伊勢のおしゃれ日和 ~伊勢のきものまつり
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『伊勢のおしゃれ日和 ~伊勢のきものまつり』
着物姿でそぞろ歩きながら、いつもと違う、優雅な楽しみを見つけませんか。
日時/平成20年11月1日(土)~3日(祝) 10時~17時
場所/伊勢内宮前おかげ横丁、NPO法人五十鈴塾、五十鈴茶屋五十鈴川店
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イベントの詳細についてはコチラをご覧下さい。
ネットでの告知も本日上がったばかりのホヤホヤ。
おお!告知のページで女性の方がお召しになっているのは、伊勢木綿ですね。
残念ながら今回は、伊勢木綿臼井織布さん直営の出店はないようですが、呉服屋さん経由で反物がいくつか入っているようです。
もしかすると、松阪木綿と伊勢木綿を両方一度に手に取れるチャンスかも!
連休中のお楽しみに如何でしょうか。
うう~ん、私が行きたい!!笑

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伊勢木綿に会いに日本橋三越へ14

基本コーディネートは『伊勢木綿・やたら縞初下卸し』の日と同じですが、

帯締めを臼井織布さんで頂いた伊勢木綿の帯締に変えて、襦袢と色を合わせました。

そして、うふふ・・・かわいらしい帯結びでしょう♪

時々コメント下さるcomichikoさんのご本『リメーク小物で楽しむ ふだんの着物―小物と帯作り、帯結び』から、『折り紙結び』に挑戦!

会ってすぐにロミちゃんから
「あ!それcomichikoさんの帯結び!」の一言。
最後のタレの部分だけ、少しアレンジしておりますが(お尻が大きいもので・・・苦笑)、キャラメルの包みみたいにかわいい見た目は大好評でした♪(comichikoさんありがとうございます♪)

締め心地も、腰にピッタリつくタイプの帯結びなので、長時間椅子に座ったりする時にはとても快適だと思います。
皆さまも、どうぞお試しあれ!

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伊勢木綿に会いに日本橋三越へ13

お母様譲りの大島紬に塩瀬の薔薇帯。

しまった・・・正面からの写真が一枚も無い!
確か珊瑚の菊の帯留をしていらしたのに・・・。

写真を撮ることを失念していたために、うにさによる隠し撮りめいた写真ばかり。

いつものごとく、お喋りに夢中でしたのよ・・・。苦笑

久しぶりにお会い出来て、とても楽しうございました♪

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伊勢木綿に会いに日本橋三越へ12

後染めの紬のおキモノ。
渋い緑にロウケツ染めのお花が可愛らしい。

臙脂色の薔薇の帯は、元はロミちゃんのお婆様のおキモノでした。

そのお婆様の更にお母様(ロミちゃんの曾祖母さま)が、ロミちゃんのお婆様のために仕立てて下さったという、歴史や愛情の一杯詰まったものです。

残念ながら、おキモノとして着るには、布に若干の傷みがあったため、帯として再生させたのだそうです。
来歴の解ったものというのは、思い入れも格別になりますから、身に着けた時の喜びもひとしおですね。

足元は、福島履物店さんで作ったオリジナルの鼻緒と桜の台の下駄。(履物奔走劇7をご参照下さい。)
うん、やっぱり素敵だワ。
ロミちゃんのお母様あいこさんが、オリジナルの鼻緒を作りたくてウズウズされているとのお話。笑
ロミちゃん、早く連れて行ってあげてね。

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伊勢木綿に会いに日本橋三越へ11
伊勢木綿を手に入れたことで、興奮冷めやらぬロミちゃんと朋さん。笑

お見せ出来ないのが残念な程の満面の笑みです。
まずは朋さんから。

お母様譲りの大島紬と絞りの帯で登場です。
写真では柄がハッキリ見えないので、皆さまにお訊ねするのもままなりませぬが、この大島紬、何の柄かと首を傾げる朋さん。

抽象柄と言ってしまえばそれまでなのですが、
朋さんのお母様によると
「花・・・」ではないかと??
確かに、花っぽいカモ・・・。
見ようによっては、梅の花と言い切ってもよいような気もしてきます。
この日は、半衿の赤がポイント。

こちらの絞りの帯は、軽く適度に張りがあって、とても締めやすいのだとか。

白いうなじが、奥に見える美容院の回し者の様な写真だワ。笑
朋さん、すっかりキモノ姿が板についてきたね。

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伊勢木綿に会いに日本橋三越へ10
ははは・・・、またしても千疋屋さんでした。何だかパターン化してますねぇ。苦笑

すっかり日も暮れて、お腹もペコペコ。
当然夕食のつもりで向かったのですが、席に案内される途中で目にしたアフタヌーンティーのセットに目が釘付けに!

アレが食べたい・・・。
アフタヌーンティーという時間ではありませんでしたが、喋り過ぎと、え~・・・実は、ちょっと微熱もあったりしたもので(まあ、知恵熱みたいなものです。苦笑)、キラキラと輝く果物の誘惑に勝てなかったのです。
1段目がフルーツの盛り合せ。

2段目がグレープフルーツとオレンジのゼリー。

3段目がフルーツサンド。

瑞々しい果物がいっぱいで、感激♪
常々、アフタヌーンティーに一度挑戦したいと思っておりましたが、いわゆるアフタヌーンティーには、ケーキやスコーンが山盛り過ぎて挑戦する勇気が持てませんでした。
しかし、これだけ果物が多いと、ぺロリといけますね。うふふ・・・。
五百さんとうにさは、ちゃんとしたお食事を
『リンゴとカマンベールチーズのサラダ』。

『鹿児島産黒豚のフィレ肉のソテー オレンジ風味ソース』『海の幸とキノコのドリア』『バナナチョコレートパフェ』は、お写真を撮り損ねました。苦笑
美味しそうでしたよ~・・・というか、端から少し頂きました。笑
何だか、私だけお子様ランチみたいでしたが、更に性懲りも無く、うにさと『マロンアイスクリーム』をシェア。

ちょっとひよさ!いくら何でも糖分の摂り過ぎでは???
まあ、今日のところは、体調のせいにしておこう。苦笑
帰りがけに、入口で預けた荷物(伊勢木綿の反物や座布団など)全てを忘れて、お店を出た私達。
慌てて追いかけて来て下さったお店の方に、何故かお土産にゼリーをふたつづつ頂いてしまいました。

ありがたく頂きますワ♪
初卸しの伊勢木綿に袖を通して、かなり浮かれ気味の私。
しかし、その最中にも、事は着々と進んでいたのです。
帰宅後、私は世にも恐ろしい光景を目にすることとなります。

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伊勢木綿に会いに日本橋三越へ9
今回のお仕立ても、『着物仕立て屋 野田』さんにお願いいたしました。

実は、前の2枚の伊勢木綿は、水通しをする手順を踏んでから野田さんにお願いしたのですが、今回は臼井織布さんで頂いた反物そのままの状態でお仕立てに出してみました。
もちろん、布の縮みについて不安はあります。
しかし、前の2枚を洗った経験や、臼井織布さんのお話から総合して考えるに、水通しをするよりも、仕立てで調製する方がよいのではないか?との思いに至ったのです。
もちろん、この新しい1枚を洗った時に答えが出る訳で、今のところ、私の考えが正しいかどうかは不明です。しかし、試してみなくては解らない・・・となると試すしかないでしょう。笑
早く洗ってみろ!との声がアチコチから聞こえてきそうですが、まぁ、ご報告はしばらくお待ち下さいな。(新品ですから、まだ洗うには早いです!!)

というわけで、現状このキモノは、通常の私のサイズよりも、約4パーセント程、縦方向のみ大きく作ってあります。
野田さん!ややこしいお願いをしましたが、見事に仕立てて下さってありがとうございました。
そして・・・この大きな縞柄の、柄取りについて、衿のところに黒を持って来て下さったのは流石です!

半襟に柄物を持って来ることの多い私には、衿周りがすっきりとしているのは、とてもいい感じです。
更に、木綿のキモノはバチ衿にすることが多いですが(私自身も以前に作ったものは全てバチ衿です)、今回は広襟でお願いしてみました。
なかなか、着易いですよ♪

ところで、着付けについてですが・・・
今回初めて一切の補正ナシでキモノを着ています。
木綿のキモノは、膨らんで来るので補正をしない方がよいとのお話を人から聞いて試してみたのですが、確かに、そうかも・・・。
下前のおはしょりを上に折り返すくらいで、丁度いい感じになりました。(私が太っただけだったらどうしよう・・・ご存知の通りよく食べますから可能性としては否定はしませんが・・・。)
麻のキモノでも同じことが言えるのかしら??これは試してみた方がよいかもしれない・・・。

伊勢木綿のお洗濯や縮みについて諸々のご報告は、また改めて。
ロミちゃんや朋さんから、矢の催促が来そうな気配で恐ろしい・・・。苦笑

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伊勢木綿に会いに日本橋三越へ8

地色の潔い黒と、大きな縞で、粋な姐さん風です。
オリジナルっと思うだけで、7割増しに嬉しいわけですが、せっかく作って頂いたのに、ここでコーディネートを失敗したら、臼井織布さんに申し訳ない・・・。

おかげで、前夜は頭がフラフラになる程真剣にコーディネートいたしましたよ。苦笑

初卸しですから、木綿の普段着というよりは、少しだけドレスアップする感じを目指して。

帯は更紗文様のベージュと茶とグリーンの帯。

半衿は黒地に菊。
帯揚げには水色と紫の七宝柄のハギレ。
帯締めは臙脂色で。
髪型もちょっと凝ったものに・・・ネジって止めてあるだけですが・・・20年来使っている柘植の簪。
大分飴色になって来たかな??



姐さん風を助長させるために、正面からも見える斜め下から挿してみました。笑

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伊勢木綿に会いに日本橋三越へ7
そうです、件のオリジナルの伊勢木綿の仕立て上がりを臼井織布さんにお披露目することにありました。
目的が目的ですから、当然、うにさと私のイデタチは、同じ柄のパンツとキモノという状態。

大の大人が揃いのものを着てウロウロしている姿は、さぞかし周囲の方には奇異に映ったことでしょう。(制服にも見えないし・・・)
しかし、着ている本人達は、身につけているものの形状が違うので、思いのほか気になりませんでしたよ。苦笑

キモノとパンツですから、恐らく、一番気になったのは、登りのエスカレーターで私たちの後ろに乗った方だと思います。(お気の毒です。)

うにさの襟元にはsousouさんで求めた伊勢木綿のくびまきも。(詳しくはコチラ)
という訳で、うにさのパンツのご紹介は既にしておりますので、今回は私の新しい伊勢木綿のおキモノをご紹介したいと思います。

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伊勢木綿に会いに日本橋三越へ6

もちろん、臼井さんも伊勢木綿をお召しになっていましたよ。
写真一番左が臼井さん。

足元がかわいらしい・・・。笑
さて、あのオリジナルで織って頂いた反物、数本あったようですが、完売したそうです。(わ~い♪)
思いのほか評判がよかったとのことで、現在、更に少しアレンジしたものを考案中とのこと、なにやら楽しい展開です。
いつものごとく、あんなものがあったら・・・こんなものも欲しい・・・と勝手な妄想をたくさん並べ立てる私。(臼井さん!何かの拍子に思い出して下さいね!!笑)
シロウト相手に、長々とお付き合い下さり、ありがとうございました。
ところで、伊勢木綿のことはもちろんですが、今回は三重県の物産展でのご出店でしたので、話は三重の美味しいものにも及びました。
夏場の生とり貝のしゃぶしゃぶのお話から、松阪牛のレバ刺し、天然鰻の白焼き・・・と帯の下で胃袋が騒ぎ出しそうなお話ばかり。
う~む、三重まで行かねばどうにもならぬ・・・と身悶えする私たちに教えて下さったのが、今回出店中の『マルニシ海藻』さんの『寒ひじき』。

確かに、生とり貝のしゃぶしゃぶに比べると地味ではありますが(苦笑)、こちらの『寒ひじき』は正真正銘、真冬の三重の海に潜って摘まれたものなのだとか。
ごく限られた季節にしか摂れない上に、一定の漁場でしか採取しない新芽のひじきは、他所のものとは味が違うとのお話。
これは食べてみねばなりますまい!


『マルニシ海藻』さんのブースへ走った私達、試食をさせて頂いて、うむ!これは美味しい♪
通常のひじきよりも細めの寒ひじきは、水菜などと一緒にドレッシングで合えたサラダにピッタリでした。(お店の方によると、煮付けはも~っと美味しいそうです。)
という訳で、お買い上げ♪
アラ、五百さんも!笑
早速、翌日の夜の食卓に並びました。笑

ちなみに、三重の物産展では、うにさ憧れの東洋軒のブラックカレーも試食しちゃいました。
確かに黒かった!
野菜や果物ではなく松阪牛の甘みが濃厚で美味しうございましたよ♪
そして、しばし姿を見失ったと思えば、うにさは山のように『あられ』を購入。
そんなに三重が好きかい??
好きだよねぇ~~。笑
うにさ、三重分補充完了!

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伊勢木綿に会いに日本橋三越へ5

何故ならば、私、伊勢木綿の日本橋三越の出店へ、2日後に再度伺いましたの・・・。あはは・・・。
2度目は、坂野五百さんとうにさの3人です。


この日の目的は、2つ。
1つ目は、五百さんの伊勢木綿選び。
コレは驚く程に早かった!
あっという間に、気に入った反物を数本選び出した五百さん。
鏡の前で次々と体に合わせて、顔映りを確かめ、瞬く間に反物は1本へと絞り込まれて行きました。
10分掛かったかしら???
しかし・・・、それだけではない。
反物を1本選ぶ傍らで、前掛け1枚も選び出し、上っ張り(水屋着)の試着までされています。

このピンクの格子の上っ張りかわいいでしょう♪
更に臼井さんとお話している数分の間に、次なる標的の一反を定めるという一分の隙もない驚異的な動き。
御見逸れいたしました。笑
私達ふたりはというと・・・
小座布団を2枚選ぶのに、小1時間近く掛かりましたかね・・・苦笑
(朋さん・・・結局我家でも買ってしまいました。)

うしろにチラリと見える大きな2枚は、以前にうにさの叔母様ちこさんにプレゼントして頂いたもの。

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伊勢木綿に会いに日本橋三越へ4
もちろん、伊勢木綿に心ときめかせていたことには変わりないのですが・・・手に入れたものはコチラ。笑

『鰹節』と『鰹節削り』。
ははは・・・全くキモノと関係ないです。苦笑
日本橋三越さんの丁度道路を挟んで向かい側にある鰹節専門店『大和屋』さん。

待ち合わせ前にちょいと覗いたところで、目を奪われた『ごはんにかけるかつおぶし』。
実は、私『ねこまんま』が大好きなのです。(貧乏臭くてスミマセン・・・苦笑)
わざわざ銘打ってあるとなっては、買わねばなりますまい!
そして・・・かねてから欲しかった『鰹節削り』。
本格的な木製のものがずっと欲しかったのですが、思いのほか高額なものなので手が出せないでおりました。
ところが、この8月に鰹節を1本頂きまして、どうしたものやら・・・と思っていたのです。
そこに現れたのが、このステンレスの『鰹節削り』。
お値段も手頃な上に、かさ張らない大きさ。
その上、歯が駄目になったら下取りをして下さり、買い換えに使えるクーポン券を下さるとのこと。
なんともありがたい♪
もう、即買いですよ。
幸せ・・・


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伊勢木綿に会いに日本橋三越へ3
いいお買物が出来てよかったね♪
達成感で一杯でしたが、勢いテンションを上げたので、ちょいと甘いものでも食べたい気分。
そのままゾロゾロと千疋屋さんへと移動して、ほっと一息。

ロミちゃんは『アメリカンショートケーキのブルーベリー』

朋さんは『アメリカンショートケーキのストロベリー』

このアメリカンショートケーキはちょっと面白いものでした。
アイスクリームをスポンジケーキで挟んだものの上に、生クリームとベリーのクラッシュでデコレーションがされているのですが・・・お皿の底にはミルクがひいてあるのです。
千疋屋さんのオリジナルデザートです。
私が頼んだのは季節のパフェ『桃太郎ぶどうパフェ』

皮ごと食べられる岡山産の葡萄『桃太郎』と、ナタデココや白ワインジェリーの入った、ちょっと大人な味のパフェです。
ミントの香りもほどよく、爽やか♪
甘味を食べながら、伊勢木綿の仕立てについて妄想を巡らし、この日は甘く甘く暮れて行きましたとさ。


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伊勢木綿に会いに日本橋三越へ2
だって・・・目移りする中で自分の物になるのは1反だけだと思えば、それはもう真剣ですよ。
悩み抜くロミちゃんと朋さん。
それぞれに4本くらいまでは早々に絞り込んだものの、そこから先が長かった・・・。
悩むふたりに
「一番持ってない感じのものにしたら~?」と言った私に返されたのは、
「どれも持ってない・・・」
とのロミちゃんからのごもっともなお言葉と、その通りだと言わんばかりの朋さんからの目配せ。
ハイハイ、私が埒もないことを言いました。悩みたいだけ悩みなされ。笑
本音としては、4本とも欲しいわけです・・・あなた達の気持ちはよく解る!
鏡の前で顔映りを見ては、あぁ・・・悩ましい。

しかし、ふたりとも何と活き活きしていたことか!
旦那さま方にも、奥様たちのあの少女の様な華やぎを見て頂きたかった。(まぁ、いつも楽しそうな人たちではあるのですが・・・笑)
心踊りますよね、こういう買い物は。
私なんて自分の買い物でもないのに、思いっきり楽しんでしまいましたよ。
悩んだ末にふたりが出した答えは、うふふっ・・・今はまだ秘密にしておきましょう。
着姿となってブログに登場してくれるのをお楽しみに♪
ちなみに、写真の反物は散々悩んで諦めたもの。

名残惜しいですが、さようなら、また会う日まで・・・。
本日は最後にロミちゃんからのワンポイントアドバイス♪
ロミちゃんによりますと、最後の2反から1反に決める際のポイントは、鏡に写した時の自分の笑顔だそうです。
要は、自分をより骨抜きな笑顔にしてしまう方を選ぶ・・・ということらしいです。笑
確かに、思考が堂々巡りになった時は、鏡の前に立って沸き上がる自分の笑顔に身を任せてみるのもよいかもしれませんね。
皆様も是非一度お試しあれ!笑

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伊勢木綿に会いに日本橋三越へ1
日本橋三越さんの伊勢木綿の出店の初日に、ロミちゃんと朋さんの3人でお邪魔してまいりました。

今日はなかなかに景気がよかったですよ~♪
なんと言っても買う気満々の友人ふたりと一緒だったのですから、こんな楽しいことはない。笑
東京の出店にお邪魔するのは私も初めてのことですから、ワクワクしながらお店を覗くと、懐かしい笑顔で迎えて下さったのは大女将さん。
いつもニコニコとふくよかで、つられてこちらも笑顔になってしまうような素敵な大女将さんです。


今回の出店は「三重展」の中のブースですから決して広くはないのですが、ところ狭しと伊勢木綿が並べられておりました。
次々と訪れるお客様にリピーターの方が多いのには驚かされました。
やはりあの独特の柔らかさが人気なのかしら・・・。
ところで皆さま、この写真を見て何かお気づきにはなりませんか?

そうなのです、あのオリジナルで織って頂いた反物がディスプレイに使われているではないですか!
おお~♪もしかして定番になる可能性??何だかちょっと嬉しいワ♪
(オリジナルの伊勢木綿については『今日は何の日?6月29日』『オリジナル伊勢木綿の反物のその後1・2』をご覧下さい。)
こちらの商品は余分に織られたもののようなので、早い者勝ちかもしれませぬ。
私達とお揃いになるのがお嫌でなければ、是非どうぞ。笑
10月15日(水)~24日(金)
日本橋三越本店 本館7階催物会場
第52回旬身味まるごと「三重展」内

人気の小座布団は、個数限定ですのでこちらもお早目に!
肌触りは抜群です。
朋さんは1枚Getしましたが・・・ネコと奪い合いになること間違いないでしょう。笑

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迷える子羊の茶道入門9

恐らく、今回のお茶見学で一番着るものに悩んだのは私ではないかと思います。
タリエちゃんは、既にお茶をはじめて6年というキャリアがありますので、お手のもの。
ロミちゃんや朋さんは、お母様譲りのおキモノが基本ですから、キチンとしたものが箪笥にある。
私はと言いますと、まず白い襦袢を持っていないことから始まり、白衿はこのお茶のお稽古の日まで、かつてたった1度きりしかつけたことがない。
誂えてもらった訪問着や叔母からもらった色無地のキモノは全て袷のキモノですから、季節が合わず着ることは叶わない。
この季節に着られるキモノは、頂き物か、預かりもののアンティークか、古物がほどんどですから、袖丈などもバラバラですし、手持ちのうそつき袖も白ではない。
履物も明るい色の無地に近い草履などは手持ちにありません。

つくづく、私の箪笥の中身はお茶向きではないことを痛感させられた次第です。
苦肉の策で選んだのは、みささんの麻のおキモノ。

キャラメルかクッキーのような柄のかわいらしいおキモノですが、若い頃のものではないので、お袖も長くありません。
実は、今年の夏に発見されたおキモノでして、今回このおキモノがなかったら、もっと悶絶していたに違いありません。いつもながら、みささんありがとうございます。

ひとまず、感じのよいおキモノを見つけられたので、ここから先のコーディネートは、お茶会ではなく、お稽古ということで、いろいろと身軽にさせて頂きました。

半幅帯に、帯締めをつけて。

こちらの帯締めもみささんからお借りしているものです。
そしてそして、今回何よりも高いハードルだったのが、人生2度目の白衿。

ひ~っ!顔のまわりがピカピカ光ってる。
慣れない慣れない・・・慣れませんが、これは是非とも慣れた方がよい。
白衿に慣れていないのは、大きくは祖母の影響なのですが、お茶を始めるとなれば、これは避けては通れないので、克服せねば!
でも、滅多に着ない感じのコーディネートでしたらか、ドキドキ感があって、楽しかったですよ♪
久しぶりに、キモノを切る前に右往左往いたしましたが、お稽古にはお洋服の方も多く、先生からも
「正式なお茶席でなければ、そんなに畏まることもないのよ~。」
とのお言葉も頂いたので、11月のお稽古からは、少し肩の力を抜いて臨みたいと思います。

すっかり秋ですが、このお茶のお稽古の日が今年最後の夏キモノとなりました。

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迷える子羊の茶道入門7

キモノ姿で2度目の登場は朋さん。

浅草の履物問屋に行って以来でしたが、勤勉にお教室に通い、メキメキと腕を上げている模様・・・。
見よ!シワのない着付け!!笑

う~む、私には出来ません。苦笑

しかも、着実にモノも増えているご様子。笑
今回の栃尾ちぢみのおキモノも刺繍の帯も、浅草以降に手に入れたものだとか。

なかなか見事な奈落での徘徊ぶりです。
鞄も前日に自作したものだとか。

ただ今、和裁を始めるかどうかでお悩み中とのこと。
背中を押す必要もなく、どこまでも突き進む世話要らずな朋さんなのでした。


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迷える子羊の茶道入門5

初めてのお茶。
何もかも解らないことだらけでボロボロの私達でしたが、とても楽しい時間を頂きました。
ありがとうございます。
いろいろと、興味深い点が多々ありましたが、中でも、お道具を持ったまま姿勢を正して、おキモノで立ったり座ったりされる時の足さばきには目を見張るものがありました。
先生にお尋ねしたところ
「アレはね、意外と筋力がいるのよ。」とニッコリ。
う~む、完全なインドアのお稽古ごとかと思っておりましたが、奥が深い。笑
・・・というわけで、茶道、初めてみたいと思います。
但し、10月は予定が多くバタバタしているので、11月から。
しかし、頂いたお茶の味が忘れられず、蔵の中さんで茶筅を1つ手に入れました。
お稽古が始まるまでの間は、お遊びでカフェオレボウルで点てたものでも頂きながら、お茶を濁すことといたしましょう。


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迷える子羊の茶道入門4
タリエちゃんの顔を見るなり「大丈夫かな?」の質問攻め。(今更、大丈夫じゃないと言われても、どうにもならないのですが・・・苦笑)
「大丈夫!大丈夫!」とタリエちゃんに宥めてもらいながら、お教室へと向かいます。
初めてお会いした先生は、翡翠色のような薄萌黄色のような色無地のおキモノで、にっこりと笑って私達を迎えて下さいました。
「マンションの一室でもね、お茶を楽しめるような生活が提案出来たらと思っているのよ。」
いささか緊張気味の私達でしたが、この一言に、肩の力がスーっと抜けました。
しばし待合に見立てたお部屋で掛け軸などのお話を伺った後に、お茶室へ。
普段の生活で、にじって部屋に入るようなことはありませんから、お茶室へ入るのもコントでもやっているかのような私達。
ひとりがポーンと勢いよく滑り込んだと思えば、ひとりはまるで猫が手をつくような姿勢になっている・・・
やってる自分達にも何かがおかしいことだけは解るので、情けないやら可笑しいやら。
まずはタリエちゃんのお手前で濃茶を。
あぁ・・・タリエちゃんにお茶を点てて貰うようなことがあるなんて、想像もしていなかったなぁ・・・。
ゴクリ。美味しい・・・。
初めての濃茶は実に感動的でした。
飲み終わった後のお茶碗は、まるでお花が咲いたように美しい。
茶室には『喫茶去』の掛け軸。

『喫茶去』については以前にブログで取り上げたことがありましたので、なんとなくその符合も嬉しい私。(以前の記事についてはコチラ)
作法も何も解らない私達ですが、先生のご指導の下、見よう見まねで茶道具を拝見したり、掛け軸やお花を拝見したり・・・。
そうこうする内に、他の生徒さんもいらっしゃり、更にお薄を二服ほど頂きました。
ところで・・・
お薄の時に出して頂いたお菓子の中で、黄粉に塗された棒状お菓子がありました。
「これは○○ボウという埼玉に古くからあるお菓子なのよ。」
??○○ボウ?何だかゴボウみたいな名前だな?っと思いながら頂いたこのお菓子。
美味しい!!なんでしょう・・・さっくりとした甘くないメレンゲを焼いて作ったお菓子のよう。
こんなお菓子があったなんて・・・好き好き♪
帰宅後、すぐに調べました。
頂いたお菓子は、ゴボウではなく『五家宝---ゴカボウ』。惜しい!笑
一旦餅についてから薄くのばした餅米を、細かく砕いて煎り、あられ状にしたものをタネにして蜜を加え、棒状にして黄粉を塗したお菓子だとか・・・。
以前に知人から、お茶菓子食べたさにお茶を続けているとの話を聞き、不思議に思ったことがありましたが、少しだけその人の気持ちが理解出来ました。

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迷える子羊の茶道入門3
この人は、中々に凄い人です。
色々と言葉を探してみましたが、私の中で彼女を表現するのに一番しっくり来るのは
「よいところを探すのがとても上手な人」。
それは人に対してもですし、ものごとに対してもです。
残念ながら、私は興味があることと無いことがハッキリしている方なので、興味がないとなったら、とことん無い。苦笑
そんな私と異なり、タリエちゃんは上手にものごとや人からよい点を見つけ出し、それを楽しみ愛でることが出来る。
言葉を代えて言うならば・・・惚れっぽい。
そうです、彼女は実に惚れるのが上手い人なのです。
これはひとつの才能です。
守備範囲も広ければ、追いかけるエネルギーも凄い。

(写真は、以前に旧白洲邸の『武相荘』に一緒に出掛けた時のもの。向かって右がタリエちゃん。)
そんな彼女ですから、キモノの奈落への落ちっぷりもすばらしい!笑
キモノを着るとなったら、迷わない。
組紐も作る。
和裁も勉強する。
もちろんお茶も習う。
旅行へも行く。
キモノで出掛けた後に、更に別のキモノに着替えて呑みに行ったりもする。
以前に、友人の結婚式に出た時のことです。
その当時、私はまだ秘密のお家キモノ時代でしたから(詳しくは『友人ロミちゃんについて3』の後半部分をご覧下さい。)洋服で出席しておりましたが、彼女は堂々のキモノ姿です。
宴も終わり、そのまま数人で我家に流れることに。
キモノ姿のタリエちゃん、急な展開にも動じず、キモノのまま我家に入り、スルスルと私のパジャマに着替え、翌朝もスルスルとキモノを着て帰って行きました。
もう、私からすると羨望ですよ。
かっこいい・・・。
多分、彼女がキモノでやらないことは水泳くらい?(いや、いざとなったら泳ぐな・・・笑)
もし、お茶に同行したそれぞれのキモノの奈落への落ちっぷりを、例えて表すとするならば・・・
パラシュートを着けて、落ちるつもりで落ちたのがロミちゃん。
傘を差していて、手持ちの傘のまま、後先考えず奈落に飛び込んだのが朋さん。
バンジージャンプで頭から間っ逆さまに飛び降りたのがタリエちゃん。
その心は、振り子状になって、心行くまで繰り返し落下を楽しみ尽くす。笑
まぁ、私の勝手な妄想です。
ちなみに、自分のことはよく判りませんが、うにさのことなら、想像出来ます。
たくさんの風船を抱え、未だ上空に居りますが、奈落の底からその風船を割ろうとしている者達に囲まれている状態。いつか落としてみせようぞ!

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迷える子羊の茶道入門2

さて同行の3人、お茶の経験があるものはひとりもおりません。
もちろん、ちょっとした場所でお薄を頂くような機会はこれまでにもありましたが、能動的にお稽古とはいえお茶室に足を踏み入れるのは初めてのこと。
しかも私達3人、おキモノでお邪魔したい・・・。
さぁ困った、ここからは疑問符の連続です。
どういう装いが適切なのか?誰も知らない。苦笑
不安になって参考になりそうな本を紐解いてみたところで、そこに書かれている事柄は、正式なお茶会での装いや嗜みについてのことばかり。
私達がすぐにでも知りたいのは、お稽古で失礼にならない程度の装いです。
参ったなぁ・・・。
あえて疑問を並べてみましょう。
あくまでも初心者がお茶のお稽古に踏み出す際の疑問ですから、茶事にお詳しい方にはバカバカしい疑問かもしれませぬが、しばしお付き合い下さいまし。
?白衿、白足袋はお稽古の際にも欠かせないの?
?お稽古でも長襦袢は白なの?薄いピンクのぼかしなどの入ったものは、白の範疇に入れてはもらえないの?
?履き物の草履の高さや色は?
?雨が降った時に下駄を履いてもよいの?
?お稽古なら紬や麻や木綿のキモノでも大丈夫?
?柄に向き不向きはあるの?
?アンティークのお袖の長いキモノは大丈夫?(年齢的に遊び着風になりすぎ?)
?半幅帯でもよいの?
?筒袖の半襦袢でも大丈夫?
???懐紙や扇子や楊子に至っては選び方から携え方まで謎だらけ。
しかも時は9月には入ったとはいえ重陽の節句の前。
普通に着るにもキモノ選びが微妙な季節。
朋さんとロミちゃんとメールを交わすこと数回。
しかし、迷える子羊のごとき3人で話し合ったところで、誰も正解を知らないのですから、解答を得られるはずもなく、頼みの綱はタリエちゃんのみ。
とりあえず無難に白足袋。
足袋カバーを履いて来る、もしくは履き替え用をもう一枚。
お茶碗に傷をつけるのを防ぐため、帯留・根付・指輪はしない。
とのアドバイスを貰いましたが、それでも止まらない私たちの疑問符。
最終的には・・・諦めました。苦笑
タリエちゃんに聞いたポイントだけははずさないようにして、あとは教えて頂く気持ちで伺おう。
どう考えても付け焼き刃で何とかなることとは思えない。
背伸びをしても仕方がない。
とはいえ、ドキドキしながら当日を迎えたのでした。

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迷える子羊の茶道入門1

10月に入りすっかり朝夕の気温も下がって参りましたね。
袷の季節がやって来ましたが、季節感もなくまだ暑い頃のお話を・・・。苦笑
9月の頭のこと、お茶のお稽古の見学に行って参りました。
以前から習ってみたいもののひとつではありましたが、流派選びなど皆目見当がつかづ、長く長く最初の一歩を踏み出せないでいたのが茶道でした。
遡ること2年前、友人タリエちゃん(初登場!またしても同級生。)から
「すごく素敵な先生だから、一度見学に来てみない?」
と誘われ、これはよい機会を得たと喜んでいたのですが、互いの都合が合わず、そのままに・・・。
その後も、何人かの方からお誘い頂いたのですが、良さそうかな?っと思うお教室はいづれも場所が遠く、鉛の様に腰の重い私に『茶道』はなかなか近づいて来ることはありませんでした。
元来が怠け者なので、実はお稽古事は苦手です。
しかし、どうせ始めるなら続けたい。
続けるとなると、あまり遠方では困るしなぁ・・・悶々。
堂々巡りに妄想を膨らませる中、タリエちゃんから誘いを受けたお教室のことがずっと頭に引っかかっておりました。
流派は『藪内流』。
裏や表に比べると小さな流派です。
正直なところ、当初、私には聞いたこともない流派でした。(勉強不足でお恥ずかしい・・・。)
しかし、調べてみると、伝統のある古儀茶道の流派です。
詳しくは私が四の五の言うよりも、『藪内家の茶』を見て頂くのがよいかと思いますが、流祖の藪内剣仲紹智さんは、千利休さんの兄弟弟子に当たられ、根幹になる茶法は「正直・清浄・礼和・質朴」とされています。
「正直を以て心を守り、清浄を以て事を行い、礼和を以て人と交わり、質朴を以て身を修める」
自分と遠いだけに、何だかそこはかとない魅力を感じてしまう・・・。苦笑
通うには少し遠い気もしましたが、ひとまず見学に行かせて頂こう!(この結論を出すまでに2年掛かったのですから、なんとものんびりとしたお話です。)
・・・で、どうせならと、ロミちゃんや朋さんにも声を掛けたところ、ふたりとも是非にということで、3人でお邪魔する運びとなりました。

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オリジナルの伊勢木綿の反物のその後2
うふっ♪
余った布からchinatsuちゃんお得意の鞄の登場です。

一目見た時、思わず鞄を指差して
「ねえねえ、コレはどっちの?」とうにさに聞いてしまった私。
解ってはいたのですよ・・・ただね、あんまりかわいいからね・・・。

早速chinatsuちゃんに電話をしてお礼と、確認を取るうにさ。
「それは、うにさの!」chinatsuちゃんにちゃんと釘を刺されました。苦笑

内側には共布のポケットとCLOTH WORKSのタグ。
chinatsuちゃ~ん!私も斜め掛けの鞄が欲しいよぅ!!
でも、待ちます。
何故って?
うふふ・・・
実は、本日10月4日からchinatsuちゃんとお仲間のCLOTH WORKSの秋のお店が始まるのです。
江ノ電極楽寺駅より徒歩1分 比呂赤い橋店
10月4日(土)~13日(月)
〔8日(水)お休み〕
月~金 am10:00~pm4:00
土・日 am10:00~pm6:00
詳しくはCLOTH WORKSのHPのNewsのコーナーに地図などが載っています。
http://www.artfestival.jp/clothworks/news0.htm
今回はこんな形のバッグもあるようですよ♪

詳しくはCLOTH WORKSのHPをご覧下さい。
皆さま、秋の鎌倉お散歩に如何でしょうか?

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オリジナルの伊勢木綿の反物のその後1
皆さま、臼井織物さんでオリジナルの反物を織って頂いたことを覚えていらっしゃるでしょうか?
詳しくはコチラをご覧下さい。
随分前に仕立て上がっておりましたが、私の話がいちいち長いため、中々登場させることが出来ないでおりました。苦笑
1反半織って頂いて、半反をうにさの誕生日プレゼントに、1反を私が。
私の方は言わずもがなと言ったところですが、さてさてうにさが欲しがったものは?
答えはコチラでございます。

伊勢木綿のパンツ。
実は、当初は部屋着にモンペが欲しいと言っていたのですが、せっかくのオリジナルの布ですから、お出掛けも出来るようなパンツをお願いすることにしました。
え?誰にかと?
モンペではなくパンツですからねぇ、和裁ではなく洋裁ですね。笑
となると・・・はい、その通り!chinatsuちゃんの登場です。
chinatsuちゃんと言えば、ハンドメイドのお仲間とCLOTH WORKSとして期間限定のお店を出していることは、このブログでも何度かご紹介しましたね。
いつもお店では鞄を中心に作っている彼女ですが、実は、自分の着るものや娘のイロさんの洋服もチョチョイノチョイっと作ってしまう人なのです。
快く引き受けてくれたchinatsuちゃん、行動に移すのも人一倍速い彼女ですから、会ったその場でサラサラと採寸をして(メジャーが鞄からサッと出て来るあたりがchinatsuちゃんらしい・・・笑)布を預かってくれました。
洋裁用の生地とは大きく幅も異なりますし、大きな縞柄ですから柄取りの点でも頭を悩ませました。
難しいお願いをすることとなりましたが、出来上がったパンツが届いたのは、布を預けてから2週間も経っていなかったような・・・。

大まかなパンツのシルエットの希望は伝えたものの、細かいデザインはchinatsuちゃんにお任せ。
ポケットのところが、パンツのラインに対して柄をずらしてあるのがかわいいでしょう♪

うにさは大満足です。
そして、この布は伊勢木綿。
これからどんどん柔らかく気持ちのよいパンツへと進化してゆくに違いありませぬ。
ちなみに、8月に三重に行った際には、うにさのお母様のともこさんがこのパンツの試着をされて一言。
「私にぴったり♪」
確かによくお似合いでした。笑

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伊勢木綿と松阪木綿
お茶のご用意はよいですか?
覚悟の程よろしくお願いいたします。(笑)
かつては『神戸(かんべ)木綿』『市木木綿』『伊賀木綿』など、三重県内には、その他にも数多くの木綿が存在したそうですが、現存するのは『伊勢木綿』と『松阪木綿』の2つだけ。
いずれも、三重県指定の伝統工芸品に選ばれていますが、工場もそれぞれ一箇所づつを残すのみとなっています。
うちのブログでもお馴染みの『伊勢木綿』は『臼井織布』さん。
『松阪木綿』は『御絲(みいと)織物』さん。
御絲織物さんのHPは見つけることが出来ませんでしたが、松阪にある『松阪もめん手織りセンター』のHPにご紹介があります。
少し時代を遡ってみましょう。
江戸時代、伊勢商人によって江戸に運ばれた木綿の多くは、その質の高さから人気を博します。
伊勢・紀州・伊賀にとどまらず、尾張など近辺地域から集められた大量の木綿は、白子湊からまとめて出荷され、産地にかかわらず、おしなべて『伊勢木綿』『松阪木綿』として販売されました。
殊に、伊勢商人の中でも松阪商人である『三井八郎兵高利』が江戸に出店した呉服屋『越後屋』(現在の三越の前身)は飛ぶ鳥を落とす勢いであり『松阪木綿』の名称は江戸中に響き渡りました。
(注:江戸時代、松阪は紀州藩のであったため、周辺地域とは異なる繁栄の仕方をしており、狭義では伊勢の国には入らないこともあります。江戸時代の三重県は藤堂藩・桑名藩・紀州藩・鳥羽藩・亀山藩・菰野藩・忍藩とたくさんの藩に別れており、更に天領や神領もあっため、大変に入り組んでいたのです。)
本来、産地だけではなく、品質にも違いがあった木綿が同じ名称で呼ばれることは、生産者にとっては不本意なことでありました。
それぞれの地域に合わせ、はっきりと個別に呼ばれるようになったのは、明治18年(1886)専売特許条例が定められた後、日本に商標登録の制度が整えられるようになってからの事のようです。
参考HP
三重県立図書館地域資料コーナー
『三重の木綿 「伊勢木綿」と「松阪木綿」の伝統』
http://www.milai.pref.mie.jp/mie-lib/data/mini/049/index.html
お話を現代へ
伊勢木綿と松阪木綿。
このふたつの木綿、触って頂くとよく解るのですが、同じ三重県産の木綿とはいえ、全く異なる木綿です。(実は、8月の末に『松阪もめん手織りセンター』にも行って来ました。笑)

伊勢木綿が弱捻糸の経糸から来る『ふんわり』とした独特の柔らかさを持っているのに対し、松阪木綿は『ピッチリ』しっかりとした目の積まった木綿という印象。
恐らく、好みは分かれるところでしょうが、並べて選べるお店がないのは、少し残念な点ですね。(全国の木綿勢揃いのお店とかあったら楽しいのに・・・笑)
また、『現在の伊勢木綿』が、伊勢木綿=臼井織布さんなのに対して、松阪木綿は正確に言うと松阪木綿=御絲織物さんではないところが面白い。
では、『現在の松阪木綿』とは?
『御絲織物』さんと『あいの会松阪』『ゆうづる会』『松阪木綿振興会』とが手に手を取って復興されたのが『現在の松阪木綿』です。
現在の松阪木綿には、御絲織物さんによる機械織りのものと、『ゆうづる会』の手による手織りのものが存在します。
こちらの写真が機械織り。

こちらが手織り。

先にも述べました通り、江戸時代、紀州藩であった松阪は税制面での優遇措置がありました。(徳川御三家ですから。)
ところが、明治政府となりその特権が無くなってしまったことにより、豪商が資本を引き上げるなどの、憂目に合います。
更に近代化による機械化、化学繊維の台頭などにより、現在失われてしまった多くの木綿と同じく、松阪木綿も衰退の道を辿ります。
近年になり、それにストップを掛けたのが「郷土文化遺産の掘り起こし」と活用をテーマに発足した『あいの会松阪』なのだそうです。
1981年から始まった、手織り松阪木綿の復興活動が、現在の松阪木綿へと繋がります。
話しは逸れますが、私の田舎はかつて野蚕と鋳物産業で栄えた町でした。
廃れてしまった野蚕を復興させるために、近年復興活動が盛んに行われています。
携わる方達の努力と根気には、本当に頭が下がります。
このお話はまた改めてしたいと思いますが、一度途絶えてしまったものを取り戻すのは容易なことではありません。
時には、たくさんの人の手と時間を掛けても、2度と同じものを作ることは出来ないかもしれません。
失われるということは、そういうことなのだと思います。
繋ぐことの大切さと難しさを考えさせられますね。
伊勢木綿に松阪木綿、昨今では同じ『伊勢の国の木綿』と誤って認識されている方もおられるそうですが、2つは全く異なる木綿です。
生産者の方達は、それぞれにプライドと愛情を持って『松阪木綿』『伊勢木綿』名前を掲げておられます。
作り手の思いを損なうことのないように、また、たくさんの失われてしまった他の木綿達のためにも、それぞれの木綿がそれぞれの名前と特質を持って生き残って行けることを願う私です。
頑張れ松阪木綿!
頑張れ伊勢木綿!
『松阪もめん手織りセンター』では、ビジターとしてもレギュラーとしても手織りの体験をすることが出来ます。


オリジナルの反物作りに挑戦してみるのも楽しいかもしれませんね。
今回は松阪木綿のお話が多くなりましたが、伊勢木綿については臼井織布さんのHPと『伊勢木綿-臼井織布の巻1・2・3』『伊勢木綿-臼井織布再訪1・2』をご覧頂けると幸いです。笑

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