『大阪、春の音色展』 在店日と先取情報
まずはスタジオクゥの在店日をお知らせ致します。
2023年4月8日(土)13時半頃〜18時
2023年4月9日(日)11時〜18時
在店中は随時サインは受け付けますのでお気軽にお声掛け下さい。(本は販売しておりますが、お持ち込みも歓迎です!)
10日は不在となりますのでサインは出来ませんが、展示はご覧頂けます。
そして、既にSNSの方には投稿しましたが、先の『唐はな』に続いて、小紋屋高田勝さんの京伝小紋の新作が出ますよ♪

大きな鯨の目が並んだ『熊野染め』に

「御そんし(御存知)」の文字で描かれた虚無僧柄の『山科』。
どちらもお芝居に関係のある柄ですね♪
全5回を予定している新版召しませキモノの出版記念イベント『京伝小紋と北斎小紋 高田勝の世界展』ですが、会場や季節で少しづつ内容が変わります。
会期ごとに展示した反物は一旦全てお返しして、次の回にはむしろ違うものが入るようにセットしてお送り頂いています。(前の回に来ていて次の回には入らないものもあります。)
2つの新作が大阪に並ぶことは、昨日手に入れたばかりの新情報♪
慌てて解説を作りましたよ。😅
どんな球が飛んできてもお客様に楽しんで頂けるように、ふたりでドキドキしながら大阪行きの準備を進めております。
そんなわけで、当初予定していなかったことも!!
出版記念の第一弾のイベントで完売した割烹着を再販しまーす♪(ありがとう!!チナツちゃん





大阪に持って行きますね♪
数に限りはありますが、大阪の「おかん」ごっこをするのに最適です!!😅
皆さんにお会い出来るのを心より楽しみにしています。💕

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ちょっと短い反物のお話
去年、SNSに反物の画像を上げた記憶がありますが、横段の大島紬。
元は母方の大叔母の形見分けとして母が譲り受けたものでした。
母の箪笥の中で反物のまま眠っていたものを発掘し、長さを測るために反物を開いたところ、巻き芯が木製でまずびっくり。😲

これは古そうなものだわ……。
肝心の長さは11m弱。
今時の平均的な反物の長さ(12m強)からすると短いけれど、羽尺(10mに欠ける)よりは長い感じ……。
はてさて?キモノに出来るのか長羽織にしかならないのか??判断がつかない。
これは和裁師さんに見て頂いた方が解決が早かろうと、『新版 召しませキモノ』でもご紹介している青森の和裁師野田さんのところに送らせて頂きました。
アレコレお電話でご相談したところ、「いい柄だから、キモノでなんとかしてみましょう!」と言って頂けたので、八掛を後追いで送ってお任せしてみました。

Oh!!おはしょりもちゃ~んと取れて、サイズもぴったり♪
どんな魔法??
実は、以前にも長さがちょっとだけ足りない浴衣の反物を仕立てて頂いたことがありましてね。
今回は、それどころじゃなく長さが足りなかったのですが、対丈にするのではなく、下前の衽(おくみ)に大胆に別の布を使って頂きました。

足して頂いた布も色こそ違えど大島紬なので布のつり合いも良く、八掛と同系色なので違和感なく着ています♪
(足袋は大和屋履物店さんの恒例イベント『きねや足袋さんの柄足袋受注会』で工房カモ(鴨川志野)さんのボードゲーム手ぬぐいから誂えたもの。)
相談出来る和裁師さんってありがたい。💕

この日は、暮らし家さんの吉祥寺東急百貨店の催事に出掛けたので、



帯は暮らし家さんのリバーシブルの半幅帯にしてみましたよ♪

水玉の半襟に使っている布も暮らし家さんで求めたもの。

お気に入りのクマノミみたいな帯締の、締め心地が何だか以前より変わったような気がするので、これはちょっと危険信号かもしれない……。😓

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『京伝小紋と北斎小紋 高田勝の世界展』準備中

場所や季節を変えながら、都合5回開催する予定の催事ですが、初回は神保町大和屋履物店さん!!

『京伝小紋と北斎小紋 高田勝の世界展』
大和屋履物店 東京・神保町
2023.3/25(土)~3/29(水)
11:00~18:00
※日曜日も営業
※最終日は搬出のため短縮営業
本の中でもご紹介しておりますが、大和屋さんがリニューアルオープンされたのは2021年5月のこと。
今や下駄屋さんとしてだけではなく、次々と発信される魅惑的な多ジャンルの提案に、心躍らされている方も多いことと思います。
1月に『新版召しませキモノ発売記念!!割烹着の販売と懐かしのブログ原画展』でお世話になったばかりのスタジオクゥ再びで申し訳ない気も致しますが、小紋屋高田勝さんのオモシロい小紋達がやって来ますので、是非遊びにいらして下さい♪
一緒に、クスクスかもしれないし、ゲラゲラかもしれないし、うっとりかもしれない時間を持てれば幸いです。
(前回に引き続き、サインをご希望の方もお気軽にお申しつけ下さい。在店日は追ってお知らせ致します。)
さて、ここまで書いたところで、前回の催事の初日に私が着ていたおキモノについてご紹介していないことに気づいた私。
そうそう、コレコレ。

新版の装丁に使ったのは、この帯。

レントゲンぽくもありますが、マメ科の植物がデザインされたものです。

帯留替わりに60or70年代のおフランスのバックル。
・・・いや、そのことよりも、帯板が見えている……。

確かに見えてる……。😅

キモノも新版のあとがきに写真を掲載していますが、詳細なご紹介はしていないので、少しお話してみましょう。
母の若い頃の刷毛目風な織り出しのお召しに、掛け色をしたものを着ています。

実は、元はこんな色のおキモノでした。

色掛けをすると全体が同じ色で覆われて柄のエッジがぼやけた感じになりがちですが、元の色が生きるように部分的に糊伏せをして頂いたので、モダンな仕上がりになりました♪

母とは顔映りも好みも違うので、正直なところ「着て欲しい」と言われた時には参ったなぁと思っておりましたが、両者納得の結末♪
色掛けは何度か試していますが、これが一番いい仕上がりかもしれません。(訪問着とか羽織とか……。)
着たいものに出会うのも、着たいものに変えるのも、どっちも悩ましくも楽しい時間♪
神保町大和屋履物店さんでお待ちしております💕

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お試し読み公開のお知らせ

今年は、スタジオクゥにとってはあと数日で新刊が出る幸先の良い幕開け。
ジタバタバタバタバタバタしておりますが、ゆるゆるとお付合い頂けましたなら幸いです。

写真の巨大なうさぎさんは、浦和にある調(つき)神社の手水舎のうさぎさん。

後ろ姿もすごい存在感……。


こちら、狛犬ならぬ狛兎さんで、

あちこち

兎尽くしのお宮でございます。

兎年の初詣に行って来ました……と言いたいところですが、実は新版の取材でいくつか骨董市を回った時に撮影したものです。

結局、本にはスペース的に掲載する余裕はなかったのですが、この調神社の横にある調(つきのみや)公園では毎月第四土曜日に『浦和宿ふるさと市』が開催されています。

東京都内の骨董市のように人出は多くありませんので、のんびりほっこりな骨董市♪

東北方面の業者さんが出店されていたり、以前に吉祥寺にお店を構えられていた『おもしろや』さんも出店されていますよ。


そんな骨董市のお話で新年をスタートしたところで、新刊のお試し読み公開のお知らせ。
WebメディアMATOGROSSOで本日からスタートしています。
丁度骨董市の章が公開になっておりますのよ♪
暮れから続いていた関係者様への献本作業もようやく終わり、思いがけない感じで近々のイベントが決まったりなんぞして、ふたりで波乗りが始まっておりますが、イベント告知まであと少しお待ち下さいませ。(多分……東京・京都・東京・東京・大阪!みたいな感じになりそうです。北海道とか行きたいんですが……。😅)

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おまじないふきんの第三弾販売開始♪
観念致します。すっかりシワシワの師走でございます。
とにもかくにも、残り半月の今年を、しっかり食い尽くさねば……。
とはいえ、今年は例年通りに忘年会や新年会を催すことも出来ない状況です。何卒、皆さま、お健やかに。
さて、先にTwitterやInstagramではお知らせしましたが、おまじないふきんの第三弾が出来上がりました♪
またしても2人で並んで型彫りを致しましたよ♪



三度目のことですが、私たちの技術の向上よりも、微妙に老眼の進行の方が早い気がするのは、気のせいかなぁ……??
今回は『春待ちふきん』と題して、年末年始を楽しむ3柄が登場です。

『金銀倍増富貴繁盛』


『夢流しーなかきよ・獏・宝船』


『門付きつね』

図柄を見て、おお!!初夢!!と思われた方も、食べ物の妖怪か??初午なのか??と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
中々に愉快な柄行になったと自分たちでも満足していますが、リーフレットに寄せた文章は、ちょいと固めに始めています。
『日本の暦の行事には、「おまじない」や「俗信」に類するものが多く付属している。
縁起担ぎに厄払い、言祝ぎなど、「駄洒落かよ……」と突っ込みたくなるようなものから、平安や室町の世から綿々と続くものまで様々。
それらの効果の程はさておき、一つだけ確かなことがあると思うのだ。
手を変え品を変え、少しでも人生が幸多きものであることを願わずにはいられなかった人がそこにはいたという事実である。
春はまだ少し遠く、ふきんでは収まりきらない程の願いはあるけれど、静かに光風を待つ。(以下略)』
ま、そんなわけで『春待ちふきん』。
気は心の『おまじないふきん』ですから、殊更難しい能書きが必要という程のものではありませんので、ただただ楽しく使って頂ければ本望です。
大阪のこころやさん、神保町の大和屋履物店さんの店舗販売が開始されました。(通販対応もして頂ける予定です。)
いつもスタジオクゥのグッズの通販をお願いしている中野活版印刷店さんでの通販も数日中には開始される予定です。
10枚以上を店舗でお求めになりたい場合は、事前に各店舗にご予約頂いた方が確実かもしれません。
★中野活版印刷店さんでの通販開始されました!!(12/16追記)
★大和屋履物店さんでの通販も開始されました!!(12/22追記)
★阿佐ヶ谷の一六八堂さんでの取扱いも始まりました!!(12/23追記)
今年は私たちも帰省をすることが出来ず、東京で過ごすことになりそうなので、お互いの実家に『春待ちふきん』を送るつもりです。
第一弾の『旅のおまじないふきん』3柄。『立日吉日』『回文でぶじかえる』『寝坊助封じ』。



第二弾の『角大師(つのだいし)』3柄。『無病息災』『家内安全』『以心伝心』。



共々、遠くまで届きますように。


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9/21エアコミティア133に参加します!
明日2020年9月21日開催のエアコミティア133にスタジオクゥも参加致します!!
なんぞや??と思われる方のために、コミティア運営本部からのごあいさつもリンクしておきます。
『エアコミティア133ごあいさつ』
なにぶんにもエアでの参加は初めてですので、どんな感じになるのか??皆目見当が付きませんが、Twitterを中心に、エアコミティアの開催時間中ちょいちょいちょい呟きますので、皆様、どうぞお付き合い下さいませ♪
エアコミティア133
2020年9月21日 11:00~15:00
Twitterを中心に……
ひよさTwitter →ひよさ@kimonobetsubara
うにさTwitter →うにさ@unisastudiokuu
残念ながら、新作の冊子までは準備が整いませんでしたが、めでたく新作のグッズは出来上がりました。
いつもお世話になっている中野活版印刷店さんのご協力を得て、エアコミティア開催に合わせて販売を開始致します。(もう始まってます!!)
今度のグッズは、角大師の一筆箋とレターセット。

実は、この夏に制作した『角大師のふきん』を、自分用ではなくちょっとしたギフトに使いたいとの声をいくつか受けました。
それならばということで、ふきんの入るサイズの封筒とそれに添えられる一筆箋をご用意することとなりました。

封筒の外側の印刷はモノクロですが、内側はきれいな黄色です。



一筆箋は3柄。



横書きでPOPな感じにしてみましたよ♪
中野活版印刷さんのSTORESでは、昨年のコミティア129と130で発表した『旅のおはなし』や『妄想温泉浴衣』など、スタジオクゥの冊子やグッズのほどんどが通販可能です。
また、神保町の大和屋履物店さんでは、『旅のおまじないふきん』と『角大師のふきん』を店舗と通販の両方でお取り扱い頂いています。
なお、エアコミティアでは出展するだけではなく、読者さんが積極的にTwitterで感想を呟いたりすることでの参加も可能なのだとか……ちょっと、オモシロそうでしょう♪
ハッシュタグの付け方などについては、詳しいことが公式ページに掲載されておりますので、是非ご覧下さい。

最後にもう一度・・・・・・
中野活版印刷店通販 スタジオクゥの小冊子やグッズが勢揃い!!
https://letterpress-so.stores.jp/
大和屋履物店(神保町) ふきんだけですが、通販と実店舗での購入が可能です!!
https://yamatoyahakimonoten.stores.jp/

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もやもや
生憎、半分の鹿についての新しい情報はなく、迷宮入りせざるおえない状況ですが、今回のことで私としては少し思うところがありましたので、そのお話をしてみたいと思います。
子どもの頃、世界はエクスキューズされないことで溢れかえっておりました。
しかし、何故?どうして?と不思議に思うことは山ほどあれど、それに明快な説明が無いことにたいして、理不尽だとか、不条理だなどと思うこほとんどなかった。
大人になってから父ひろしに、子どものわりには「どうして?」「なんで?」を言わない子だったのに、質問ばかりするようになったもんだ・・・と言われたこともありましたっけね・・・。苦笑
まぁ、ぼんやりしていたというか、ざっくりしていたというか、物事にたいする捉え方が、随分雑だったというか、かなり肯定的だったんですね。苦笑
何かの理由でそれは起きている。ただ、その理由は私には解らない。
解らなくても事は起きるし、たとえ説明がつかなくても、起きていることが事実であることは変わらない。
そういうもんだ・・・と丸のみにして、不思議を不思議のまま抱え込んで楽しんでいるというか・・・。苦笑
こういう状態を、思考停止であるとか、自分の頭でものをかんがえていないなどとご指摘をされる方もいらっしゃるやもしれませんが、今回の半分の鹿の件で思ったのです。
実家に帰ると私の思考回路って、簡単にそういう状態に戻るんだなぁ・・・と。
自分自身に呆れもしましたが、たまには悪くないな・・・とも思ったりして。苦笑
もう少しまめに帰省しようかな。
まあ、確かに半分の鹿については考えれば考える程に、何が起きたのか?形状はどうだったのか?気になりますけれど・・・、解明されることだけが面白さではないな・・・と思った次第。

困ったことに、うにさは、背中痛が未だ治まらず、本日はイラストはお休みです。
写真もイラストもナシでは、ちょいと寂しので、三陸鉄道久慈駅のうに弁当の写真でも入れておこう・・・。笑
はい、朝ドラ『あまちゃん』の夏ばっぱのウニ丼のモデルになった三陸リアス亭のうに弁当でございます。
先日まで開催されていた京王百貨店の駅弁大会に、朝から並んで求めました。
ごはんにもウニの旨味が炊き込まれていて、とても美味しかったですよ♪
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今年もありがとうございました
お心あたりのある方は、お時間のある時にチェックしてみて下さいまし。
そして本日は2014年最終日、大晦日でございます。
ギリギリな感じでお送りしておりますスタジオクゥのブログ『キモノは別腹』ですが、12月で8年目に突入しました。驚
近頃は飛び飛びにしか更新出来ておりませんが、こんなに長く続くとは・・・。
2014年は皆様にはどのような一年でしたか?
コメントへのご返事を書きながら、期せずしてスタジオクゥの一年について振り返る時間を持てました。
ブログにアップ出来ていないことも多いのですが、総じて考えると、私達にとって2014年は挑戦することの多い年であったように思います。
マトグロッソでの『おひとり様のふたり暮らし』の連載に始まり、『召しませキモノ
新しい本が中々形に出来ないでおりますので、進まない二人乗り自転車をずっと漕いでいる様な感覚でいたのですが、良い一年であったのだなぁ・・・とあらためて思った次第。
来たる2015年も、挑戦出来る一年でありたいと思っております。
ブログとしては書き残したことだらけですから、最後に何か1つだけ今年をしめくくる話題を取り上げてみるとするならば・・・?
う~ん、これかな??

珍しいうにさの着姿♪笑
11月の日本橋キモノ事件簿での写真です。
先にイラストレーター4人組の写真はご紹介しておりますが、この日は自分達の着姿も忘れずに撮影致しました。

菊立涌のお召に、LUNCOさんで頂いた玩具の帯。

ちょっと変わった結び方にしてみましたよ♪

帯留には狐。

大好きなものに包まれて、うにさも上機嫌でありました。
帯飾りにしている赤いものは??

フエルトで作った猫です♪
実は、私達の手ぬぐい『股旅縞』の中にいる猫なのです。

台湾でこんなものを見つけましてね。

中華の剪紙(切り紙細工)をフエルトで表現している干支飾りなのですが、この感じは帯飾りに使ってもオモシロイんじゃないかなぁ・・・と。

・・・、で調子に乗って、私の方は股旅。笑

でも、実はこれを思いついた時に、自宅にフエルトの手持ちがありませんでしたので、すぐに試してみたくなった私は、真夜中にフエルトを作るところから始めたという・・・。汗
ま、フエルトを作るための原毛の方はあったワケです。
しかし・・・、地厚なフエルトは、フカフカしてカッターナイフを弾く弾く。
結局、翌日にユザワヤに走ることになったのでありました。苦笑
きっと褒められるぞ~♪っと、イソイソとうにさに見せたところ。
「良く出来てるけど・・・今じゃない!!」の一言。
ハイハイ、仕事もいたしますよー。ちっ!
多分、私達ふたりは、これからもこんな感じでああでもないこうでもないとやって行くのだと思います。

馬が走り抜けて、もうすぐ羊がやって来ますよ♪
私のコーディネイトはまた年が明けてからにでも・・・。
皆様、良い年越しをなさって下さい。
今年も1年、ありがとうございました!!

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初めての手ぬぐい作り9
澤染工場さんで染められた布が、手ぬぐいサイズに裁断されて我家に届く前に、こころやさんから再び電話がありました。
こ「ひよささん、手ぬぐいの畳み方解ってる??」
ひ「そうそう、それそれ、微妙に解んないのよ・・・。」
こ「基本的にはね、端が、内側に内側に入るように折るんやけど・・・。電話やと説明し難いから、一枚折って、見本送るね。」
ひ「助かるワ~~~♪」
こ「帯も作らなあかんよ!」
ひ「そ、そうやねぇ・・・。」
こ「品質表示と取扱い説明と、連絡先も忘れずにね。」
ひ「わ、わかった~~。」
こ「あとね、細かいことやけど、帯の巻き方、間違えんとってね。」
ひ「ん??」
こ「熨斗や着物の打合せと同じやからね。気づかん人もいるけど、こういうことはきちんとね。」
ひ「お、おおーー!!」
いつもはおっとりのこころやさんを、スパルタ指導にさせてしまう私達って・・・。汗
立ち上がり早々に2枚のイエローカードをもらいましたが、なんとかゴールに到着。(良かった・・・退場にならずに済んで。苦笑)

あたりまえのことですが、製品にするのって大変ですね。
初めての手ぬぐい作りは、難解でしたがとても楽しく、そして、学ぶことの多い体験でもありました。
そうなんです。作ること以上に、行程を理解することが面白かったとでも言いましょうか・・・、こころやさんや小倉充子さんにサポートして頂いたり、木内愛さんや澤染工場さんに作業工程を写真で公開して頂いたおかげで、手ぬぐい作りが「デザイン画を送って終了」にならなかった点が、今回の一番大きな収穫であったなぁ、と思うのです。
1つ1つの行程に、職人さんがいて仕事があって、小さな作業にも意味があるのだなぁ・・・と。
手ぬぐいの見方が、随分変わりましたよ。
もしも2度目があったなら、もう少しスムースに仕事を進められる気もしますが、やっぱりジタバタしたいかな??笑
出来上がった『股旅縞』手ぬぐいは、台湾のイベントで初売りをし、日本橋キモノ事件簿で日本初売り、こころやさんの催事『ココロのよそおい』で関西初売りをさせて頂きましたが、この度、こころやさんで通販対応もして頂けることになりました。パチパチパチパチ。
詳しくはこころやさんのブログをご覧下さいまし。
年末年始の帰省のお土産に??は向かないかもしれませんが、注染手ぬぐいの出来る行程を思い出しながら愛用して頂けたなら幸いです。
しかし・・・、今年がもう終わりそうなことについては、承服しきれない・・・。涙

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初めての手ぬぐい作り8
昨日は、澤染工場さんで注染専用の台に糊置きをした生地を置いたところまでをご紹介しましたね。
さあ、ここから染料が入って行きます♪


色見本を見ながら、色の切り替わる位置に土手を作り、


注染の名の通り、ジョウロに入った染液を注ぎ込みます。

おお~♪二刀流!!




写真では少し見え辛いですが、足元に大きなペダルがあるのが見えますか?

このペダルを踏んで、染液を下に吸引!!
隣り合った色のぼかし加減を見ながら、この作業を繰り返すこと数度、

再び砂を蒔いて、

よいしょっと、引っくり返し(スゴイ!!)

布の馬楝のようなもので、生地を落ち着かせ、

反対側からも同じように染めて行きます。

注いで、

吸引!!
さぁて、どんな風に染まったかな??

おお~~!!きっかり柄が型通りに染まっておりますね♪

染め上がった布は、巨大な水槽で水洗いされ

これまた巨大なお釜の様な脱水機に掛けられ、

肩に担がれて、

ハシゴを上り、

高い高い天井に組まれた丸太の上から

ハラリ、

ハラリ、ハラリ。

あぁ~~~~、ちゃんと股旅縞になってる!!

この写真を見た時には、正直、感激して泣きそうになりました。
手ぬぐいのお話も残り1回です。

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