2023年2月の京都へ1
少しばかり道中のお話をアップしようと思いつつ、今年の春夏向けの鼻緒作りに奔走しておりました。
寒い寒い冬だと思っていたのに、やっぱりもう春なのねぇ……。
急激な春の訪れに少々戸惑い気味ではありますが、京都行きのキモノのお話。
小紋屋高田勝さんのご主人高田啓史さんとのトークショーですから、ふたりとももちろん東京でのサイン会2日目と同じ京伝小紋で出掛けておりましたが、
羽織ものが異なりました。

新幹線に乗る前に撮っておこうね……。

うにさが着ているのは、大正生まれのみささん(うにさのお婆様)の道中着。

一見大きな格子の柄に見えますが、実は切りビロードの南蛮船模様。

流石にコート類は私にはサイズが小さく着れないまま、いつかうにさがキモノを着てお出掛けする時にと、虎視眈々と狙いすましておりました。
サイズ直しをして私が着ることも考えないわけではなかったのですが、解いて仕立て直すには、あまりにも仕立てが素敵過ぎて躊躇われたのです。

衿の袷のカーブの形とか、可愛いでしょう。💕

うにさ、嬉しそう……。
そんなわけで、この日は私もみささんの大きなねじり梅の羽織。

以前にうにさが着たこともありますが、やはりここは、みささんが着用された写真を再掲しておきましょう♪

アンティークの羽織ですが、manami jewelryさんのかぎ編の羽織紐とも好相性です。💕


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『キモノ里親さがし』にて2

初日は、葡萄柄の紗のキモノに、

みささんの葡萄の帯に、

珊瑚の葡萄の帯留。

葡萄づくしでございました。
2日目は、交織のちぢみのキモノに、

お月様にススキの帯に、

鎌倉彫の柿の帯留。

このおキモノ、過去にブログに着姿をアップしていたつもりが、見つけられない・・・。汗

少し変わったものなので、重複するやもしれませんが、記しておきます。
以前に古着屋さんで求めたもので、初見ではシボのきつい麻かな??と思ったのですが、ご亭主によると、麻ではないとのこと。
では何者なのか??
知らないとお手入れに困ってしまいそうでしたので、その場でご亭主に繊維を少し燃やして調べて頂いたきました。
匂いや燃え方などから考えて、結果はポリと絹。
絹のちぢみに、シャリ感をアップさせるためにポリを混ぜたものであろうとのこと。
絹のちぢみで水に弱い上に、高温のアイロンにも弱いのか・・・。
やっかいなものだと思いつつ、柄の良さで手に入れてしまったのでありました。汗
ポリで出来ているシャリシャリ感なので、着ているうちにしっとりと身体に沿うように・・・は、ならないんだろうなぁ・・・でも、気に入ってしまったのだから仕方ない。苦笑

重陽も過ぎておりましたが、両日とも30℃近い気温でしたから、堂々と夏仕様のキモノ。

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門前仲町から森下へ5

『虎ういろう』のおキモノに、南天の帯。

キモノも帯も暮らし家さんで求めたものです。

頭には、1つ前の中之島きものいちTOKYOで求めた髪留めに、みささん(うにさのお婆様)の鼈甲の簪。

昨年、またしてもみささんの髪飾りなどが発掘されましてね、ありがたく使わせて頂いております。

それにしても・・・、久しぶりだなぁ、着姿写真。苦笑
長らく着姿を割愛しておりましたら、私、いつどこに何を着て行ったか??うろ覚えになって参りました。汗

ブログを以前のように毎日は更新出来ないので、着姿はもうそんなに載せなくてもいいか・・・なんぞと思っていたのですが、意外にこれは不便。(私が・・・)
そうなんですよ、ブログに掲載することで、コーディネイトの覚書になっていたのですよね。
う~む、撮っている分だけでも、ぼちぼち上げるかなぁ・・・??
しかし、益々お話が滞りそうな気もして、これは悩ましい決断であるぞ・・・。
ええ、多分、毎日アップ出来れば解決するのですが・・・、実は、この忙しい折に、ついに、引っ越しが決定致しました!!
波はあったものの、物件を探し始めてかれこれ5年
中々思うものに出会えず、もう、一生ここから出られないんじゃないかと不安に思っておりましたが、決まる時はあっさり決まるもので、この急展開には、自分たちも驚いております。
ところで、東京に出てから、3度の引っ越しを経験しておりますが、実は、これまで一度も引っ越しの業者さんに頼んだことがありません。
決して物が少なかった訳ではないのですよ。
近距離であったことと、ありがたい友人達に支えられていた(友人から見れば大迷惑な)だけの話なのですが、今回はそうも参りません。
自力で詰めて、業者さんとの交渉にあたらねばなりませぬ。
そんなわけで、これから先1カ月、ふたりで恐ろしい目に合う予感です。
怖い!!でも、引っ越しは嬉しい♪でもでも、暮らし家さんと離れるのは結構寂しい・・・。

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2013年初釜のお話3
う~ん、実はちゃんと写真を撮っていないのですよねぇ。
初釜が終了したその足で買物に出て、豪快に電車で眠った後に、一応写真を撮ってはみたのですが、かなりグザグザになっておりまして・・・、お見せするのも憚られる程。汗
まぁ、チラっとね、チラっと。

キモノは母やすこの一越ちりめんの訪問着に掛色をしたもの。
2009年と2011年の初釜にも着用しており、既にブログには何度か登場したことのあるお馴染みのものですが、今年はみささん(うにさのお婆さま)の七宝と亀甲柄の帯と合わせてみました。

実はこの帯、もう何年も解いた状態で仕舞われていたのですが、恒例の新年会でうにさに着せようと、昨年、仕立て直して待ち構えておりました。
ところが、昨年も今年も新年会には出席出来ず、表に出せぬままに。
これではせっかく仕立て直した帯がかわいそう・・・ということで、重い腰のうにさを差し置いて、私が着用となりました。
さて、みささんが残して下さったキモノや帯はこれまでにもいくつか紹介させて頂いておりますが、みささんが着用された写真と対で残っているものは数が少ないのです。
これまでにご紹介したものでは、ねじり梅の羽織と、もう一枚梅の羽織がありますが、なんとこの帯は写真が3枚も残っているのです♪
その内の1枚は、ねじり梅の羽織の下に、もう1枚は大きな麻の葉のおキモノと合わせた姿として、以前にブログでも掲載しております。
写真を再アップしておきましょう。


恐らく、この2枚の写真は同じ日に撮られたものと推察されますが、小さくて判り難いのでちょいと帯まわりを拡大してみましょうね。


そしてもう1枚、別日に撮影されたもので、従姉妹の志ん子さんとご一緒のお写真。


私は逆巻で着用しているので、正面から見ると別の帯のように見えますが、正真正銘同じ帯でございます。

はい、本日はみささんに写真で助けて頂きました。笑

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台湾土産ときつねコロッケ
ここのところ、1日に予定を2つ3つ詰め込んでいることが多いのですが、この日も朝からバタバタしておりました。
行く先々でテンションを上げては、クールダウンするためにうにさにメールで報告をしつつ、ようやくこの日のゴール地点である西荻でうにさと合流です。
とりあえず、写真、写真。苦笑

この日のおキモノは、結城縮にみささんの葡萄の帯。

みささんのこの帯を締めると、また秋が巡って来たのだなぁ・・・としみじみ感じ入ります。

たまには手先をペロン。

本物の手の方は荷物で一杯。苦笑

半衿は秋らしく和キッチュさんの石榴と小鳥の半衿。
この日のゴールは、気楽な飲み会。
もう何年来になるかという長いお付き合いのミエコさんに、西荻の駅近でお魚の美味しい『しんぽ』さんに連れて行って頂きました。
ミエコさんは私が大学を卒業して最初の勤め先の先輩です。
その当時には、話せなかったことも、古い記憶になれば笑い話に出来るもの。
やはり、人とは長く付き合うのが面白い♪
ミエコさんにはお世話になってばかりなのに、台湾土産をたくさん。


伊予柑の石鹸に、お花が開く緑茶。

歯磨き粉のネーミングにおののかされ、

ドライマンゴーならぬドライイチゴに舌鼓を打ったのでありました。

見かけは肉片のようですが、香り高く、かなりスイーティー♪
ミエコさん!今度お会いするまでに、何か美味しいものを探しておきますね!
また一緒にお仕事致しましょう!!
話に夢中で、すっかり写真は撮りそこねてしまいましたが、しんぽさんはお魚はもちろんのこと、油揚げを衣にした『きつねコロッケ』が絶妙でありましたよ。
油揚げに程良い下味がついているので、ソースをつけなくても十分なお味。(これは真似しよう♪)

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湯島聖堂再び3

みささん(うにさのお婆様)の萩の単衣に、縞に瓢箪の帯。

この帯、20代の頃に手に入れたものですが、長らく使っておりませんでした。
実際の長さを測ってみたことはないのですが、とにかく長~い。
胴に3巻き巻いても十分にお太鼓が作れる長さがありますので、踊り用の帯か何かしら?と思っておりまする。

おかげで、角出しの中は、ちょっとやそっとでは形が崩れないくらいにパンパンですが、やはり程々の長さの方が使いやすいですね。苦笑

この日は、全体的にシマシマ。

大好きな紗袷の糸巻きの羽織を羽織って。

言われるがままに、右手を上げる私。苦笑

羽織紐は祖母ふみゑさんの箪笥の中から拝借したもの。

嗚呼、羽織るものが欲しい季節になって来たのですねぇ。

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神保町ランチ観光3
この日は、仕事の打ち合わせでもありましたが、既に先方のご様子も解った状態でありましたので、臆せずキモノで。笑

8月も末のこと、今年の6月に逝ってしまわれたみささんと夏を偲んで、みささんの虫籠と秋草の絹紅梅のおキモノ。
三本足ではありませんけれど、神使の烏のつもりで、烏の帯。

やけに手先が出過ぎておりますし、

帯〆が烏の首根っこを押さえつけた様で、ちょっと苦しそうですが・・・。汗

頭には、昨年うにさから貰った軍配に瓢があしらわれた簪。
台風が過ぎたところで、あと一息、夏キモノを楽しみたいと思います。(本当は、もうひと月くらい夏物が着たいのですけれどね・・・。苦笑)

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ロミオニサチアレ2

きっとロミオ君が会う、初めてのキモノ人になるに違いない・・・。
健やかな成長を祈って、みささん(うにさのお婆様)の麻の葉のおキモノ。

帯には魔除のミツウロコ。

帯留には六瓢(無病)。

帯揚げには宝尽くしのハギレ。

根付に犬の玩具もぶら下げて。

羽織には梅と南天(難転)。
生後2日目のロミオ君に会うために、助産院の門をくぐる私の気分としては、『いばら姫』に出てくる仙女なわけです。
欲張りでしょうか?いえいえ、自分のための欲でなければ、欲張るくらいで丁度良いのです。
こんな密かな祝福が出来るところも、キモノの楽しいところですね♪
ロミオニサイワイ!!

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10月のお稽古、そしてお茶会2

みささん(うにさのお婆様)の葡萄柄の帯でございます。
赤い帯って、ついつい紺地のキモノに合わせてしまいませんか?
おさまりが良いので、私はチョイチョイあります。苦笑
いつも同じでは、帯もキモノも可哀想カモ・・・と、この日は急遽『紺×赤禁止令』発令!!

グレー地の型染めのおキモノと合わせてみることにいたしました。

お、何だか民芸風だぞ♪

されば、助長する方向で、帯締はみささんお手製の皮細工。

ちなみにキモノは、またしてもロミちゃん宅からの頂き物であります。(詳しくは『友人ロミちゃんについて1・2・3』をご覧下さい。)
半衿は以前に灯屋さんで求めた、インドのサリーのハギレ。

夏物用半衿として購入したものでしたが、絽目があるわけでもないので、真冬以外なら使えそうです♪


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2010年9月文楽公演を訪ねて5

みささん(うにさのお婆様)からお借りしているおキモノの中でも、私が一等好きなおキモノ、秋草の絽のおキモノにございます。

紫に弱いうちのカメラでは、このキモノの色を正確にお伝えすることが出来ないのは、とても残念。

帯も半衿も、一昨年に着用した時と同じですが、小物で変化をつけて。

帯留は珊瑚の六瓢。
歩く私の姿を少し離れたところから眺めてうにさ
「しかし、派手だなぁ・・・。」と一言。

この後、そろそろこのおキモノを着るのも限界が近いだろうか?と話し合う私たち。苦笑
いやいや、帯び合わせとの関係が派手なだけで、組み合わせを変えればもう少し行けるに違いない。(多分・・・)

もし、封印するとしても、すっごいお婆ちゃんになったら、逆に誰も何も言えないかもよ??(きっと・・・)
ゴニョゴニョと、いい訳とも策略とも言えぬ会話に花咲かせながらの道行きでありました。

重陽の節句目前の国立劇場は、夏物と単衣のキモノが入り混じっておりました。

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