みささんのアルバム3
(コレまでのお話はみささんのアルバム1とみささんのアルバム2をご覧下さい。)
みささん(うにさのお婆様)のアルバムに寄せられた、昔のお嬢さん達の寄書きの解読です。
残念ながら、私の変体仮名(大和仮名)解読は、いいところまで行って暗礁に乗り上げました。面目ない・・・。
しかし、強い味方を得ることで、完読の暁に至ったのです!涙
やはり、現役で使われていた方のお知恵を拝借するのが一番!
みささんの弟さんのお嫁さんにあたる、御年82歳のやよいさんにご協力頂きました。(うにさによると「やよのおばちゃん」という発音らしいですが・・・笑)
さすが亀の甲より年の功ですなぁ。

では、本日は2つほど。
(読み易くするため、訳文は改行位置のみ原文とは異なります)

波瀾に富んだだけの思ひ出
彌深きこの一年間
これからもお便りで
交際いたしませう
では、さようなら
菊子


みいちゃん
いよいよ於別連(オワカレ)の日が参りましたね
夢の様に過ぎ去った一年
思ひ出の一年を胸に秘めつつ参りませうね
幾年春が巡れどもなつかしい学舎にて
再び話る時は・・・ないかしら?
みすこやかに御精進の程を祈って
折々みまもって居ますわ
水郷の子 芳子
さてこの2つ目の『水郷の子』とは何のことだと思われますか?
解読して下さったやよいさんによりますと、水の郷→松江市(島根県)を指すのだそうです。
そして、これを書かれた芳子さんは、同窓会名簿によりますと、間違いなく島根県松江市のご出身。こういう表現は、今は中々出来ませんねぇ。
写真1枚目は『佐保女学院』でのお写真。みささんは向かって一番左。
2枚目の写真は、猿沢の池の前ですが・・・入っちゃったんですね・・・鹿が。
中央でみささんも笑っていらっしゃいます。
鹿男あをによし・・・喋りますかね?この鹿も?

ワンクリックで応援お願いします!

