』についてお話ししたところだったのですが、その時、私自身が締めている帯が、まさに腐っている最中だったとは・・・灯台下暗しというかなんというか・・・。

・・・とここまで書いて、少しだけ思い出したことが!!
確か、結ぶ際に「今日は帯がよく滑る・・・」と思ったのです。
なんと説明すればよいのでしょう、いつもなら帯を締める時、布と布の繊維がキュッと噛み合って止まる感じがするのですが、巻き付けた帯がフワフワと胴の上で上滑りするような感じだったのです。
あれが腐る直前の感触だったのか・・・!?。
帯の形を維持するのは、その日が限界だったのでしょうねぇ。
私の体から不穏な物質が放出されて溶けたとも考えにくいですし、そうであっては欲しくないし。苦笑
幸いなことに表地は無傷ですから、直せばよいのではありますが、どういう道筋を取るかが問題ですな・・・やれやれ。

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